船橋市地方公会計システム導入業務 委託仕様書 財政課

船橋市地方公会計システム導入業務
委託仕様書
財政課
目次
(1) 業務名……………………………………………………………1
(2) 定義・業務目的…………………………………………………1
(3) 業務範囲…………………………………………………………1
(4) システム要件……………………………………………………1
(5) セキュリティ要件………………………………………………2
(6) データ連携について……………………………………………3
(7) システム保守及び運用支援……………………………………4
(8) 資料の納品………………………………………………………4
(9) 履行期間…………………………………………………………4
(10)個人情報の保全及び保護に関する事項…………………….5
(11)その他………………………………………………………….5
(1)業務名
船橋市地方公会計システム導入業務(以下、本業務という。
)
(2)定義・業務目的
本仕様書で地方公会計システムとは、
「今後の新地方公会計の推進に関する実務研究会」
が平成 27 年 1 月に発表した「統一的な基準による地方公会計マニュアル」に基づいて、
固定資産台帳の整備・財務書類の作成・財務書類の活用を行うためのシステムをいう。
本業務は地方公会計システムを調達することを目的とする。
(3)業務範囲
・地方公会計システムインストール、環境設定
・データ連携(必要があれば受託者の地方公会計システムのカスタマイズ)
なお、システム保守及び運用支援を、本業務受託者に別途委託する予定である。
(4)システム要件
本市においては期末一括で財務伝票の仕訳を行う。また、財務伝票データ件数は年間
約40万件である。減価償却は年割で行う。この条件で円滑に稼働するシステム構成と
すること。
1.システム稼働環境
受託者は、本市が別途用意する仮想サーバ上にシステム運用環境を構築する。ハード
ウェアの調達は不要だが、システム構築が仮想サーバ上であることに留意すること。
また、ネットワーク、クライアント PC も本市に既存のものを利用する。
① 仮想サーバ構成(想定スペック)
CPU:Xeon E3-1220v2 (3.1GHz/8MB/4 コア) (1CPU) 相当
メモリ:12GB 相当程度
HDD:1.3TB 相当程度
OS:Windows Server 2012 R2 Datacenter
仮想化ソフトウェア:Windows Server 2012 R2 Hyper-V
ネットワークインターフェース:1000Base-T / 100Base-TX / 10Base-T
上記スペックは仮想サーバにおいて想定しているリソースだが、提案者のシステム
において必要なスペックは別途提案すること。
なお OS ライセンスについては本市にて用意し、OS インストール及びネットワーク
接続に必要な設定は本市にて実施するが、その他システム稼働に必要なミドルウェア
(SQLServer 等)があれば本導入に含めることとし、設定は受託者にて行うこと。
1
② ネットワーク
本市の情報系ネットワークを使用すること。なお、イントラネット内の回線速度は、
10Mbps~1Gbps である。
情報系ネットワークに接続する際には情報系ネットワーク管理者(情報システム
課長)及びネットワーク担当者(情報システム課職員)と協議し、その指示に従う
こと。
③ クライアント端末(想定台数は 10 台とする)
端末のスペックは下記のとおりとする。なお、今後、OS を Windows 10 に更改する
ことを予定しているため、Windows 10 にも対応していること。
【スペック】OS:Windows 7 Professional (32/64bit) Service Pack 1
CPU:Celeron(2.4Ghz)~Core i5(2.5GHz)
メモリ:2~4GB
ソフトウェア:Office 2010 Professional
ブラウザ:Internet Explorer 11
※なお、上記のとおり Windows 10 への更改を予定しているため、
Edge への対応にも留意すること。
2.ソフトウェア要件
地方公共団体情報システム機構が地方公共団体に無償で提供している地方公会計標準
ソフトウェア(以下、標準ソフトウェアという。
)が有する機能を、日々仕訳用連携機能
以外は原則として全て包含すること(別添「機能要件一覧表」参照)
。
標準ソフトウェア以外で提案する場合、標準ソフトウェアより使い勝手が良い機能が
あれば提案書に記載すること(例、標準ソフトウェアでは固定資産台帳と仕訳帳の照合
が必要だが、提案のシステムでは金額一致が担保され照合は不要、など)
。
ソフトウェアのインストール・環境設定等を行うこと。既存クライアント PC に対して、
ソフトウェアのインストール・環境設定等が必要な場合は、受託者にて対応すること。
ソフトウェアの動作にミドルウェア等が必要であれば、受託者の負担でミドルウェア
等のインストール・動作環境設定等も行うこと。
(5)セキュリティ要件
1.情報セキュリティ対策
本市が定める「船橋市情報セキュリティ対策基準」及び「船橋市情報資産の保護及び
管理に関する規定」
(以下、基準及び規定という。)等に準拠した情報セキュリティ対策
の作成を支援すること。
基準及び規定が変更された場合は、本市と協議の上、必要に応じて情報セキュリティ
対策を見直すこと。
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ウイルス対策ソフトウェアは、シマンテック社製 EndPointProtection とし、サーバへ
インストール(1年間分の必要ライセンス調達を含む)すること。また、ウイルス定義
ファイルは本市の情報系ネットワークを通して配信されるものとし、本調達の範囲には
