2016 年 7 月 地域自然情報研究会 地域との協働による侵略的外来種の排除を通じた 水生昆虫の保全 西原 昇吾 氏 (中 央 大 学 保 全 生 態 学 研 究 室) わ が 国 の 里 山 環 境 の 水 辺 生 態 系 は 生 物 多 様 性 の 高 い 環 境であり、か つて氾 濫 原 に生 息し てい たゲンゴロウ、タガメなどが、稲 作とともに 残 存してきた 。しかし、これらは 各 種 開 発 や 圃 場 整 備、農 薬 使 用 などにより、各 地で 絶 滅 の 危 機 に瀕している。最 後まで 残 存してきた 東 北 や 北 陸 などの 地 域でも、1 9 9 0 年 代以降 の 侵 略 的 外 来 種 の 侵 入 により危 機 的 な 生 息 状 況 となっている。水 辺 の 侵 略 的 外 来 種としてオオクチ バス、ブル ーギ ル の 影 響 は 大きく、対 策 も進 展してきた 。また 、コイの 影 響 に つ いて、近 年で は、ウシガ エ ル、アメリカザリガ ニ の 影 響 につ いても明らか になってきた。 これらの 侵 入 に 対し、在 来 の 生 態 系 保 全を目的として、地 域レ ベ ルで の 排 除も開 始されて おり、そ の 効 果も見られ つ つ ある。侵 略 的 外 来 種 の 侵 入 の 現 状 および そ の 影 響 、千 葉 や 石 川、岩 手 にお ける協働による排除の効 果について紹介する。 開 催日時 2016 年 7 月 23 日( 土 )18:00∼ 19:30 会場案内 新 宿 区 環 境 情 報 学 習センター2 F 研修 室 (エコギャラリー新宿) 参加 費 50 0 円(ただし,GCN会員は無料) お申し込み・お問い合わせ 当 N P O の ホ ーム ペ ージ( 下 記 )よりお 申し込 み下さい。 ht t p: / /www.geo-eco.n et/ NPO法人 地域自然情報ネットワーク 事務局 (g c nk en @gmail.com 担当:梶 並) 地 域自然 情報研究会とは? 当 N P O にて2 0 0 6 年 から,年 4 6 回 の ペ ースで 開 催して いる研 究 会で ,地 生 態 学 ・ 景 観 生 態 学 などに か か わる調 査 や 研 究,G I S 情 報 整 備 や 公 開 にか かわることなど,幅 広 い 分 野の方から話題を提供いただいています。意見や質問が飛 び 交う中 から,新 た な 発 想 が 生まれる場とするた め に,分 野 に限らず,多くの皆様のご参加をお待ちしています。 な お 本 研 究 会で は,皆 様 の 話 題 提 供も,随 時,受 け付 けて います。ご興味のある方は是非ともご連絡下さい。 NPO法人地域自然情報ネットワーク(GCN)は 地生態学の視点から自然環境の保全を提案します なお,GCNにつきましては,当会ホームページをご覧下さい。 http://www.geo-eco.net/index.html
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