1 鳥取県・市町村共同利用型電子申請・届出システム調達仕様書 1

鳥取県・市町村共同利用型電子申請・届出システム調達仕様書
1.業務の名称
鳥取県・市町村共同利用型電子申請・届出システム調達業務(以下「本業務」という。
)
2.目的
インターネットを利用した県、市町村への申請・届出サービスの提供により住民サー
ビスの向上を図るとともに、事務の効率化及び経費削減を目的にパッケージソフトの共
同利用を前提としたLGWAN-ASPによる鳥取県・市町村共同利用型電子申請・届
出システム(以下「本システム」という。
)を調達する。
3.業務期間
契約締結日から平成 34 年3月 31 日までとする。
ただし、本業務による対外的な本システム提供開始日は、平成 29 年 4 月1日と
し、当該日までに、システム設計・構築、帳票等事前データ登録・移行、運用テス
ト及び操作研修を実施するものとする。
なお、本システムの利用期間は平成 29 年4月1日から平成 34 年3月 31 日まで
(60 ヶ月間)とする。
期間
工程
契約締結日~
システム導入(設計・構築、帳票等事前データ登録・移
平成 29 年 3 月 31 日
行、運用テスト、操作研修)
平成 29 年4月1日~
本稼働、運用・保守
平成 34 年3月 31 日
4.システム概要
(1)電子申請・届出の作成送付
住民・企業等(以下「申請者」という。)からインターネットを通じて、県及び市町
村に対し、申請・届出を受け付ける。
(2)申請等の受付、審査
前号による申請・届出があった場合は、県及び市町村の担当者(以下「審査者」
という。
)は、LGWAN(総合行政ネットワーク)を経由して本システムに接続し、
受付・審査を行う。
(3)審査結果等の通知
審査者は、LGWANを経由して本システムに接続し、申請者の申請・届出に対す
1
る修正指示や審査結果等の通知を行う。申請者はインターネットを通じて、修正指示
や審査結果等の確認を行う。
(4)マスターデータ等の管理
県及び市町村のシステム管理担当者(以下「管理者」という。
)は、LGWANを経
由して電子申請システムに接続し、自団体内の利用者情報の管理や申請書等の電子様
式の管理、統計情報の出力等を行う。
(図 システム概要のイメージ)
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5.納入物及び納入場所
(1)納入物
ア
本システム 一式(ASP)※
イ
システム設計書
紙媒体 1部
(物理構成、論理構成、ネットワーク構成、環境設定等)
ウ
テスト仕様書及びテスト結果報告書
エ
操作マニュアル
紙媒体 1部
(ア)申請者向け操作マニュアル
紙媒体 1部
(イ)審査者向け操作マニュアル
紙媒体 1部
(ウ)管理者向け操作マニュアル
紙媒体 1部
(エ)様式作成マニュアル
紙媒体 1部
オ
打合せ記録簿
紙媒体 1部
カ
その他、システム導入、運用に必要なもの
紙媒体 1部
上記、イ~エに係る電子データ(ワード、エクセル又はパワーポイント)を電子媒体
(CD-R又はDVD-R)に格納のうえ、1部、次号の納入場所の場所に納入する
こと。
※本システムの導入にあたり、別途ソフトウェアやライセンスが必要となる場合は、
ライセンス証書及びメディアを提出すること。
(2)納入場所
〒680-8570 鳥取市東町一丁目220番地
鳥取県自治体ICT共同化推進協議会(鳥取県総務部情報政策課内)
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業務の範囲
主な業務範囲は、下記のとおりとする。
(1)システム構築
(基本設計、詳細設計、システム開発、パッケージ導入、単体テスト、結合テスト、
及び総合テスト)
(2)システムの稼働に必要なOS、ミドルウェア等の調達、導入
(3)初期データの作成及び登録
(4)共同利用する手続きの帳票作成、登録
(5)既存システムの様式移行支援(県のみ)
(6)試験運用、運用テスト
(7)各種操作マニュアルの作成
(8)管理者及び審査者向け操作研修の実施
(9)保守及び運用
(10)その他、本業務に必要なすべてのもの
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7.基本要件
(1)基本方針
ア 利用団体
本システムは、鳥取県及び県内 13 市町村(鳥取市、倉吉市、岩美町、若桜町、智頭
町、八頭町、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町、日吉津村、大山町及び南部町)で
共同利用する。また、利用団体毎に環境を提供するものとし、原則、環境は同一とす
る。
【必須】
イ 調達方針
標準パッケージの利用を前提として、カスタマイズは抑制するものとする。
ウ 利便性の向上及び利用者本位のサービス
(ア)24 時間 365 日稼働することを原則とし、高度な可用性を保障するシステムである
こと。
【必須】
(イ)ユニバーサルデザインに配慮したシステムであること。
(ウ)本システムのユーザインターフェースは、初めて利用する者がマニュアルを見な
くても直感的に操作できるよう、全体構成のわかりやすさ、必要情報取得の容易性、
操作方法の簡易性等について考慮し、利用者がストレスを感じないよう配慮した扱
いやすい設計とすること。
(エ)JISX8341-3:2010(
「高齢者・障害者等配慮等設計指針-情報通信における機器、
ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」)に配慮した高度なアクセ
シビリティを実現するシステムであること。
(オ)本システムでは、利用者(申請者)は、どこの自治体の申請及び届出手続きの際
も同じ ID・パスワードで利用できること。
エ 拡充性及び柔軟性の充実
(ア)社会保障・税番号制度を始めとする、国で検討されている電子申請等に関連する
制度的・技術的な動向について常に情報収集し、的確かつ適正に反映し、適宜機能
強化等を図ること。その際、別途対応費用が発生しないこと。【必須】
