情報提供資料 三菱UFJ国際投信 【投信調査コラム】 情報提供資料/【投信調査コラム】 日本版ISAの道 2016年7月11日 日本版ISAの道 その148 ブレグジット(英国のEU離脱)ショックにおけるNISA投資は? 既存投資家の人気はREITに集中、NISA向けファンドは オルタナティブ(日本株ブル含む)やグローバル株が人気! 商品企画部 ※三菱UFJ国際投信がお届けする、日本版ISAに関する情報を発信するコラムです。 松尾 健治 窪田 真美 ブレグジット(英国の EU 離脱)ショックにおける NISA 投資は? 「ブレグジット/Brexit(英国の EU 離脱)ショック」、英国による欧州連合(EU)離脱決定(6 月 23 日実施の国民投票) で株や為替が急落してから 2 週間が経過した。 だが、引き続き金融市場は動揺している。 国民投票翌日 6 月 24 日(金)に前日比-8.05%の 1 英ポンド=1.3679 ㌦と急落した英ポンドは、7 月 7 日に 1 英ポ ンド=1.2908 ㌦と 1985 年 6 月 25 日来約 31 年ぶり安値を更新している。 7 月 8 日(金)は 1.2954 ㌦と微反発。 英国の混乱を受け、安全な逃避先としての需要が強まって 6 月 24 日に前日比-3.94 円の 102.22 円と(*一時 99.20 円まで)急騰した円は、7 月 8 日(金)に 1 ㌦=100.54 円と 2013 年 11 月 20 日来約 2 年 8 カ月ぶりの円高 となっている。 この円高等を嫌気、6 月 24 日に前日比-7.92%の 14952.02 円と 2014 年 10 月 21 日来 1 年 9 カ 月ぶり安値となった日経平均株価は、7 月 4 日(月)にかけいったんは 15775.80 円と 6 月 23 日以来高値まで戻し たものの、その後は 4 日続落、7 月 8 日(金)には 15106.98 円と 6 月 24 日以来の安値に反落した。 既存投資家の人気は REIT に集中 金融市場が混乱の続く中、6 月は NISA の投資動向にどのような影響があっただろうか? 2016 年 6 月末までの NISA 最新投資動向を見る。 投資家を既存投資家と投資の未経験者層(新規投資家)とに分け、既存投資家は 投信全体の動向で代替し、投資の未経験者層(新規投資家)は NISA 向けファンド(後述※2 参照)で代替して見る。 まず既存投資家を示す投信全体の純設定(推計)だが、2016 年 6 月は+2886 億円と、前月 5 月の+3801 億円か ら若干減少するものの、19 カ月連続純流入だった。 日本籍 国内投信の純設定(推計)の推移 ( 2012年2月29日 ~ 2016年6月30日 、月次データ) 日本の国内投信 月次・純設定 *国内投信… 単位型及び追加型投信(ETFとMMF等日々決算型を除く) イ ン デックス…TOPIXと米ドル(対円相場)、シティ世界国債イ ン デックス(日本含む、円換算・ヘッジなし)。 純設定(単位: 百万円) +1,500,000 インデックス(開始時点=100) 210 →NISA開始 190 +1,000,000 170 +500,000 TOPIX 150 130 シティ世界国債インデックス (日本含む、円換算・ヘッジなし) +0 110 純設定 米ドル(対円相場) 2016年6月 2016年4月 2016年2月 2015年12月 2015年8月 2015年10月 2015年6月 2015年4月 2015年2月 2014年12月 2014年8月 2014年10月 2014年6月 2014年4月 2014年2月 90 2013年12月 2013年8月 TOPIX 2013年10月 2013年4月 2013年2月 2012年12月 2012年8月 2012年10月 2012年6月 2012年4月 2012年2月 -1,000,000 2013年6月 米ドル (対円相場) -500,000 70 シティ世界国債インデックス(日本含む、円換算・ヘッジなし) (出所:ブルームバーグ、Ibbotsonより三菱UFJ国際投信株式会社商品企画部が作成) 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧下さい。 1/7 三菱UFJ国際投信株式会社 三菱UFJ国際投信 情報提供資料/【投信調査コラム】 日本版ISAの道 投資対象(主要分類)別で見る。 