取 扱 説 明 書

取 扱 説 明 書
ごあいさつ
このたびはプジョー 206CC をお買いあげいただき,誠にありがとうございます。
この取扱説明書では,プジョー 206CC の取り扱い方法について記載しています。
プジョー 206CC をご使用になる前に本書をよくお読みになって,プジョー 206CC の正しい取り扱い方法をご理
解くださるようお願い申し上げます。
この取扱説明書は車内に保管し,いつでも読み返すことができるようにしてください。
なお,車両に添え付けられているメンテナンスノート(整備手帳)は,携行が義務付けられています。この取扱説
明書とともに常時携行していただくようお願い申し上げます。
<おことわり>
・ 本書は欧州で発売されている車両をもとにして作成しております。
また,車両の改良のため予告なく仕様が変更されることがあります。
したがって,本書に記載されている写真,イラスト,仕様などの記載内容が実際の車両とは異なることがありますので,あらかじめ
ご了承ください。
・ 本書は紙面の都合上,右ハンドル車を例にとって説明しています。左ハンドル車ではイラストや写真が実際の
車両と異なることがあります。
・ 本書は 206CC シリーズで採用している装備の使用方法を解説するものであり,個々の装備の装着の有無を
保証するものではありません。
重要安全情報
プジョー 206CC を取り扱う前に,この取扱説明書をよ
く読んでください。
この取扱い説明書には,車両を安全に取り扱うために必要
な情報が記載されています。また,車両を取り扱ううえで
の危険性や注意点などについても説明されており,それに
伴う事故を避けるためのアドバイスも含まれています。
したがって,これらの警告や注意を守らない場合には,
死亡を含む人的な傷害や車両の破損などにつながる可能
性があることをご理解ください。
●消耗品,アクセサリーについて
プジョー 206CC に使用する消耗品やアクセサリー類は,プジ
ョー純正部品をご使用ください。市販されている汎用の消耗品
やアクセサリー類のなかには,車両の機器に適合しなかったり
正常な作動を妨げる可能性がある製品が含まれているかも知れ
ません。プジョー車本来の安全性や耐久性を損わせないために
も,プジョー純正部品やアクセサリー類のご使用をお勧めしま
す。
●改造について
危険に関する警告や注意は次の3種類に分けて,車体各部に貼り
付けた警告ラベルおよび本書の中に表示されています。
指示に従わなかった場合,乗員や第三者が死亡
または重度の傷害を負うことを示しています。
指示に従わなかった場合,乗員や第三者が死亡
または重度の傷害を負うおそれがあることを示
しています。
指示に従わなかった場合,乗員や第三者が傷害
を負ったり車両を破損させるおそれがあること
を示しています。
プジョー 206CC の非合法な改造は法に触れるだけでなく,車
両の安全性や耐久性を著しく損なうおそれがあります。また,
車両の保証修理が受けられなくなることがありますので,むや
みな改造を行わないようにしてください。本書に記載のない整
備や修理については,プジョーディーラーにご用命ください。
また,電波や電磁波を発生する機器類は,エンジンやブレーキ,
エアバッグなどをコントロールするコンピューターや電子部品
に悪影響を及ぼしたり,故障の原因となるおそれがあります。
これらの取り付けについてもプジョーディーラーにご相談くだ
さい。
目 次
第1章
ページ案内
第2章
安全
警告ラベル ...............................1-2
チャイルドシート.........................4
シートベルト ...............................3
フロントエアバッグ .....................5
第3章
サイドエアバッグ.........................6
ドア,トランク,ルーフの開閉
キー,リモコン ............................1
ボンネット...................................3
電動ルーフ(非常時)................5-9
ドア ,ドアロック ........................2
電動ルーフ...................................4
トランク,フュエルキャップ ......10
運転席 .........................................1
サービスインジケーター ...............9
フロントシート ....................19-20
ホーン,チルトステアリング ........2
油量インジケーター,温度計 ......10
グローブボックス,ポケット ......21
照明装置 ......................................3
空調装置 ..............................11-14
ルームランプ,サンバイザー ......22
ワイパー,ウォッシャー ...............4
マルチディスプレイ..............15-16
カーステレオ........................23-26
メーターパネル.........................5-6
パワーウィンドウ,灰皿.............17
警告灯類 ..................................7-8
ミラー .......................................18
第4章
装備,装置
目 次
第5章
運転装置
イモビライザー ............................1
ブレーキ ......................................4
コンフィデンシャルカード............2
ESP/ASR(スタビリティプログラム)
....5
エンジン始動 ...............................3
シフトレバー(オートマチック)
.....6-8
第6章
点検,メンテナンス
エンジンルーム内の点検 ...........1-4
ヒューズの交換 ....................11-15
ホイールの交換.........................5-6
