平成28年度 第9回橋梁模型コンテスト募集要項(PDF形式

第 9 回 橋梁模型コンテスト
~世界一の吊橋「明石海峡大橋」をバックに!!~
募 集 要 項
主催: 「土木の学校」/神戸市建設局
共催: 本州四国連絡高速道路㈱/(一社)日本橋梁建設協会/(一社)日本建設業連合会関西支部
協賛: (公社)土木学会関西支部/橋の科学館
(一社)建設コンサルタンツ協会近畿支部/(一社)プレストレスト・コンクリート 建設業協会関西支部
後援: 国土交通省 近畿地方整備局 兵庫国道事務所/兵庫県
まちの中にあるたくさんの橋。いつもは何気なく渡っている橋。そんな橋の「模型コン
テスト」を世界一の吊橋「明石海峡大橋」を背景に開催します。
みなさんの自由で豊かな発想によって、明石海峡大橋に負けない橋をつくってみませ
んか。
ひとつでも多くの作品が、実物の橋へと生まれ変わることを期待しています。
1.開催日時
2.会
平成 28年 11 月 19日(土)13:30~16:30
場
3.参加資格者
橋の科学館(神戸市垂水区東舞子町4-114)
高校生以上(1グループ3名以上で編成)
4.課題《次の条件を満たす橋梁模型を事前に製作して下さい。》
①支間・橋長
支間(span: 1,350 ㎜)の間に橋梁模型を架ける。
橋長(全長)は 1,400 ㎜以上 1,650 ㎜以内とする。
②幅員・空間保持
幅員 140 ㎜、高さ 180 ㎜の空間を保持する。
(概略図①参照)
※なお、支承幅は300㎜です。
③路面勾配
縦断勾配は8%以内とする(ただし、両端支承間はレベルとする)。
④総重量
総重量は、1,500gf 以内とする(吊橋などのアンカーケーブル含む)。
⑤高さ・下限
橋の高さ(主塔等)は道路面より 600 ㎜以内とし、下限は載荷位置(支承)より
350 ㎜以内とする。
⑥橋梁形式
○橋梁形式、デザインは自由とするが、橋脚は設けないものとする。
○概略図①を参考に、移動荷重(車両)が走行可能な空間・平坦性・耐久性を
確保した構造とする。
○概略図②を参考に、重量 20kgf の移動荷重を走行面に載荷する。
○支承部に模型を被せるような構造は不可とする。(概略図①参照)
⑦アンカー
吊橋などでアンカーを必要とする場合は、事務局にて 20 ㎏ f の重し(概略図②
参照)を準備します。使用の際は、事前に必ずご連絡下さい。
⑧使用材料
使用材料、材料費の制限は一切ありません。必要な材料の調達は各自で行って下
さい。
(※製作助成として1チーム 5,000 円をコンテスト当日に支給します)
⑨その他
橋梁の特徴を記したPR用パネル(A2:1枚)を作成すること。
架設場所イメージとしての背景画は自由に設定できるものとし、必要に応じて PR
用パネルとは別に、背景パネルを作成することができる。
5.競技の手順
①事前審査(橋梁模型を搬入後、事務局による計量、計測を行う。
②専門審査及び一般投票
会場内指定場所に橋梁模型を設置し、審査員による専門審査及び会場来場者による一般投票
を行う。(参加チーム毎に、3分程度のプレゼンテーションを行っていただきます。)
③載荷試験
・移動荷重による載荷を重量 20kgf で1回行い、耐久性・安定性の審査を行う。
・各参加チーム代表者により移動荷重(車両)を牽引して 30 秒以内に通過させる。
ただし、中央部で5秒以上静止させる。
6.審査方法・審査基準
別紙審査基準参照
7.審査結果の公表
希望した団体に対して、自団体の評価項目ごとの点数と順位を通知します。
8.表彰
○専門審査による賞
最優秀賞5万円 / 優秀賞4万円 / 優良賞3万円 / 審査員選定の特別賞(複数あり)※
※特別賞:総合得点・載荷試験に関わらず、デザイン、技術的な見地において審査員が特に優
れていると評価した作品(デザイン賞、技術賞、敢闘賞など)
※最優秀賞・優秀賞・優良賞は、コンテスト終了後に橋の科学館、神戸市役所前の地下通路等
