富士地域の特徴ある農芸品を活用した食の郷づくり 富士農林事務所 活動期間:平成26年~27年 ○ 取組の背景 富士地域は、標高0mから3,776mまでの日本一の標高差を活かした、 高品質で多彩な農芸品が生産されている。 また、38万人余の人口と富士山を中心とした優れた景観資源を有してお り、地域の特徴を活かした販売や6次産業化に適した環境にある。 しかし、その資源を活かした取組は不十分である。 そこで、これら地域資源を、一層、付加価値の高い 商品として販売し、農家経営の安定・拡大を支援する とともに、地元消費者に地元農芸品を知っていただく 地産地消等を推進する。 ○ 1 2 3 課題・目標 静岡6次産業化サポートセンター機能を活かした6次産業化支援 ふじのくに食の都づくり仕事人と連携した食の郷づくり推進 次世代を担う子供から大人まで富士山麓の恵を享受できる地域づくり 普及指導員の活動 ○推進方向1 「6次産業化の推進」 (平成26~27年) ■新商品開発支援 静岡6次産業化サポートセンター機能を活用した6次産業化個別相談会の開催 ・専門企画推進員と連携した6次産業化相談対応 ・専門分野の支援要請に専門家を派遣 ■販売力向上支援 6次産業化を目指す農業者に対する6次産業化支援セミナーの開催 ・マーケティング、商品開発のポイントなど専門家が分かりやすく解説 専門家による食味改善指導 6次産業化新商品のブラッシュアップに向けた試作品評価会の開催 ・新商品のクオリティーを上げるため、各分野(マーケティング、デザイン、食味等)の 専門家がアドバイス ・ふじのくに新商品セレクションへの出品誘導 《普及指導員の連携による支援》 各特技の能力を活かした経営改善・技術指導など農業振興部一体の幅広い支援体制 ○推進方向2 「富士山麓食の郷づくりの推進」 (平成26~27年) ■食の仕事人等と連携した地場農産物の活用推進 富士山麓食の郷づくりネットワーク会議の開催 ・6次産業化等の生産現場視察(管内指導機関との情報共有) ・食の仕事人と連携した地場産食材活用メニュー提案 富士山麓食の都づくり交流会 ・しずおか食セレクションへの応募支援 富士山麓食の都づくり交流会の開催(ふじのくに食の都づくり仕事人との連携) ・富士地域の優れた食材を活用した創作料理を囲んで、仕事人、消費者、6次産業化関 連事業者等の交流を推進 普及指導員の活動 ○推進方向3 「学校給食地場産品導入の推進」 (平成26~27年) ■学校給食地場産品導入の推進 地場産品導入検討会 ・学校給食への地場食材の導入を推進 ・学校給食関係者への地場産食材の理解及び利活用の促進 親子で落花生収穫を体験 食農学習講座・食育教室の開催と生産者による出前授業の支援 ・次世代を担う子供たちから大人までの地域農業や地場産食材の理解促進 ・食の仕事人による地場食材の活用方法の提案と地場産食材の需要創出 ・高校生提案の学校給食メニューの小中学校での提供と交流促進 具体的な成果 ○ 「専門企画推進員・専門家による様々な6次産業化ニーズに対応」 ■個別相談会(48回、支援者数:10事業者) ・新商品、改良商品 6品 ・総合化事業計画策定 ・農商工連携基金事業 ・計画づくり ・商品開発 ・販路開拓 レインボーレッド そのまんまドライキウイ 甘夏マーマレード ■6次産業化支援セミナー・試作品評価会(参加者:66人、出品商品:28品) ブラッシュアップ 新商品セレクション出品 ※H26年度金賞入賞 「富士山岡村牛ビーフジャーキー」 ○ 「食の仕事人と連携した6次産業化・地産地消の推進と地場食材のブランド化支援」 ■富士山麓食の郷づくりネットワーク会議(2回:延53人参加、提案メニュー14品) 管内現状視察 ・6次産業化 ・地場産食材 食の仕事人 地場産食材 活用メニュー 提案 新規乳酸菌を活用 米粉・夏イチゴ活用メニュー ■富士山麓食の都づくり交流会(参加人数:105名) ■しずおか食セレクション(2品) 地場食材紹介 6次産業化商品紹介 参加者相互の交流 富士山いちょう娘 富士のセレ豚(ふじのせれぶー) ○ 「子供から大人まで地場産食材を広く知っていただき、需要を創出」 ■「カリフラワー」等の新規作物導入推進と地場産品の学校給食導入支援 検討会 茶の代替作物として導入した「カリフラワー」 カブ ニンジン 学校給食関係者現場視察(28名参加) ■食農体験・食育教室・出前授業で富士山麓の恵を享受できる地域づくり 食育指導者への 和食の基本料理講習会(19名参加) 富士の食を伝える食農講座(43名参加) 農家出前授業 和食給食コンテスト(最優秀賞:富士東高(グループ名「じゃっ子」) 富士市立丘小学校での会食)
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