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資料2-4
新火葬場候補地二次選定評価項目と評価方法について
1.二次選定のフロー
評価項目及び評価基準(案)の作成
基本方針より、
「評価項目及び評価基準
(案)
」を作成する。
評価項目及び評価基準(案)に対する意見聴取
第2回建設候補地選定会議で「評価項
目及び評価基準(案)
」に対する意見聴
取を行い、取りまとめを行う。
二次選定
「評価項目及び評価基準」により、二
次選定を実施する。
二次選定結果に関する意見聴取
第3回建設候補地選定会議で二次選定
結果に対する意見聴取を行い、取りま
とめを行う。
6
月
7
月
候補地選定に関する意見を集約し市長へ報告
2.二次選定の評価項目(案)について
二次選定は、一次選定の評価項目をすべて満たした土地について、新火葬場建設候補地としての適
性を測るため実施します。二次選定評価項目(案)は施設整備基本方針に基づき、24 項目を設定しま
した。
複数の基本方針に関連する評価項目については、最も関連性の強い方針に基づくものとして整理し
ました。なお、
「新たなニーズに対応できる施設づくり」の基本方針は、施設の設計に関連する側面が
強いため、建設候補地選定に係る評価項目を設けておりません。
3.二次選定の評価方法(案)について
①評価基準の設定
評価基準は、各評価項目の具体的な評価の基準であり、評価項目毎に3段階または2段階の基準を
設定しました。
②各評価項目に対する点数化による評価
各評価項目に3点の配点をします。3段階に区分した評価項目は、3点、2点、1点の採点を、ま
た、2段階に区分した評価項目は3点、1点の採点とします。
1
③評価の重み付け
各評価項目は、いずれも建設候補地選定のために重要な項目ですが、多岐にわたる評価項目それぞ
れの重要度は、必ずしも同等ではありません。したがって、評価の重み付けを行うことにより、より
適切な候補地選定を行うことができるものと考えます。
評価の重み付けは、特に重要な評価項目には2倍の点数を付与し、合計点により評価を行います。
以下に重み付けの考え方を示します。
○基本方針1「人生の終焉の場として、落ち着きとやすらぎを感じる施設づくり」眺望 2項目
候補地からの眺望は、施設そのものイメージにつながる非常に重要な事項です。また、その眺望
が長く施設運営をしていく中で損なわれることがないよう事前に検討しておくことも、併せて非常
に重要な事項といえます。
○基本方針2「周辺環境に配慮した潤いある施設づくり」 全6項目
住民の心情や、周囲の既存施設に配慮した計画を進めることは、施設整備及び運営を考えるうえ
で非常に重用となります。建築設計の段階で周囲に植栽等を計画し、視覚的遮蔽物を設けることは
できますが、物理的な距離は後から変えられるものではなく、周囲の道路の影響もゼロにはならな
いと考えられるため、候補地選定の段階で十分な検討が必要と考えられます。
○基本方針3「人にやさしく、安心して利用できる施設づくり」利用者の利便性 1項目
人が集まりやすい敷地を適切に選定することは、火葬場を整備するうえで非常に重用と考えられ
ます。一次選定の段階で、人口重心から5㎞という距離の項目を設けましたが、候補地と幹線道路
の位置関係や道路の整備具合によって、同じ人口重心から5㎞以内でも、実際の利便性には大きな
差があると考えられます。そこで、昨今の火葬場及び民間葬祭場の利用形態を踏まえ、各主要葬祭
場からの時間による比較を行い、利用者の利便性を評価します。
○基本方針5「維持管理がしやすく効率的な施設づくり」 2項目+4項目6点満点相対評価
施設整備を進めるうえで非常に重要な項目のひとつがライフサイクルコストの低減です。用地取
得費だけでなく、インフラ及び造成費も併せて評価を行います。ただし、費用の多寡を評価する項
目については、比較による候補地ごとの相対評価とし、候補地が6か所のため、6点の配点としま
す。
2
基本方針
評価の視点
考慮すべき
施設