バッテリー ................................16
灯火器の電球の交換 ................7-10
油脂類,推奨交換時期 ................17
第7章
シフトレバー(マニュアル)
.....................9
けん引 .......................................18
お知らせ
触媒コンバーター,保安炎筒 ........1
燃費の改善について .....................3
内外装のお手入れ.........................5
タイヤ .........................................2
冬季の使用について .....................4
リサイクルと環境.........................6
第8章
識別表示,外形寸法,諸元
識別表示 ......................................1
外形寸法 ......................................2
テクニカルデータ .....................3-4
メッセージ一覧.........................5-6
第1章
ページ案内
5
エンジンルーム点検 ............第 6 章 1-4
6
ドア開閉,ロック................第 3 章 1-2
7
ホイールの交換 ...................第 6 章 5-6
8
灯火器の電球交換..............第 6 章 7-10
1
1
シート............................第 4 章 19-20
2
メーターパネル ...................第 4 章 5-6
3
空調装置 ........................第 4 章 11-14
4
ドアミラー,ミラー..............第 4 章 18
ページ案内
2
・キー,リモコン.........................第 3 章 1
・ボンネット開閉.........................第 3 章 3
・警告灯類 ...............................第 4 章 7-8
・キー,イモビライザー ...............第 5 章 1
・グローブボックス ...................第 4 章 21
・サービスインジケーター............第 4 章 9
・コンフィデンシャルカード ........第 5 章 2
・エンジンルーム .....................第 6 章 1-2
・オド/トリップメーター .............第 4 章 2
・電動ルーフ............................第 3 章 4-8
・フロントエアバッグ ..................第 2 章 5
・ヒューズ...........................第 6 章 11-15
・サイドエアバッグ .....................第 2 章 6
・バッテリー .............................第 6 章 16
・シートベルト ............................第 2 章 3
・オイルレベル点検 .....................第 6 章 3
・チャイルドシート .....................第 2 章 4
・定期交換部品,推奨油脂類 ......第 6 章 17
・けん引....................................第 6 章 18
ページ案内
3
ページ案内-装置の名称
4
1
サイドウィンドウ吹き出し口 .............................第 4 章 11-14
17 ステアリングエアバッグ ...........................................第 2 章 5
2
ダッシュボード吹き出し口 ................................第 4 章 11-14
18 ESP/ASR キャンセルスイッチ*................................第 5 章 5
3
助手席エアバッグ .....................................................第 2 章 5
19 ドアポケット..........................................................第 4 章 21
4
フロントウィンドウ吹き出し口..........................第 4 章 11-14
20 ヒューズボックス ...................................................第 6 章 11
5
時計,マルチファンクションディスプレイ .........第 4 章 15-16
21 シフトレバー*(イラストはマニュアル仕様).........第 5 章 5-8
6
セントラルロックスイッチ ........................................第 3 章 2
22 シガーライター ......................................................第 4 章 17
7
ハザードランプスイッチ ...........................................第 4 章 2
23 ルーフ開閉スイッチ ..................................................第 3 章 4
8
メーターパネル照明コントローラー ...........................第 4 章 2
24 パワーウィンドウスイッチ ......................................第 4 章 17
9
ライトコントロールスイッチ .....................................第 4 章 3
25 電動ドアミラースイッチ .........................................第 4 章 18
10 チルトステアリングレバー ........................................第 4 章 2
