(3) フラット型 うに、12は、2でも、3でも、4でも、6でも割り切れる(2、3、4、6 個人フラット型 の最小公倍数である)ので、偶数・奇数のチーム分けの柔軟性があり 5年後のあるべき自分 ます。そもそも、2と3の最小公倍数が6なので、ワークショップの F P P P P O O O O 参加人数は「6の倍数」が基本になります。つまり、テーマや会場 の条件にもよりますが、理想的な人数は、12名、18名……です。 Aさん ペアフラット型 Cさん Bさん Dさん P 班で24 名までが原則となります。もちろん、人数が増えるだけ配 P O か。1 名のファシリテーターがリーダーとして配慮可能な統制の幅 という観点では、チームは最大で4 班まで、つまり、6 名チーム× 4 サービス部門の課題 F P では、ワークショップの参加者の最大人数は何人が適当でしょう 慮が薄まる分、発表や共有の場を厚くして、ある程度のフォローが P 可能という意味での最大人数です。ただし、実際には主催者の事情 O もあり最適人数でワークショップや研修が開催されるとは限りませ 課題A チームフラット型 課題B ん。たとえば、24名以上になった場合はどうすればよいでしょうか。 この場合は、組織構造に高さ(階層)を設けることで対処可能です。 新製品の提案 つまり、各チームにリーダー役を設け、リーダーに進行や作業方法 F を任せることで、ファシリテーターにとって適切な統制範囲が維持 T T O O … され、各チームへの配慮が行き渡るようになるでしょう。では、も し参加者が100 名の場合はどうでしょうか。この場合も、24 名を超 提案A 提案B 図表3−13 フラット型の具体例 えた時点で考え方は同じです。5 名チーム× 20 班に分けて、各班の 1 名にリーダーの役割を担ってもらいます。万全を期すならば、サ ブファシリテーターを複数置くことで、困っている班へ臨機応変な 支援をしてもらうとより円滑な運営が可能となるでしょう。なお、 3−5 ワークショップとチームの最適人数 この規模のワークショップになれば、裏舞台での意思疎通や作り込 ワークショップ企画やファシリテーターを引き受けるときに、主 みといった事前準備がより重要性を増してきます。 催者から「何人まで参加可能ですか?」「最も効果的な人数は何人 他方、 ワークショップの最小人数は何人でしょうか。ワークショッ ですか?」という質問が出ます。先ほどの組織構造の例で挙げたよ プとしての組織を形づくるならば最小 6 名です。協働という意味で 068 ワークショップの組織構造 069
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