下記グラフに示される通り、2016 年 6 月に最も純設定の大きかったのは、前月 に引き続き不動産セクター株(REIT)、次いでマルチオルタナティブ゙、アジア株(除く日本)、アセットアロケーション 慎重型、日本株(*主要分類…モーニングスタ-分類で 2015 年 12 月末の純資産の大きい上位 5 分類)。 最新 6 月の投信全体の純設定額(+2886 億円)の 9 割を占めるのが、不動産セクター株(REIT)である。 19 カ月連続 の資金純流入で、純流入 1 位は 2016 年 4 月から 3 カ月連続である。 不動産セクター株(REIT)の純設定額は 6 月に+2610 億円と、前月 5 月(+2950 億円)よりは減ったものの、直近 1 年間では 5 月に次いで 2 番目の大きさ である。 2016 年の上半期(1~6 月)の純設定額でみると、投信全体が+2 兆円と、前年同期(2015 年 1~6 月) の+5.4 兆円から半分以下へ大幅減となる中、不動産セクター株(REIT)は、2016 年(1~6 月)に+1.5 兆円と、前年 同期(2015 年 1~6 月)の+1.4 兆円から資金純流入が小幅だが増えている。 REIT は「預金金利の低迷が続くなか、(株式の配当に相当する)REIT の分配金利回りの高さを好感する投資家 が多い」(6 月 6 日付日本経済新聞~URL は後述[参考ホームページ])と言われる。 ただ一方で、「英国のオフィ スや住宅といった不動産を投資対象とする不動産投資信託(REIT)の指数は英国民投票後に一時、2 割超の下落 を記録した。 欧州連合(EU)離脱で英国の『国際金融センター』としての地位が揺らぎ、金融機関のオフィス需要 が落ち込むなど不動産市況に悪影響が及ぶとの懸念が広がったためだ。…(略)…。一方、米国や日本などの REIT は堅調に推移している。」(7 月 1 日付日本経済新聞朝刊~URL は後述[参考ホームページ])、「英国の商 業用不動産ファンドが、過去 24 時間に相次いで解約を停止した。 市場では同セクターや関連銘柄への売りが 膨らむなど、不動産価格下落への警戒感が強まっており、欧州連合(EU)離脱決定を受けた市況悪化の兆しが出 ている。…(略)…。規模は3ファンドで 100 億ポンド近くに上る。 これは英国のオープンエンド型商業用不動産ファ ンド全体の 350 億ポンド(460 億米㌦)のうち、約 3 分の1に相当する。 」(7 月 5 日付英ロイター~URL は後述 [参考ホームページ])とも報じられている。 グローバル REIT は米国 REIT を中心に 7 月 6 日にかけても堅調な中、 英国 REIT は急反落しており、今後、日本の REIT ファンド人気に影響が出る可能性がある。 尚、日本株は 6 月に+243 億円と 2 カ月連続の純流入となった。 2014 年(1~12 月)に-6000 億円強の純流出、2015 年(1~12 月)は+2.2 兆円弱の純流入(全 31 分類中 2 位)、そして、2016 年上半期(1~6 月)は+6650 億円となっている。 日本籍 国内投信の主要分類別純設定(推計)の推移 ( 2012年2月29日 ~ 2016年6月30日 、月次データ) 日本国内投信 月次・純設定 主要分類別 *国内投信… 単位型及び追加型投信(ETFとMMF等日々決算型を除く) イ ン デックス…TOPIXと米ドル(対円相場)、シティ世界国債イ ン デックス(日本含む、円換算・ヘッジなし)。 純設定合計(単位: 百万円) +1,500,000 シティ世界国債インデッ +1,250,000 クス(日本含む、円換 算・ヘッジなし) +1,000,000 インデックス(開始時点=100) 220 TOPIX 200 →NISA開始 180 +750,000 その他 160 +500,000 +250,000 140 +0 120 -250,000 100 -500,000 80 米ドル(対円相場) -750,000 日本株 不動産セクター株(REIT) グローバル債 ハイイールド債 グローバル株 その他 TOPIX 米ドル(対円相場) シティ世界国債イ ン デックス(日本含む、円換算・ヘッジなし) 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧下さい。 