26 パーキングブレーキレバー ........................................第 5 章 4
11 ステアリングロック ..................................................第 5 章 3
27 灰皿 .......................................................................第 4 章 17
12 ワイパーコントロールレバー .....................................第 4 章 4
28 空調パネル .......................................................第 4 章 11-14
13 ホーンボタン ............................................................第 4 章 2
29 カーステレオ*.................................................第 4 章 23-26
14 オーディオリモコン ................................................第 4 章 24
30 ダッシュボード中央吹き出し口..........................第 4 章 11-14
15 ヘッドランプ照射角度調整ダイアル ...........................第 4 章 2
31 グローブボックス ...................................................第 4 章 21
16 助手席エアバッグキャンセルスイッチ* ....................第 2 章 5
32 ボンネットリリースレバー ........................................第 3 章 3
*仕様により異なります。
第2章
安全
警告ラベル .................................................................1-2
シートベルト..................................................................3
チャイルドシート ...........................................................4
フロントエアバッグ........................................................5
サイドエアバッグ ...........................................................6
警告ラベル-エンジンルーム内
1
お車には,次の警告ラベルが貼られています。かならずラベルの指示を守ってください。
(各ラベルの貼り付け位置や内容は,モデルの仕様により多少異なることがあります)
ラジエーターキャップ
高温の蒸気や熱湯が噴き出して,やけどをするお
それがあります。
冷却水の温度が下がってからキャップを開けてく
ださい。
ブレーキフルード
リザーバタンクの液面が上限(MAX)と下限 (DANGER)の間
にあることを確認してください。液面レベルが範囲に入ってな
い場合または漏れが見られる場合には,すぐお近くのプジョー
ディーラーにご連絡ください。
バッテリーの取り扱いについて
電動クーリングファン
クーリングファンはエンジン停止中も回転します。
手を巻き込まれて負傷するおそれがあります。
手を触れないでください。
バッテリー液には希硫酸が含まれています。
やけどをするおそれがあります。
皮膚や目に付着した場合は水で洗い流してください。
バッテリーは爆発性のある水素ガスを発生します。
爆発するおそれがあります。
煙草などの火気を近付けないでください。
バッテリーはショートさせると爆発,発火のおそれがあります。
ブースターケーブルは + 側から取り付け,− 側から取り外してくだ
さい。
警告ラベル-車体
エアバッグシステム装着車
この車両は,エアバッグシステムを装備しています。
誤ってエアバッグがふくらみ,けがをするおそれがあ
ります。
ステアリングホイールを取り外さないでください。
ステアリングホイールを交換するとき,車を廃棄する
ときは特別の作業が必要となります。プジョー販売店
にご相談ください。
2
サイドエアバッグ装着車
フロントシートにエアバッグが組み込まれていますの
でシートカバーをかけないででください。
フロントシートにアクセサリーを取り付けたりシート
を取り外さないでください。作動しなくなったり,誤
ってエアバッグが膨らんでけがをするおそれがありま
す。
ルーフの開閉は車両が停止している状態で,周囲
の安全を十分に確認してから行ってください。開
閉中は手や身体がルーフに触れないようご注意く
ださい。怪我をする恐れがあります。特にお子様
が乗車しているときは,お子様から目を離さない
でください。
トノカバーが閉まっていないとルーフの開閉は出
来ません。ルーフロックをかけずに走行すると警
告音が鳴ります。
助手席エアバッグ装着車
死傷事故につながるおそれがあります。助手席には,
チャイルドシートを後ろ向きに装着しないでくださ
い。お子さまを助手席に乗せる場合には,かならずシ
ートベルトを着用してください。
お車を廃棄処理するときは特別の作業が必要となりま
す。
プジョー販売店にご相談ください。
シートベルト
3
●フロントシートベルトの着用
水平方向にあるベルトが腹部でなく腰骨に
当たるようにして,バックプレートをバッ
クルにカチッと音がするまで差し込みま
す。バックルの赤いボタンを押すとはずれ
ます。
シートベルトの正しい着用方法について
は、別冊子「あなたの安全のために」に詳
しく記載されていますのであわせてお読み
ください。
●フォースリミッター付シートベ
ルトプリテンションシステム
前方から強い衝撃を受けたときに,瞬間的
にシートベルトを引き込み,身体を拘束す
る効果を高める装置です。
この機構はイグニッションスイッチがオン
の時に作動します。
フォースリミッターは事故の際,シートベ
ルトが身体にかかる衝撃を和らげる働きを
します。
注意
●シートベルトは,正しい姿勢で身体に密着
