1 感染症情報発生動向調査 2 警報開始基準値

1 感染症情報発生動向調査
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づく「感染症発生動
向調査事業実施要綱」により、長崎県でも「長崎県感染症発生動向調査事業実施要綱」を
定め、医師等医療関係者の協力のもとに患者情報及び病原体情報を収集・分析し、これら
の情報を公表しています。
この調査で把握する感染症には、診断したすべての医師が報告を行うもの(全数報告)
と指定した医療機関のみが報告を行うもの(定点報告)とがあり、それぞれの感染症につ
いて医師からの届出の基準が定められています。
このうち、定点報告対象の感染症は、県内の医療機関のうち定点医療機関(基幹、イン
フルエンザ、小児科、眼科、性感染症(STD)、擬似症定点の 7 種類)として指定された医
療機関から週毎または月毎にとりまとめて報告されます。
壱岐保健所管内では、基幹定点医療機関1施設、インフルエンザ定点医療機関3施設、
小児科定点医療機関2施設が定められています。
2 警報開始基準値
感染症の注意喚起として、
「警報」と「注意報」に分けられます。それぞれ対象疾患が
定められ、下記の疾病について基準値が設けられています。
警 報: 大きな流行の発生・継続が疑われることを示します。
注意報: 流行の発生前であれば今後 4 週間以内に大きな流行が発生する可能性が
あることを、流行発生後であればその流行がまだ終わって いない可能性
があることを示します。
*基準値はすべて定点当たりの値です。
警報レベル
注意報レベル
疾 病
開始基準値
終息基準値
開始基準値
インフルエンザ
30
10
10
咽頭結膜熱
3
1
-
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
8
4
-
感染性胃腸炎
20
12
-
水痘
7
4
4
手足口病
5
2
-
伝染性紅斑
2
1
-
百日咳
1
0.1
-
ヘルパンギーナ
6
2
-
流行性耳下腺炎
6
2
-
3 ホームページ等掲載マークについて(壱岐保健所取扱)
定点医療機関より報告がない場合。
定点医療機関より報告がありますが、警報レベル・注意報レベルに達していない
場合。
定点医療機関の報告数が警報レベルに達した場合(1 週目のみ)
また、インフルエンザ、水痘については注意報レベルに達した場合
警報レベルが継続している場合(2 週目以降)
また、インフルエンザ、水痘については警報レベルに達した場合