5月号

学校だより
学校教育目標「自立性を育てる」
平成28年5月
広島市立己斐小学校
校 長 竹 川 智 子
若い教師に
教師に温かいエールを
昨年も,同じような内容を書いているのですが,今,
学校の中では大きな世代交代が起きています。己斐
小学校でも最近,若い先生が増えてきたなあと感じら
れている方も多いのではないでしょうか。私が着任した
3年前に,17名いた50代のベテラン教師が9名にな
り,逆に8名だった10年未満の教師は13名となりまし
た。急速な世代交代の時代には,ベテラン教師の大
事な体験や教育技術をどう若い世代に伝え,授業力
・学級経営力の豊かな教師をどう育てていくかが最大の課題となっています。己斐小では次のようなことを
考えています。
① 学年の育成体制~学年教師がしっかりスクラムを組み,足並みをそろえて,学校行事や生活指導,
授業研究に取り組むことを基本とします。その中で,若い教師も先輩の考え方や手法から多くを学び,
悩みを相談したり助言を得たりできます。
② 仲間同士の学び合い~若い教師にとって,同世代の仲間からの学びも貴重です。昨年度より,3年
次までの教師が教頭を中心に「若葉塾」で研修をもっていましたが,今年度は 10 年未満に拡大して実
施します。講師は校内の中堅教員です。教えることは学ぶことと考えています。
③ 外の世界で広く学ぶ~学校外の研修で重要なものが,初任者研修や2・3・6・10 年次研修などの
教育センターにおける研修です。また,市内小学校で組織する教科別の教育研究会(年7回)でも,
授業力を高める専門研究が活発に展開されています。
④ 市教委指導主事による指導や管理職・校内教員によるTT指導を積極的に取り入れます。
児童の下校後,模擬授業や教材研究などを指導したり,学級実務の効率化を図るためのノーハウを伝
えていきます。
まだ未熟だったり,研修で出かけたりすることの多い若い教師ですが,向上意欲は満々です。保護者の
方々の温かいご理解と心からのエールをお願いします。
Q 生徒指導主事ってどんなお
生徒指導主事ってどんなお仕事
ってどんなお仕事??
仕事??
A 己斐小には県教委より,担任外に生徒指導主事を配置していただいています。今年度は,吉實亮教
諭が担当します。その目的は積極的・消極的双方の生徒指導の研究と成果を本校のみならず市内学校に
広げていくことを期待されています。平素は,4 年道徳 TT(担任と生徒指導主事)の授業で行い,より児童
の思いを見取った道徳の学習を心がけます。また,生徒指導は,その特性上,問題行動にも対応しますか
ら,不登校があったり,非行行動があったり,児童虐待があった折にもかり出されることもあります。緊急を要
すると判断した場合,また対応をずらすことによって解決が困難になると判断した場合には,個別に生徒指
導主事を含め複数の教員で解決に向けての指導を進めていきます。小中連携やふれあい相談窓口の担
当でもあります。何かご心配なことがありましたら,ご遠慮なく生徒指導主事にご連絡ください。
4 月 22 日(金)8:25~8:40
本校初
子ども読書の日の取組「いつでもどこでも読み聞かせ」
昭和34年に始まった「こどもの読書週間」。読書推進運動協議会が主催団体となり「こどもの読書週間」
は2000年の「子ども読書年」を機に,現在の4月23日~5月12日の約3週間と制定されました。また,20
01年12月に公布・施行の「子ども読書活動推進法」により4月23日が「子ども読書の日」となりました。
己斐小でも,読書への関心を高める,先生や他学年の人と親しむを目的として「いつでもどこでも読み聞
かせ」の取組をしました。2と3年,4と5年のペアで 4 人グループを作り,下の学年が好きな本を決めて,そ
の本の読み聞かせを行ったり,1 と 6 年はペアは学校内の各会場(9会場)へ移動し,そこにいる先生から読
み聞かせをしてもらったりしました。
2 年生の感想
〇「がまんのケーキ」を読んであげました。すこしきんちょうしたけど,たのしかったです。おにいさんにほめら
れたので,すごくうれしかったです。わたしのやくはこいたろうさんでした。
〇「まんぷくでぇす」ほくはあとからたべているところをよむやくそくでした。すごくきんちょうしました。つぎはもっ
とじょうずによめるようにがんばりたいです。
〇「うしはどこでもモー」よむまえはすごくきんちょうしましたが,だんだんたのしくなってきてまたやりたいなとお
もいました。やくはにわとりのやくをしました。
小学館「
小学館「総合教育技術」
総合教育技術」6 月号に
月号に掲載されます
掲載されます。
されます。
「教育技術」は,小学館が発行する小学校教員向けの雑誌で,その管理職と中堅教師向けの「総合教育
技術」から,4 月 22 日,己斐小の校内研修会の様子を取材受けました。5 月 15 日発売の 6 月号「最強の
校内研修」実践レポートの 1 校に掲載されます。※下記の記事は,ゲラ刷り段階のもので,半分を記載して
います。雑誌には A4版 4 ページの記事になっています。研修の詳細はホームページをご覧ください。