した状態で装着しなければ効果がありません。
●シートベルトの部品をむやみに外したり改
造しないでください。衝突の際に作動しなく
なるおそれがあります。また,誤ってプリテ
ンションシステムを作動させるとケガをする
おそれがあります。
● 15 年を経過したプリテンションシステム
は新品に交換する必要があります。プジョー
ディーラーにご用命ください。
●シートベルトプリテンションシステムは,
一度しか作動しません。作動後はかならず部
品交換が必要になりますので,プジョーディ
ーラーで整備を受けてください。
●シートベルトプリテンションシステムは,
エアバッグとは関係なく作動します。大きな
衝撃を受けたときはプジョーディーラーでシ
ステムの点検を受けてください。
チャイルドシート
4
プジョーでは,お子さまが乗る場合の安全を十分配慮して車の設計と製造を行って
おりますが,お子さまが同乗する場合の安全対策については,常に大人の方が十分
警告
ご注意いただくようお願いします。
(
「ISOFIX」= 第 4 章 20 をご参照ください。)
●助手席にチャイルドシートを後ろ向きに取り
付けないでください。
●チャイルドシート
お子さまが乗車する場合はかならず後席に乗車させ,小さなお子さまはチャイルドシートなどを
併用したうえでシートベルトを着用させてください。
1
このタイプのシートは生後およそ 9 ヶ月(または体重 10Kg 位)
迄のお子さまに適しています。
1
2
3
5
6
7
3 点式シートベルトで固定します。
減速時に首に負担がかからないよう,進行方向と反対向きに取
り付けてください。
フロントシートには取り付けないでください。
およそ 4 才以上(または体重 15Kg-36Kg 位)のお子さまにお
勧めするタイプです。
1
あります。
2
3
4
6
7
8
お子様の年齢や体格に合わせて幅やシートクッションの長さを
調節して下さい。
後席に,3 点式シートベルトで固定します。
5
8
●チャイルドシートは,製造メーカーの指定に
従って正しくご使用ください。チャイルドシー
トに指定された適正な年齢や体格を無視する
と,シートベルトにより傷害を受けるおそれが
助手席エアバッグの作動を止める装置が付いていない場合は,
2
ふくらんだエアバッグでケガ
をするおそれがあります。
仕様により,助手席エアバッグ
のキャンセルスイッチを備えている
場合は,チャイルドシートを
4後ろ向きに取り付ける際には
かならず助手席エアバッグの
作動を解除してください。
●お子さまを車内に残したまま車から離れない
でください。直射日光の下では車内温度が非常
に高くなり,お子さまが脱水症状を起こして死
亡するおそれがあります。
また,お子さまのいたずらにより,車が走り出
して事故を起こすおそれがあります。
フロントエアバッグ
エアバッグシステムは,車両が極めて
●フロントエアバッグシステム
強い衝撃を受けたときに,乗員の身体
車両の正面衝突時,エアバッグシステムと
が車体に打ちつけられる衝撃をやわら
シートベルトプリテンショナーの電子セン
げる装置です。エアバッグには,運転
サーが急激な減速度を感知し,一定のレベ
席と助手席の2箇所に装備されている
フロントエアバッグと,シートバック
に装備されているサイドエアバッグが
あり,それぞれ衝撃の方向に応じて作
動します。
5
ルを超えると電気パルスをシートベルトプ
リテンショナーに送ってシートベルトを引
き上げます。衝撃が非常に強い時は,さら
に次の電気パルスをステアリングホイール
のエアバッグシステムに送ります。折りた
たまれていたエアバッグは瞬時に膨らん
で,運転者の胸や頭がステアリングホイー
エアバッグシステムは,イグニッショ
ルに強く打ち付けられるのを和らげた後,
ンがオフの時には作動しません。
内部のガスが後方に抜けてしぼみます。
また,作動した際発生するガスには,
若干の刺激性があります。
エアバッグが作動した場合は,エアバ
●助手席エアバッグキャン
セルスイッチ*
ッグユニットやシート部品,コントロ
助手席に,チャイルドシートを進行方向に
ールユニットの交換が必要になります。
対して後ろ向きに取り付ける際は,このス
事故の後には,必ずプジョーディーラ
イッチをオフにしてください。
●エアバッグが作動する場合
正面からの強い衝撃が加わって,乗員の頭
部や胸部その他身体に重大な障害が及ぶ恐
れのあるときに作動します。
この条件は衝撃の強さやその他の要因によ
って変化します。
●エアバッグが作動しない場合
ーでエアバッグシステムの点検や部品
側面や後方からの衝撃に対しては作動しま
の交換を行ってください。
せん。また,正面からの衝撃であっても,
エアバッグについては、別冊子「あな
シートベルトで乗員の保護が行える程度で
たの安全のために」に詳しく記載され
ていますのであわせてお読みください。
ある場合にも作動しません。
*仕様により異なります。
サイドエアバッグ
6
●サイドエアバッグシステム
注意
サイドエアバッグシステムは,側方から極
めて強い衝撃を受けたときにエアバッグが
●エアバッグ単独では衝撃を吸収する効果が
十分ではありません。かならずシートベルト
乗員と車体との間でふくらんで乗員の身体
に加わる衝撃をやわらげる装置です。この
エアバッグは運転席と助手席のそれぞれの
シートに取り付けられており,衝撃の加わ
った方向によって別個に作動します。
シートバック内に折りたたまれていたエア
バッグは瞬時に膨らんであらかじめ設定さ
れた開口部から車内に展開し,乗員の胸や
頭がドアパネルに強く打ち付けられるのを
和らげた後,内部のガスが解放されてしぼ
みます。
●エアバッグが作動する場合
側面からの強い衝撃が加わって,乗員の頭
●エアバッグ警告灯
部や胸部その他身体に重大な障害が及ぶ恐
通常の状態では,イグニッションス
れのあるときに作動します。
イッチがオンになった後 2-3 秒間
この条件は衝撃の強さやその他の要因によ
って変化します。
●エアバッグが作動しない場合
正面や後方からの衝撃に対しては作動しま
せん。また,側面からの衝撃であっても,
軽度である場合にも作動しません。
点灯しその後消灯します。
走行中にシステムに異常が発生したとき
は,警告音と共に警告灯が点灯し,マルチ
ファンクションディスプレイにその旨が表
示されます。
プジョーディーラーでシステムの点検を受
けてください。
を正しく着用してください。
●ステアリングホイール,ダッシュボードお
