役場本庁舎等整備基本計画を策定しました

役場本庁舎等整備基本計画を策定しました
▲左が本庁舎本館、右が同ガレージ棟、右奥が西庁舎
本庁舎等整備の基本的な考え方を示す役場本庁舎
等整備基本計画を策定しました。この計画では、耐
震性やバリアフリー対応の不足など現本庁舎の課題
を解消し、安心・安全なまちづくりの拠点となる本
庁舎建設を目指すほか、西庁舎や立川庁舎などの既
存施設の有効活用の方針を示したものです。
計画の策定にあたり、パブリックコメント手続き
や説明会等で町民のみなさんからいただいた主なご
意見と町の考え方を紹介します。
今後は、この計画に示した町の方針に基づき、設
計者の選定と設計作業に取り組んでいきます。
概算事業費
項 目
金額(現行の消費税率含む)
設計・監理費
1億5千9百万円
発注者支援業務費
8千8百万円
新庁舎建設費
19億6百万円
西庁舎改修費
3億円
車庫・倉庫・外構費
3億2千2百万円
合 計
27億7千5百万円
北
新本庁舎
建設予定地
西
東
(ガレージ棟)
(本館)
(西庁舎)
倉庫・車庫
基本計画
基本設計 実施設計
新庁舎建設
★供用開始
既庁舎解体
西庁舎改修・外構等
整備エリア
改修
現在、公募型プロポーザル方式※による設
計業者の選定を進めています。今後、応募者
の技術提案書の書類審査やプレゼンテーショ
ン審査を経て、8月中旬を目途に設計者を選
定する予定です。
※公募型プロポーザル方式とは…
本事業に最も適した創造力、技術力、経験を有する設計者を公募し選定するもの。最も優れた設計案を選ぶ設計競技
(コンペ)方式とは異なる。具体的な設計案は、選定された設計者と協議して決定していきます。
本庁舎等整備事業の設計者選定プロポーザル
公開プレゼンテーションを開催します
●日時/7月29日㈮ 午前10時~午後4時
※プレゼンを行う設計者数により終了時間は変わります。
●場所/庄内町役場 西庁舎 1階小ホール
●内容/設計者を選ぶため、最終審査に残った設計者(7者程度)から技術提案の説明を聞き、選定委員会
の委員(学識経験者等)が質問を行います。1者につき説明20分、質疑20分の計40分の予定です。
●定員/50人(先着順)※傍聴希望者は、直接会場へお越しください。
●注意事項/傍聴者が質問や発言をすることはできません。会場内で写真撮影・録画・録音をすることはで
きません。各設計者の入替時間の間のみ、入退場することができます。プロポーザル参加者及
びその関係者は、他の参加者のプレゼンを傍聴することはできません。
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◎ 2016.7.20
町の考え
新本庁舎建設について反対のご意見はありません
でした。みなさんからいただいた意見に加え、町議
会、本庁舎整備検討会議、関係団体とのヒアリング
などを通じて、たくさんのご意見を頂戴し、これを
基に基本計画を策定することができました。引き続
き、みなさんのご意見を頂戴しながら、長く愛され
る本庁舎を建設するため、この事業を着実に推進し
ていきます。
・施工は「設計・施工一括発注方式」ではなく、地
域経済に寄与できるよう地元業者が受注できる仕
組みが良い。
・木材の利用により地域(町内)経済活性化や雇用
創出につながるよう木構造の採用を検討すべきで
ないか。
町の考え
車庫
解体
H27年度 H28年度 H29年度 H30年度 H31年度 H32年度
町民の声
・庁舎建設の機運が高まったことは、一町民として
喜ばしい。
・本庁舎等整備は大いに賛成である。
・町の50年、100年先に評価され、将来誇りを持て
る庁舎建設をお願いしたい。
・建物を造るだけでなく、既存建物のリサイクル活
用は考えられないか。
町民の声
現本庁舎
事業スケジュール
新本庁舎建設の賛否
整備による地域経済効果
南
新本庁舎の必要性
現在の本庁舎は昭和36年に建設された建物で、耐震基準
値を著しく下回る診断結果が出ています。また、老朽化の
進行、バリアフリー未対応、窓口の分散、相談スペース不
