診療情報を集めて行う臨床研究に関するお知らせとお願い 熊本機能病院7病棟では、 「回復期リハビリテーション病棟退院前住宅訪問で看護師同行 の要否判断へ介護度・家庭環境が及ぼす影響」の研究に取り組んでいます。 研究の概要 回復期リハビリテーション病棟では、退院後の患者さんとその家族に適切なケアを継続 して保障できるように複数の職種のスタッフが協働して取り組んでいます。その取り組み の一つとして、2012 年より一部の患者さんで退院前住宅訪問に看護師が同行しています。 しかし、同行するか、しないかを決定する明確な基準はなく、身体能力、認知能力、およ びセルフケアの介護量等に応じて経験的に判断しているのが実情です。先に行った研究で は、身体能力と認知能力の確立された指標である functional independence measure が 同行の要否判断と強く関連していることが判明しました。そこで、今回は介護量に注目し、 看護の必要量の指標である看護必要度と退院後の家族環境が看護師を同行させるかしない かの判断に影響しているのではないかと考え、それらと看護師同行の有無との関係を過去 にさかのぼって調査します。結果次第で看護必要度と家族環境を看護師同行の基準作成に 利用したいと考えています。 対象となる方 7 病棟に入院され、住宅訪問を受けた患者さん 対象調査期間 2012 年 4 月 1 日 ~ 2014 年 3 月 31 日 研究期間 2015 年 12 月1日 ~ 2016 年 4 月 23 日 利用する診療情報 看護必要度 B 項目、病名、同居家族の人数および年齢 研究機関の名称:熊本機能病院 看護管理局 7 病棟 研究責任者氏名:津留 宏美 個人情報の取扱いについて 診療情報の利用に関しては、個人情報は全て匿名化されてから解析されますので個人情 報が漏れることはありません。また研究結果は、学術雑誌や学会等での発表に使用させて 頂くことはありますが、その際も個人の特定が可能な情報はすべて削除いたします。 上記の研究は、 「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき実施しておりま す。この研究にあなたの診療情報が利用されることに同意できない場合は対象と致しませ んので、お手数ですが下記のお問い合わせ先にご連絡ください。また、ご不明な点がある とき、または研究計画等に関する資料をお知りになりたい場合は他の対象者の個人情報や 研究全体に支障となる事以外はお知らせすることができますので、ご連絡ください。特段 のお申し出がない場合は、上記の利用目的のために患者さんの個人情報を利用させていた だくことに対して同意が得られたものとさせていただきます。また、研究にご協力いただ けない場合でも診療上の不利益を被ることはありません。 お問い合わせ先(電話交換の方が困らないよう記載してください) 熊本機能病院 7 病棟 看護師 津留宏美 TEL:096-345-8111(内線 1751)、FAX:096-345-8188
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