よびシート内部にエアバッグが組み込まれて
います。次のことをお守りください。
・エアバッグの組み込まれた箇所にカバー類
(特にシートカバー)をかけたり,ステッ
カーなどを貼らないでください。
・助手席側のダッシュボードの上やシートの
周囲に物を置いたり,立てかけないでくだ
さい。エアバッグがふくらむときに物が飛
び,乗員がケガをするおそれがあります。
・エアバッグや近くにある部品,シートをむ
やみに外さないでください。衝突の際に作
動しなくなるおそれがあります。また,誤
ってエアバッグを作動させるとケガをする
おそれがあります。
・ステアリングホイールやダッシュボードに
近づきすぎたり,ドアに寄りかかる乗車姿
勢では,作動したエアバッグによりケガを
するおそれがあります。
●エアバッグは一度しか作動しません。
●エアバッグは 15 年間機能するよう設計さ
れています。それ以降は,プジョーディーラ
ーで部品を交換してください。
第3章
ドア,トランク,ルーフの開閉
キー,リモコン ..............................................................1
ドア,ドアロック ...........................................................2
ボンネット .....................................................................3
電動ルーフ .....................................................................4
電動ルーフ(非常時)
...................................................5-9
トランク,フュエルキャップ ........................................10
キー,リモコン
1
●電池交換
206CC では全車に集中ドアロックシ
ステムを採用しており,ドアとトラン
リモコンの電池が消耗すると,警告音と共
クの施錠やドアの解錠ができます。
に「Remote control battery low(リモコ
注)ドアが完全に閉まっていないと,集中
ン電池消耗)」のメッセージがマルチファ
ドアロックは作動しません。
ンクションディスプレイに表示されます。
ねじを外し,リング部分をコインなどで開
いて同じ電池(CR2016
●キー
3V)と交換して
ください。
ドアを解錠または施錠するには,キーをド
アのキーシリンダーに差し込んで回してく
ださい。ドアとトランクは同時に施錠され
ますが,解錠時には左右のドアのみが連動
しトランクは解錠されません。トランクは
キーを使用して解錠してください。
●リモートコントロール
キーには,メインキー(リモコンボタン付
き)とスペアキー(リモコンボタンなし)
があります。
メインキーを車両に向けてボタン A を押す
●キー抜き忘れ警告音
キーを差し込んだまま運転席のドアを開け
ると,警告ブザーが鳴ります。
と,ハザードランプが一回約 2 秒間点灯し
てドアとトランクのロックが同時に施錠さ
れます。
ボタン B を押すと,ハザードランプが数回
点滅してドアだけが解錠されます。
●ドア閉め忘れ警告*
ドアが完全に閉まっていないと,警告音と
ともにマルチファンクションディスプレイ
にその旨が表示されます。また走行時には
ルームランプが点滅します。
トランクはキーで解錠してください。
施錠している状態で再度ボタン A を押す
と,ルームランプが点灯(ドアが開くと点
灯する位置になっている場合)し,ハザー
ドランプが点滅して自車位置を示します。
●初期化
電池交換後などリモートコントロールが作
動しなくなったら,以下の手順で初期化を
してください。
・イグニッションをオフにします。
・イグニッションオンにします。
・ボタン A を押します。
・イグニッションをオフにして,キーを
抜きます。
ドア,ドアロック
2
注意
●キーナンバーのついたタグを必ず保管して
おいてください。キーを紛失した場合に新し
いキーを作成する際に必ず必要となりますの
で,大切に保管してください。
●ドア(外側から)
●セントラルロックボタン A *
キーあるいはリモコンで解錠したあとにハ
ボタン A を押すとドアやトランクを施錠・
ンドルを引き上げます。
解錠できます。施錠時にはインジケーター
がゆっくり点滅します。
●オートドアロック*
A
走行速度が 10Km/h 以上になると,自動
的にドアがロックされます。また 10Km/h
以上で走行中にスイッチ A をしばらく押す
と,一時的にドアロックが解除されます。
この機能をオンにするときは,スイッチ A
●ドア(内側から)
ハンドルを手前に引きます。
●ドアロックノブ A *
施錠・解錠はロックノブ*で行います。
トランクはフロントドアに連動して施錠さ
れますが,解錠は連動しません。
を押し続けてください。警告音が鳴って,
マルチファンクションディスプレイにメッ
セージが表示*されます。この表示は車両
が発進するたびに表れます。
●リモコンで施錠したときは,セントラルロ
ックボタンでは解錠できません。リモコンで
解錠してください
●リモコンでドアロックを解除しても,30 秒
以内にドアが開けられないときは再度ドアが
ロックされます。*
●車両から遠く離れたところででリモコンの
ボタンを何度も押さないようご注意ください。
作動不良となって初期化が必要になることが
あります。
●完全に閉まっていないドアがあると,オー
トドアロックは作動しません。
トランクが完全に閉まっていなくても,オー
トドアロックは作動します。
再度スイッチ A を押し続けるとオフになり
ます。
*仕様により異なります。
ボンネット
●ボンネットを開けるには
3
●ボンネットを開けるには
●ボンネットを開けたら
ダッシュボード左側下にあるレバーを引
ボンネットの下のロックレバーを押し上げ
ストラットを立ててボンネットを保持しま
き,ロックを解除します。
ながらボンネットを上に持ち上げます。
す。
●ボンネットを閉めるには
ストラットを外してホルダに納め,下から
30cm ぐらいの位置で手を離してくださ
い。ボンネットの重みで自然に閉まります。
上から押さないでください。
注意
ボンネットを閉めたあとロックされたことを確
認してください。
電動ルーフ
●ルーフを開けるには
1.