2/7 2016年6月 2016年4月 2016年2月 2015年12月 2015年8月 2015年10月 2015年6月 2015年4月 2015年2月 2014年12月 2014年8月 2014年10月 2014年6月 2014年4月 2014年2月 2013年12月 2013年8月 2013年10月 2013年6月 2013年4月 2013年2月 2012年12月 2012年8月 2012年10月 2012年6月 2012年4月 -1,250,000 2012年2月 -1,000,000 不動産セクター株 (REIT) 日本株 グローバル株 ハイイールド債 60 *グローバル債は 小さくて見えない。 40 (出所:Ibbotson及び ブルームバーグより 三菱UFJ国際投信株式会社 商品企画部が作成) 三菱UFJ国際投信株式会社 三菱UFJ国際投信 情報提供資料/【投信調査コラム】 日本版ISAの道 純設定とパフォーマンスの関係はどうか? 投信に使われることの多いベンチマークのパフォーマンス推移を見た所、 下記の通り、1 年のパフォーマンスの好い順に、国内債券、先進国債券(日本除く)円ヘッジあり、エマージング債券 円ヘッジあり、J-REIT となっている(*グラフは 1 年前を 10000 としている、円換算、日次データ)。 国内債券が最 も好いが、国債利回りが 15 年前後までマイナス、国内債券インデックスの利回りがマイナスとなる中(URL は後述 [参考ホームページ])、先進国債券(日本除く)円ヘッジありにも向かうのであろう。 日本の投資信託に使われることの多いベンチマークの推移1年間 (1年前を10000としている、円換算、日次データ) 2015年6月末~2016年6月末 11,500 11,000 日本債券 日本株式 先進国債券 (日本除く)円ヘッジあり 10,500 外国(先進国)株式 エマージング債券円ヘッジあり J-REIT 10,000 先進国REIT(日本除く) 9,500 先進国債券 (日本除く)円ヘッジなし 9,000 日本債券 先進国債券(日本 除く)円ヘッジなし J-REIT エマージング債券円ヘッジなし 8,500 ハイイールド債券円ヘッジなし 外国(先進国)株式 8,000 日本株式 7,500 エマージング株式 7,000 6,500 BRICs株式 先進国REIT(日本 除く) エマージング債券 円ヘッジあり ハイイールド債券 円ヘッジなし エマージング債券 円ヘッジなし エマージング株式 6,000 BRICs株式 (出所: ブルームバーグより三菱UFJ国際投信株式会社商品企画部が作成) 2016年6月24日 2016年6月12日 2016年5月31日 2016年5月7日 2016年5月19日 2016年4月25日 2016年4月1日 2016年4月13日 2016年3月8日 2016年3月20日 2016年2月25日 2016年2月1日 2016年2月13日 2016年1月8日 2016年1月20日 2015年12月27日 2015年12月3日 2015年12月15日 2015年11月9日 2015年11月21日 2015年10月28日 2015年10月4日 2015年10月16日 2015年9月22日 2015年9月10日 2015年8月29日 2015年8月5日 2015年8月17日 2015年7月24日 2015年7月12日 2015年6月30日 5,500 先進国債券(日本 除く)円ヘッジあり *ベンチマークとはブルームバーグで代表的と思われるものを使用している。 次頁グラフは以上の 5 年のパフォーマンスである。 パフォーマンスの好い順に、先進国 REIT、J-REIT、先進国 株式、エマージング債円ヘッジなし、ハイイールド債円ヘッジなし、日本株式、先進国債券(日本除く)円ヘッジなし、 先進国債券(日本除く)円ヘッジあり、日本債券、エマージング債券円ヘッジありとなっている(*グラフは 5 年前を 10000 としている、円換算、月末データ) 。 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧下さい。 