2016 年 7 月 4 日 各 位 株式会社東京証券取引所 上場会社向け e ラーニングの新講座の開設と無料提供の開始について コーポレートガバナンス・コードはその適用開始から1年が経過し、市場第一部では上場会社 の 8 割近くで複数の独立社外取締役が選任されるなど、着実に定着しつつあります。 今後は、こうした取組みが功を奏し、コードの目的である、持続的成長と中長期的な企業価値 の向上につながってゆくことが期待されます。 これまで当取引所では、上場会社各社の取組みを後押しする目的で、企業価値向上経営のため に有用な知識や考え方を紹介するための e ラーニングを作成し、有料にて提供してまいりました。 今般、上場会社における持続的成長と中長期的な企業価値の向上のための取組みに対する支援 を一層強化するため、①上場会社向け e ラーニングに新講座を開設するとともに、旧来の講座を 含め、②上場会社の皆様に無料で提供することとしましたので、下記のとおりご案内いたします。 時節柄、新たに役員に就任された方々も多数いらっしゃることと存じますが、そうした方を含 め、この機会に上場会社の役員の皆様のトレーニングの題材として、是非ご活用ください。 記 1.新講座の開設 当取引所が毎年実施している企業価値向上表彰において大賞を受賞した会社を取り上げ、その 企業価値向上経営の実践事例を紹介するための e ラーニングを、新講座としてシリーズ化し、順 次公開していきます。 第 1 作目は、第 3 回(2014 年度)表彰で大賞を受賞したオムロン株式会社の実践事例です。 (1)講座名: 「オムロン株式会社の取組み」企業価値向上経営ベストプラクティス Series1 (2)公開日:2016 年 7 月 4 日(月) 2.上場会社を対象とした無料提供開始 1.の新講座も含め、これまで有償で提供してきた e ラーニングを無料で提供します。 (1)申込期間:2016 年 7 月 4 日(月)~2016 年 8 月 5 日(金)まで ※ 受講状況により、別途申込み期間を設けることがあります。 (2)受講期間:2017 年 6 月末まで (3)提供対象:上場会社の役員(社外取締役・社外監査役を含む取締役・監査役及び 執行役・執行役員)の皆様 上場会社向け e ラーニングの詳細は、JPX ウェブサイトの上場会社向け e ラーニングのページ (http://www.jpx.co.jp/equities/listed-co/seminar/e-learning/index.html)に記載しておりますの で、是非ご参照ください。 以上 【上場会社向け e ラーニングのラインナップ】 1.「資本市場と企業経営」 ‐企業価値向上経営の実現に向けて‐ 企業経営と資本市場の関わりや投資者の視点から見た「企業価値向上のための日本企業の課題」 などを解説します。 2.「独立役員の実務」 ハンドブック「独立役員の実務」をベースに、独立役員に期待される役割やその背景となる 考え方について解説します。 3.「企業価値向上経営の意義と実践に向けて」 コーポレートファイナンス理論をベースに「企業価値向上経営」の意義や実践事例について 易しく解説します。 4.「企業価値向上経営ベストプラクティス Seres1 ‐オムロン株式会社の取組み‐」 第 3 回(2014 年度)企業価値向上表彰で対象を受賞したオムロン株式会社の実践事例について 解説します。 【本件に関するお問い合わせ先】 東京証券取引所 上場部 上場会社サービスグループ 電話 03-3666-0141(代表) 電話 050-3377-7012(直通) 上場会社向けeラーニング 新講座開設と無料提供開始のご案内 株式会社 東京証券取引所 東京証券取引所では、企業価値の向上を目指した経営の普及・促進を図る目的から、取締役、監査 役などの上場会社の役員の皆様や経営をサポートする皆様などを対象に、eラーニングを提供しており ます。 今般、上場会社の皆様の企業価値向上に向けた取組みを更に後押しするため、新たな講座を開設す るとともに、これまで有料としてきたeラーニングを無料で提供することといたしました。 新講座(2016年7月) 所要時間 40分 企業価値向上経営ベストプラクティス Series1 -オムロン株式会社の取組み- 企業価値向上表彰の過去の大賞会社における経営の実践事 例をeラーニングのコンテンツとしてシリーズ化し、順次公 開します。第1回目は、第3回の表彰で大賞を受賞したオム ロン㈱の実践事例です。 内容(一部抜粋) 1.オムロンの企業価値向上表彰の選定ポイント 2.ROIC経営の狙い(なぜROICなのか) 3.ROIC経営の実践(逆ツリー展開、ポートフォリオマネジメント) 4.経営とエンゲージメントの融合 無料提供開始(2016年7月) 新講座も含め、これまで有償で提供してきたeラーニングを上場会社の皆様に無料で提供します。 (1)申込期間:2016年7月4日(月)~2016年8月5日(金)まで ※ 受講状況により、別途申込み期間を設けることがあります。 (2)申込方法:申込み専用サイトから受付けます。 (3)受講期間:2017年6月末まで (4)提供対象:上場会社の役員(社外取締役・社外監査役を含む取締役・監査役及び執行役・執行役員) の皆様 【既存ラインナップ】 資本市場と企業経営-企業価値向上経営の実現に向けて- 所要時間 50分 企業経営と資本市場の関わりや投資者の視点から見た「企業価 値向上のための日本企業の課題」などを解説します。 内容(一部抜粋) 1.上場 2.株主 3.少数株主(機関投資家)の概略 4.少数株主の存在感の変遷 5.日本企業の抱える課題 6.持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けて (コーポレートガバナンス・コード、ESG情報など) 独立役員の実務 所要時間 60分 ハンドブック「独立役員の実務」をベースに、独立役員に期待 される役割やその背景となる考え方について解説します。 内容(一部抜粋) 1.[case1]新規事業への参入を提案されたらどう考える? 2.[case2]剰余金の処分についてどう考える? 3.[case3]TOBの対象となったらどう考える? 企業価値向上経営の意義と実践に向けて 所要時間 120分 コーポレートファイナンス理論をベースに「企業価値向上経営」 の意義や実践方法について易しく解説します。 内容(一部抜粋) 1.企業価値向上経営の意義と必要性 2.必要な自己資本と自己資本のコストとは 3.東証上場企業の企業価値向上経営の現状と課題 2015年6月から適用開始した「コーポレートガバナンス・コード」の原則のひとつに、「上場会社は、個々の取締役・監査役に 適合したトレーニングの機会の提供」を行うべきという旨が盛り込まれています。 上場会社は、個々の取締役・監査役に適合したトレーニングの機会の提供・斡旋やその費用の支援を行うべきであり、取締役会は、 こうした対応が適切にとられているか否かを確認すべきである。(原則4-14) 社外取締役・社外監査役を含む取締役・監査役は、就任の際には、会社の事業・財務・組織等に関する必要な知識を取得し、取締 役・監査役に求められる役割と責務(法的責任を含む)を十分に理解する機会を得るべきであり、就任後においても、必要に応じ 、これらを継続的に更新する機会を得るべきである。(補充原則4-14①) 上場会社は、取締役・監査役に対するトレーニングの方針について開示を行うべきである。(補充原則4-14②) 当eラーニングの活用について、貴社内においてもぜひご検討ください。 【お問合せ先】 【 eラーニングの概要等について】 「東証 eラーニング」と検索していただき、東証Webサイトの 「上場会社向けeラーニング」のページをご参照ください。 東証 eラーニング 検索 株式会社東京証券取引所 上場部 上場会社サービスグループ 電話: 03-3666-0141(代表) 電話:050-3377-7012(直通)
© Copyright 2024 ExpyDoc