大学における秘密情報の保護ハンドブック(案)

「大学における秘密情報の保護ハンドブック(案)」
に対する意見公募要領
平成28年7月8日
経 済 産 業 省
大学連携推進室
近年、大学と企業の間の産学連携活動が盛んになっていることから、共同研究等
を通じて企業から秘密情報が大学に持ち込まれるなど、大学が企業等の秘密情報を
取り扱う機会が従前よりも増大しており、大学における適切な秘密情報管理への要
請は年々高まっています。秘密情報が教職員等により不正使用された場合等には、
教職員等が責任を問われるのみならず、大学の責任が問われたり大学の社会的信頼
も損なわれたりする可能性があります。
大学が企業等から秘密情報を受け取ることを過度に回避したり、あるいは受け取
っても必要以上に厳格な管理をしたりするのでは、新たなイノベーションを生み出
すことはできません。そのため、大学に対して、情報の管理と有効利用とのバラン
スを考慮しながら、日々の業務や研究活動等の中で秘密情報を積極的に活用し、当
該秘密情報の価値を発揮させていくことが求められています。
経済産業省は、平成16年4月に、大学が自ら主体的に営業秘密管理指針を作成
する際に留意すべき点を示すことを目的とし、平成15年1月に策定した「営業秘
密管理指針」(以下、「指針」という。)を基に、「大学における営業秘密管理指
針作成のためのガイドライン」(以下、「ガイドライン」という。)を策定しまし
た。その後、平成27年1月に指針の全部改訂を行い、不正競争防止法によって差
止め等の法的保護を受けるために必要となる最低限の水準の対策を示しました。ま
た、営業秘密としての法的保護を受けられる水準を超えて、漏えい防止ないし漏え
い時に推奨される(高度なものを含めた)包括的対策を示すため、平成28年2月
に「秘密情報の保護ハンドブック ~企業価値向上に向けて~」(以下、「企業向
けハンドブック」という。)を策定しています。
一方、指針や企業向けハンドブックは、主に企業を念頭においたものであり、学
生が企業との共同研究に参加し当該企業の秘密情報を取り扱う場合における対策
などの、大学特有の事情に配慮した記述がないことなどから、前述のガイドライン
を新たに「大学における秘密情報の保護ハンドブック」と改題の上、全部改訂を行
うこととしました。
本ハンドブックについて、広く皆様から御意見をいただきたく、以下の要領で意
見の募集をいたします。
1.意見募集対象
「大学における秘密情報の保護ハンドブック(案)」
2.資料入手方法
(1)電子政府の総合窓口(e-Gov)における掲載
(2)経済産業省ホームページにおける掲載
3.意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)
平成28年7月8日(金)~ 平成28年8月8日(月)
4.意見提出先・提出方法
御意見を日本語で記入の上、以下のどちらかの方法で送付して下さい。なお、電
話による御意見の受付は対応しかねますので、あらかじめご了承下さい。
(1)電子政府の総合窓口(e-Gov)
電子政府の総合窓口(e-Gov)の意見提出フォームに従って、本件への意見を御入
力の上、御提出ください。
(2)電子メール(意見提出用紙を添付してお送り下さい。)
別紙の意見提出用紙の様式に沿って、御氏名、連絡先及び本件への御意見をご記
入の上、下記のメールアドレス宛てにお送り下さい。
メールアドレス:[email protected]
(電子メールの件名を「大学における秘密情報の保護ハンドブック(案)」とし
て下さい。)
5.その他
・皆様から頂いた御意見につきましては、最終的な決定における参考とさせていた
だきます。
・頂いた御意見は、氏名、住所、電話番号、FAX番号及びメールアドレスを除き、
すべて公開される可能性があることをあらかじめご承知おき下さい。ただし、御
意見中に、個人に関する情報であって特定の個人を識別しうる記述がある場合及
び個人・法人等の財産権等を害するおそれがあると判断される場合には、公表の
際に当該箇所を伏せさせていただきます。
・御意見に付記された氏名、連絡先等の個人情報につきましては、適正に管理し、
御意見の内容に不明な点があった場合等の連絡・確認といった、本案に対する意
見公募に関する業務にのみ利用させていただきます。
(別紙)意見提出用紙
経済産業省 産業技術環境局 大学連携推進室
パブリックコメント担当宛て
「大学における秘密情報の保護ハンドブック(案)」 に対する意見
氏
名
団
体
住
所
電話番号
FAX番号
電子メールアドレス
御意見
・該当箇所(どの部分についての意見か、該当箇所が分かるように明記して下さい。)
・意見内容
・理 由(可能であれば、根拠となる出典等を添付又は併記して下さい。)