あま市新学校給食センター基本構想(概要版)

平成 28 年 3 月 あま市
あま市新学校給食
あま市新学校給食センター
市新学校給食センター基本構想
センター基本構想(
基本構想(概要版)
概要版)
1. 業務の
業務の目的
本業務は学校給食施設の老朽化と学校給食衛生管理基準に対応し、効率的な給食事業を実
① 老朽化への対応
現在の 3 施設ある学校給食センターは、昭和 56 年以降に制定された震度 6 強から 7
程度の揺れでも倒壊しないような構造基準として設定されている「新耐震基準」では
なく、それ以前の「旧耐震基準」に準拠した施設となっている。
近年、全国的にも地震による被害が多発しており、あま市において大きな地震が発
施するため、あま市新学校給食センター(以下「本施設」という。)の整備・運営事業(以
下「本事業」という。)について、施設計画を検討するとともに、民間活力も活用した事業
生した場合には、現施設は旧耐震基準によるものであることから、倒壊または大きな
損傷が発生する可能性があり、現施設に従事している職員や調理員等の安全の確保は
手法(以下「民活手法」という。)を検討する。
もとより、その後の継続的な給食の提供にも甚大な影響を及ぼす懸念がある。
そのため、地震等の災害発生時にも安全確保や継続的な給食提供を可能な限り実現
2. 基本的事項の
基本的事項の確認
2.1. 現施設
現施設の
現状の
の現状
の確認
現在、市では、以下の 3 センターにより、市内の小中学校及び保育園に給食を提供してい
る。
センター名
美和学校給食センター
七宝学校給食センター
甚目寺学校給食センター
所在地
二ツ寺三本松 73 番地
七宝町桂角田 8 番地
甚目寺二伴田 76 番地
延床面積
1,410 ㎡
822 ㎡
1,258 ㎡
竣工年月
昭和 53 年 3 月
昭和 46 年 3 月
昭和 49 年 12 月
2.2. 現状における
現状における課題
における課題
現施設の課題として、「①老朽化の対応」、「②学校給食衛生管理基準への対応」、「③環境
の変化への対応」があげられる。これらの課題を解消できる新たな学校給食センターを整備
する。
するため、新耐震基準に準拠した新たな学校給食センターを整備する。
② 学校給食衛生管理基準への対応
学校給食衛生管理基準は、平成 8 年の堺市での病原性大腸菌 O-157 による大規模食
中毒事故を受けて、平成 9 年に制定されている。さらに、平成 20 年に学校給食法が改
正され、それまで文部科学省通知であった学校給食衛生管理基準が第 9 条において「学
校給食を実施する義務教育諸学校の設置者は、学校給食衛生管理基準に照らして適切
な衛生管理に努めるものとする」と位置づけられている。
現在の 3 施設ある学校給食センターは、学校給食衛生管理基準が制定される前に整
備されたため、以下の点で学校給食衛生管理基準を満たしておらず、より安心・安全
な給食の提供のため、学校給食衛生管理基準に準拠した新たな学校給食センターを整
備する。
汚染区域、非汚染区域が壁等で区切られておらず、明確に区分されていない。
床に水が落ちない構造の施設・設備、機械・器具を使用し、床が乾いた状態で作業
できるドライシステムに対応する施設となっていない。
現施設の
現施設の課題
本施設の
本施設の方針
① 老朽化への対応
・現在の耐震基準に適合していない
等
① 老朽化への対応
・現在の耐震基準に準拠した施設整
備 等
② 学校給食衛生管理基準への対応
・汚染区域、非汚染区域の区分が明
確にされていない 等
② 学校給食衛生管理基準への対応
・学校給食衛生管理基準に準拠した
施設整備 等
③ 環境の変化への対応
・アレルギー対応ができる施設整備
・省エネ基準に適合させた施設整備
等
③ 環境の変化への対応
・アレルギー食への対応ができてい
ないセンターがある
・省エネ基準の適合がされていない
等
食品を取り扱う場所の温度及び湿度管理が行える空調を備えた構造となっていない。
③ 環境の変化への対応
近年の食の安心・安全への関心の高まり、スローフード、食育、地産地消等、食を
