2016年7月15日号 1面

工夫重ねて9年…
<竹の塚店>
ニホンミツバチの普及活動も
市農業公園にセイヨウミ ってしまったこと。業者 まい、そのたびに採蜜の
ツバチと、許可をもらっ に 駆 除 を 依 頼 し た と こ 方法など試行錯誤したそ
て そ れ ぞ れ の 巣 箱 を 置 ろ、洞にいたのはニホン うだ。今では野尻さん手
自然豊かで広大な水元 き、7∼ 日に一度、巣 ミツバチだった。ニホン 作りの、一般的にセイヨ
公園の一角、夏でもほど 箱の様子を見てまわる。 ミツバチは逃去する性質 ウミツバチに使われてい
よい木陰ができ、風通し このときは、野尻さんが があるため飼い続けるこ る横に並べる枠式の巣箱
のいい場所にミツバチの 会長となっている﹁足立 とが難しく、小さくて弱 でも順調に育っている。
は﹁︵駆除に来た人から︶ 近園内の木にニホンミツ
巣箱が置かれている。足 はちはちみつクラブ﹂の いこともあって減少傾向
水元公園に巣箱を置く
立区郷土芸能保存会の会 会員の誰かが手伝いに来 にあるという。野尻さん ようになって5年目。最
個の待ち箱を設
ツバチが楽しそう
が咲きチョウやミ
春。たくさんの花
6年︶を読んだ◆
真緒・大阪府小学
るし、みんなに元
ていて。君と会え
雨に咲くから待っ
﹁来年もきっと梅
イは枯れる前に
たつむり。アジサ
じゃないさ﹂とか
〈営業時間〉午前9時~午後6時 ※火曜日定休
長を務める野尻和良さん てくれるそうだ。
︵西綾瀬2︶が育ててい
今年で9年目になると 育てることは天から与え バチが巣を作っているこ
いう養蜂を始めるきっか られた宿命だ、と言われ とがわかった。ニホンミ
るものだ。
必要となるため、東京都 園内に
に遊んでいる。ア
気をあげられる花
(税込)
10
自宅のほかに、水元公 けは、自宅の庭のケヤキ ちゃったんだよ﹂と笑う。 ツバチを普及させたいと
園にニホンミツバチ、都 の洞の中にハチが巣を作 養蜂には東京都の許可が の思いから、許可を得て
養蜂協会会員になった。 置している。
ニホンミツバチ用の、
巣箱のまわりは小さな
重箱のように上下に重ね 体の両脇に花粉をつけた
る巣箱では、蜜を採ると ハチや、花粉を集めに行
き、一番上の枠から採取 くハチたちが、せわしな
段ずつ、蜜を しょう﹂。ハチたちの様子
する。日を替えて様子を く飛び交う。﹁かわいいで
見ながら
とった後の枠は重箱の一 や巣箱の状態を、じっく
番下へまた重ねる。今ま り見ている野尻さんの優
でに何度も逃げられてし しい表情が印象的だ。
﹁童話の花束﹂︵発行 ていない。﹁一人ぼっち
・JXホールディング になっちゃったんだ﹂
回JX︱EN 一匹のかたつむりが。
ス㈱︶という本が届い と寂しがった◆そこに
た。第
EOS童話賞作品集だ アジサイが﹁友達がほ
◆その中の小学生以下 しいな。一人ぼっちは
の部最優秀賞﹁アジサ イヤだ﹂というと﹁君
ジサイは咲く準備
イの咲く季節﹂︵井口 はぼくがいるから一人
を忘れていた。﹁ぼ
くがわすれんぼうじゃ になりたい﹂と話すと、
なかったら、チョウや かたつむりは﹁必ず待
ミツバチと友達になれ ってるさ。ありがとう﹂
たのに﹂と悲しんだ。 と約束した◆井口さん
それから一生懸命頑張 の受賞の言葉に﹃友達﹄
って2か月後にやっと と﹃居場所﹄というキ
︵ん︶
花を咲かせた。しかし、 ーワードがあった。夏
まわりの花はもう咲い 休みが近い。
864円
(8)
手作りの枠式巣箱
14
自宅に巣ができたことがきっかけで養蜂を始
めた西綾瀬の野尻和良さん。試行錯誤しながら
に、そしてその音がいい
月
1
9年目となり、仲間とともに減少傾向にあるニ
だ。今年の5月から新た 人 々 が 演 奏 に 聴 き い っ
演するコンサートで、今 した。
これは生涯学習振興公 に3人が加わり、この日 た。
社主催の、足立区にゆか はその一人、クラリネッ
﹁いつも嘘のない正直
りあるアーティストが出 トの安藤綾花さんも出演 な自分の音が出せるよう
が開催された。
でマイタウンコンサート 10年に結成したバンド 止め、600人を超える
回の出演は﹁山崎千裕+
ニニロッソ﹁夜空のト 音でありたい﹂と話す山
ROUTE band﹂。 ランペット﹂から始まっ 崎さん。アメリカでのツ
伊興中学校吹奏楽部出身 たステージでは、山崎さ アーなど活動の場を広げ
band﹂は、
のトランペット奏者、山 んの新曲﹁白と青のうた﹂ る﹁山崎千裕+ROUT
崎千裕さんを中心に、ド もはさみながら、バンド E
ラム山下智さん、ベース のオリジナル曲やなじみ にシアター1010でも
通常1パック 1,620円(税込)を…
第522号
平成28年7月15日(金曜日)
14
山本浩二さん、キーボー あるクラシックを編曲し 演奏を披露する。
心地のいい音色に聴き入る
(6)
平成28年7月15日
(金曜日)
(7)
(5)
46
ホンミツバチの普及活動も進めている。
重箱式の巣箱を見つめる野尻さん
平成28年7月15日(金曜日)
10
第522号
第522号
平成28年7月15日
(金曜日)
第522号
第522号
band
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自分達 の 音 を 届 け た い
平成28年7月15日(金曜日)
(3)
88,000
〒121-0831 東京都足立区舎人2-2-26
電 話 03(5647)4343(代)
FAX 03(5647)4388
HP http://www.ayomi.co.jp/
522
足立区竹の塚5−6−10
☎03−3858−2108
(4)
平成28年7月15日
(金曜日)
山崎千裕+ROUTE
足立はちはちみつクラブ会長 野尻さん
7月7日の夕方、JR ド高見英さん、ギターの たテンポのいい楽曲を披
北千住駅南口コンコース Mizさんの5人が20 露。行き交う人々も足を
マイタウン
コンサート
足立読売
株式
会社
(2)
第522号
14
7 月15日(金)
原地直輸入 自社工場より直接お客様へ
2016年(平成28年)
発 行 所