埼玉県立大学学務システム構成機器賃貸借 仕様書

埼玉県立大学学務システム構成機器賃貸借
仕様書
平成 28 年7月
埼玉県立大学
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<目次>
第1章 はじめに ················································· 3
1.1 目的等 ······················································ 3
1.2 調達に係る基本事項 ·········································· 3
1.3 納入場所とスケジュール ······································ 4
第2章 作業上の注意事項 ········································· 7
2.1 セキュリティ ················································ 7
2.2 その他遵守事項 ·············································· 7
第3章 保守要件 ················································· 8
3.1 全般 ························································ 8
3.2 ハードウェア及びソフトウェア保守 ···························· 8
第4章 検収条件 ················································· 9
第5章 その他 ··················································· 9
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第 1 章 はじめに
1.1 目的等
本仕様書は、本学の学務システムに必要となる機器の調達、その設定作業(設
計、調整作業を含む。)、保守等に関して必要な仕様を示すものである。
1.2 調達に係る基本事項
1.2.1
学務システムを構成する機器等
学務システムを稼働させるための機器及びシステムの概要を、以下に示す。
1.2.2
調達機器等
(1)別紙 1
機能及び性能説明書に定める機能又は性能を有する機器(ケーブ
ル等の付属品及びマニュアルを含む。)、ソフトウェア(マニュアル及びラ
イセンスを含む。)を調達すること。
別紙1 機能及び性能説明書で製品名をあげているものは、当該製品又
はその同等品以上を準備すること。
ただし、同等品以上の場合には、受託業者にて機器及びソフトウェアの
動作保証を行うこと。
(2)成果物として以下のものを納めること。
①操作マニュアル
②ソフトウェアマニュアル
③試験仕様書
1.2.3
契約形態
契約は一括調達(ハードウェア、ソフトウェア、システム構築費を含む)と
する。ただし、学務システムの運用保守については、本学が、既存学務システ
ム構築業者(日本事務器株式会社)と別途契約を行う。
1.2.4
履行期限
履行期限は、平成 28 年9月 30 日までとする。
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1.2.5
調達範囲
本調達の範囲は以下のとおりとする。
① 本調達で用意する機器の設置及び各種設計・設定作業
② 既存学務システムの機器設置後の動作確認
③ 本学及び既存学務システム構築業者(日本事務器株式会社)が行う総合
運用試験及び支援(試験等時の技術者立会い、障害及び問合せ対応等)
④ 本学維持管理業者への運用保守作業内容の引継ぎ作業
1.2.6
注意事項
(1)既存学務システム構築業者と十分な調整、連携を図ること。稼動してい
る既存学務システムの運用に影響が無いようにすること。
(2)本仕様書に定める作業内容の内容を十分に理解し、かつ実施するために
必要な知識、能力を有する要員を配置すること。
(3)本業務の実施のため、既存学務システム構築業者に依頼する作業(作業
に係る打ち合わせ等を含む。)において発生する一切の費用を負担すること。
(4)本業務の範囲内において、既存学務システムの動作を保証すること。
(5)契約後直ちに、本業務に係る本学及び既存学務システム構築業者との打
ち合わせに出席すること。
(6)役割分担を別紙2 役割分担表に示す。
1.3 納入場所とスケジュール
1.3.1
調達ソフトウェア
各調達機器に搭載予定のソフトウェアについても、機器と合わせて納入し、
インストールや設定等の必要な作業を実施することを前提とする。
1.3.2
納入スケジュール
構築、設定作業のスケジュールは、学務システムの稼働に支障が出ないよう
本学及び既存学務システム構築業者等の関係者と調整し、計画すること。
また、設置後に行われるアプリケーションの評価の結果、機器の設定変更や
機器障害に関する各種問合せに対応すること。
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1.3.3
納入場所
調達機器及びソフトウェアは、本学内に納品する。
1.3.4
施工
① ラックについては既存ラックを利用し、収納位置へ機器を据付けする作業
を行なうこと。
② ハードウェアの設置は、既設ネットワークを極力停止することなくおこな
うこと。
③ 既設システムの停止が必要となる場合は、大学の休校となる土曜、日曜、
祝日に対応すること。設置作業は、本学担当職員と作業スケジュール調整の
上実施すること。
④ 搬入経路は本学担当職員と事前に調整を行い養生などが必要な場合には
実施すること。
⑤ 電源・ネットワークの追加工事が必要な場合は、明記の上見積りに含める
こと。調査が必要であれば、本学と日程調整のうえ現地調査を行っても良い
ものとする。
⑥ 上記すべての施工作業に係る費用は本契約に含めること。
1.3.5
調整および導入
① システムが円滑かつ本仕様に従う動作を行うための各設定・調整を行なう
こと。
② 構築期間中は週 1 回程度の進捗報告会を予定すること。報告会では進捗
や課題管理等の会議資料を用意すること。また打合せに関する議事録を作成
し、打合せ後概ね 1 週間以内に提出すること。
