10:45-11:00 開会あいさつ 11:00

8年目を迎えた安居楽業、今年は東西2カ所で、
「くらし・
ささえる」「はたらく・ささえる」を各会場のテーマにして
開催します。今回は、権利条約第19条に添ったあるべき「く
高齢期の利用者などの「くらし・
ささえる」が今ゼミナールの主テー
マです。ぜひ、ご参加ください。
らし」とはなにか、また高齢期を迎えた障害のある人たちの
生活をどう保障し、ゆたかなものにしていくのか…に注目し
て企画しました。また、スペシャル講座には子どもの貧困・教
育保障にとりくむ若き実践家をお招きします。毎回好評の懇親
会と、さらには2日目に、各現場からの実践報告、分科会と充
実したゼミナールです。
10:45-11:00
開会あいさつ
11:00-12:00
基調報告 「障害者施策の最新動向と権利条約―19 条にふれながら―」
(西村 直 理事長)
13:00-14:30
講義1「障害のある人の高齢期をどのように支えるのか」
(植田 章氏/佛教大学社会福祉学部教授)
14:45-16:15
講義2「高齢期の障害のある人のゆたかな『人』生をささえる―現場から―」
(木村 公之氏/いこいの村聴覚言語障害センター いこいの村・栗の木寮)
16:30-18:00
スペシャル講座
「見えてきたのは『40 代悪循環説』―ひとり親家庭の教育支援現場から―」
(渡 剛氏/特定非営利活動法人あっとすくーる 理事長)
18:30-20:30
9:15-12:00
懇親会/やまと庵 本店(JR 奈良駅近く)
実践報告「くらしのなかで喜びをうみだす支援―障害のある人を支える実践報告―」
1.GH でのくらしをささえる
田中
さざ美さん ( ひかり福祉会:滋賀 )
2.入所施設でのくらしをささえる 杉野 朝子さん( 三島の郷:大阪
3.相談を軸にくらしをささえる
13:00-14:25
谷 憲治さん( 相談支援事業所リベルテ:奈良 )
分科会(※申込時に希望分科会番号をご記入ください。ご希望に添えない場合もあります。ご了承ください。)
(①GH でのくらしをささえる
14:40-14:50
)
②入所施設でのくらしをささえる
3分科会の報告
③相談を軸にくらしをささえる)
14:50-15:00 閉会あいさつ アンケート記入
講師紹介 1日目
講義1「障害のある人の高齢期をどのように支えるのか」
植田 章氏(佛教大学
社会福祉学部教授)
■メッセージ:
人間としての尊厳が保障され、かつ高齢期に相応しい生活づく
りへの挑戦は、青年・成人期実践を土台にして、新たな障がい者
福祉分野での実践を切り拓いていくことに結びつくものです。
高齢社会における障がい者問題の固有の意味と課題を究明す
ることと、そこを担う職員の専門性の確立と制度的な基盤の拡充
が求められています。
■略歴:大阪府生まれ。専門は社会福祉方法論・障害者福祉論。主な研究テーマは、知的障害のある人たちの加齢と福祉
実践に関する研究。社会福祉の仕事と専門性に関する研究(福祉労働論)。著書に、『社会福祉援助実践の展開
――相談援助の基盤と専門性』(単著、高菅出版)、『知的障害者の加齢と福祉実践の課題』(単著、高菅出版)、
「知的障害者の加齢と権利保障の課題」(単著、全国障害者問題研究会)などがある。
■おすすめ図書:『保護者とかかわるとききほん~援助のポイントと保育者の専門性』(単著)(ちいさいなかま社 2014 年)
『戦争と福祉についてボクらが考えていること』(共編著)(本の泉社 2014 年)
『社会福祉援助実践の展開~相談援助の基盤と専門職』(単著)(高菅出版 2011 年)
『知的障害者の加齢と福祉実践の課題~高齢期の暮らしと地域生活支援~』(単著)(高菅出版 2011 年)
講義2「高齢期の障害のある人のゆたかな『人』生をささえる―現場から―」
木村 公之氏(いこいの村聴覚言語障害センター
いこいの村・栗の木寮)
■メッセージ:
設立から35年目となり、入所の仲間たちの高齢化が 進んでいま
す。仲間たちの半数近くが65歳以上。半数以上が、身振り手振りや
指差しなどでコミュニケーションをとっています。
高齢期を迎え、さまざまな健康の課題が出てきますが、自分の身
体の変化を訴えにくい仲間たちが多くいます。高齢期をどのように支