(イ)各利用団体において申請・届出の手続きの様式追加について容易に対応できるシ
ステムであること。また、様式の追加に伴う費用が別途、発生しないこと。
【必須】
オ
国のガイドライン等への準拠
LGWANとの接続に関しては、地方公共団体情報システム機構から公開されてい
る「総合行政ネットワーク ASP ガイドライン」に準拠したシステムであること。
(2)動作環境
ア
利用者の利用環境にとらわれないサービスであること。
【必須】
以下の環境で最低限動作するものとし、サービス利用期間中において、メーカーサ
ポートが提供されているものを対象とする。
4
対象
OS
動作環境
・Windows7 以降
・Mac OS X バージョン
10.9「Mavericks」
(リリース 10.9.0)以降
web ブラウザ
・InternetExplorer11 以降
・Microsoft Edge
・Firefox46 以降
・Safari7 以降
・Chrome50 以降
携帯電話
・Android 4.1 以降
(スマートフォン・
・iOS 7 以降
タブレット)
携帯電話
・NTT docomo i-mode 対応機種
(従来型)
・au EZweb 対応機種
・Soft Bank Yahoo!ケータイ対応機種
イ
今後、新しいバージョンの OS、web ブラウザ等がリリースされた場合、順次対応す
ること。【必須】
ウ
申請者の端末には、特別なソフトウェア(JRE、ActiveX 等を含む。以下「ソフト
ウェア」という。
)をインストールすることなく、一般的な web ブラウザで利用できる
こと。
【必須】
エ
管理者及び審査者の端末についても、ソフトウェアをインストールすることなく一
般的な web ブラウザのみで利用できること。ただし、やむを得ず、ソフトウェアが必
要な場合は、発注者と協議を行うこと。また、ライセンス費用が必要となる場合は、
費用を含めることとし、別途費用が発生しないこと。【必須】
(3)基本要件
ア
LGWAN-ASPとしてサービスを提供すること。【必須】
イ
本システムと県及び市町村との接続は、LGWANを利用すること。
【必須】
ウ
本システムと利用者(申請者)との接続はインターネットを利用すること。
【必須】
エ
本システムは、申請者及び審査者それぞれにポータル機能を有し、申請者が申請・
届出の作成・送付を行う申請機能、申請に対する審査を行う審査機能及びそれらを管
理する管理機能を有すること。
【必須】
オ
イベントの申込みやアンケート等にも活用できる簡易申請機能を有すること。
【必須】
カ 利用団体毎のトップページを作成すること。
【必須】
キ
各利用団体のトップページへのリンクを設定した本システムの総合的なトップペー
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ジを作成すること。
【必須】
8.機能要件
本サービスに求める機能要件は、別紙「機能要件一覧」のとおり。
9.連携要件
(1)認証基盤
本サービスが最低限連携する電子証明書は、次の示すものとする。【必須】
認証サービス
公的個人認証サービス
証明書の種類
対象者
公的個人認証
個人
商業登記に基づく電子認証
登記情報に基づく電子証明書
法人
地方公共団体組織認証基盤
地方公共団体における職責証明書
地方公共団体
(JPKI)
(LGPKI)
(2)既存の業務システムとの連携
利用団体の既存業務システムとのデータ連携が容易にできるように次の機能を備え
ること。
ア
他の既存システムとのデータ連携が行えるよう、様式毎及び申請者毎の入力情報(フ
ィールド)を CSV 形式で出力できること。
【必須】
イ
様式毎及び申請者毎の入力情報を CSV 形式で、
一括出力又は選択出力ができること。
【必須】
ウ 上記、CSV 形式の出力項目が選択できること。
(3)電子収納・クレジット収納
電子収納及びクレジット収納機能については希望する利用団体がある場合に対応で
きるよう、電子収納機能及びクレジット収納機能の連携機能を備えていること。
【必須】
ア
必要な関係機関との調整及び導入に向けて必要な準備に対する支援を行うこと。
【必
須】
イ
クレジット収納利用の際に必要となる本システム側の設定及び連携テストなど必要
となる作業を行うこと。
【必須】
なお、本システム側で必要となる作業経費については本調達に含めるものとする。
ウ
電子収納利用際に必要となる設定等について希望する利用団体と別途個別契約によ
る対応が可能であること。
【必須】
エ 電子収納及びクレジット収納について利用団体によって利用可、利用不可の設定が
できること。
【必須】
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10.システムのセキュリティ要件
(1)OS、ウイルス対策ソフト、ミドルウェア、ソフトウェア等は導入時最新のものとす
る。既知のセキュリティホール(脆弱性)については、すべて対策を講じるとともに
常にこれを保つこと。【必須】
(2)ウイルス対策ソフトについては、利用期間中は常に最新のウイルス定義ファイルを
適用すること。
【必須】
(3)ファイアウォール等による不正侵入防止、侵入検知及び改ざん検知対策を行うこと。
【必須】
(4)申請等の情報を送受信する際は、TLS 等により暗号化された通信が行うこと。TLS
等の使用にあたり費用が発生する場合は、その費用も調達に含めること。
【必須】
(5)情報セキュリティに関する情報収集及び脆弱性確認を随時行い、できるだけ速やか
にパッチを充てる等、必要に応じた対策を行うこと。【必須】
(6)アクセスログ及び各種通信ログを取得し、情報漏えい、不正アクセス等を監視する
こと。
【必須】
(7)情報セキュリティインシデントが発生した際には、速やかに被害拡大防止、原因特
定等を行うこと。【必須】
(8)昨今、標的型攻撃などインターネットセキュリティリスクが増していることから、
セキュリティ対策について提案すること。
11.データセンター要件