めぐる環境の変化や動き等により、学校給食センターが果たすべき役割も変化してい
ることから、給食センターを取り巻く環境の変化への対応が求められている。
そのため、以下に示すような時流にも対応できる新たな学校給食センターを整備す
る。
アレルギー対応ができる施設を整備する。
省エネ基準に適合させた施設を整備する。
2.3. 事業規模
事業規模の
の確認
平成 31 年度の 9,368 食が、施設整備後の最大の食数となることが想定されるが、あま市は
名古屋市からの通勤圏内にあり、開発等により人口が増加する可能性は否定できない。また、
保育園の拡充等により、提供食数が増加する可能性もある。
そのため、予備分や釜割りも考慮し、12,000 食を施設規模として設定する。なお、食数設
定から、本施設の延床面積は、4,800 ㎡程度になることが想定される。
-1-
-2-
3. 施設計画
施設計画の
計画の検討
3.1. 建築計画地の
建築計画地の確認
所在地
:あま市東溝口三丁目 101 番(美和プール敷地、9,100 ㎡程度)
都市計画
3.5. 本施設計画の
本施設計画の検討
12,000 食規模の本施設計画を検討した結果、敷地内に施設の配置が可能であることが確認
でき、床面積は約 4,800 ㎡程度となった。
:市街化調整区域(建ぺい率:60%、容積率 200%)
搬入車、配送・回収車
出入口
インフラ
:電気:あり、ガス:都市ガス(敷設予定)、上水道:あり、下水道:なし
3.2. 基本方針
N
配送・回収車動線
現在 3 施設は全て稼働しており、施設ごとに改修を行うことは給食提供に影響を及ぼすた
め、現実的ではない。さらに、前述の老朽化を考慮すると、施設規模等の面で学校給食衛生
管理基準等に合致した施設とすることは困難である。
現在の学校給食センターを稼働したまま、1 施設で 3 施設分の給食が提供可能となる新た
な学校給食センターを整備する。
3.3. 本施設のゾーニング
本施設のゾーニング計画等
のゾーニング計画等
3.3.1. 基本条件
対応食数
:小中学校 10,000 食、保育園 2,000 食、計 12,000 食
車両動線
:食材搬入車と配送・回収車の出入口は基本的に北側道路からとし、食材搬
入車と配送・回収車の場内動線は分離
来場者駐車場:本施設来場者と隣接するグラウンド利用者の共用駐車場を建設計画地南側
に設置予定
地盤高
:「あま市内水ハザードマップ」によると、大雨による内水氾濫が 50cmと
想定されているため、地盤高を北側道路より 50cmかさ上げ
煮炊き調理室:煮炊き調理室は、光熱水費に配慮し、小中学校調理エリアと保育園調理エ
リアに区分
3.3.2. 必要諸室
施設概要 最大提供食数 12,000 食/日、ドライシステムの導入
荷受室、検収室、冷蔵庫、冷凍庫、下処理室、洗浄室、
汚染作業区域
残渣処理室 等
給食
揚物・焼物・蒸し物室、煮炊き調理室、和え物室、アレ
非汚染作業区域
エリア
ルギー専用調理室 等
主な諸室
汚染作業区域前室、非汚染作業区域前室、洗濯・乾燥室、
一般区域
備蓄倉庫 等
事務 事務室、食堂、アレルギー相談室、大会議室、小会議室、玄関、廊下、エ
エリア レベーター、機械室・電気室・ボイラー室 等
付帯施設 排水処理施設、受水槽、植栽、駐車場等
搬入車動線
ることからコストを縮減できるため、1 施設に集約する方針とする。
準備等
エリア
下処理等
エリア
洗浄等
エリア
市職員
事務等
エリア
≒53,500
また、学校給食センターを新設する場合には、3 施設の整備及び維持管理・運営とする形
態と 1 施設に集約する形態が考えられるが、1 施設に集約する形態は設備や人員を集約でき
調理等
エリア
建物配置を避ける範囲
(水路を新設するため)
玄関等エリア
≒75,400
駐車場
【本施設計画イメージ】
駐車場
従業員
出入口
:非汚染作業区域
:汚染作業区域
:共用エリア
:職員・外来者エリア
項目
面積
1 階床面積
約 4,080 ㎡
2 階床面積
約 720 ㎡
合計面積