③ 機器の設定内容等の情報は、作業終了後速やかに提出すること。
④ 機器を接続し、試験調整後、システム全体として動作する状態で引き渡す
こと。
⑤ 上記すべての調整・導入作業に係る費用は本契約に含めること。
1.3.6
実施工程表・実施計画書
(1)実施工程表
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① 製作設置業務作業に先立ち、本調達に関する実施工程表を作成し、本学担
当職員の承諾を受けること。実施工程表は、契約後7日以内に提出のこと。
② 実施工程表に変更の必要が生じ、その内容が重大な場合は変更実施工程表
を速やかに作成し、本学担当職員の承諾を受けること。
③ 週間または月間工程表を作成し本学担当職員に提出すること。
④ 本調達におけるシステム停止時間、その方法及び条件については別途協議
すること。
(2)実施計画書
本調達に関し、機器、工程、体制等を具体的に記述した実施計画書を作成し、
本学担当職員の承諾を受けること。実施計画書は、契約後7日以内に提出のこ
と。
(3)作業報告
本調達に関する日々の作業は、作業開始前に作業内容及び作業人員を本学
担当職員に提出し承諾を受け、作業終了時にはその結果を報告すること。
1.3.7
製作設置業務実施上の留意点
(1)安全
機器設置業務の実施に際しては、特に安全作業に心掛け災害の発生防止
に努めること。
(2)技術者の派遣
機器設置業務の実施に際しては、誠意を持って行うものとし、十分な技
術力を有する熟練者を派遣すること。
(3)養生
施工済み部分、建物等で汚染または損傷の恐れがある場合は、適切な方
法で養生を行なうこと。
(4)廃棄物の処理
機器設置業務の実施に際して発生した廃棄物・ゴミ等については、関連
法規に定める方法により適切な処置を施したのちに処分すること。
(5)その他留意事項
本調達に使用する機器及び材料はすべて新品とすること。
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第2章 作業上の注意事項
2.1 セキュリティ
受託業者及び本学は、事前の書面による承諾なくして、本調達に関連して開
示された相手方固有の技術上、営業上その他業務上の秘密情報及び資料等(本
仕様書の内容を含む。)を本調達期間中はもとより本調達終了後においても第三
者に開示・漏洩しないものとする。
また、受託業者は、本調達で知り得た情報及び設定について、情報の持ち出
しや情報漏洩等が発生しないよう万全の体制を組むこと。
なお、電子メールの使用、インターネット接続、外部媒体の使用に際しては、
事前に本学の了承を得た上で本学の指定の場所で行うこと。ただし、次のいず
れかに該当する情報はその限りでない。
① 受託業者または本学が開示を行なったときに、既に相手方が保有していた
もの。
② 正当な権利を有する第三者から守秘義務を伴わず合法的に入手したもの。
③ 相手方の秘密情報によらず独自に開発したもの。
2.2 その他遵守事項
次に挙げる事項を承諾または遵守すること。
① 本業務の実施にあたっては、善良な管理者としての注意義務を払い、誠実
にこれを行うこと。
② 本仕様に関し、より最善な方法があれば提案すること。
③ 本業務の実施により発生した不要物等について、業務完了時に受託業者の
責において処分すること。
④ 本仕様に定めのない事項については、必要の都度、本学及び受託業者双方
が協議を行ない決定すること。
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第3章 保守要件
3.1 全般
受託業者は、納入機器及び導入時に起因するハードウェア及びソフトウェア
の動作不良や問題が発生した場合は、速やかに切り分け作業を実施し、適切な
復旧作業を行なうこと。
本調達に係る保守作業について、維持管理業者へ十分な期間をもって引き継
ぎを行うこと。
3.2 ハードウェア及びソフトウェア保守
①機器の修理受付は電話にて平日の9時から 19 時まで受付可能なこと。
②障害時の技術者派遣、修理及び消耗品以外の部品交換に関するサービスを
行うこと。なお、無停電電源装置のバッテリー交換(部材費含む)は保守範
囲に含める。
③全ての機器はオンサイト保守とし、修理受付から2時間程度で CE が来学す
ること。
④交換用の代替機・予備機の配置は、原則として埼玉県内の部材配備拠点に
適切に配置すること。切替えや結線等の作業は運用保守業者で対応すること。
⑤保守に当たり、ユーザー登録が必要な場合は受託者が確実に行うこと。
⑥最新の修正プログラム、バージョンアップ版の提供の利用権等で保守が必
要なシステムソフトウェアについては、担当職員と協議し、最新の状態で納
品を行うこと。
⑦ システムソフトウェアのバージョンアップ及びパッチテストプログラム
の配布等が生じた場合は、本学に提供すること。
⑧全てのシステムソフトウェアについて、異常時の原因の解析等において、
問題解決に至るまで十分かつ迅速なサポートサービスを提供すること。
⑨必要に応じて随時チューニングを行うこと。
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第4章 検収条件
(1) 本学が指示する時期に作業内容の報告及び成果物の納品を行い、各種試
験項目を実施及びその結果確認をもって検収を完了する。
なお、各種試験は以下を想定している。
① ハードウェア動作確認試験
② ソフトウェア設計・動作確認試験
(2)本調達に係る納入確認は、本学及び既存学務システム構築業者立会いの
下、実施すること。
(3)設置完了時点で本学の検査を受け、その結果が不合格の場合には、本学
の指示に従って速やかに当該機器を完全な代替機器と交換すること。また、
交換後は動作確認を実施すること。
第5章 その他
既存学務システム仕様書等の資料は、本調達業務における入札参加資格審査
に合格した者に対して、必要に応じて指定する場所内での閲覧を許可する。
なお、既存学務システム構築業者の連絡先については、以下のとおりである
ので、入札参加から検収に至るまで、十分な連絡調整を行い、連携を図ること。
日本事務器株式会社 営業本部
文教ソリューション営業部
営業統括部
住 所:東京都渋谷区本町 3-12-1
住友不動産西新宿ビル6号館 15 階
電 話:050-3000-1604
担当者:丸山 高
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