(1)耐震性
耐震性に優れ、震度7に耐え得る施設及び設備であること。
ただし、西暦 1981 年以前に建設された建物は、建築防災協会基準による耐震性の第
1次診断法でIs値が 0.6 以上であると共に、事前に発注者に申し出て同等以上の耐震
性があると認められること。【必須】
(2)防火設備
自動火災報知設備、消火設備(サーバ室にあってはガス系消火設備)が設置されて
いること。
【必須】
(3)避雷、静電気対策
避雷器等の雷サージ対策及びフリーアクセス床への静電気対策塗料の加工等の静電
気対策が施されていること。【必須】
(4)高速通信回線
高速な通信回線を引き込んだ施設であること。【必須】
(5)入退館管理
個人認証装置又は有人監視による入退館管理が、24 時間 365 日行われること。ま
ア
た、入退館の記録が一定期間保管されていること。
【必須】
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イ
権限を持った者しか入室できないこと。
【必須】
(6)電気設備
無停電電源装置及び非常用自家発電装置を備え、商用電源の停止や電気設備の障害
が発生した場合でも、サービスの提供が継続できること。【必須】
(7)空調設備
サーバ室は適温・適湿に保たれていること。
【必須】
(8)セキュリティ
ア
サーバ設置スペースはケージ又はラックごとに施錠管理され、他者がアクセスで
きない構造であること。
【必須】
イ
不正侵入の検知・防御が可能なこと。
【必須】
(9)サーバ及びデータ保管場所
本システムで使用するサーバ及びデータの保管場所は、日本国内に限る。
【必須】
12.データ移行等
(1)
「初期共同利用様式」の作成・登録
ア
システム運用開始時に利用する様式を「初期共同利用様式」とし、これを作成・登
録すること。なお、共同利用する手続き様式(種類及び様式数)は、鳥取県自治体I
CT共同化推進協議会の電子申請システム部会で検討のうえ、決定する。また、スケ
ジュールについては、発注者と受注者で協議する。なお、様式数については、1様式
あたりの単価を設定し、作成実績に応じて精算するものとする。
(50 様式想定)
【必須】
イ
共同利用する様式作成にあたり、他の地方公共団体での共同化の取り組みのノウハ
ウを活かし、支援すること。
(2)マスターデータの登録
審査者情報、管理者情報及び利用団体の組織情報等のマスターデータを登録するこ
と。
【必須】
(3)データ移行
県の現行電子申請システムでは、全体で 360 様式が登録され、現在 167 様式が公開
されている。現行システムからの様式の移行は、現行システムを管理・運営している
事業者が実施する予定であるので、本サービス提供事業者以外の業者が電子様式を作
成・追加するに当たり、本サービス提供事業者からの制限を受けないこと。
【必須】
(4)次期システムへの対応
ア
本サービスの利用期間の満了時において、次期システムのデータ移行支援を行う
こと。その際に必要となる費用は、本調達に含めるものとする。
【必須】
イ
次期システムへの移行に必要なデータは、別途発注者が指定する形式にて電子媒
体に格納のうえ、提出するものとする。その際に必要となる費用は、本調達に含め
るものとする。
8
13.運用テスト
本サービスの本稼働前に正常に動作しているか検証するため、事前に検証項目など
を明確にしたテスト仕様書を作成し、当該テスト仕様書に基づき、検証すること。ま
た、テスト結果を報告書にまとめ、発注者に提出すること。
【必須】
14.研修
(1)各利用団体の管理者向け及び審査者向けの研修を実施すること。なお、研修内容、
時期等について効果的なものとなるよう提案すること。また、当該研修に係る費用に
ついては、本調達に含めるものとする。
【必須】
(2)次年度以降の定期研修の実施や研修に参加できない者へのフォロー(動画を活用し
た e ラーニング等)など提案すること。
(3)研修に係るテキストを作成すること。
【必須】
15.運用・保守
(1)サービス水準要求(SLA)
【必須】
本業務に係る契約の際に SLA を締結するものとする。本業務で提供されるサービス
レベル項目、設定値及び測定方法を次の項目を踏まえ提案すること。また、サービス
レベルの評価、見直しも定期的に実施することとする。
なお、SLA の提案は、サービスレベルのモニタリングの実施方法及びレベルの基準
時を満たすことができなった場合の対応期限、サービス対価の減額等も含めることと
する。
ア サービス品質(可用性)
イ 性能(オンライン応答時間等)
ウ 信頼性(障害対応、セキュリティ等)
エ 運用業務(ヘルプデスク等)
(2)コールセンター・ヘルプデスク
ア
申請者からのシステム操作に対する回答窓口として、コールセンターを設置する
こと。
【必須】
イ
審査者及び管理者からのシステム操作に対する回答窓口としてヘルプデスクを設
置すること。【必須】
ウ コールセンター及びヘルプデスクの電話での受付時間は、9:00~17:00(土、日、
祝日及び 12/29~1/3 を除く)において問合せに対応すること。【必須】
エ
電話での受付時間外は自動案内サービス等により利用可能日時等の案内を行うこ
と。【必須】
オ 電子メールでの受付時間は、24 時間 365 日とする。
【必須】
カ
電子メールで業務対応時間外に受信した場合の回答は翌営業日中に回答すること。
9
【必須】
キ
電話については、フリーダイヤル等、極力利用者に料金がかからないように配慮
すること。
ク 頻度の高い問合せを分析し、FAQ 集としてまとめ、情報を提供すること。【必須】
(3)運用・保守の内容
ア データのバックアップを定期的に行うこと。(1 日1回以上)
【必須】
イ データの保存期間は 24 ヵ月以上できること。
【必須】
ウ ハードウェア障害の監視・対応を行うこと。【必須】
エ ソフトウェア障害の監視・対応を行うこと。【必須】
オ
システムへのアクセス監視による不正アクセス、異常アクセスなどを検知した場
合は発注者に速やかに報告するとともに適切な対応を行うこと。