約 4,800 ㎡
:食材・洗浄の動線
3.6. 食器・
食器・食缶等の
食缶等の選定
食器の材質については、PEN 樹脂製食器を想定している。また、利用する食器の種類につ
いては、以下の内容で検討している。
食器:大椀、小椀、大皿、小皿、丼
3.4. 施設整備にあたっての
施設整備にあたっての留意点
にあたっての留意点
学校給食衛生管理基準等に準拠し、HACCP の概念に基づいた衛生管
① 衛生管理への配慮
理を踏まえた効率性の高いゾーニング、動線計画
② アレルギー対応
アレルギー対応食専用の調理室を設置して実施
80 名の児童生徒等を受け入れられる大会議室、小会議室(2 室)、ア
③ 食育機能
レルギー相談室等を設置
-3-
食缶:丸型二重中蓋式食缶、保温・保冷バット、天ぷら用バット、添物入れ
-4-
4.3. DB 方式について
方式について
4. 事業手法の
事業手法の検討
4.1. 事業手法
事業手法の
の検討方針
施設の設計と施工を一括して発注するものであり、設計者と施工者が互いにノウハウをフ
民間事業者のノウハウを活用可能な手法として、「DB 方式」、「リース方式」、「DBO 方式」、
「民設民営方式(デリバリー方式を含む)」、
「PFI 方式(BTO 方式、BOT 方式)」があげられる
ィードバックすることで、施設品質の向上やコストの削減が期待できる。
特に性能規定による発注とすることで設計者・施工者の互いのノウハウや新技術の活用に
が、リース方式、民設民営方式、PFI 方式(BOT 方式)については、自治省通知に抵触する
よる相乗効果が発揮され、大きなコストダウン・品質向上が期待できる。
懸念がある(リース方式に該当)こと、運営面で懸念がある(民設民営方式に該当)こと、
交付金確保や税制上不利になる(リース・民設民営・BOT 方式に該当)こと等の理由より検
契約形態は、設計部門を持つ建設企業と契約する場合と設計企業と建設企業からなるグル
ープと連名で契約する場合のいずれかが想定されるが、本事業の事業規模・内容を考慮する
討から除外する。
* DB:設計・建設(Design・Build )、DBO:設計・建設・運営(Design・Build・Operate)、
BOT:建設・運営・移転(Build・Operate・Transfer)、BTO:建設・移転・運営(Build・
Transfer・Operate)
と建設企業から施工性等の意見を得ながら設計企業がコストと品質を勘案した適切な設計
を行うことが望ましく、設計企業と建設企業からなるグループと連名で契約する形態をとる
ことが望ましい。
市
4.2. 本事業における
本事業における事業手法
における事業手法の
事業手法の適否
本事業における事業手法について、市の状況や社会経済情勢を踏まえて、「①民間の創意
工夫の活用」、
「②競争環境の確保」、
「③環境の変化への対応」、
「④民間意向調査」
、
「⑤供用
設計委託
契約
開始時期」の 5 点の評価項目から考察を行った結果は下表のとおりとなり、DB 方式が最も適
基本
契約
設計企業
性が高いと判断される。
工事請負
契約
建設企業
応募グループ
②競争環境の確保
③環境の
①創意工
調理設備
事業手法
変化への
地元企業
夫の活用
企業の参
対応
の活用
画形態
公設民営方式(従来)
△
◎
△
◎
DB 方式
○
○
◎
◎
DBO 方式
◎
△
◎
△
PFI 方式(BTO 方式)
◎
△
◎
△
* 以下、PFI 方式の記載は、BTO 方式に限定するものとする。
④民間意
向調査
⑤供用開
始時期
-
◎
△
○
○
○
○
△
【DB 方式の適性が高い理由】
① 創意工夫の活用:施設整備面で民間の創意工夫の活用が可能である。
② 競争環境の確保
・地元企業の活用:維持管理・運営企業との異業種のグループ組成や資金調達等の必
要がなく、かつ提案書の作成も他の方式よりも容易なため、比較的地元企業が参入
しやすい。
・調理設備企業の参画形態:調理設備企業も含めて総合的な提案を求めるため、調理
設備の調達についても適切な競争環境が確保できる。