評価項目
評価基準
・100m 以内に該当施設が存在しない
観光等集客施設までの距離
・50m 以内に該当施設が存在しない
・50m 以内に該当施設が存在する
都市計画上市街化区域内の ・工業地域ではない
用途が指定されている地域
考慮すべき
(工業地域)
地域
都市計画上市街化区域内の ・商業地域ではない
用途が指定されている地域
1.人生の終
焉の場とし
て、落ち着き
とやすらぎ
・工業地域である
・商業地域である
(商業地域)
落ち着いた
環境
・周囲が緑地に囲まれている
敷地周辺の自然環境
・他の施設に隣接している
・富士山、狩野川、田方平野等地域固有の風景
を感じる施
を望める
設づくり
・特筆する遠景は見えないが自然な景色が望め
眺望
る
・望める景観は期待できない。または、遠景が
眺望
望めない
・周囲が山林等開発が困難な土地である
眺望が遮られる可能性
・周囲が山林等開発が制限されている土地であ
る
・周囲は開発が自由な場所である
考慮すべき
施設
生活圏の近
2.周辺環境
接度
に配慮した
沿道環境へ
潤いある施
の影響
学校等教育施設までの距離
病院・医療施設までの距離
周辺の民家からの距離
・300m 以内に該当施設が存在しない
・300m 以内に該当施設が存在する
・300m 以内に該当施設が存在しない
・300m 以内に該当施設が存在する
・300m の距離を確保できる
・300m の距離を確保できない
・幹線道路から直接進入が可能である
幹線道路からのアクセス
・幹線道路からの距離が 2 ㎞以上
・幹線道路から距離が 4 ㎞以上
設づくり
・工事による周辺環境への影響がほとんどない
造成工事による周辺環境へ ・工事による周辺環境への影響が多少ある
周辺環境へ
の影響
・造成等大規模な開発が発生し周辺環境への影
響が大きい
の影響
・新設道路の必要性がない
道路新設
・新設道路の必要性がある
3
・周囲に活断層が存在する
活断層の有無
・周囲に活断層が存在しない
・土砂災害(特別)警戒区域に指定されていな
土砂災害(特別)警戒区域の
い
有無
安全性
・土砂災害(特別)警戒区域に指定されている
がけ条例に該当する崖等の ・がけ条例に該当する崖がない
有無
3.人にやさ
しく、安心し
・がけ条例に該当する崖がある
・浸水想定区域に該当しない
浸水想定区域の有無
て利用でき
・浸水想定区域に該当する
る施設づく
出水等災害危険性の有無
・出水等災害危険性がある
り
(危機地内の沢等の有無)
・出水等災害危険性がない
・全ての既存主要葬祭場から 20 分以内で移動
が可能である
利用者の利
市内の既存主要葬祭場から ・20 分以内で移動できない主要葬祭場が 1 ヵ
便性
の所要時間
所ある
・20 分以内で移動できない主要葬祭場が 2 ヵ
所以上ある
概算費用による相対評価
水道整備費の多寡
インフラ及
び土地造成
費用
土地造成費の多寡(9000 ㎡ 概算費用による相対評価
5.維持管理
がしやすく
概算費用による相対評価
道路整備費の多寡
の平地の確保)
用地取得費
効率的な施
用
設づくり
維持管理の
容易性
整備の容易
性
概算費用による相対評価
用地取得費の多寡
・雪の影響がある
天候による影響
・雪の影響がない
・下水道に接続可能である
排水施設整備の容易性
・浄化槽を設置し放流が可能である
・浄化槽を設置しても放流が難しい場所である
●各項目の補足説明
市街化区域
都市計画法の区域区分
観光等集客施設
観光交流人口に寄与する民間施設をいう
学校等教育施設
幼稚園・保育園、小学校、中学校、高等学校、専門学校をいう
病院・医療施設等
市内の診察所、国公立及び私立の病院をいう
幹線道路
国道、県道、市道のうち幅員が 6.5m以上(大型緊急車両と乗用車がすれ違い可能)のもの
既存主要葬祭場
JA ハートフルメモリー大仁会館、大仁平安典礼会館、ベルホール年輪堂韮山会館、JA ハート
フルメモリー韮山会館
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