服用にあたって

服用にあたって
を
服用される患者様へお渡しください。
を
お飲みになる患者様へ
ピオグリタゾン錠「タナベ」は、インスリンが働きにくい状態(インスリン抵
抗性)を改善したり、肝臓での糖の産生を抑えて、高血糖を改善します。
15mg
30mg
飲むときの注意
この薬は、体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり、量を加減したりす
ると病気が悪化することがあります。指示どおりに飲み続けることが重要です。
この薬の使い方は?
使用量および回数
飲む量は、あなたの症状などにあわせて、医師が決めます。
〔食事療法、運動療法のみの場合及び食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレ
ア剤又はα- グルコシダーゼ阻害剤若しくはビグアナイド系薬剤を使用する場合〕
通常、成人の飲む
量および回数は、 一回量
右のとおりです。 飲む回数
ピオグリタゾン錠15mg「タナベ」
ピオグリタゾン錠30mg「タナベ」
1∼2錠(最大3錠)
1錠(最大1.5錠)
1日1回朝食前または朝食後
むくみが比較的多く報告されている女性や高齢者の人では、ピオグリタゾン錠
15mg「タナベ」は 1 錠、ピオグリタゾン錠 30mg「タナベ」は半錠から開始される
ことがあります。
1 日 30mg から 45mg に増量した後、むくみが多く見られています。45mg に
増量された場合、むくみに注意してください。
裏面につづく
〔食事療法、運動療法に加えてインスリン製剤を使用する場合〕
通常、成人の飲む
量および回数は、 一回量
右のとおりです。 飲む回数
ピオグリタゾン錠15mg「タナベ」
ピオグリタゾン錠30mg「タナベ」
1錠(最大2錠)
半錠
(最大1錠)
1日1回朝食前または朝食後
インスリンとの併用時はむくみが多く報告されているので、ピオグリタゾン錠
15mg「タナベ」は 1 錠、ピオグリタゾン錠 30mg「タナベ」は半錠から開始されま
す。1 日 30mg に増量された場合もむくみに注意してください。
お薬を飲むときに注意すること
コップ 1 杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください。
飲み忘れた場合の対応
昼までに飲み忘れに気づいた場合は、1 回分をすぐに飲んでください。ただし、昼す
ぎに飲み忘れに気がついた場合は、1 回とばして次の時間に 1 回分飲んでください。
決して 2 回分を一度に飲まないでください。
誤って多く飲んだときには、医師または薬剤師の先生に相談してください。
この薬の使用中に気をつけなければならないことは?
◆
浮腫(むくみ)
や急激な体重増加、心不全症状(息切れ、動悸(どうき)
など)
が
あらわれた場合は、使用を中止して医師に伝えてください。
◆
投与中に血尿、頻尿、排尿痛等の症状を認めた場合は、直ちに医師にご相談
ください。また、主治医の先生の指示を守って定期的に尿検査等を受けてく
ださい。
◆
他の糖尿病薬と併用した場合に低血糖症状(脱力感、強い空腹感、冷や汗、
動悸(どうき)、手足のふるえ、意識がうすれるなど)
があらわれることがあり
ます。低血糖症状があらわれた場合は、通常は砂糖を飲んでください。
α- グ
ルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボースなど)
を併用している場合
は、ブドウ糖を飲んでください。この薬を
使用するにあたっては、患者様およびご
家族の方は、これらのことを十分に理解
砂糖
できるまで説明を受けてください。
◆妊婦または妊娠している可能性がある方
は、この薬を使用することはできません。
また、授乳は避けてください。
ブドウ糖
2POGL307B2016年4月作成
(審)
16Ⅲ190