【必須】
カ 障害等への問合せに対応すること。
【必須】
キ
操作説明書等の各種納品物について、本システム利用期間中に内容の変更が生じ
た場合には、適宜改訂を行い、発注者に提出すること。
【必須】
ク
利用団体に組織改編や人事異動が生じた場合に、組織情報などマスターデータや
審査者情報のメンテナンスを行うこと。
(4)障害対応
ア 障害発生時の緊急連絡体制を構築すること。【必須】
イ
障害発生時には、発注者に連絡を行うとともに障害の切り分け、原因究明及び影
響を最小限に抑えるための対策を実施し、システム復旧対策を行うこと。
【必須】
ウ
障害原因を明らかにし、恒久的な対応策を実施し、再発の防止に努めること。併
せて対応結果を発注者に報告すること。
【必須】
16.その他
(1)作業体制
ア
発注者及び受注者は、本業務を履行できる体制を設けるとともに、作業に先立ち
各々開発体制(責任者、主任担当者、担当者)が分かる書類(様式は任意)を相互
に提出することとする。
イ
発注者及び受注者は、相手方からの要請、指示等の受理、相手方への依頼等を行
う場合は、各々の担当者を通じて行うものとする。
(2)進捗管理
ア
スケジュールを含むプロジェクト管理の責務は、受注者が負うものとする。
イ
受注者は、作業に先立ちWBS、導入スケジュールを書面で提出し、発注者の承
認を得ることとし、やむを得ず作業スケジュール等を変更する場合は、事前にお互
い書面をもって協議することとする。
ウ
議事録の作成義務は受注者にあり、発注者はそれを承認するものとする。
10
エ
受注者は、発注者に対して進捗報告をすること。なお、進捗報告は、次条定期協
議の際、書面をもって行うものとする。
(3)定期協議
発注者及び受注者は、システム導入が完了するまでの間、進捗状況の報告、問題点
の検討・解決、成果物のレビュー、その他対象システム導入の推進のために必要な事
項を協議するための協議会を定期的に開催する。当該協議会の開催頻度は、発注者及
び受注者が協議の上別途決定する。
(4)仕様の確定
ア
受注者は、本仕様書に基づき本業務において導入するシステムの機能要件を分
析・定義し、稼働環境の調査その他必要な調査・検討を行い、当該システムに係る
仕様書を確定する業務(以下「システム仕様書確定業務」という。
)を実施する。
イ
受注者は、システム仕様書確定業務の実施に際し、発注者に対して必要な協力を
要請できるものとし、発注者は受注者から協力を要請された場合には速やかにこれ
に応ずるものとする。
(5)システム仕様検討会の開催
ア
発注者及び受注者は協力して、システム仕様書確定業務を実施するに当たり必要
となる事項の明確化又は内容の確認等を行うため、随時、システム仕様検討会を開
催するものとする。
イ
システム仕様検討会には、双方の担当者及び主任担当者が出席する。ただし、責
任者が適当と認める場合には、担当者及び主任担当者以外の者であっても、システ
ム仕様検討会に出席することができる。
(6)システム仕様書の承認及び確定
ア
発注者は、受注者よりシステム仕様書の提出がなされた場合、前項のシステム仕
様検討会での検討結果に適合することを確認の上、承認することとする。
イ
前号アの発注者の承認をもってシステム仕様書は確定したものとする(以下「確
定仕様書」という。)
。
(7)確定仕様書の変更
ア
発注者又は受注者は、確定仕様書の内容を変更しようとする場合は、事前に書面
をもって協議しなければならない。
イ
受注者は、前項の協議に基づき、確定仕様書を変更することとなったときは、確
定仕様書を変更し、変更システム仕様書として発注者に提出するものとする。
ウ
受注者は、変更システム仕様書が協議結果に適合することを確認の上承認し、変
更確定仕様書とする。
(8)権利義務の譲渡等の禁止
受注者は、本業務に係る契約により生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、若しく
は承継させ、又はその権利を担保の目的に供することができない。ただし、あらかじ
11
め発注者の承認を得た場合は、この限りではない。
(9)資料提供
ア
受注者から発注者に対し、本業務の遂行に必要な資料等の提供の要請があった場
合、発注者と受注者が協議の上、発注者は受注者に対し、無償でこれらの提供を行
う。
イ
受注者は、発注者から提供された本業務に関する資料等を善良なる管理者の注意
をもって管理し、保管し、かつ、本業務以外の用途に使用し、又は第三者に提供し
てはならない。
ウ
受注者は、本業務に係る契約が満了し、若しくは解除されたとき、又は資料等が
本業務遂行上不要となった場合、遅滞なく資料等を発注者に返還し、又は発注者の
指示に従った処置を行うものとする。
エ 発注者及び受注者は、前各項における資料等の提供、返還その他処置等について、
書面をもってこれを行うものとする。
(10)作業場所の特定
受注者は、本業務の履行にあたり、作業場所(住所、事業所名等)を特定するもの
とし、受注者は、発注者に無断で当該作業場所以外での作業を行ってはならない。
(11)著作権
ア
本業務の履行過程で本業務のために新たに生じた著作物に係る著作権(パッケー
ジソフトウェア等既存の著作物を適用する場合には、パッケージソフトウェア等既
存の著作物に係る著作権を除く。)は、持分の半分を相手方に無償で譲渡することに
より、発注者及び受注者の共有とするものとする。なお、システムの改修等を行う
のに必要な範囲で共有著作権を行使する場合、著作権法(昭和 45 年法律第 48 号)
第 65 条第2項に基づく合意を要しないものとする。
イ
前項の規定による著作権の譲渡があった場合、受注者は著作者人格権を行使しな
いものとする。
ウ
発注者又は受注者は、納入物又はこれを複製し、改変し、翻案したものを販売、
賃貸等することにより第三者の利用に供する場合(以下「販売等」という。
)は、著
作権法第 65 条第2項に基づき、相手方の合意を得るものとする。
エ
前項の場合において、発注者及び受注者は、システムごとに、(11)アの規定に