3/7 三菱UFJ国際投信株式会社 三菱UFJ国際投信 情報提供資料/【投信調査コラム】 日本版ISAの道 24,000 日本の投資信託に使われることの多いベンチマークの推移5年間 23,000 (5年前を10000としている、円換算、月末データ) 22,000 2011年6月末~2016年6月末 先進国REIT(日本除く) J-REIT 21,000 外国(先進国)株式 20,000 19,000 エマージング債券 円ヘッジなし 18,000 ハイイールド債券 円ヘッジなし 17,000 16,000 日本株式 外国(先進国)株 式 日本債券 先進国債券(日本 除く)円ヘッジなし J-REIT 日本株式 15,000 先進国債券(日本 除く)円ヘッジなし 14,000 13,000 先進国債券(日本除 く)円ヘッジあり 12,000 11,000 10,000 エマージング株式 9,000 8,000 エマージング債券 円ヘッジあり 日本債券 BRICs株式 先進国REIT(日本 除く) エマージング債券 円ヘッジあり ハイイールド債券 円ヘッジなし エマージング債券 円ヘッジなし エマージング株式 7,000 BRICs株式 6,000 (出所: ブルームバーグより三菱UFJ国際投信株式会社商品企画部が作成) 先進国債券(日本 除く)円ヘッジあり 2016年6月 2016年4月 2016年2月 2015年12月 2015年8月 2015年10月 2015年6月 2015年4月 2015年2月 2014年12月 2014年8月 2014年10月 2014年6月 2014年4月 2014年2月 2013年12月 2013年8月 2013年10月 2013年6月 2013年4月 2013年2月 2012年12月 2012年8月 2012年10月 2012年6月 2012年4月 2012年2月 2011年12月 2011年8月 2011年10月 2011年6月 5,000 *ベンチマークとはブルームバーグで代表的と思われるものを使用している NISA 向けファンドはオルタナティブ(日本株ブル含む)やグローバル株が人気 次に新規投資家を示す NISA 向けファンドの純設定を見る。 下記グラフの通り、最新 2016 年 6 月は+885 億円 と、2014 年 11 月以来の小ささとなった 4 月から 2 カ月連続増加、19 カ月連続の資金純流入となった。 日本の NISA向けファンドの純設定(推計)の推移 ( 2012年2月29日 ~ 2016年6月30日 、月次データ) *NISA向けファ ン ド… 2016/06/30 日本のNISA向けファンド 月次・純設定 現在1288本ある 現存ファ ン ドについて。 イ ン デックス…TOPIXと米ドル(対円相場)、シティ世界国債イ ン デックス(日本含む、円換算・ヘッジなし)。 純設定(単位: 百万円) インデックス(開始時点=100) +600,000 →2 年目 →NISA1年目 210 →3 年目 +500,000 190 +400,000 170 +300,000 150 +200,000 130 +100,000 110 TOPIX +0 シティ世界国債インデック ス(日本含む、円換算・ヘッ ジなし) 純設定 TOPIX 米ドル(対円相場) 2016年6月 2016年4月 2016年2月 2015年12月 2015年10月 2015年8月 2015年6月 2015年4月 2015年2月 2014年12月 2014年10月 2014年8月 2014年6月 2014年4月 2014年2月 2013年12月 2013年8月 2013年10月 2013年6月 2013年4月 2013年2月 2012年12月 2012年10月 2012年8月 2012年6月 2012年4月 90 2012年2月 -100,000 米ドル(対円相場) 70 シティ世界国債インデックス(日本含 む、円換 算・ヘッジなし) (出所:ブルームバーグ、Ibbotsonより三菱UFJ国際投信株式会社商品企画部が作成) 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧下さい。 4/7 三菱UFJ国際投信株式会社 三菱UFJ国際投信 情報提供資料/【投信調査コラム】 日本版ISAの道 ※2: 「NISA 向けファンド」…投資信託協会の言う「NISA 向けのファンド(*分配頻度が低いファンド、低コストのファンド、バ ランス型ファンド)」を参考にしながら(URL は後述[参考ホームページ])、2013 年 11 月末時点の契約型公募投信純資産 が 1 兆円以上ある投信会社 17 社(*全 84 社の約 90%を占める)の株式投信(ETF を含む)で「NISA 向け」、「NISA 専 用」、「NISA で選ぶ」、「NISA におすすめ」などと紹介されているファンド、それに加え、2013 年 4 月以降に設定された分 配頻度が低いファンドやバランス型ファンドとしている。 