「青谷上寺地遺跡整備活用基本計画及び基本設計業務委託」業務仕様書 1 業務名 青谷上寺地遺跡整備活用基本計画及び基本設計業務委託 2 実施場所 鳥取市青谷町 3 業務内容 本業務は、国史跡青谷上寺地遺跡の整備活用に係る実施設計のために、平成 21 年 6 月に策定された「国史跡青谷上寺地遺跡保存管理計画整備活用基本計画」について、 その詳細化をはかり、施設の運用・維持管理面からの検討も含めた基本設計を行うも のであり、詳細は以下のとおりとする。 (1) 現況の把握と分析評価 基本計画策定後の発掘調査成果、社会的要請の変化、新たな知見を反映させ、上記基 本計画の詳細化を行う。 (ア) 与条件、基本計画、周辺計画等の把握 (イ) 自然条件、社会条件等の確認 (ウ) 現地詳細調査及びとりまとめ (エ) 対象地の保存整備に係る課題抽出と整理 (オ) 事業実施に係る課題及び関係機関調整事項の抽出 (カ) 設計条件の分析 (キ) 諸条件の変化に基づく整理 (ク) 設計対象範囲及び事業内容の再整理 (ケ) 類例調査及び比較検討(3例程度) (2) 整備方針設定 基本設計のために必要な以下の内容についての調査、検討及び基礎資料作成。 (ア) 設計対象範囲全体整備方針設定(造成、治水、設備等) (イ) 遺跡中心域の復元に係わる設計方針設定 (ウ) 水田、潟域景観整備に係わる設計方針策定 (エ) 体験学習・イベント広場整備に係わる設計方針策定 (オ) ガイダンス施設・便益施設整備に係わる設計方針策定 (カ) 公開活用・展示、情報提供等に係わる設計方針策定 (3) 基本設計検討 (ア) 遺構保存及び造成設計(保存方法及び仕様検討) (イ) 遺構保存及び造成設計(対象地の整備高) (ウ) 遺構露出展示及び展示施設等設計 (エ) 水田、環濠等復元設計 (オ) 建造物復元設計 (カ) 遺構表示設計 (キ) 園路、動線等設計 (ク) 環境復元及び修景植栽設計 (ケ) ガイダンス・便益・公開活用施設等設計 (コ) 上水道、排水等設備設計 (サ) 照明施設等電気設備設計 (シ) 生活復元、道具等復元設計 (ス) 仮設及び部分公開等に係る施設等の設計 (セ) 展示及び情報提供設備等設計 (4) 基本設計取りまとめ (ア) 基本設計図の作成 (イ) 概算事業費算定 (ウ) 事業計画検討 (5) 整備活用委員会の運営業務 2 回/年の 3 年間、計 6 回を予定している整備活用委員会開催にあたり、必要な資料 の作成、コンサルティング、提出資料の説明補助等の運営業務。 (6) 打合せ協議 本業務の実施にあたって必要な打合せ協議等は、3 回/年の 3 年間、計 9 回を予定し ているが、必要に応じて随時実施し、その記録は受託者が整理し、提出するものとす る。 (7) 参考資料 (ア) 青谷上寺地遺跡保存整備活用基本構想(鳥取県教育委員会) (イ) 国史跡青谷上寺地遺跡保存管理計画・整備活用基本計画(鳥取県教育委員会) (ウ) 史跡整備のてびき(文化庁文化財部記念物課監修) 4 履行期間 契約の日から平成 31 年 3 月 15 日まで。 5 成果品 納入する成果品は、次のとおりとする。 (1)「青谷上寺地遺跡整備活用基本計画及び基本設計業務委託」 報告書(A4 判製本) 10 部 (2)イメージ図 ア 史跡整備イメージ図(鳥瞰、アイレベル) イ 建造物復元イメージ図 (3)報告書・報告書概要版・設計図面電子データ 各1枚 1枚 1式 ただし、平成 29 年 3 月 15 日までに「3 業務内容(1)、(2)及び(3)(ア)」について、平成 30 年 3 月 15 日までに「3 業務内容(3)(イ)~(ケ)」について、それぞれ中間報告書を 10 部 (A4 判簡易製本)提出すること。 6 その他 本仕様書に定めがない事項及び疑義が生じた場合は、測量等業務共通仕様書、公共建築 設計業務委託仕様書を準用するとともに、委託者、受託者がその都度協議し決定する。
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