平成 27 年度 1 福祉調整委員会業務実績報告(速報) 苦情相談等の受付状況 平成 27年度に委員会が受け付けた苦情相談等の総件数は709件(月平均約59件)となり、平 成 7 年度からの累計は、12,624件となりました。また、最近の傾向としては、平成 18 年度以降 は 700 件前後で推移し、平成22・23年度は 800 件を超えていました。 内訳は、福祉保健サービスに関するものが641件(月平均53件) 、福祉保健サービス以外のもの が60件(月平均5件) 、委員会制度に関するものが8件となっています。 福祉調整委員会には様々な苦情相談等が寄せられますが、相談内容の主訴に応じて分類してみます と、①苦情(例:提供されるサービスの内容や職員対応に納得できない)、②相談(例:自分に適した サービスは何か、どうすればよいか) 、③問い合わせ(例:制度がよく分からないので説明して欲しい、 サービスを取り扱う窓口を教えて欲しい)に大別することができます。近年は相談内容も複雑化して おり、委員会には相談者の主訴が何であるかを的確に把握する力、サービス利用者、提供者双方の満 足度が向上し横浜市の福祉保健サービスが向上するような調整力が求められています。 表1 苦情相談等の件数 ( 分 27 年度 類 福祉保健サービスに関するもの 2 福祉保健サービス以外のもの ※1 3 委員会制度に関するもの ※2 合 ※1 ※2 26 年度 (3月末推計値) 1 641 件(53 件) 計 )は月平均 648 件(54 件) 60 件( 5件) 61 件( 5 件) 8 件( 1 件) 5 件( 0件) 709 件(59 件) 714 件(59 件) 福祉保健サービス以外の苦情相談・問い合わせ等。 他都市からの照会等。 3月末推計値は2月末実績を平年度化(2月末実績÷11×12) 苦情相談等構成比 外円:27年度 1% 8% 内円:26年度 9% 1% 1 福祉保健サービスに関するもの 2 福祉保健サービス以外のもの 90% 3 委員会制度に関するもの 91% 表2 苦情相談等受付分類 主分類 27 年度 (3月末推計値) 26 年度 苦情 493 件 483 件 相談 95 件 91 件 問い合わせ 48 件 68 件 5件 6件 641 件 648 件 要望 計 ※福祉保健サービスに関するものを計上。3月末推計値は2月末実績を平年度化(2月末実績÷11×12) 1 2 苦情相談等の対応状況(福祉保健サービスに関するもの) 寄せられた苦情相談等に対しては、相談内容を傾聴したのち、サービス提供者や身近な相談機関に 不満や苦情を遠慮なく申し立てることを勧めるほか、説明・助言等の適時適切な対応を図ることに努 めています。 委員会では、受け付けた苦情等を基に定期的に苦情相談等の内容とその対応を振り返るカンファレ ンスを実施しています。こういった取組により、苦情相談等に対する委員会での対応のレベルアップ や統一が図られ、苦情申立案件の調整をより的確に、円滑に行うことが可能となっています。 平成 27 年度に福祉調整委員会に寄せられた福祉保健サービスに関する苦情相談等641件を分野 別に多い順に並べると、高齢福祉・介護保険256件(39.9%)、障害福祉249件(38.9%) 、 生活保護86件(13.4%) 、児童福祉34件(5.3%) 、その他16件(2.5%)となっています。 表3 苦情相談等の対応分類(福祉保健サービスに関するもの) 分 27年度 類 26年度 説 明 (3月末推計値) 苦情申立て(委員面接相談) 福祉調整委員が面接相談したもので 1 人あた 3件 4件 324件 374件 224件 181件 90件 89件 局 56件 43件 局所管課(係) 区 28件 31件 区所管課(係) 6件 15件 国・県等の機関 641件 648件 説明・助言等 福祉保健サービス提供者 との調整 他機関案内 その他 合 計 り相談時間は概ね1~2時間。 福祉保健サービスの制度や内容に関し説明や 助言を行ったもの等 相談者の状況を考慮し、迅速な解決を図るた めサービス提供者と調整を行ったもの 適切なサービス提供者や事業・制度の所管を 案内したもの 3月末推計値は2月末実績を平年度化(2月末実績÷11×12) 分野別件数比較(100%) 256件(39.9%) 高齢福祉・介護保険 障害福祉 249件(38.9%) 生活保護 児童福祉 その他 -件 86件(13.4%) 34件(5.3%) 16件(2.5%) 50件 100件 150件 2 200件 250件 300件
© Copyright 2024 ExpyDoc