尚、2013 年 4 月以降と言うのは、NISA が含まれる税制改正(関 連)法が 2013 年 3 月 30 日に成立・政省令公布されたため。 また、単位型・限定追加型・年 1~2 回分配以外のファン ド・DC・SMA・ミリオン(従業員積立投資プラン)を含めていない。 ただ、同じシリーズが該当している場合は年 1~2 回以 外を含めている。 しかし、通貨選択型については、年 1~2 回以外を除いている(*マネー・プールは年 1~2 回でも除い ている)。 こうした「NISA 向けファンド」を抽出した所、2016 年 6 月 30 日時点で 1288 本となった。 この新規投資家と思われる投信の 2016 年 6 月純設定を、投資対象(主要分類)別に見る。 前述した既存投資家 と思われる国内投信全体での主要分類を用いると、6 月の純流入 1 位はマルチオルタナティブ(前月 18 位)、2 位はグローバル株(同 1 位)、3 位はその他オルタナティブ(同 5 位)、4 位はグローバル債(同 4 位)、5 位はアセット アロケーション柔軟型(同 2 位)、6 位アジア株(同 10 位)となっている(オルタナティブ及びアセットアロケーション、 アジア株は、次頁グラフで「その他」に含まれる)。 2015 年末頃から純設定を減らしてきた日本株は、わずかなが ら 3 カ月ぶりの純流入となった。 3 位の「その他オルタナティブ」だが、日本株ブルベアファンドのブルファンド中 心に資金が流入している。 日本の NISA向けファンドの純設定(推計)の推移 ( 2012年2月29日 ~ 2016年6月30日 、月次データ ) 日本のNISA向けファンド 月次・純設定 主要分類別 *NISA向けファ ン ド…ETFを 除く追加型 イ ン デックス…TOPIXと米ドル(対円相場)、シティ世界国債イ ン デックス(日本含む、円換算・ヘッジなし)。 純設定合計(単位: 百万円) +600,000 米ドル(対円相場) +500,000 +400,000 +300,000 +200,000 インデックス(開始時点=100) 210 →NISA開始 TOPIX 190 170 シティ世界国債イ ンデックス (日本含む、円換 算・ヘッジなし) 150 130 +100,000 110 +0 -100,000 日本株 グローバル債 グローバル株 TOPIX シティ世界国債イ ン デックス(日本含む、円換算・ヘッジなし) 2016年6月 2016年4月 2016年2月 2015年12月 2015年8月 2015年10月 2015年6月 2015年4月 2015年2月 2014年12月 2014年8月 2014年10月 2014年6月 2014年4月 2014年2月 2013年12月 2013年8月 2013年10月 2013年6月 2013年4月 2013年2月 2012年12月 2012年8月 2012年10月 2012年6月 2012年4月 2012年2月 -200,000 90 日本株 70 その他 グローバル株 グローバル債 *不動産セクター株(REIT)、 ハイイールド債は小さくて 見えない。 不動産セクター株(REIT) ハイイールド債 その他 米ドル(対円相場) (出所:ブルームバーグ、Ibbotsonより三菱UFJ国際投信株式会社商品企画部が作成) ネット証券での人気は日本株・グローバル株・REIT 最後に、各証券会社の集計結果も見る。 2016 年 7 月 6 日現在で、各社 HP(口座保有者限定の閲覧サイトは除 く)に公表されている最新 NISA・投資信託動向だが、ランキングを掲載しているのはネット証券会社が多かった。 ランキングの集計時期や方法は証券会社により異なるので、ここでは、ネット証券各社が HP で公表する最新の内 容を紹介する。 NISA 口座における投資対象はどのようなものか傾向を見る参考としてほしい。 個別ファンドな どの詳細はオリジナルのサイトを参照の事(URL は後述[参考ホームページ])。 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧下さい。 5/7 三菱UFJ国際投信株式会社 三菱UFJ国際投信 情報提供資料/【投信調査コラム】 日本版ISAの道 <NISA 投資信託> ○マネックス証券は最新 2016 年 6 月の NISA 口座における月間売れ筋ファンド(販売額)のベスト 10 を発表してお り、1・3 位は日本株ファンド、2 位はグローバル株ファンド、4・5 位は不動産セクター(REIT)ファンドとなっている。 