私の神戸市外大青春時代(2)

1997年以降は、
天皇 陛 下、
総 理 大 臣の中 国 語 通 訳 を 務
め、
多くの歴史的な場面に立ち
会うことができました。もちろ
ん、重要な通訳はかなりの準備
を 必 要としますし、本 番は、文
字 どおり 寿 命が縮 まる 思いで
す。特に総理大臣の発言は日本
政 府 を 代 表 する 発 言であり 、
総 理 大 臣 通 訳はその一言一言 を
正 確に訳 さなければなりませ
ん。このため、言 葉のみならず 、
常に内 外の様々なことを 勉 強
しなければなりません。
「これを知る者はこれを好む
者に如かず 。
これを好む者はこ
れを 楽しむ者に如かず 。」これ
は孔子の言葉です。勉強でも何
でも楽しんだ者が勝ちです。外
国語のレベルが上がること、知識
が増えることは本来楽しいこと
なのです。私はいつも楽しみなが
ら勉強をしています。
私の中でずっと続いている、
アットホームな大学時代
学校法人育成学園
理事長・学校長
植木 砂織
神戸国際調理製菓専門学校
1983年 英米学科卒業
私は六甲の高 台にある旧 校
舎で学びました。思い出 すのは
あの油 引 きの床の教 室や 桜の
木が綺麗だったグランド、校舎の
窓から眺める神戸の海。入学し
てすぐのオリエンテーションの神
戸市内一日観光では、
バスで六甲
山牧場や港巡りまで連れて行っ
てもらい、とてもいい大 学 だな
あと思いました。しかし授 業が
始まると、
どれもこれも難しく
てちんぷんかんぷん、教 授 も 天
然 記 念 物みたいな方が多かった
です( 失 言お許しください)。お
まけに一コマの授 業 時 間が長く、
朝から夕方までみっちり勉強で
した。秋の大学祭は最高に楽し
く、
テニス部の模 擬 店でわらび
もちを作ったり、
夜は講堂の一番
前の席で、当時はジーンズのサロ
ペットを着てアフロの髪型の笑福
亭鶴瓶さんの話に大笑いしまし
た。オール阪 神 巨 人さんを 招い
た年 もあったと思います 。私に
とっての大学での思い出は、
やは
りクラスメートや先輩、後輩、学
科 を 越えて親しくなった友 達 。
大学全体の学生数が少なくて、
ほとんど全員が顔見知りなので
す。
今、神 戸で仕 事をさせていた
だいていると、同 窓 生や大 学に
ゆかりのある方々に出会うこと
がとても多く、
それがすごく嬉
しい。あのアットホームな大学時
代の青春は、
私の中でずっと続い
ているような気がするのです。
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