より共有する著作権に係る双方の持分、販売等により得られる収入の分配その他必
要な事項を定めた契約(以下「販売等収入分配契約」という。)を別途締結するもの
とする。この場合において、発注者又は受注者が相手方に支払う額は、販売等によ
り得られた収入に、販売等収入分配契約において定める著作権の持分の割合及び次
に掲げる率を標準として販売等収入分配契約において定める率を乗じて得られる額
に、当該額に対応する消費税及び地方消費税に相当する額を加えて得られる額とし、
翻案の程度によりこれによりがたい場合には、販売等収入分配契約において定める
12
ところによる。
(ア)県外に住所又は主たる事務所の所在地(以下「住所等」という。
)を有する者が
販売等をする場合
成果物に著しい翻案を加える場合
3パーセント
成果物に翻案を加える場合
9パーセント
成果物に軽微な翻案を加える場合
15パーセント
成果物に翻案を加えない場合
30パーセント
(イ)県内に住所等を有する者及び鳥取県が販売等をする場合
成果物に著しい翻案を加える場合
1パーセント
成果物に翻案を加える場合
3パーセント
成果物に軽微な翻案を加える場合
5パーセント
成果物に翻案を加えない場合
10パーセント
(12)かし担保責任
本業務の検査完了後、かしが発見された場合、受注者は無償で補修・追完を行うも
のとする。この場合において受注者の責任は、本業務の検査完了日から15ヶ月以内
に請求があった場合に限る。
(13)特許権等の使用
受注者は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他の法令に基づき保護される
第三者の権利(以下「特許権等」という。)の対象となっている材料、履行方法等を使
用するときは、その使用に関する一切の責任を負わなければならない。ただし、発注
者がその材料、履行方法等を指定した場合において、仕様書に特許権等の対象である
旨の明示がなく、かつ、受注者がその存在を知らなかったときは、発注者は、受注者
がその使用に関して要した費用を負担するものとする。
(14)損害賠償
受注者は、その責めに帰する理由により、本業務の実施に関し発注者又は第三者に
損害を与えたときは、その損害を賠償しなければならない。
(15)守秘事項等
ア 本業務における成果物(中間成果物を含む。)については、当該業務においてのみ
使用することとし、これらを蓄積したり、他の目的に使用してはならない。
イ 本業務の履行に当たって、知り得た秘密を漏らしてはならない。
ウ
前2号の規定は、この契約が終了し、又は解除された後においても、また同様と
する。
(16)個人情報の保護
受注者は、受託業務を遂行するための個人情報の取扱いについては、別記「個人情
報取扱業務委託契約特記事項」を遵守しなければならない。
受注者は、次号の規定により受託業務を発注者の承認を受けて第三者に再委託する
13
場合は、当該受託者に対して、特記事項を遵守させなければならない。
(17)再委託の禁止
ア
受注者は、発注者の承認を受けないで、再委託をしてはならない。
イ
発注者は、次のいずれかに該当する場合は、アの承認をしないものとする。ただ
し、特段の理由がある場合はこの限りでない。
(ア)再委託の契約金額がシステム利用料に 60 を乗じて得た額の 50 パーセントを超
える場合
(イ)再委託する業務に業務の中核となる部分が含まれている場合
(18)調査等
発注者は、必要があると認めるときは、受注者に対して委託業務の処理状況について
調査し、又は報告を求めることができる。この場合において、受注者は、これに従わな
ければならない。
(19)完了報告及び検査
受注者は、システム導入が完了したときは、完了の日から 10 日以内に完了報告書を
ア
発注者に提出し、発注者の検査を受けるものとする。
受注者は、毎月、運用・保守業務に係る作業実績を作業報告書にまとめ、翌月 10 日
イ
までに発注者に提出するものとする。
(20)システム利用料の支払
ア 受注者は、毎月のシステム利用料に係る請求書を発注者へ提出するものとする。
イ 発注者は、正当な請求書を受理した日から 30 日以内に利用料を支払うものとす
る。
ウ 発注者が、正当な理由なく前項に規定する支払期間内に支払を完了しないときは、
受注者は、未払金額に対し、遅延日数に応じ年 2.8 パーセントの遅延利息を発注者に
請求することができる。
(21)仕様書遵守に要する経費
本仕様書を遵守するために要する経費は、全て受注者の負担とする。
(22)専属的合意管轄裁判所
本業務に係る訴訟の提起又は調停(双方協議の上選任される調停人が行うものを除く。
)
の申立てについては、鳥取市を管轄する裁判所をもって合意管轄裁判所とする。
ただし、民事訴訟法(平成8年法律第109号)第6条第1項に規定する場合につい
ては、大阪地方裁判所を合意管轄裁判所とする。
(23)その他
この仕様書に定めのない事項又はこの仕様書について疑義の生じた事項については、
発注者と受注者とが協議して定めるものとする。
14
(参考資料)
鳥取県人口・職員数
利用団体
鳥取県
推計人口
職員数
(H27.10.1)
(H27.4.1)
570,188
3,209
【市町村別人口・職員数】
推計人口
職員数
(H27.10.1)
(H27.4.1)
鳥取市
192,507
1,855
倉吉市
48,694
433
岩美町
11,469
237
若桜町
3,349
71
智頭町
7,047
229
八頭町
16,998
233
三朝町
6,526
108
湯梨浜町
16,578
224
琴浦町
17,461
221
北栄町
14,802
175
3,443
48
大山町
16,286
211
南部町
10,988
319
366,148
4,364
利用団体
日吉津村
合計
15
別紙 機能要件一覧
1.申請者機能
№
1
大項目
ポータル機能
2
小項目
必須要件
機能詳細
メニューの表示
○
お知らせの表示
○
申請者が利用する「ログイン」、「申請・届出」、「申請状況照会」、