前 月 5 月の 1 位はグローバル株ファンド、2・4 位は日本株ファンド、3・5 位は不動産セクター(REIT)ファンドだった。 また週間の売れ筋ファンド(販売額)についても発表しており、最新週 6 月 27 日から 7 月 1 日までは、1・4 位はグロ ーバル株ファンド、2・3 位は日本株ファンド、5 位は不動産セクター(REIT)ファンドとなっている。 参考まで、一ヶ月 前の 5 月 30 日から 6 月 3 日までは、1・3 位は不動産セクター(REIT)ファンド、2 位はグローバル株ファンド、4・5 位 は日本株ファンドとなっている。 ○最大手である SBI 証券は週間のランキングを発表しており、最新週 6 月 27 日から 7 月 1 日までの取引をもとに した NISA の投資信託・買付金額の 1・3 位は日本株ファンド、2 位はグローバル株ファンド、4 位はアセットアロケー ションファンド、5 位は不動産セクター(REIT)ファンド。 一ヶ月前の 5 月 30 日から 6 月 3 日までの取引をもとにした NISA の投資信託・買付金額の 1 位はグローバル株ファンド、2 位はアセットアロケーションファンド、3・5 位は日本株 ファンド、4 位は不動産セクター(REIT)ファンドだった 。 ○楽天証券も週間ランキングを発表しており、6 月 27 日から 7 月 1 日までの NISA 投資信託・買付金額の 1・4・5 位は日本株ファンド、2 位はグローバル株ファンド、3 位は不動産セクター株(REIT)ファンド。 一ヶ月程前の 5 月 30 日から 6 月 3 日までの NISA 投資信託・買付金額の 1・5 位は日本株ファンド、2~4 位は不動産セクター株(REIT) ファンドだった。 <ジュニア NISA 投資信託> ○SBI 証券は週間のランキングを発表しており、最新週 6 月 27 日から 7 月 1 日までの取引をもとにしたジュニア NISA の投資信託・買付金額の 1・5 位はグローバル株ファンド、2・4 位は日本株ファンド、3 位は不動産セクター株 (REIT)ファンド。 一ヶ月程前の 5 月 30 日から 6 月 3 日までの取引をもとにしたジュニア NISA の投資信託・買付 金額の 1・2 位は不動産セクター株(REIT)ファンド、3・4 位はグローバル株ファンド、5 位は日本株ファンドだった。 <NISA 積立~2016 年 7 月 6 日現在で入手できる最新(公表データは限られており、集計の時期や対象は各社で 異なるのであくまで参考まで)> ○マネックス証券では、2016 年 6 月の NISA 月間積立契約件数ランキングを出しており、1・2 位は日本株ファン ド、3・4 位はグローバル株ファンド、5 位はアセットアロケーションファンドとなっている(*前月と順位は同じ。1・3・4 位 はインデックスファンド)。 ○楽天証券は積立設定件数ランキングを週間で発表しており、6 月 27 日から 7 月 1 日までの NISA 口座では、1・ 5 位はグローバル株ファンド、2・3 位は日本株ファンド、4 位は日本債ファンドとなっている(*1・2・4・5 位はインデック スファンド)。 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧下さい。 6/7 三菱UFJ国際投信株式会社 三菱UFJ国際投信 情報提供資料/【投信調査コラム】 日本版ISAの道 ネット証券では、6 月は前月 5 月に比べ日本株人気が上昇、新規投資家同様、日本株ブルファンドへの人気も見 られた。 既存投資家でランキング上位に見られた不動産セクター株(REIT)の人気は 5 月と比べやや減少、新規 投資家で見られたグローバル株人気は継続である。 以上、NISA で何が買われたかについて既存投資家、新規投資家、ネット証券などの順で見てきた。 2016 年 6 月は既存投資家で REIT 人気が継続。 新規投資家とネット証券ではグローバル株、この他、ネット証券では日本 株、ネット証券の積立や新規投資家ではアセットアロケーションの人気も示されていた。 こうした情報が「ブレグジット/Brexit(英国の EU 離脱)ショック」の中、個人投資家の参考になれば幸いである。 以 上 [参考ホームページ] 2016 年 6 月 6 日付日本経済新聞「REIT保有、信託銀が 45%に 4証取調査、日銀の買い入れで上昇」… 「 http://www.nikkei.com/my/#!