えていけば良いのか、手探りの中で取り組みを進めている現状を報
告させて頂きます。
■栗の木寮とは:
いこいの村・栗の木寮は聞こえない障害と他の障害を有する「ろう重複障害者」の労働・生活施設として聴覚言語障害者と
関係者の運動により 1982 年5月に開所しました。18 歳以上のなかまたちが、農業やリサイクル作業・石窯焼きパンなどをして
共に働き、学び、暮らす中で、「人として」の豊かな人生を築くとりくみを進めています。
2008 年7月より、障害者自立支援法による制度移行を経て、現在、施設入所支援、生活介護事業を実施しています。自治
会活動、サークル活動など、当事者の生活の場を楽しいものにするとりくみも行なっています。
スペシャル講座「見えてきたのは『40 代悪循環説』〜ひとり親家庭の教育支援現場から〜」
渡 剛氏 (特定非営利活動法人あっとすくーる 理事長)
■メッセージ:
利用者の声を聞く中で見えてきたことを中心に
お話をさせていただきます。僕が、あっとすくーるの利用者の
方との話から、感じたこと、それは「これはひとり親家庭だけの
問題ではないぞ」ということです。キーワードは「余裕がない」。
みなさんに「今日あの子の話聞けてよかったわ!」と言ってもらえるように頑張ります!
■あっとすくーるとは:
大阪府箕面市にてひとり親(死別や離婚、また結婚をしていないなど、さまざまな事情により親が1人の家庭)の子どもの学
習支援を主に行なっている特定非営利活動法人です。ひとり親家庭の経済状況に配慮した中高生の学習支援事業、不登校
などの困難を抱える小中学生への学力保障・学習サポーター派遣事業、さらには、ひとり親家庭の実態やあっとすくーるのとり
くみを社会に向けて伝えていく講演活動を行なっています。
また 2014 年からは、奨学金制度も設け、物心ともにひとり親家庭の子どもたちを支えています。
報告者紹介 2日目
実践報告「くらしのなかで喜びをうみだす支援」
GH でのくらしをささえる
入所施設でのくらしをささえる
相談を軸にくらしをささえる
■田中 さざ美さん
■杉野 朝子さん
■谷
憲治さん
三島の郷(大阪府)
相談支援事業所リベルテ(奈良県)
日々の生活を支える中で、入
三島の郷では知的障害がある
当事業所は地域で暮らす精神
居者が楽しく健康で安全に過ご
約 100 名の方が生活されていま
障がいのあるの方々を主な対象
せるよう心がけています。
す。開所から 35 年を超え、利用
として活動をしています。
(社福)ひかり福祉会(滋賀県)
年齢や障害程度がそれぞれ違
者の年齢層も高くなり、健康管
実践を通して当事者の暮らし
う人たちが、作業所やデイサー
理や安全への配慮といった個別
ぶりに接する中で、どのような
ビスに通いながらもホームで暮
対応が年々増えてきました。
思いで関わり、どのようなこと
利用者自身が受け身になるだ
を大切にしているかを共有でき
トくつろげるホーム』をめざし、
けでなく、したいことができる
ればと思います。また、長期入
入居者に対しての尊厳を軸に支
生活づくりを大切にと願ってい
院の方への地域移行支援にもと
援ができるよう関係者との連携
ます。そんな実践の中から見え
りくみはじめています。みなさ
を常に考えていきたいと思いま
てくる現状と課題について報告
さんと考える機会になればと思
す。
したいと思います。
います。
らせる『入居者にとって、ホッ
分科会は下記3テーマにわかれて、議論を深めます。全体研修会の場では話しにくい、あんなこ
とこんなことを、共有して、明日からの現場実践に活かしましょう。
①GH でのくらしをささえる
②入所施設でのくらしをささえる
③相談を軸にくらしをささえる
※申し込み時に希望分科会をご記入ください。ご希望に添えない場合もありますのでご了承ください。
懇親会のご案内
■ 9月2日(金)18:30~20:30
■ やまと庵 本店【JR 奈良駅 徒歩2分】
■ 会費 5,000 円
大好評の懇親会。奈良の地野菜「大和野菜」や手づくり豆腐、新鮮な魚と赤身の大
和牛など、地元の美味しい料理を味わいながら、全国から集まった参加者と交流・懇
談をお楽しみください。先着 60 名様限定ですので、参加希望の方はお早めにお申し
込みを!お待ちしております。