トランクリッドを開け,トノカバー 1
4
●ルーフを閉めるには
1.
センターコンソールの開閉スイッチ 3
を閉めます。荷物がリアシェルフやト
を押します。トランクリッドが開き,
ノカバーの上に載っていたり,トラン
ルーフが展開します。
ク内でトノカバーを押し上げていない
ことを確認してください。
2.
2.
トランクリッドが閉まり,ロックされ
ハンドブレーキを引き,イグニッショ
て操作が完了するとチャイムが鳴りま
ンをオンにして左右のルーフロック 2
す。スイッチから手を離してください。
を解除します。解除が確認されるとチ
ャイムが鳴ります。
3.
4.
3.
左右のルーフロックをかけてくださ
センターコンソールの開閉スイッチ 3
い。ウィンドウは自動的には閉まりま
を引きます。前後左右のウィンドウが
せんが,ルーフロックをかけるとパワ
下がり,トランクリッドが開いてルー
ーウィンドウスイッチの操作が出来る
フが格納されます。
ようになります。
トランクリッドが閉まり,ロックされ
るとチャイムが鳴ります。スイッチか
ら手を離してください。
注意
・ルーフの開閉は,車両が水平に停止している
状態で周囲の安全を確認してからおこなって
ください。
・開閉中は手や身体がルーフに触れないようご
注意ください。特にお子様が乗車していると
きは,お子様から目を離さないでください。
・トランクリッドに荷物を載せているときは,
ルーフを開閉しないでください。
・雨天の後や洗車後にルーフを開閉すると,水
滴が車内に入ります。完全に乾燥するまでお
待ちください。
・ルーフ開閉の途中で止めて 5 分以上放置し
たり,イグニッションをオフにしないでくだ
さい。ルーフが倒れてくることがあります。
・ルーフロックをかけずに走行すると警告音が
鳴ります。
電動ルーフ(非常時)
5
電動ルーフに故障が発生した場合,手
動でルーフを閉じることが出来ます。
周囲の安全を確認し,手を挟まないよ
うに十分注意して以下の操作を行って
ください。
注意
ルーフはかなりの重量があります。
二人がかりで,リンクに手を挟まないよう十分
に注意してゆっくりと引き出してください。
作業を始める前に以下をお守りください。
・車両を水平な場所に止めてください。
・全てのウィンドウを下げてください。
・イグニッションをオフにしてください。
・キーをイグニッションから抜いてください。
a.
トランクを開け,トノカバー 1 を開きます。
b.
トランク内の,パンク修理剤が入っているケース 2 から六角レンチ 3 を取り出します。
c.
六角レンチを油圧バルブ 4 に差し込んで 1/4 回転緩め,油圧を抜きます。
・パーキングブレーキをかけてください。
電動ルーフ(非常時)
d.
車両の左側に回り,左手でリアシェルフ 5 をつかみます。
6
f.
トランクリッドを閉めます。
右手に六角レンチを持ち,カバーの図で示した位置の穴 6 に奥
このとき油圧の抵抗がありますので,ゆっくりと圧力を逃がし
まで差し込んで,リアシェルフを前方に動かしながら六角
ながら押し込むようにして閉めてください。
レンチを押し下げます。シェルフが動き始めたら少し戻して六
e.
角レンチを引き抜き,手でシェルフを完全に格納します。
g.
リッドヒンジ部のフック 7 を指で押してロックを解除しながら
h.
リッドカバーを開きます。反対側も同様にします。
車両の右側に回り,リッドカバー 8 を後方に開きます。
その状態でリッドカバーを支えながら,ヒンジの穴 9 に六角レ
ンチを差し込んでリッドカバーが倒れないように固定します。
電動ルーフ(非常時)
7
i.
二人でルーフ 10 を引き出します。かなりの重量があります。ルーフが完全に展開したらルーフロック 11 を掛けます。
j.
手でリッドを支えながら,ヒンジの穴から六角レンチ 12 を引き抜いてリッドカバーをゆっくり下ろします。ロックはされません。
電動ルーフ(非常時)
8
注意
リッドカバーはボディに密着せず多少浮き上がった状態で固定されま
すが,これは異常ではありません。
トランクリッドを閉めたあとリッドカバーがロックされており,風圧
で開いたりしないことを確認してください。
k.
トランクリッド 13 を開けます。
l.
リッドカバー 14 をヒンジの方に押しつけながら,ジャンパー
クリップ 15 を引いて 1/4 回転回して「手動固定」位置に差し
替え,リッドカバーが開かないようロックします。
左右同様に固定してください。
m.