/article/DGXLASFL06HU0_W6A600C1000000/ 」、 2016 年 5 月末の NOMURA-BP 総合利回り…「 http://qr.nomuraholdings.com/QR/index/BPI/NOMURA_BPI_M_J.html 」、 2016 年 7 月 1 日付日本経済新聞朝刊「英不動産投信が急落 金融街シティー空洞化懸念」… 「 http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXKZO04318280R00C16A7EA1000&uah=DF240620160348」、 2016 年 7 月 5 日付ロイター(ロンドン)「英不動産ファンドで解約停止相次ぐ、EU離脱決定で市況悪化懸念」… 「 http://jp.reuters.com/article/uk-property-fund-suspend-idJPKCN0ZL2Q5?sp=true」、 2014 年 1 月 8 日付投資信託協会メールマガジン「NISA 向けのファンドって?」…「 http://www.toushin.or.jp/mailmag/ 」、 SBI 証券の NISA ランキング・投資信託…「 https://www.sbisec.co.jp/ 」、 楽天証券の NISA ランキング・投資信託…「 https://www.rakuten-sec.co.jp/NISA/#NISA_ranking 」、 マネックス証券の NISA 月間売れ筋ランキング・投資信託・販売金額… 「 https://fund.monex.co.jp/rankinglist#NISAMonthlySales 」。 本資料に関してご留意頂きたい事項 ○当資料は日本版ISA(少額投資非課税制度、愛称「NISA/ニーサ」)に関する考え方や情報提供を目的として、三菱UFJ国際投信が作成したものです。 当資料は投資勧誘を目的とするものではありません。 ○当資料中の運用実績等に関するグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。また、 税金、手数料等を考慮しておりませんので、投資者の皆様の実質的な投資成果を示すものではありません。市況の変動等により、方針通りの運用が行 われない場合もあります。 ○当資料の内容は作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。 ○当資料は信頼できると判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性等を保証するものではありません。 ○当資料に示す意見等は、特に断りのない限り当資料作成日現在の筆者の見解です。 ○投資信託は、預金等や保険契約とは異なり、預金保険機構、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。 ○投資信託は値動きのある有価証券を投資対象としているため、当該資産の価格変動や為替相場の変動等により基準価額は変動します。従って投資 元本が保証されているわけではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。 ○投資信託は、販売会社がお申込みの取扱いを行い委託会社が運用を行います。 ○投資信託をご購入の場合は、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ○クローズド期間のある投資信託は、クローズド期間中は換金の請求を受け付けることができませんのでご留意ください。 ○投資信託は、ご購入時・保有時・ご換金時に手数料等の費用をご負担いただく場合があります。 本資料中で使用している指数について ・東証株価指数(TOPIX)に関する知的財産権その他一切の権利は東京証券取引所に帰属します。 ・シティ世界国債インデックスとは、Citigroup Index LLCにより開発、算出および公表されている、世界主要国の国債の総合収益率を各市場の時価総額 で加重平均した債券インデックスです。 巻末の「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧下さい。 7/7 三菱UFJ国際投信株式会社
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