国家公務員宿舎跡地が地域住民の命綱「上水道」施設に生まれ変わります

国有財産 Topics No.12
財務省近畿財務局
Ministry of Finance Kinki Local Finance Bureau
国家公務員宿舎跡地が地域住民の命綱「上水道」施設に
生まれ変わります!(枚方市)
近畿財務局は、国家公務員宿舎の削減計画により廃止した北ヶ丘合同宿舎跡地を、老
朽化した枚方市上下水道局中宮浄水場施設の更新用地として、枚方市に売却しました。
今後、枚方市において浄水場施設の更新が順次進められていきますが、新たな浄水場
施設は、耐震性にも配慮がなされることから、地域住民の命綱の一つである水道水の安定
供給に寄与するものと期待されます。
枚方市の中宮地区には、
昭和 36 年に開設された枚方市
上下水道局の中宮浄水場がありますが、枚方市は、「半
世紀を経過し老朽化が進行しているうえ、耐震性を向上
させる必要がある。」として、浄水場施設の更新が喫緊
の課題となっていました。
一時的であっても、水道水の供給は停止出来ないことか
ら、現有浄水場施設を稼働させつつ、新たに浄水場施設を
設置する必要があり、浄水場設置のための地理的条件や画
地条件等を満たす新たな浄水場用地の確保が求められて
いたわけです。
一方、国家公務員宿舎の削減計画に基づいて、国が中宮浄水場の南側にあった北ヶ丘合同宿舎の廃止を
決定したことから、枚方市に対し宿舎跡地の取得を打診したところ、「現有の中宮浄水場に隣接し、浄水場設置
のための条件を満たす適地である。」として、取得の要
望がなされました。
このため近畿財務局は、宿舎跡地を浄水場施設用
地として枚方市に売却する方針を取りまとめ、国有財産
近畿地方審議会の了承を得たうえで、平成 28 年 5 月に
枚方市との間で売払契約を締結したものです。
これにより、水道水の安定供給が図られるとともに、
新たな施設が既存施設及びその用地と一体的に有効
活用されることで枚方市における上水道施設の維持・
管理コストの縮減にも寄与するものと考えています。
〔物件概要〕
所 在 地:枚方市中宮北町 205 番 1 土地面積:17,803.56 ㎡ 売買価格:10 億 6 千万円
【お問合せ先】財務省近畿財務局
管財部 統括国有財産管理官(2)
TEL
06-6949-6388