れんけい第60号 - 仙台オープン病院

地域医療連携室機関紙 平成 28 年 5 月発行
れ んけい
公益財団法人仙台市医療センター仙台オープン病院 地域医療連携室
〒983-0824 仙台市宮城野区鶴ヶ谷5丁目22-1
TEL:022-252-1111(代表)FAX:022-252-1126(連携室直通)
URL:http://www.openhp.or.jp e-mail:[email protected]
vol.
60
【仙台オープン病院 理念】
思いやりのある心で信頼される優れた医療を提供します。
第2回地域医療勉強会報告
①「当院における肺癌診療への取り組み」
呼吸器内科主任部長 飯島 秀弥
死亡率の高い疾患である肺癌も、ⅠA期のうちに手術できれば治癒が十分望めま
す。この病期ではCTでないと見つけられないことが多く、疑い病変が見つかった
としても、小さいがゆえ組織検体採取が難しく、しばらく経過観察することが多い
と思います。当科では、独自に開発した仮想気管支鏡および仮想気管支造影検査を
用い、小病変に対する診断率の向上に取り組んでいます。
ⅢB/Ⅳ期では、PSが比較的良好であれば全身化学療法が選択されますが、治癒
はほぼ望めないのが現状であり、2ndないし3rdライン以降の治療についてのエビ
デンスはまだ十分ではありません。当科では、個々の症例に応じた集学的治療に取り組み、成果をあげています。
②「当院における腹腔鏡下大腸切除」
消化器外科部長 小山 淳
大腸癌に対する腹腔鏡手術は開腹手術と比較して低侵襲で整容性に優れており、
デバイスの進歩に伴って急速に普及しつつあります。当院における腹腔鏡下大腸癌
手術も年々増加傾向にあり、2015年は全大腸癌手術250件の内120件を占めてお
ります。下部直腸癌に対する腹腔鏡手術は難易度が高く、ガイドライン上その適応
は慎重にすべきとされております。当院の腹腔鏡下直腸低位前方切除術の成績を紹
介させて頂きました。当院には日本内視鏡外科学会技術認定医が3名在籍しており、
より安全で確実な腹腔鏡手術を行うよう心がけております。
③「最近10年の進歩」
心臓血管外科・呼吸器外科部長 新田 能郎
心臓外科手術の成績は安定化し、通常の定期手術で亡くなる方は非常に少なくな
った(当院では過去2年間:0%)。一方、手術を受ける方は高齢化しており(平
均年齢71才)、治療戦略、周術期管理には以前よりも細心の注意が求められてい
る。キーワードは、低侵襲化とチーム医療。特に大動脈疾患は、高侵襲な上に高齢
者が多く、EVAR、TEVAR、Debranching TEVAR、open stent法などにより
低侵襲化を図り、多職種のスタッフとチームを組んで、退院後の良質な生活につな
がるよう尽力している現況をお伝えした。また虚血性心疾患、弁膜症、末梢血管、
下肢静脈瘤など、幅広く治療を行っていることもお伝えした。
1
新職員の紹介
内科医長
米地 敦
YONECHI, Atsushi
本年度の新職員の紹介です。
酒井 利隆
SAKAI, Toshitaka
内科医員
村林 桃士
MURABAYASHI, Touji
①秋田県
②サッカー
③洗濯機
④仙台での生活に早
く慣れ、患者さん
と病院の為に精一
杯頑張りたいと思
います。
外科医員後期研修医
則内 友博
SUNOUCHI, Tomohiro
中島 康介
NAKAJIMA, Kousuke
①北海道
②旅行
③自転車
④日々精一杯努力し
ていきたいと思い
ます。
研修医1年
小室 英恵
KOMURO, Hanae
①仙台市
②映画鑑賞、ジョギング、
登山、卓球、カラオケ
③センス
④一日も早くオープ
ン病院に慣れて院
内の構造と仕事を
覚えたいです。
2
内科医員後期研修医
長谷川 翔
HASEGAWA, Sho
①三重県
②水泳
③パソコン
④ご迷惑をおかけす
ることも多いと思
いますが、どうぞ
宜しくお願い致し
ます。
外科医員後期研修医
島田 雅仁
SHIMADA, Masahito
①群馬県
②映画鑑賞、子育て
③子供
④患者さんと社会の
お役に立てる医師
を目指して頑張り
ます。
KUSUNOSE, Hiroaki
①高知県
②読書、ジョギング、
バレーボール
③ランニングチェア
④胆膵疾患の診療を勉強
しに来ました。一日
でも早くお役に立て
るよう頑張ります。
外科医員後期研修医
須田 睦
①神奈川県
②読書
③ブルーレイレコー
ダー
④精 一 杯 頑 張 り ま
す。
研修医1年
朝光 世志
ASAMITSU, Seji
①埼玉県
②水泳、マラソン、
旅行、読書
③自転車
④宜しくお願いしま
す。
研修医1年
楠瀨 寛顕
①仙台市
②ラグビー、バスケ
ットボール、スキ
ューバダイビング
③オートバイ、自転車
④早 く 仕 事 に 慣 れ
て、お役に立てるよ
うに頑張ります。
よろしくお願い致します。
内科副医長
内科医長
研修医1年
片方 雅紀
KATAGATA, Masanori
①東京都
②野球、スキー
③コミュニケーショ
ン能力
④宜しくお願いしま
す。
研修医1年
古田 恭平
FURUTA, Kyohei
①仙台市
②読書
③ソファー
④若輩な身ではあり
ますが、研修医と
して誠心誠意、努
力していきたいと
思います。
SUDA, Mutsumi
①東京都
②買い物
③
④わからないことだ
らけですが、一生
懸命頑張ります。
①福島県
②旅行、ドライブ
③ダイソンの掃除機
④新社会人として、
医師として、謙虚
に頑張って参りま
す。
所属
名 前
顔
写
真
アルファベット表記
①出身地
②趣味・特技
③今、一番欲しいもの
④抱負
れ ん けい
vol.