「利用者登録」などのメニューを表示し、選択したメニューの表示
ができること。
システムの稼働状況(サービスの計画停止、障害停止復旧予定時
間等)等のお知らせが表示できること。
○
申請者に対して県・市町村からのお知らせ(連絡事項)を表示でき
ること。
3
4
上記、県・市町村からのお知らせについて、申請者の登録情報の
属性に応じて、対象者のみ表示ができること。
5
○
本サービスの概要、利用方法、事前準備、利用環境(OS、ブラウ
ザなど)、FAQ、申請届出、代理申請、認証取得方法など、利用方
法・操作手順等について、分かりやすく具体的に表示できること。
6
○
問合せ(ヘルプデスクの連絡先、連絡方法、対応時間等)や
FAQ(利用者ヘルプ)について、表示できること。
7
○
サービスの利用規約、規定、プライバシーポリシー、免責事項等
について表示できること。
8
○
9
○
10 申請者情報登録
ヘルプ・問合せ
申請者情報登録
○
11
12
○
13
○
14
パスワード
15
○
○
ヘルプ画面があること。
操作マニュアルを閲覧できること。
申請者情報を登録及びID・パスワードの発行ができること。
申請者情報の登録の際に、氏名、生年月日、性別等を用いて、二
重登録防止のため、重複時には、確認を促すメッセージを表示す
ること。
個人/法人を指定できること。
登録した申請者情報を、確認/変更/削除できること。
パスワードの再発行に対応できること。
パスワードの変更ができること。
○
サービスへのログインの際にはID・パスワード等による認証を経
ること。
17
○
他のWebページ等から直接申込画面に遷移する場合等にも、ログ
イン認証を行うこと。
18
○
あらかじめ設定した回数を超えて連続的にログイン失敗が発生し
た場合、当該IDのログイン機能を一時ロックすること。
19
○
申請者のログイン状態を識別するために、利用者名などの識別
情報を表示すること。
20
○
21
○
16 利用者認証
22 手続検索/手続一覧
利用者認証
手続一覧表示
○
23
手続検索、ソート機能
○
24
手続案内表示
○
25
利用規約表示
○
申請者の操作による手動ログアウトができること。
ログイン状態の申請者が、あらかじめ設定した時間以上操作して
いない場合、自動的にログアウトすること。
操作者が申請可能な手続の一覧を表示できること。
利用者のニーズに沿った検索キー、ソートキー(手続名称による50
音キーワード、分類されたカテゴリ)を提供し、容易に手続に到達
できる機能を提供できること。
手続の概要や説明を表示できること。
利用規約を表示できること。
№
大項目
小項目
必須要件
機能詳細
様式ファイルをダウンロードできること(Excel、Word、PDFなど)。
申請様式に限らず、添付書類のフォーマットやその他関連資料の
ファイルのダウンロードもできること。
26
ダウンロード
○
27
外部サイト連携
○
URLを指定することで、県及び市町村のWebページなどから申請
手続ごとに直接リンクできること。
28 申請書作成
申請書作成
○
Webブラウザ上で申請書を作成するための画面を表示し、申請項
目が入力できること。
29
○
利用者情報から取得できる情報(氏名等)は、予め申請様式に埋
め込み表示できること。
30
○
入力内容のチェック(必須入力、日付、データ形式等)を行い、エ
ラーがある場合、メッセージを表示できること。
31
○
入力内容に不備がある場合は、その項目を提示し、修正を促すこ
と。
32
○
33
○
34
電子署名付与
35
電子署名が必要な手続について、申請書に電子証明書による電
子署名が付与できること。
○
付与された署名のチェックを行い、有効期限切れなど使用できな
い署名の場合はエラーとすることができること。
審査者からの修正の求めに応じ、申請書を修正し、再申請できる
こと。
修正申請
○
37
申請取り下げ
○
38
申請書状況表示
○
39
申請内容の保存
○
40
通知書類取得
○
41
署名検証
○
42
携帯端末対応
○
43
添付書類
○
44
○
45
○
46
連絡先入力
○
47
送信内容確認表示
○
48
申請書送信
○
49
○
50
○
51
○
代理人申請
申請書作成を一時中断し、後に、再開できること。
○
36
52
作成した申請書を印刷できること。
申請取り下げの依頼を行えること。
申請書の受付状況を表示できること。
申請後、申請内容及び添付ファイルを再取得し、保存できること。
申請に対して審査者から発行された通知書類を取得できること。
職責証明書など通知書に付与された署名を検証できること。
携帯電話やスマートフォンによる申請が可能なこと。
申請者端末に保存されている添付書類を、申請書に添付できるこ
と。
添付ファイルは複数ファイル添付できること。
添付書類の提出方法(電子ファイルの送付、郵送、窓口等)を選
択可能とすること。
審査者から申請者に対し、連絡を取る場合の連絡先として、利用
者情報登録内容以外の連絡先(住所、電話番号、メールアドレス
等)を入力可能であること。
申請書送信前に入力確認の画面を表示すること。
作成した申請データ及び電子署名等を審査者に送信できること。
申請書が到達したことを通知し、到達番号及びメッセージを表示
すること。
申請書状況表示のために問合せ番号を表示すること。
申請者に対して、到達通知のメールを自動送信できること。
システム上で代理申請機能を備えること。
№
大項目
小項目
必須要件
機能詳細
申請書送信時に手続ごとの設定情報に従い形式チェックを行うこ
と(手続の受付期間、添付ファイルの有無や種類など)。
53
形式チェック
○
54
申請一覧表示
○
操作者が行った申請の状況を一覧表示できること。
別紙 機能要件一覧
2.審査者機能
№
大項目
小項目
必須要件
機能詳細
利用方法ガイダンス
○
審査者側サービスの利用方法、操作手順、事前準備、利用環境
(OS、ブラウザなど)等を分かりやすく具体的に表示すること。
2
審査者サポートの表示
○
問合せ(ヘルプデスクの連絡先、連絡方法、対応時間等)につい