で展示する予定です。
○一般投票による賞
来場者による人気投票の 1 位を表彰
9.助成
・製作助成として、1チームあたり5千円をコンテスト当日に支給します。
・交通費補助として、遠方からの参加チームには、距離に応じて交通費を支給します。
10.応募方法・問合せ先
○E-mail、応募フォーム、FAX 又ははがきにて必要事項を記入のうえ、下記までご応募下さい。
募集期間:平成28年7月11日(月)~平成 28 年8月5日(金)
(必着)
送り先 :〒650-8570 神戸市中央区加納町 6-5-1 神戸市建設局道路部計画課
TEL :078-322-5396
FAX:078-391-7772
E-mail :[email protected]
応募フォーム:http://www.city.kobe.lg.jp/life/town/road/hashi.html
記入事項:代表者氏名、連絡先(TEL、E-mail)、学校名及びグループ名、グループの人数
○問い合わせは、E-mail または TEL、FAX でお願いいたします。
○募集は 1 団体 1 グループを原則とします。なお、15 グループに満たない場合は先着順で 2 チ
ーム目も可とします。
◯応募受付確認の連絡後、参加要領をお送りいたします。
【概略図①】
つり橋・斜張橋の主塔等も
正面図
側面図
橋長 1,650 ㎜以内
空間保持
B140×H180 ㎜
移動荷重(走行車両)
100 ㎜
含めた最長の長さ
支間 1,350 ㎜
地覆の設置は任意
200 ㎜
高さ(道路面より)
600 ㎜以内
150 ㎜
模型
90 ㎜
支承
支承:300mm
100 ㎜
下限 350 ㎜以内
レールの使用 L=1,350mm
(概略図②参照)
橋台間 1,270 ㎜
支承拡大図
20 ㎜
※支承は等辺山形鋼
を使用する。
※ 橋台の角に当たら
ないように注意す
ること。
200 ㎜
支承部に模型を被せるような
構造は不可とする。
支承部イメージ
38 ㎜
7㎜
模型
支承
×
×
×
【概略図②】
移動荷重用 レール
移動荷重(走行車両)
レール断面図
10 ㎜
15 ㎜
※レールは、脱輪防止の補助具です。
橋面構造はレールなしでも自立走
行可能なものとして下さい。
※考案と製作:田中輝彦(「土木の学校」副会長)
アンカー
水平距離 L=600 ㎜以内
(支承上部~アンカー取付部)
高さ H=830 ㎜
(支承上部~アンカー取付部)
机
(H=700 ㎜)
※アンカーケーブルは、各自ご用意ください。
アンカー
(20ℓポリタンク)
橋梁模型コンテスト
審査基準
《①事前審査》
会場に搬入後、橋梁模型の計量、計測を行い、課題の条件を満たしているかチェックします。
※いずれかの条件を満たしていない作品は、10点の減点とし、軽量度の配点は0点として審査する。
《②専門審査》
・専門審査員(10 名程度)により、完成度・技術度・デザイン性を審査する。
・事前審査の計量により、軽量度を審査する。
・載荷試験により耐久性・安定性を審査する。
評価項目
完成度
評価の観点
仕上がり具合
細部の配点内容
・材料の加工及び接合等が美しく仕上がって
いるか
技術度
構造体の合理性
・材料の特性・強度を活かした部材の使い方
及び構造形式になっているか
実現性
・設計コンセプトに沿って実用性(経済性・
施工性)が十分検討されているか
デザイン性
橋の形式・デザイン性
・構造体の形式・デザインが優れているか
美しさ・彩色
・美しさ・彩色がコンセプトに調和している
か
軽量度
軽量化を図っているか
・1500gf を 0 点、300gf を 20 点として、
重量に応じて比例配点する。
耐久性・
安定性
移動荷重を保持できたか
満点
10
10
10
10
10
20
・重量 20kgf
・渡りきることができなければ30点減点
30
・牽引が30秒をオーバーすると10点減点
合計
100点