所有権留保付割賦納付を利用される場合の留意事項 1 売却にあたって付す条件 (1)以下の内容を規定する買戻し特約を設定します。 ① 土地代金完納後、契約締結日から5年間(以下「指定期間」という。) を経過していない場合、市長の許可なくして宅地を他人に譲渡したり、 賃貸借その他の権利を設定しないこと。 ② 指定期間内に、市長の許可なくして宅地を分割して敷地利用しないこ と。 ③ 契約締結の日から5年以内に戸建個人住宅を建築すること。 ④ ①~③に定める条件の履行状況を調査するために行う実施調査等に ついて協力すること。 2 土地代金の支払方法 市が発行する納入通知書によりお支払いいただきます。 所有権留保付割賦納付 (1)契約締結時に、土地代金の100分の10以上の契約保証金が必要 となります。納付された契約保証金は購入者の本契約履行の担保とし て宇部市に帰属します。なお、購入者が売買代金を完納したときは、 所有権移転登記と同時に契約保証金を返還します。ただし、契約保証 金を売買代金に充当することができます。 (2)売買代金の割賦納付の特約をするときは、市の承認(決定)を受け なければなりません。 (3)割賦期間は20年以内とします。 (4)延納金は、別途宇部市が定める利率に基づき算定した額を納付して いただきます(年1回払い)。 (5)第1回の割賦代金および延納金は契約締結時に、第2回以降の割賦 代金および延納金は契約締結日の前日を基準日とし、年1回、支払回 数に応じて別途契約書に定めるとおり、当該基準日までに納付してい ただきます。 (6)割賦納付の特約が解除されたときは、未払の割賦払元金と当該金額 に対して延納の特約の解除日までの期間に相当する延納金の合計金 額を一括して、期日までに納付していただきます。 (7)売買契約の解除を行った場合は、契約保証金、割賦払元金を契約者 に返還します。ただし、返還金には利息は付しません。また、契約者 が負担した契約に要した費用、延納金、遅延利息及び違約金並びに契 約者が土地について支出した必要費その他一切の費用は含みません。 同時に、契約締結の日から契約を解除する前の間の土地の使用料(1 年につき売買代金の4%、1年未満の期間は使用料年額に基づき年 365日の日割計算で算出した金額)を納付していただきます。 3 所有権の移転等 (1) 契約者は、土地代金等をすべて完済するまで、所有権移転登記の申 請を留保することをあらかじめ承認していただきます。土地代金完納 後、指定期間内であれば、所有権移転登記と同時に買戻特約登記をお こないます。なお、買戻期間は指定期間とします。 (2) 所有権は、契約者が売買(割賦)代金その他すべての金額を完納さ れたときに市から購入者に移転します。 (3) 土地には、抵当権等の登記はできません。ただし、所有権移転登記 完了後はこの限りではありません。 (4) 土地は、契約保証金、第1回の割賦代金及び延納金が支払われた後 に購入者への土地仮渡書を交付し、現況のまま引き渡します。土地は、 土地仮渡書の交付の日から使用できます。 (5) 土地の所有権の移転登記は、市が行います。 (6) 所有権の移転に伴う登録免許税などの一切の費用は、購入者の負担 となります。 (7) 所有権の名義は、市有地購入申込書に記入された名義となります。
© Copyright 2024 ExpyDoc