土木・社会・環境工学系の皆さんへ(PDF:870KB) - 水産庁

農林水産省の業務に興味をお持ちの
土木・社会・環境工学系の学生の皆さんへ
国家公務員試験 工学
業務案内
~私たちは、土木工学を活かして、海の環境づくりと
水産業、漁村の振興に貢献しています!~
農林水産省 水産庁 漁港漁場整備部
~行政官を志す皆さんへ ~
農林水産省は、農林水産業の振興、食料の
安定供給、国土・自然環境の保全、さらに、農山
漁村地域社会の発展、食品産業の振興等にも
取り組んでいる「総合政策官庁」です。
この中で、水産庁は、魚、海、漁村等に関する
行政を担っています。現在、水産業は、悪化しつ
つある海の環境と水産資源、食に関する消費者
の関心の高まり、過疎と高齢化の進む漁村の地
域社会など様々な課題に直面しています。
水産資源の回復・保護
このため、主要な施策テーマの1つである漁
港漁場漁村の整備に関しても、ただ土木構造物
を建設していくのではなく、これらの課題に応え
られる新しい環境づくりが求められています。
このような仕事の新しい可能性を、私たちと一
緒に実現していく、情熱とタフネス溢れる皆さん
が入省されることを期待しています。
官庁訪問では、ぜひ水産庁漁港漁場整備部
へお越しください。
漁港・漁村の整備
~水産庁の土木技官の仕事~
我が国には全国津々浦々に約3,000の漁港
があります。その前面には恵みの場としての漁場
が、背後には水産都市から小さな漁村まで様々な
タイプの地域社会が形成されています。このような
舞台で、
漁場環境の整備
東日本大震災からの復旧・復興は当面の課題です
防災及び災害復旧
◆東日本大震災の復旧・復興及び全国の漁村
における防災対策の推進、都市と漁村の交
流や6次産業化を通じた漁村の活性化など、
豊かで住みよい漁村の創造
◆沿岸域の多様な自然環境の再生・創造と水
資源の回復を目指す干潟や藻場の造成、自
然と共生する漁港・漁場の整備
◆衛生的で安全な水産物を安定的に適正な価
格で消費者に届けるための機能的な漁港の
整備やつくり育てる漁業(稚魚を放流して水
産資源を増やす漁業)の推進
これらの施策を通じて、自然環境の保全、水産
業の発展、地域社会の活性化を目指しています。
採用に関するQ&A
Q1.求める人物像は?
周囲の人と力を合わせて仕事をやり遂げることができる人物、新たな課題にも積極的に取り組
むことができる人物を求めています。
試験の合格順位よりも面接を重視し、出身大学や専攻分野は関係ありません。
Q2.主な勤務先は?
主に水産庁漁港漁場整備部(計画課、整備課、防災漁村課)に勤務する他、農林水産省の他
部局、研究所、他省庁、地方公共団体、在外公館、国際機関等への勤務があります。
個人差はありますが、転勤をともなう出向の機会は比較的少なく、地方勤務よりも在京勤務の
期間が長い人のほうが多いです。
Q3.仕事の内容は?
法律、長期計画、事業制度、予算に関する調査、企画、立案等を行うとともに、設計基準や積算
基準の整備、新技術の開発、都道府県等が実施する事業の指導・検査等が主な仕事です。
Q4.仕事の特徴は?
漁港漁場整備部では、自然環境、食、暮らしに関わる幅広い事業や調査を行っています。
そのため、個人や各グループが担当する業務内容が多岐にわたり、一人ひとりが担う役割が大
きく、やりがいのある仕事です。
Q5.職場の雰囲気は?
農林水産省のなかでもとくに水産庁は、昔から和やかな雰囲気が特徴です。仕事のオン、オフ
の区別をつけ、コミュニケーションの活発な職場です。
土木系職員からのメッセージ!
水産庁漁港漁場整備部
整備課課長補佐
朝倉 邦友 (H15年入省)
東日本大震災で甚大な
被害を受けた石巻漁港、
気仙沼漁港の復旧工事に
携わりました。
地域と一体となり、漁港
に活気を取り戻す仕事に
大きなやりがいを感じまし
た 。やりが いのある仕事
がたくさんあります。一緒
に頑張りましょう。
水産庁漁港漁場整備部
防災漁村課課長補佐
外務省
在香港日本国総領事館領事
田村 真弓 (H17年入省)
安田 大樹 (H18年入省)
東日本大震災後、国土
交通省東北地方整備局へ
出向し、被災地の港湾・海
岸の復旧に携わりました。
現在は、全国の浜(漁村)
の活性化に向けた計画づ
くりを担当し、「水産日本の
復活」に向けて、水産庁一
丸となって、取り組んでい
ます。
政府が掲げる農林水産
物・食品輸出額1兆円を目
指し、在外公館における日
本産食品の輸出促進が仕
事の1つ。時に香港、マカ
オ政府に対し規制緩和を求
め、政府間交渉に臨み、時
に自治体や民間企業と一
緒になって海外マーケット
拡大に取り組んでいます。
水産庁漁港漁場整備部計画課
漁港漁場防災減災技術専門官
塚本 邦芳 (H21年入省)
本省や出向先において、
予算要求、漁港漁場の計画、
工事積算や現場監督など
様々な業務に関わってきま
した。やりがいや責任ある
業務とともに、人との出会い
が日々の成長につながって
いると実感しています。皆さ
ん、是非一度訪れて下さい。
漁港漁場整備部長から一言
皆さん、こんにちは。私は学生時代に水資源工学を専攻
していましたが、海の勉強は入省してからでも全く問題あり
ません。
現在、漁港漁場整備部では、東日本大震災からの復旧・
復興、全国の漁港・漁村の防災・減災対策、輸出も視野に
入れた高度衛生管理型漁港の整備、沿岸から沖合大水深
域までの漁場環境の整備、漁村の活性化対策などハード
だけでなくソフトを組み合わせた幅広い取組を行っています。
このように、総合工学である土木・社会・環境工学系を学
んだ皆さんが活躍できる仕事が豊富にあります。意欲のあ
る若者との出会いを楽しみにしています。
漁港漁場整備部長 髙吉 晋吾
セリ風景
大船渡漁港魚市場
(岩手県)
羅臼漁港(北海道)
荷さばき所内部
<お問い合わせ>
水産庁 漁港漁場整備部 整備課
〒100-8907 東京都千代田区霞が関1-2-1
電話:代表 03-3502-8111 内線6901
直通 03-3502-5633
【担当:森】
場所:農林水産省 本館8階 ドア番号810
ホームページ http://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/index.html