進路だより第16号 - 札幌市立学校ネットワーク

札幌市立新川中学校
進路だより
第16号
2016年7月11日発行
推薦制度について
~詳しい内容をお知りになりたい方は、三者懇談でおたずね下さい~
各高等学校などでは、様々な形態で「推薦」制度というものがあります。その中で、学校長の推薦を必要とす
る「学校推薦」は、特に厳しい選考基準があります。本校から推薦するにふさわしい生徒に、受験資格が与えら
れるものですので、以下に主な基準を提示します。
推薦受験は、保護者・本人両者からの依頼があり、高校等から提示される推薦の要件(志望してほしい生徒像)
をすべて満たし、さらに中学校に設置される推薦委員会の審議を経て、学校長面接に至ります。
1.公立高等学校の場合…全日制普通科の一部と、その他の学科すべてで実施されます。具体的な募集人員な
ど詳細は、北海道教育委員会学校教育局高校教育課より発表されています(道教委HPを参照)。
【普通科で推薦入試を実施している主な高校】
北陵 英藍 国際情報 当別 新川 旭丘 平岸 手稲 清田 など
※市立大通(定時制普通科)、有朋は「自己推薦」制度を採用しています。
【その他の学科で推薦入試を実施している主な高校】
国際情報 札幌工 琴似工 啓北商 札幌東商 石狩翔陽 開成中等教育・後期(コズモサイエンス)など
【選抜方法】
推薦においては、学力検査は実施されません。学校によって違いはありますが、主に次の資料によって総合
的に判定され、「合格内定者」を決定します。
・個人調査書
・面接
【平成 29 年度選抜の日程】
(・実技 ・作文 ・適性検査 ・自己アピール文 ・英語の聞き取り) 等
平成 29 年 2 月 13 日(月)
【留意点】
・推薦による出願には、出願変更が一切認められません。(※一般出願では、一度だけ出願の変更が認められています)
・一度出願したものは、取り下げることができません。
2.私立高等学校の場合…各学校が定める基準にしたがって実施しています。
・推薦の基準は学校ごとに決められていますが、基本的には公立に準じています。
・推薦受験を希望する 1 校のみを受験することと、合格すれば必ず入学することを前提とします。
・試験日も、学校ごとに違います。早いところは 1 月上旬から行われます。
・面接が中心ですが、学校によっては学力試験を受験させるところもあります。
裏面に続きます→
推薦出願までの流れ(公立推薦の例)
中学校
担任の先生へ相談
保護者との相談
(2学期)
(家族の同意のもとに正式依頼)
12 月上旬
推薦
11 月上旬~「推薦依頼書」の受取
(期日までに提出)
校内推薦委員会(審査)
不可
学校長面接
学校推薦の決定
学校推薦生徒として、出願(1月)
高等学校
2 月 13 日 推薦入試(面接・個人調査書の審査など)
合格内定
不合格
一般受検へ再出願可
<正式な合格発表は3月17日 10:00>
平成 29(2017)年度 公立高等学校推薦出願資格について ☆次のすべての要件を満たすこと☆
1
2
3
4
5
6
7
平成 29 年 3 月に中学校を卒業見込みの者
出願の動機及び理由が明確である者
当該学科に関する適性、興味、関心及び学習意欲が高い者
当該学科の一般受検にて合格点をとれる力があると判断されること(学習成績・学力テスト)
普通科については各高等学校の「推薦の要件(志望してほしい生徒像)」を満たしていること
特別活動、校外活動及びその他の顕著な事実において推薦するにふさわしいと判断される者
日常活動において、「推薦に値する」と判断できる顕著な事実があること
◎顕著な事実として推薦に値する要素の例
・学級活動 ・生徒会活動 ・部活動 ・校外での諸活動
・日常活動では、当番活動に率先して取り組み、授業では、発言や提出物が優れている 等
●顕著な事実として推薦できない要素の例
①喫煙、飲酒、暴力、窃盗など反社会的行動があった者
②服装、頭髪違反、授業妨害、暴言、器物破損、対教師暴力、不遜態度など、学校生活の秩序を乱し、基本
的な生活習慣が欠けている者
③病気以外の理由による欠席、遅刻、早退が多い者(大会参加などは除く)
④授業参加の態度が悪い者
⑤その他、日常生活において規律を乱していると認められた者
※私立高等学校の推薦出願についても、上記に準ずる。(ただし、高校側の示した基準に適合すること)
~おわりに~
推薦受験には、いくつもの大きなハードルが待っています。それらを乗り越え、ようやく高校の面接にたどり
着いても、そこにはたくさんの「推薦に値する」の受験生が集まっています。そんな中で行われるのが推薦受
験ですから、安易な考えでは希望進路の実現は叶いません。自分に向いた進路選択は何かをよく考え、多くの
方の意見を聞いたうえで判断してほしいと思います。