別 紙 都立高等学校補欠募集の一層の活用・推進〔生徒の進路変更の希望に応え、再チャレンジを支援する仕組みの強化〕に向けて 不登校・中途退学対策 Ⅲ 補欠募集制度を一層機能させるための総合的な対策 不登校・中途退学対策検討委員会報告書(平成 28 年 2 月) 補欠募集による中途退学防止サポートネット強化プログラム 「具体的な方策の方向性」 (4) 再チャレンジのための教育機会の拡充 ア 教育支援センター(適応指導教室)の充実 イ 不登校の児童・生徒を受け入れる学校の取組 ウ 都立高校への転編入学制度等の改善 エ 早期離職への対応 Ⅰ 【補欠募集の理念】 欠員を補充することだけでなく、高校入学後に、将来の目標が変わり他の高校で勉強したいなど の進路変更希望にも応えることで、中途退学を未然に防ぎ、教育の機会を確保すること。 1 都立高等学校補欠募集と仕組み 転学(高校に在籍している生徒が引き続き他の高校の相当学年に入学すること)や編入学(高校入学後1学年以上の課程を修了し、 一度退学した後に、改めて第2学年以上に入学すること等)をする機会を設け、年3回、学期ごとに実施。 【実施時期】 募集状況の発表 入学願書の受付 検 査 日 入学の時期 第一学期(転学及び編入学) 3月上旬 3月中旬 3月中旬 学年の初め 第二学期(転学) 7月上旬 8月上旬 8月中旬 第二学期の初め 第三学期補(転学) 11月下旬 12月上旬 12月上旬 第三学期の初め 補欠募集を受検しやすい環境を作る! 〇 補欠募集制度の一層の周知(高校生、中学生、保護者等) *高校生を対象にした補欠募集リーフレットの作成・配布 *都内公立中学校3年生全員配布のパンフレット「東京都立高等学校に入学を希望する皆さんへ」の充実及び活用 〇 補欠募集の実施結果の公表(受検人員、合格人員) *都教育委員会ホームページへの掲載 〇 各学校における学力検査問題等の積極的な情報提供 *過去の検査問題を希望する志願者等の利便性のため、募集状況発表時に1年前の学力検査等実施校を明示 *出題範囲の情報提供及び検査問題の請求時の対応の明確化 【補欠募集の受検から入学までの主な流れ】 2 ① 募集状況の確認 都立高校共通ルールを確立して確実に実施する! *保護者や高校の先生などに相談 *保護者や高校の先生などに相談 他の学校を選択又は 在籍校での学習を選択 不可 ② 志願を希望する学校への事前相談 *転学後、卒業に必要な単位の履修及び修得が可能かを高校が判断 〇 ガイドラインの策定(補欠募集の理念及び実施上の留意点等に係る指針) *選考方法や選考基準の改善 ・各学校の実態に応じた検査教科等の柔軟な設定 ・転学・編入学後の学習活動に付いていくことができるかの判断基準の設定 *応募資格認定の弾力的な運用 ・教育課程の相違等に伴う応募資格認定の考え方の整理 *保護者や高校の先生などに相談 不合格 可能 合格 ※学校経営支援センター連絡会、校長連絡会等を活用した教職員への周知 ③ 入学願書等の書類の受取・出願 ⑤ 入学 ④ 受検(学力検査・面接等) 〇 ガイドラインに基づく補欠募集の実施 *平成 28 年度第二学期補欠募集より適用 Ⅱ 3 補欠募集の課題 ■ 依然として、高校では欠員が生じた際に実施する「欠員補充」と捉えている。 ■ 補欠募集の制度があることや仕組みが、生徒や都民等に十分に周知されていない。 ■ 不合格者の多くが補欠募集の学力検査の点数が低く、受検した高校と自身の学力に乖離がある。 ■ 補欠募集の合格者について、特に全日制課程で少ない状況がある。 ■ 過去の検査問題の提供や選考基準等、各高校の判断で対応している状況がある。 応募人員 受検人員 *ガイドラインを活用し、補欠募集の理念や趣旨を理解した上で、適切な指導を実施 〇 補欠募集で不合格になった生徒に対する組織的なケア *当該生徒が進路変更を希望する理由や原因を把握・分析し、学校全体で組織的な教育相談を実施 *教育課程や校内規定を弾力的に運用し、個別の事情に対応した学習機会を設定 合格人員 合格率 第1学年 第2学年 第3学年 613(, 298) 1,372(1,078) 2,310(1,992) 215 57 4 213 56 4 75 17 1 35.2% 30.4% 25.0% 合 4,295(3,368) 276 273 93 34.1% 計 〇 生徒の適性や能力に合った学校選択に向けた適切な指導 〇 転学・編入学した生徒に対する支援 【補欠募集の実施結果】 〔平成 27 年度第二学期補欠募集:全日制課程〕 募集人員 適切かつ組織的な指導により生徒を支える! ※転勤等による都外からの一家転住者のための区分を除く。※募集人員欄の( )は、島しょの高校の募集人員を除いたもの。 ※学校経営支援センター連絡会、校長連絡会等を活用した、上記に関する組織的な指導体制の構築に向けた指導・助言 補欠募集の一層の活用及び推進
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