トランクを閉めます。
最寄りのプジョーディーラーで点検修理をお受けください。
電動ルーフ(非常時)
●各部名称
9
ルーフロック
リアシェルフ
トランクリッド
リッドカバー
油圧バルブ
リアシェルフ解除穴
トノカバー
トランク,フュエルキャップ
10
警告
熱でガソリンが膨張してあふれ,火災を起こ
すおそれがあります。給油口にあふれるまで
給油しないでください。
●トランク
●フュエルキャップ
トランクリッドのボタンを押すとトランク
燃料の補給は必ずエンジンが停止している
リッドが開き,中のランプが点灯します。
ときに行ってください。
閉めるときは,内側のハンドルに手をかけ
イグニッションキーを差し込んで左に回す
て引き下げ,軽く下に押してください。
とフュエルキャップがはずれます。
トランクリッドの施錠はドアのロックに同
調していますが,解錠にはキーを使用して
給油中,オートストップが 3 回働いたらそ
ください。また,キーを使用してトランク
れ以上給油しないでください。
だけを施錠や解錠することができますが,
ドアのロックは同調しません。
・
鍵穴にキーを差し込んで A から B の位
置に回すと解錠されます。
施錠する時は,逆に A の位置から C の
位置に回してから戻してください。
燃料タンクの容量は約 47 リットルです。
セルフ式のスタンドで給油するときは,静電
気でガソリンに引火してやけどをするおそれ
があります。以下に注意してください。
・エンジンを止め,ドアや窓を閉めてくださ
い。また,たばこなどの火気を近づけないで
ください。
・フュエルキャップを外し,給油するまでの
作業は必ず一人で行い,給油口の近くには他
の人を近づけないでください。
・フュエルキャップを開ける前に車体や給油
機などの金属部分に触れて,身体の静電気を
除去してください。
・給油中に車内に戻らないでください。再び
帯電するおそれがあります。
・フュエルキャップは徐々に開き,燃料タン
ク内の圧力を下げてから外してください。
・給油時に蒸発したガソリンを吸い込まない
ようにしてください。
・ガソリンスタンドに掲示されている注意事
項を守ってください。
第4章
装備,装置
運転席 ...........................................................................1
ホーン,チルトステアリング...........................................2
照明装置 ........................................................................3
ワイパー,ウォッシャー .................................................4
メーターパネル ...........................................................5-6
警告灯類.....................................................................7-8
サービスインジケーター .................................................9
油量インジケーター,温度計 ........................................10
空調装置 ................................................................11-14
マルチファンクションディスプレイ ........................15-16
パワーウィンドウ,灰皿 ...............................................17
ミラー .........................................................................18
フロントシート ......................................................19-20
グローブボックス,ポケット ........................................21
トランク,ルームランプ,サンバイザー ........................22
カーステレオ..........................................................23-26
運転席
1
各種装置
1
2
3
4
8
5
7
6
1.
オド/トリップメーター
2.
メーターパネル
3.
ライトスイッチレバー
4.
ワイパーレバー
5.
ヘッドランプ照射角度調整ダイアル
6.
チルトステアリングレバー
7.
ホーン
8.
メーターパネル照明コントローラー
ホーン,チルトステアリング
●ホーン
2
●オド/トリップメーター
ステアリングホイールのパッド部分
ボタン 1 を押すと,表示がオドとトリップ
を押してください。
で切り替わります。
リセットするためには,トリップ表示の時
にボタンを数秒間押し続けてください。
●チルトステアリング
●ヘッドランプ照射角度調整ダイヤル
ロックレバーを下に下げるとチルトステア
リングのロックが解除されます。
ラゲッジルームに重量物を積んだりして,
ステアリングホイールの高さを調整し,ロ
ヘッドランプが上向きになったときには対
ックレバーを上に引いてチルトステアリン
向車にまぶしくないよう照射角度を下向き
グをロックしてください。
にしてください。
●メーターパネル照明コントローラー
●ハザードランプ
ボタン 2 を押し続けると,メーターパネル
他車に緊急停車中であることを知ら
とマルチファンクションディスプレイの明
せます。イグニッションキーの位置
るさが,明から暗へ,再度押し続けると暗
に関係なく作動します。
から明へと変化します。
