シンガポールにおいて新焼却炉の建設に着手 ~ 能力を倍増し製薬・化学

2016 年 7 月 11 日
DOWA ホールディングス株式会社
(コード番号:5714 東証 1 部)
シンガポールにおいて新焼却炉の建設に着手
~ 能力を倍増し製薬・化学系廃棄物の処理推進 ~
当社(東京都千代田区外神田 4 丁目 14 番 1 号 資本金:364 億円 社長:山田 政雄)子会社の DOWA
エコシステム(株)(同所 資本金:10 億円 社長:佐々木 憲一)は、シンガポールで廃棄物処理事業を行って
いる子会社 Technochem Environmental Complex Pte. Ltd.(シンガポール共和国 資本金:3.5 百万シ
ンガポールドル 社長:吉成 明夫、以下 TEC 社)において、新焼却炉の建設に着手します。
シンガポールは製薬・化学産業の成長を促進しており、世界の大手医薬品企業が多数進出しています。今後、
同産業から発生する廃棄物の増加が見込まれる一方、それらを処理できる企業は限られているため、処理能力は逼
迫すると考えられます。
DOWA エコシステム(株)は 2009 年から東南アジアへ進出し、現在インドネシア、タイ、シンガポールおよびミャン
マーの4か国で環境・リサイクル事業を展開しています。シンガポールでは、主に製造業由来の有害廃棄物を対象に、
焼却処理を中心とした廃棄物処理サービスを提供する TEC 社と、貴金属リサイクルならびに環境コンサルティングを
行う DOWA Eco-System Singapore Pte. Ltd.の 2 拠点で事業展開しています。
TEC 社は有害廃棄物の処理ライセンスを持つ大手 6 社のうちの 1 社として、特に液体廃棄物の処理に強みを有
し、コンプライアンスを重視する企業からの信頼を得てきました。今回、固形廃棄物の処理に適したタイプの焼却炉を
新たに建設し、あわせて製薬・化学系廃棄物の処理ライセンスを取得する予定です。これにより、廃棄物の焼却処
理能力は現在の約 2 倍となります。加えて、液体か固形物かの性状を問わず、また、製薬・化学系廃棄物などの難
処理廃棄物を含めた多様な廃棄物を処理できる体制が整います。DOWA グループが日本国内で培った難処理廃
棄物処理の豊富な経験を活かし、TEC 社の新焼却炉を早期に立上げ、シンガポールにおける環境・リサイクル事業
を強化していきます。
DOWA エコシステム(株)は引き続き成長が見込まれるアジアにおいて事業展開を加速し、様々な環境問題の
解決に貢献してまいります。
【新焼却炉の概要】
1. 建設場所
:シンガポール トゥアス工業地区 TEC 社敷地内
2. 竣工時期
:2017 年 2 月末
3. 処理対象物
:製薬・化学系廃棄物をはじめとした固形有害廃棄物
4. 処理能力
:36 トン/日
以 上
この件に関するお問い合わせ先
DOWA ホールディングス株式会社 企画・広報部門
TEL:03-6847-1106
西村、鎌倉
http://www.dowa.co.jp/
<参考>
新焼却炉 完成イメージ図
TEC 社外観
以 上