60
ご不便をおかけいたします
新棟改築部分
現在の救急センターを含むC棟のより安全性の高い免震化改築工事に伴い、病院南側駐車場に新棟の改築工事が
始まります。つきましては工事車両出入りのため平成28年5月30日より平成30年2月末日までの間、南側駐車場
のご利用ができなくなります。この間皆様方には北側駐車場をご利用いただくことになり、大変ご不便とご迷惑を
おかけいたしますが、工事期間中においても引き続き皆様方のご信頼にお応えできますよう、最善を尽くしてまい
る所存でございます。
皆様方のご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
総合サポートセンター開設についてのお知らせ
本年4月をもちまして“医療連携センター”を“総合サポ
ートセンター”と改めました。今まで通り、地域医療連携
室、医療福祉相談室、総合支援室から構成されておりま
す。これからは、当院での治療が必要な患者さんが速や
かに受診でき、速やかに退院し地域に戻るためには、医
師間はもとより多職種の医療者が連携することが大切で
す。その為には、各室が個別で対応するのではなく、各
室が協働して患者さんに対応する機能が求められます。
当センターはそのお手伝いをしたいと考えております。
「地域医療連携室」は、登録医の先生や地域の先生方か
らの、患者さんの外来受診、検査や入院予約の窓口にな
っております。また、登録医会事務局としても機能して
おります。「医療福祉相談室」は、急性期病院である当院で治療が終わった患者さんが、身体の状態、社会的背景
を考慮し適切な療養の場を得て地域に戻れるよう医療ソーシャルワーカーがサポートしております。「総合支援
室」には退院支援看護師、管理栄養士、皮膚・排泄ケア認定看護師が所属しており、理学療法士や歯科衛生士、そ
して多職種医療チームとも連携して退院の目標設定を行い、患者さんが速やかに日常生活に戻れるように地域と協
働し、サポートしています。当院の総合サポートセンターにご理解とご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
(文責:総合サポートセンター長 進藤百合子)
3
れ ん けい
vol.
60
仙台オープン病院外来診療スケジュール
先生方からご紹介いただく患者さんは毎日受付しております。救急センターは24時間受け入れしております。
平成28年6月1日より
月
野 田 裕
消 化 器 内 科
伊 藤 啓
平 澤 大
火
水
木
原 田 喜 博
前 田 有 紀
大 平 哲 也
菅 野 良 秀
枡 かおり
越 田 真 介
金
小 川 貴 央
鈴 木 憲次郎
(第1、3)
山 形 拓
(第2、5)
小 池 良 樹
(第4)
加 藤 敦
浪 打 成 人
浪 打 成 人
加 藤 敦
循 環 器 内 科
瀧 井 暢
(新患担当)
杉 江 正
(新患担当)
加 藤 敦
(新患担当)
牛 込 亮 一
飯 島 秀 弥
消 化 器 外 科
本 多 博
一 般 外 科
大 石 英 和
心臓血管外科
岡 田 恭 穂
吉 田 聖二郎
呼 吸 器 外 科
総 合 診 療 科
担当医
(午後2時~)
飯 島 秀 弥
土 屋 誉
小 山 淳
担当医
茂 泉 善 政
担当医
(事前予約のみ)
柹 田 徹 也
矢 澤 貴
進 藤 百合子
及 川 昌 也
(第1、3、5)
(午前9時~12時)
新 田 能 郎
担当医
(午後1時~3時30分)
担当医
担当医
担当医
担当医
本 多 博
本 多 博
(第1、3、5)
(午前)
(第2、4)
(午後1時~3時)
(午後1時30分~3時)
東北大学病院
化 学 療 法 科
(新患担当)
吉 田 聖二郎
(午後1時~3時30分)
乳 腺 外 来
進 藤 百合子
(午後1時30分~)
牛 込 亮 一
瀧 井 暢
(午後1時~)
呼 吸 器 内 科
(新患担当)
杉 江 正
東北大学病院
高橋雅信/高橋信
小峰啓吾/西條憲
(第1、3、5)/(第2、4)
(第1、3、5)/(第2、4)
担当チーム
ストーマ外来
(午後1時~)
(予約制)
受付時間:午前8時30分~午前11時
● 検査・入院などのご予約について……………総合サポートセンター
TEL 022‑252‑5755 FAX 022‑252‑1126
※診察・検査につきましては事前に予約されている場合でも、当日の外来状況により待ち時間が発生することがございます。
何卒、ご理解、ご了承願います。
● 緊急な患者さんをご依頼の場合……………救急センター
TEL 022‑252‑0100 FAX 022‑252‑0264(救急受付直通)
URL http://www.openhp.or.jp
E‑mail [email protected]
●編集委員 進藤 百合子、石井 洋寿、水間 吉則、野口 雅子、鈴木 由季子、大原 麻子
4