③ 環境への対応:市の給食政策の変更(給食の提供方法の大幅な変更等)があった場合
にも、業務内容の変更等が可能である。また、DBO や PFI においては、施設整備、維
持管理・運営を一括して評価するため、質の劣る運営企業をグループに含んでいても
落札者となることが可能であるが、DB 方式は運営が切り離されるため、質の劣る運営
企業は排除できる。
④ 民間意向調査:近年の社会経済情勢より、民活事業では建設企業の確保が課題となる
が、DB 方式は建設企業から最も導入を希望している事業形態である。
⑤ 供用開始時期:事業推進の手続が簡素なため、早期に供用開始が可能である。
-5-
【DB 方式の契約イメージ】
5. 事業スキームの
事業スキームの検討
スキームの検討
リスク分担や効率化の可能性等を踏まえた上で、以下のような業務範囲とした。
業務内容
分担
施設整備 測量等事前調査、設計、工事監理、建設、各種許認可申請等、調理機
民間
業務
器の調達・設置、調理備品・家具・什器等調達、開業準備
維持管理
業務
建築物保守管理、建築設備保守管理、調理設備保守管理、建物内外清 市または
掃、外構保守管理、施設警備、修繕業務、光熱水費負担、大規模修繕
民間
検収補助、調理、配送・回収、食器洗浄・残食処理、検食・保存、衛 市または
生検査、備品の調達、職員教育研修、食育支援
民間
運営業務
献立作成、食品調達、食品検収、給食費の徴収管理、食数調整、廃棄
市
物処理
* DB 方式を採用する場合は、民間事業者が実施する業務は「施設整備業務」のみ
6. 民間意向調査
これまでに学校給食センターPFI 事業の落札実績(2 件以上)がある建設企業 6 社、運営
企業 4 社、調理設備企業 5 社からアンケート調査を行った。
近年の社会経済情勢より、民活事業では建設企業の確保が課題となるが、建設企業につい
ては、DB 方式の導入を希望する意見が最も多かった。なお、運営企業(DB 方式の場合は、
運営企業は通常の委託での参入を想定)、調理設備企業については、いずれの方式を採用し
ても一定の参画意欲は認められた。
6 社中 4 社建設企業が、DB 方式の導入を最も希望する結果であった。
-6-
7. 事業推進に
事業推進に向けた検討
けた検討
7.1. 評価
DB 方式
競争環境の確保にあたってオリンピック需要等の影響の少ない地元建設企業等をいか
に活用していくかが課題となるが、維持管理・運営企業とのグループ組成や資金調達等
がなく、他の方式より提案書の作成も容易である等、比較的地元企業等が参入しやすい。
民間意向調査結果では、建設企業で導入を望む事業者は最も多いことから、最も応募者
が見込まれ、最終的な入札額に対する削減効果が期待できる。
将来の人口動態等を考慮すると、給食提供範囲の拡大(児童生徒・園児以外にも給食を
提供)等、余剰能力の活用も考えられ、柔軟な維持管理・運営を実施することが可能で
ある。
→本事業では
本事業では、
では、DB 方式の
方式の導入が
導入が適している。
している。
DBO 方式
DB 方式と同様に、地元建設企業等をいかに活用していくかが課題となるが、異業種とのグ
ループ組成や業種をまたがる高度な提案書を作成する必要がある等、地元企業等の事業参
入のハードルが高い。
民間意向調査結果では、建設企業で DBO 方式の導入を望む事業者は少なく、応募者が少な
い場合には、入札額が高止まりする可能性がある。
→本事業では
本事業では、
では、DBO 方式の
方式の導入は
導入は疑義がある
疑義がある。
がある。
業者が管理することにより、事業全体のリスク総量を減らすことが、民活手法におけるコス
ト縮減要因となる。しかし、過大なリスクを民間事業者に負わせることにより、結果として
高コストになる可能性もある。特に、昨今の建設費上昇を始めとするインフレ・デフレリス
ク、エネルギーコストの変動、需要の大幅な変更等は、次のステップとなるアドバイザリー
業務において契約書案等に明確に対応方法を規定しておくことにより、結果的にコスト縮減
につながるといえる。