含まない。
自治体情報セキュリティの強靭化対応のため、平成 29 年 1 月より 2 要素認証導入等が
実施されることに留意すること。内容については検討中のため、現時点では資料等の提
示はできない。
2.アクセス権限
利用者毎に個別の ID・パスワードを管理して、アクセス権限のないユーザが利用でき
ないように認証機能を設けること。
利用者毎にデータの照会、更新及び削除等、各機能について利用制限を設けて、予め
許可された機能以外は利用できないようにアクセス権限の設定機能を設けること。
パスワードは利用者による変更ができること。また、パスワードの入力規則及び有効
期限を設けること。
3.ログ管理
アクセスログ、操作ログ、サーバ OS イベントログ(以下、ログという。
)の取得がで
きること。ログはシステム管理者及び指定された職員のみ閲覧・出力が行えること。
ログの出力形式は本市と協議の上、定めること。
(6)データ連携について
本市では現在、富士通の財務会計システム(IPKNOWLEDGE)を使用している。
1.他システムとのデータ連携
受託者の地方公会計システムに必要なデータを出力するため、財務会計システム改修
を行うので、インターフェース仕様書を提出すること。また、本市から要望があれば、
財務会計システム保守業者との打ち合わせに応じること。
2.データの完全性・正確性
地方公会計システムセットアップ後は財務会計システムから出力されるデータが問題
無く取り込めるか確認を行い、報告書を提出すること。
また、財務会計システム側の改修だけではデータ連携ができない場合には、地方公会
計システム側もカスタマイズに応じること(本業務の範囲内として)
。
3.次期システムへのデータ移行性
本システムから次期システム等へのデータ移行を考慮し、本システムのデータベース
等から CSV 等の形式で出力するデータレイアウト、コード説明書等のドキュメントを整
備すること。また、移行時に容易にデータ抽出可能な仕組みを構築すること。
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(7)システム保守及び運用支援
システム保守及び運用支援は本業務に含まず、本業務の受託者に別途委託する予定で
あるが、本業務受託者を選定する際に重要な評価事項となるため、提案書に詳細を記載
すること。システム保守及び運用支援に係る経費は見積もり上区分して明記すること。
1.システム保守
システム障害が発生した場合、即時に電話及び電子メールによる対応ができること。
また重大な障害が発生した場合には、システムエンジニアの派遣対応ができること。
保守対応時間は平日 8 時~19 時とする。
また、年1回の市役所本庁舎停電時の対応および最低でも年1回(緊急を要する場合
は随時)のセキュリティバッチ適用を行うこと。
2.運用支援
受託者はシステムの操作マニュアル、運用マニュアル等の作成を行い、電子媒体及び
印刷物で提供すること。
マニュアルに記載のない不明点が生じた場合、電話及び電子メールによる対応ができ
ること。運用支援対応時間は平日 8 時~19 時とする。
また、本市では別途、会計事務所に財務書類の作成支援業務委託を行う予定である。
本市が委託する会計事務所に対してどのような運用支援が行えるか、提案書に詳細を記
載すること(会計事務所へのシステム提供の可否、可能な場合の実現方法、無償か有償
か、有償の場合の費用、他環境へのデータ移行が考慮されているか(システムのバック
アップ・復元機能があるか)、など)
。
(8)資料の納品
・打ち合わせ議事録
・要件定義書
・システム設計書
・データ連携確認報告書
・操作マニュアル
・運用マニュアル
・業務完了報告書
上記いずれも電子媒体 1 部及び印刷物 1 部で提出すること。
(9)履行期間
契約日から平成 29 年 3 月 31 日まで。ただし、本市が別途委託する財務会計システム
改修完了日から 1 カ月以内にシステムセットアップとデータ連携確認を完了すること。
なお、財務会計システムの改修完了は平成 28 年 11 月末頃を予定している。
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(10)個人情報の保全及び保護に関する事項
1.個人情報の機密保持
受託者は、本受託業務に関連して直接又は間接に知り得た一切の内容を、受託作業期
間のみならず、その終了後も第三者に漏えいしてはならない。
2.再委託の禁止または制限
個人情報の漏えいを防止するため、受託者は本受託業務を第三者に再委託してはなら
ない。ただし、当該業務の一部についてやむを得ず第三者に委託する必要があるときは、
あらかじめ再委託する業者名、再委託の内容、業務執行場所を本市に書面で提出し、本
市の許諾を得なければならない。
再委託を受けた者に対してもこの仕様書を厳守させなければならない。
3.個人情報の目的外使用及び第三者への提供の禁止
受託者は、本受託業務に係る個人情報を本業務以外の用途に使用してはならない。
受託者は、本受託業務に係る個人情報を第三者に提供し、又は譲渡してはならない。
4.個人情報の取り扱い
作業場所、個人情報等の保管場所、個人情報等の搬送方法については、あらかじめ本
市の承認を得なければならない。これを変更するときも同様とする。
5.個人情報の複写及び複製の禁止
受託者は、本受託業務に係る個人情報を本市の許可なく複写、または複製してはなら
ない。
本市の許可を受けて複写したときには、本受託業務の終了後、直ちに複写した個人情
報を消去し、再生または再利用ができない状態にし、本市に個人情報の消去に関する報
告書を提出すること。
(11)その他
本仕様書に定めのない事項については、必要に応じて受託者と本市が協議して定める
ものとする。
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