足などの課題を抱えており、町民サービスと利便性の低下
による支障がでていることから早急な対応が求められてい
ます。
消防
旧余目分署
これまでいただいた主なご意見と町の考え
合併特例債の活用期限(平成32年度)内の完成を
目指していますが、工事に当たっては、資材や労務
単価など建設費用の上昇や労務者不足による工期の
延長も懸念されます。その解消のため、早期の工事
完成が見込まれる設計・施工一括方式(デザインビ
ルド方式)が1つの手法として考えられますが、関
係団体等の意見を踏まえ、地元業者の参入機会と地
域経済活性化に最も寄与する発注方法を検討してい
ます。また、森林面積が約6割を占める本町の特性
を活かし、町内産木材を建物に使用することで地域
経済に貢献できる仕組みを具現化していきます。
新本庁舎の機能と規模
町民の声
・駐車場を建物1階に配置すれば敷地や雪の問題が
解決できるのではないか。
・障害者にやさしい駐車場を整備してほしい。
・事務効率を上げながら、町民が利用しやすい施設
にしてほしい。
・本庁舎周辺の道路が狭く、危機管理上も良くない
のではないか。
町の考え
設計を進める中で参考にしていきます。
建設予定地と費用面
町民の声
・距離的に町の中心なので、四小学区に建設するの
はどうか。
・町民負担の少ない合併特例債を活用することは妥
当な選択である。
・費用に大きく影響が無いならば、ランドマーク的
にデザインに趣向を凝らしてもいいのでは。
・デザインにこだわり過ぎない建物の方がいい。
・他自治体のように、建設予算が最終的に何倍にも
アップしないようにしてほしい。
・建設費だけでなく、維持管理費にも十分留意すべ
き。
・木材の活用にこだわり過ぎてお金をかける必要は
ない。
町の考え
警察、消防、病院、商店街、駅などが比較的近距
離にあり利便性が良い点や、新たな土地取得費用が
かからない点から現在地を建設予定地としています。
基本的に庁舎建設に関しては、国からの補助金はあ
りませんが、合併自治体が活用できる有利な起債
(合併特例債)を活用し、町の独自負担分を極力抑
制していきます。さらに建物の生涯費用(建設から
維持管理・改修・解体まで)の視点で、導入する設
備や構造等を複数案で比較検討し、最適な仕様の庁
舎を建設します。
町民の声
既存施設の活用
・新本庁舎が建設され、立川庁舎、清川出張所、立
谷沢出張所はどうなるのか。
・住民サービスは確保してほしい。
・特に福祉部門は立川庁舎に残してほしい。
・立川庁舎にも総合体育館にある健康器具があれば
いいと思う。
・余目保健センターは、窓口や相談スペースがなく
不便である。
町の考え
清川出張所と立谷沢出張所は、現在の機能を維持
します。立川庁舎は、税や福祉の窓口など住民が相
談し、手続きを行う身近な機能は確保します。一方
で、一層の行政効率化が求められるなか、教育部門
や危機管理部門等は新本庁舎へ集約を図る必要があ
ります。立川庁舎に想定される空きスペースについ
ては、ご意見にあるような地域が求める有効な活用
方法を今後検討していきます。
余目保健センターの介護部門と福祉部門は、新本
庁舎に配置し、窓口手続きや各種相談をしやすくし
ます。このことで、余目保健センターは健康部門に
特化した施設にします。
基本計画の内容は町ホームペ
ージでご覧になれます。
ご意見をお寄せください
8月下旬からの設計業務開始にあたって、設計者に求めたい条件や庁舎に必要と考える機能などについて、
町民の皆さんのご意見を募集します。いただいたご意見に個別の回答は行いませんが、今後設計を進めるなか
で参考にさせていただきます。
●提出方法/住所・氏名・意見を記入し、郵送・FAX・Eメール
いずれかの方法で提出してください。
●提出先/〒999-7781 庄内町余目字町132-1
情報発信課庁舎整備対策係(西庁舎1階)☎42-0164 FAX42-0893
E-mailアドレス
E-mail [email protected]
2016.7.20 ◎
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