7.2.3. 栄養士等の
栄養士等の意見を
意見を踏まえた要求水準
まえた要求水準の
要求水準の作成
落札者決定後に栄養士からの要望等により、計画の変更及び増額が発生している事例もあ
る。市にとっても現場職員の意見が反映されない施設では、効率的な事業実施ができないた
め、要求水準に反映していくことが望ましい。
7.3. 事業スケジュールの
事業スケジュールの検討
スケジュールの検討
【DB 方式を導入する場合の事業スケジュール】
年度
月
平成27年度
9 10 11 12
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12
1-1 基本構想の策定
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12
平成31年度
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12
1
議
決
基本構想(6か月)
2 DBアドバイザリー業務
DBアドバイザリー 業務
2-1 基本計画の策定
2-2 事業方針の作成
事
業
契
約
発注
基本計画(3か月)
3か月
4か月
2-3 入札公告資料の作成
3か月
2-4 提案書の作成(事業者)
2か月
2-5 落札者決定
1か月
2-6 基本協定・仮契約締結
2-7 契約締結
2-8 選定委員会
第1回
第2回
第3回
第4回 第5回
解体・測量等
3 事業開始
基本・実施設計(7か月)
3-1 基本・実施設計
施設関連工事(3か月)
3-2 施設関連工事
確認申請(2か月)
3-3 確認申請
建設(12か月)
3-4 建設
開業準備(2か月)
3-5 開業準備
給食提供開始(H31/9~)
3-6 給食提供開始
の基礎資料を提供する必要があることに留意する必要がある。事業契約後に予期しない敷地
・事業者選定期間:平成 28 年 5 月~平成 29 年 9 月
状況であった場合には工事費や工期の変更を求められ、事業の進捗に重大な支障をきたす懸
念がある。また、計画地の既存施設には杭が多く使用されていることから、既存杭の位置を
・契約締結
・施設整備期間
:平成 29 年 9 月
:平成 29 年 10 月~平成 31 年 6 月
示す資料の提供も不可欠であると考えられる。したがって、本事業において基礎資料を提供
するため、事業者選定段階で既存施設の解体が必要となると考えられる。
・開業準備期間
:平成 31 年 7 月~平成 31 年 8 月
・供用開始
:平成 31 年 9 月
-7-
平成30年度
))))
平成 31 年度 9 月に供用を開始する場合には、平成 28 年度に事業者選定に入る必要がある
が、事業者からの提案書を求めるにあたっては、入札公告までに敷地測量図や残置物位置等
2
平成29年度
1 基本構想 の 策定
2-9 市の準備
7.2. 今後の
今後の検討事項の
検討事項の整理
7.2.1. 既存施設
既存施設の
の解体
新学校給食センターは、既存の美和プールを取り壊した跡地に建設する予定となっている。
1
平成28年度
((((
PFI 方式
オリンピック需要や東日本大震災の復興事業の影響等による建設企業の人手不足の顕在
化等のため、建設企業の確保が難しくなっていることから、近年の学校給食 PFI 事業の応
募者は減少傾向にある。
DB 方式と同様に、地元建設企業等をいかに活用していくかが課題となるが、SPC の設立・
管理、資金調達の面で、地元企業等の事業参入のハードルが高い。
民間意向調査では、建設企業で PFI 方式の導入を望む事業者は少なく、応募者が少ない場
合には、入札額が高止まりする可能性がある。
他の方式と比較して、最も供用開始時期が遅れる。
→本事業では
本事業では、
では、PFI 方式の
方式の導入は
導入は疑義がある
疑義がある。
がある。
7.2.2. 詳細なリスク
詳細なリスク分担方法
なリスク分担方法の
分担方法の検討
市が担当する業務に伴うリスクは市が、民間事業者が担当する業務に伴うリスクは民間事
-8-
2
3