て、表示できること。
3
お知らせの表示
○
システムの稼働状況(サービスの計画停止、障害停止、復旧予定
時間等)等のお知らせが表示できること。
4
ヘルプ
○
1
ポータル機能
5
6
○
審査者認証メニュー表示 ログイン
7
メニュー表示
8
○
○
○
ヘルプ画面があること。
操作マニュアルを閲覧できること。
サービスへのログインの際にはID・パスワード等による認証を経
ること。
審査者が利用する業務メニューを表示すること。
ログインした審査者に操作権限のない業務は表示しないこと。
9
ロック
○
あらかじめ設定した回数を超えて連続的にログイン失敗が発生し
た場合、当該IDのログイン機能を一時ロックすること。
10
ログイン情報表示
○
審査者のログイン状態を識別するために、利用者名などの識別
情報を表示すること。
11
ログアウト
○
12
○
13
パスワード変更
○
14 申請一覧
申請一覧
○
15
○
16
○
17
○
18
○
19
申請検索
○
20
申請データ抽出
○
21 申請情報表示
申請書表示・保存
○
22
○
23
○
24
○
25
○
26
○
審査者の操作による手動ログアウトができること。
ログイン状態の審査者が、あらかじめ設定した時間以上操作して
いない場合、自動的にログアウトすること。
審査者自身でパスワードの変更ができること。
審査者が審査可能な申請データについて、業務毎に到達番号、
到達日時、手続名、申請者名、処理状況等を一覧形式で表示す
ること。
審査権限のない申請データは一覧に表示されないこと。
申請一覧画面で処理が滞っている申請を確認できること。
申込一覧に表示する申込データを条件指定により並べ替えがで
きること。
処理を行う対象を申込一覧から複数もしくは個別選択できること。
手続名称、到達番号、到達日時、申請者名、処理状況、整理番
号、氏、名、様式ID、様式名、申込日時、カテゴリーなどを指定し
て、申請データを複数条件又は個別条件で検索できること。
検索した申請に関する各種データをCSV等の一般的な形式のファ
イルに出力できること。
申請書内容を表示できること。
申請書の内容を審査者の端末に保存できること。
選択した申請の詳細情報を表示すること。
申請の処理状況(ステータス)を表示すること。
申請者が取下げた場合、申請詳細情報画面で取下げ日時や事
由等を表示すること。
申請者側、審査者側双方の処理履歴を表示できること。
№
大項目
小項目
27
必須要件
○
機能詳細
職員識別情報は、申請者側の画面には表示されないこと。
28
申請書証明書表示
○
申請書に電子署名が付与されている場合に、証明書情報を表示
することができること。
29
申請書署名検証
○
申請者の真正性を検証するために、電子署名の検証が行えるこ
と。
30
添付書類
○
申請書に添付書類がある場合、添付書類の表示・保存ができるこ
と。
31 審査処理
受理
32
不受理
33
審査開始
34
確認完了
申請を受理できること。
申込の不受理処理ができること。
要審査の申請の審査を開始し、審査中の状態にできること。
申請内容の確認を完了し、通知書/公文書情報が「なし」の手続
の場合、処理を完了できること。
通知書/公文書情報が「あり」の手続の場合は、確認完了状態と
なり、通知書/公文書の作成が行えるようになること。
35
36
通知書/公文書による通知が必要な申請に関して、あらかじめ登
録された通知書/公文書様式に当該申請者の申請情報等を入
力し、作成できること。
通知書/公文書作成
通知書/公文書に地方公共団体組織認証(LGPKI)の電子署名
を付与できること。
37
通知書/公文書に、添付書類が添付できること。
38
審査者が作成した通知書/公文書を発行できること。
39
40
修正指示
41
修正指示取消
42
職権訂正
43
申請却下
44
転送
申請者に対して修正指示ができること。
修正指示の取消が可能であること。
審査者が申請内容を訂正できる機能を有すること。
申請の却下が行えること。
審査者は申請書を他の審査者へ転送できること。
転送先で、審査を続行または審査をやり直すことができること。
45
トラブル発生時、審査者が申請を強制的に終了させることが可能
であること。
46
強制終了
47
回復処理
48
担当者変更
49
処理履歴表示
50
一括処理
51 お知らせ、情報伝達
お知らせメッセージ登録
○
52
ファイルダウンロード
○
53
ファイルアップロード
○
54
ステータス(処理状況)をひとつ前の状態に戻すことができること。
審査担当者を追加もしくは変更することができること。
申請ごとに申請・審査処理の履歴を確認できること。
選択した複数の申請データに対して一括で審査処理ができるこ
と。
○
申請者に対してのお知らせを登録できること。
申請者が申請に添付したファイルをダウンロードできること。
申請者に対し文書等のファイルをアップロードできること。
アップロードしたファイルを審査者が削除できること。
№
55
大項目
小項目
伝達事項
56
必須要件
○
○
57
印刷
○
58
申請書印刷
○
59
メール機能全般
○
60
一括メール送信機能
機能詳細
修正指示内容など、自治体側からの伝達事項を入力できること。
伝達事項入力後は、日時及び内容を、申請者側、審査者側双方
で閲覧できること。
Webブラウザの印刷機能から画面を印刷できること。
Webブラウザの印刷機能から申請書を印刷できること。
申請者に対し、任意にメール送信ができること。
(到達通知メール、取り下げ要求通知、受理通知、不受理通知な
ど)
複数の申請に対し、メールを一斉送信できること。
別紙 機能要件一覧
3.管理者機能
№
大項目
小項目
1
ヘルプ
2
利用者認証メニュー表示 ログイン
3
ヘルプ
メニュー表示
4
必須要件
○
○
○
○
機能詳細
操作マニュアルを閲覧できること。
ログイン画面を表示し、ID/パスワードを入力することで本システ
ムとのセッションを確立できること。
管理者が利用する業務メニューを表示すること。
