認知症の人への理解を深める 週切な対応とケアで認知症の進行を遅らせ、 症状が改善 適切な対応で進行が遅くなったり、症状が改善したりした事例を穆考に、住み慣れた 地援で暮らし続けるポイントをつかんで、おきましょう。 ic l ケース 家旗の気づきで早期に治療カr開始できた 70 代/男性/アルツハイマー璽認知書 孫の結婚式の日を何度も確認してくる、冷蔵庫の中に湯のみを しまうなどの症状に家族がもしやと気づきました。健康自慢のおじ 私の健康相談につきあってくださしリとお願いして病院へ いちゃんに I 行き、軽度の認知症と診断されました。「健康で長生きしてほしいjと 言って一緒に薬(家族はビタミン剤)を飲むことにしました。 em 理In 早期発見の鍵は家族がにぎっている場合が少なくありません。ものわ すれがひどい、判断や理解力が衰える、意欲がなくなるなどの変化を 感じた場合は、年をとったからと見逃さず、医師の診断を受けましょう。 ケ ー ス @ ! 薬の散み方を工夫して、服薬の負担を減 S す 70代/男性/アルツハイマー型認知症 直前の出来事を忘れてしまう、炊事をせず、レトルト食昂を温める だけ、趣味の編み物を全くしなくなったなどの症状がありました。 また、高血圧、糖尿病、指質異常症の生活習慣病があり、 6種類の 薬を飲んでいました。これ以上負担をかけないように、かかりつけ 薬局に相談し、薬をひとつにまとめるー包化議にしました。飲み忘れの £慢もなく4 ヶ月が経過したころ、冷凍食品に野菜を加えて調理したり、 おひたしを作ったりするなど改善がみられました。 em 沼恒由 ※ー包化とは、 1 固に何種類かの薬を服用する場合、まとめて1 袋にするこ とで、飲み忘れや飲み間遣いを防止する薬の飲み方を工夫する方法です。 他にも、座葉、軟膏、貼付藁に代替することで本人の負担滅と服薬管理が しやすくなる襲の形態を工夫する方法もあります。 8 _ ) r ;n ' . , ι i ケース@! 地域の見守りで外出ができ‘表情カV明るく 60代/女性/アルツハイマー型認知症 不安や迷惑をかけたくないという思いから、すっかり外出しなくなってしまいました。しかし、近所の友達の さん、 誘いや認知症サポーター※の支援もあり、少しずつ舛出ができるようになりました。今では Jなどと地域の皆さんからの積極的な声かけ(見守り)も増え、散歩が楽しみの一つになりました。 調子はどう ? 夜眠れない、すぐに怒るといった症状に悩んでいた家族も落ち着いてきたと実感しています。 r o o m G闘賞 周りの人のちょっとした声かけだけでも、諸症 状の改善や進行を遅らせることにつながります。 住み慣れた地域で自分らしく暮らしが続けられる よう、地域で支え合える環境づくりはこれからます ます大切になっていきます。 J r 温. : : a : . . . . . . : 工忌 ' 司 、 11 1 ~.-, ". ・ a ※認知症サポーターとは、「認知症のことを正しく理解し、認知症の人やその家族を見守る応援者jのことです ( 1 9 ページ参照)。 I 盃I よくある症状への対応について知っておきましよう。 不司解な行動、困った行動も本人なりの理由があります oよくあるケースを参考に 対応のポイントや対策を知っておきましょう。 適切な対応で本人の不安がやわらぎ、分譲負担の軽減に。 認知症になっても何もわからなくなるわけではありません。本人は、できない、わからないことに戸惑い、 なんとか折り合いをつけようと一生懸命です。そんな現実とのギャップを埋めようとする行動が、介護者に とっては困った行動となり、介護負担増にもつながってしまいます。具体的な例をもとに様々な行動の背景に ある本人の不安な思いを理解し、かかわり方や環境を変えてみましょう。 日時の感賞の混乱 r 今日は何日 ? J 答えられなくても 問題視しないこと 日にちは健常者でもわからないことがある位なので、まずは ご家族が「今日は何回 ? Jなどの質問でテストをして不安を増強 しないようにしましよう。大きな日めくりカレンダーをかけておく ことも良いかもしれません。 ζ仁 全体の毘憶の障害 rごはんまた?」 話題を衰え~ 食べた、という事実を理解してもらうのではなく、本人がいかに納得するかが ポイン卜です。「もうすぐで、きるから待っていてねJできるまでこれ(お茶や お菓子など)を食べて(飲んで)いてねJ と話題を変えてみましょう。 r コ〉 もの盗られ妄想 r 財布を盗まれた!J 閉じ感情を共有して、 疎方になる 盗まれたと思い込んでいます。反論せず f ぞれは困りまし たね、一緒に探しましょうjと共感しましょう。本人以外の 人が財布を見つけた場合、ここにありましたとは言わず、 「このあたりを探してみましょうかJ と言って、本人に見つけ てもらうことが大事です。 一番お世話に写っている人定疑 t吻『ちです しまった場所を忘れたのに、自分の不利なことは認めず、 珪かが盗ったに遣い お金が無くなったという不安が先にたち f ない!Jという蓑想になります。特に身近な人を疑いがちなのも 特徴で、決して嫌っているわけではありません。 家に帰りたい願望 「 蒙l : 帰S 拡 t、 と いけない」 気持ちを認め、 落ち着か世~ f ここが家ですよJ と引き止めると不安や と 不信感が募ります。 そこまで送りますよJ 一緒に散歩したり、 f お茶だけでも飲んで いってくださしリと気分を変えて落ち着か せます。 r 人輔が攻撃的に変化 r J 1 《力にしてるの力'!」 でき~限り感情をいたわる 気持ちを表現できる言葉が出てこない、相手の言葉が理 解できないことなどから、もどかしい気持ちを抱えています。 日頃から本人を尊重する言葉をかけるとともに、投げられて 危険なもの、困るものは目の届くところに置かず、ティッシュ の箱などを置いておきましよう。 . ・ 本人が病院に行きたがらない場合 こん拡ふうに 声芭 t tけTみよう. 気軽恕気持ちで行け事ように 困ったふあ; 1 主まいの 地域包括支援 センターに相談! 抱え込まないことが 乗り切るコツです。 介櫨の憎みは 章旗花けで 認知症の人の介護は身体的・精神的負担 が大きく、また長期的なものです。家族だけの 対応には限界があるため、周囲のサポートを 活用することが大切です。決して抱え込まず、 抱え込んではため! 各種サービスや相談窓口(16ページ以降 参照)を利用するなどして、本人も家族も 安心して生活できるようヒントを見つけて いきましょう。 認知症の人もその家族も 明るく生きるために 同じ悩みを持つ 仲間ず欲しい 参加しませんカ'! NPO 浩人『にこにこ会』 どう接していいか 分からない / ‘ 同 . (久留米旭区認知症の人と家族の会) 介護疲れを 毎月第2 水曜日 ( 1 3 時 -15 時3 0 分)に久留米 市総合福祉会館(長門石)で定例会、毎月第3 土 1 3 時3 0 分. . . . . . 1 5時3 0 分)に市役所会鶴室に 曜日 ( て男性介聾者の集いを開催し、認知症に関する 不安や悩みを一緒に話し合います。 お問い合わせ :080-3908-2940 分かって もらいたい
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