ログインした管理者に操作権限のない業務は表示しないこと。
5
ロック
○
あらかじめ設定した回数を超えて連続的にログイン失敗が発生し
た場合、当該IDのログイン機能を一時ロックすること。
6
ログイン情報表示
○
管理者のログイン状態を識別するために、利用者名などの識別
情報を表示すること。
7
ログアウト
○
8
○
9
パスワード変更
○
10 申請者情報管理
申請者情報検索
○
11
参照・登録・更新・削除
○
12
○
13
パスワード設定
○
14
閲覧制限
○
15 職員情報管理
一覧表示
○
16
審査者情報検索
○
17
参照・登録・更新・削除
○
18
権限
○
19
パスワード設定
○
20
職員情報抽出
○
21 部署情報管理
登録・更新・削除
○
22
○
23
○
24
○
25 手続管理
手続一覧
○
26
手続検索
○
27
参照・登録・更新・削除
○
管理者の操作による手動ログアウトができること。
ログイン状態の管理者が、あらかじめ設定した時間以上操作して
いない場合、自動的にログアウトすること。
管理者自身でパスワードの変更ができること。
IDや氏名などを指定して、申請者情報の検索ができること。
申請者情報の参照、新規登録、更新、削除が行えること。
個人/法人を指定できること。
申請者のパスワードを初期化できること。
自団体に関わりのない利用者データは閲覧できないこと。
システムに登録されている審査者情報について、一覧形式で表示
すること。
IDや氏名などを指定して、審査者情報の検索ができること。
審査者情報の参照、新規登録、更新、削除が行えること。
審査者に対し、機能単位での権限設定が可能であること。
審査者のパスワードを初期化できること。
システムに登録されている審査者情報の一覧を、CSV等の一般
的な形式のファイルで抽出できること。
部署情報の新規登録、更新、削除が行えること。
各部署情報とそれに属する審査者情報を関連付けできること。
組織/グループを複数階層で登録/変更/削除できること。
組織情報の一括処理ができること(登録/変更/削除)。
登録済みの手続について、一覧形式で表示できること。
手続名や所管部署を指定して、登録済みの手続が検索できるこ
と。
手続の参照、新規登録、更新、削除が行えること。
№
大項目
小項目
28
手続検証機能
29 統計情報管理
抽出条件指定
30
必須要件
機能詳細
新規手続きをインターネットに公開する前に、申請・審査の一連の
処理を検証できること。
○
○
申請種類/件数や処理完了件数などを集計し、表示できること。
抽出条件を複数条件又は個別条件で指定できること。
31
抽出項目出力
○
抽出の結果をCSV等の一般的な形式のファイルに出力できるこ
と。
32 システム管理機能
システム設定機能
○
申請者側及び審査者側のタイムアウト時間をそれぞれ設定できる
こと
パスワード有効期限が設定できること。
33
34
操作ログ機能
35
○
○
審査者が実行した操作履歴が記録できること。
操作履歴を閲覧する方法があること。
36
お知らせ機能
○
申請者及び審査者に必要に応じて、お知らせを作成、編集、削除
できること。
37
マスタ管理
○
申請者が手続を検索する際に利用する手続のカテゴリの情報を
設定できること。
○
自団体のマスターデータ(組織情報、審査者情報、帳票データ等)
をCSV般的な形式のファイルに出力できること。
38
別紙 機能要件一覧
4.様式作成機能
№
1
大項目
様式作成機能
中項目
必須要件
機能詳細
Webブラウザのみで作成できること。
様式作成機能
○
雛形
○
任意URL入力
○
4
手続説明
○
5
問合せ先入力
○
6
受付期間
○
受付開始日時になると自動的に手続が公開されるように設定でき
ること。また、受付終了日時も設定できること。
7
最大申請者数の設定
○
手続の最大申請者数(受付件数)を設定できること。また、最大数
に達した旨、お知らせできること。
8
アンケート
○
2
3
基本情報入力
9
○
各種申請届出様式作成の参考となる雛形を数種類準備すること。
手続毎に個別のURLを設定できること。
手続説明を設定できること。
問合せ先の情報を入力できること。
アンケートを作成できること。
記名式/無記名式ともに作成できること。
ID/パスワードによるログイン認証を不要または任意に設定でき
ること。
10
ログイン認証情報
○
11
公開機器設定
○
12
返信文書の有無
13
返却中の修正可能期限
14
受付担当者グループ
15
申請者の限定
○
手続毎に、申請者情報の内容により、申請者を限定することがで
きること。(年齢、性別、地域等)
16 様式作成機能
様式作成機能
○
申込情報を入力するための、見出しや入力項目のレイアウトを作
成、編集、削除できること。
パソコン/携帯電話/スマートフォンで表示できること。
返信文書機能の有無を設定できること。
○
返却中の申請の修正可能期限を設定できること。
組織情報等により、受付担当者グループを設定できること。
見出しや入力項目に、名称や説明を設定できること。
17
○
18
○
テキストボックス、ラジオボタン、リッチテキスト等のツールの組み
合わせにより簡単に帳票が作成できること。
19
○
文字入力項目は、文字種、最小文字数、最大文字数、初期入力
値、入力必須などで制限できること。
20
○
21
○
選択肢は、単一選択/複数選択/選択可能数の設定ができるこ
と。
22
○
選択肢の結果によって入力条件の変わる項目間連携機能を有す
ること。
23
○
24
○
25
○
26
○
項目の修正・削除・並べ替えを行えること。
添付ファイルは複数ファイル添付できること。
項目の配置を確認しながら様式を作成することができること。
様式の基本情報の変更ができること。
項目レイアウトの変更ができること。
№
大項目
中項目
必須要件
機能詳細
様式の削除を行えること。
27
○
28
○
様式の雛形もしくは、既存様式をコピーし、編集のうえ新たな手続
様式を作成できること。
29
○
手続様式のダウンロードおよび表示ができること。