好みの明るさになったら,ボタンを離して
ください。
●ハザードランプ自動点灯機能*
急ブレーキをかけると,減速度によってハ
ザードランプが自動的に点滅を始めます。
警告
チルトステアリングの調整は車両が停止してい
るときに行ってください。
車両が加速を始めると自動的に解除されま
すが,スイッチを押して解除することもで
きます。
*仕様により異なります。
照明装置
3
●オートライト*
●ライトスイッチ(リング A)
ヘッドランプの操作は,レバーのリング A
をまわして行います。
すべてのランプが消灯します。
ポジョンランプおよびテールランプ
が点灯します。
ヘッドランプのロービームが
点灯します。
スイッチレバーを手前に引く
とヘッドランプがハイビームに切り換わ
り,再度引くとロービームに戻ります。
イグニッションがオフ位置で,ライトスイ
ッチをオンにしたまま運転席側のドアを開
けると,消し忘れ警告ブザーが鳴ります。
●パッシング
スイッチレバーを浅く手前に引くと,パッ
シングライトとして使用できます。
周囲が暗くなったり,ワイパーを連続使用
●フロント/リアフォグランプ
(リング B)
すると自動的にポジションランプやヘッド
リングを向こう側に 1 回すとフロントフォ
ランプが点灯し,周囲が明るくなったりワ
グランプが点灯し,もう 1 回回すとリアフ
イパーを止めると自動的に消灯します。
ォグランプも点灯します。
オートライトをオン/オフするときは以下の
両方のランプを消灯するときは,リングを
ようにしてください。
手前に 2 回回します。点灯状況はメーター
・イグニッションキーをアクセサリー
パネルに表示されます。
位置にします。
・ライトスイッチを「0」の位置にし,
スイッチの先端を 2 秒以上押します。
●駐車時照明(フォローミーホーム)
機能がオンになると,警告音と共にマルチ
周囲が暗いときや夜間に,ヘッドランプを
フ ァ ン ク シ ョ ン デ ィ ス プ レ イ に
約 1 分間点灯したままにできます。
「Automatic lighting active(オートライ
キーをストップ位置にしてライトもオフに
ト作動中)」のメッセージが表示されます。
します。スイッチレバーを浅く手前に引い
マニュアルでライトスイッチを操作したと
てパッシングしたのちくるまから降りてド
きにはオートライト機能は一時的にオフに
アをロックしてください。
なります。
システムの照度センサーに異常が発生する
注意
「Automatic lighting faulty(オートライト
昼間の霧の時は周囲が明るいので,オートライ
トが作動しないことがあります。安全のため,
マニュアルでライトを点灯してください。
故障)」のメッセージが表示されます。プジ
晴天時や雨天時のリアフォグランプの使用は,
と,ヘッドランプが点灯し,警告音と共に
マルチファンクションディスプレイに
ョーディーラーでシステムの点検を受けて
ください。
*仕様により異なります。
後続車に眩惑を与えます。不要なときには必ず
消灯してください。
ワイパー,ウォッシャー
●車速感応モード
4
●ウィンドウウォッシャー
1 と 2 の位置では,停車時は低速で作動し
ワイパーレバーを手前に引くとウォッシャ
走行すると通常速度に戻ります。
ー液が噴射され,ワイパーが 2 秒間作動し
間欠作動時は,車速に応じてふき取り間隔
ます。
が変化します。
● AUTO(雨滴感知式ワイパー)*
ワイパーレバーを AUTO の位置にしておく
と,降る雨の量に応じて自動的にワイパー
が作動します。
●フロントワイパー
ワイパーレバーを図のような5段階の位置
に動かして作動させます。
2
1
:高速作動
:通常作動
I/AUTO :間欠/自動作動*
0
:停止
:手動作動
レバーを押し下げている間だけ作動し
ます。下げてからすぐ手を離すと1回
だけワイパーが作動します。
*仕様により異なります。
イグニッションを 1 分以上オフにするとこ
の機能はキャンセルされます。一度「停止」
に戻してから再度セットしてください。
機能がオンになると,警告音と共にマルチ
フ ァ ン ク シ ョ ン デ ィ ス プ レ イ に
「Automatic wiping active(オートワイパ
ー作動中)」のメッセージが表示されます。
システムに異常が発生すると,警告音とと
もにマルチファンクションディスプレイに
「Automatic wiping faulty(オートワイパ
ー故障)」のメッセージが表示され,間欠
作動に切り替わります。プジョーディーラ
ーで点検を受けてください。
注意
フロントガラスの雨滴センサーを遮蔽しない
でください。
お車を洗車する際は,ワイパーレバーを停止
位置にするか,イグニッションスイッチをオ
フにしてください。水滴によって雨滴感知ワ
イパーが突然作動して,けがをしたり,お車
を損傷するおそれがあります。
冬期にフロントウィンドウが氷結していると
きは,氷等が完全に溶けるまで雨滴感知ワイ
パーの使用を控えてください。
メーターパネル
5
●メーターパネル:オートマチックトランスミッション車
1.
シートベルト警告灯
9.
2.
助手席エアバッグ解除警告灯*
10. 自動診断警告灯
20. スピードメーター
3.
エアバッグ警告灯
11. ハイビームインジケーター
21. 冷却水温度計
4.
フロントフォグランプインジケーター*
12. ブレーキ警告灯
22. タコメーター
5.
ABS 警告灯
13. ロービームインジケーター
23. メータパネル照明コントローラー
6.
リアフォグランプインジケーター
14. バッテリー警告灯
24. 燃料計
7.
左方向指示器インジケーター
15. エンジン油圧警告灯
25. 燃料残量警告灯
8.
オド/トリップメーター,
サービスインジケーター,
油量インジケーター
16. スノー/スポーツモードジンジケーター
26. ESP/ASR 警告灯*
右方向指示器インジケーター
19. STOP 警告灯
17. シフトポジションインジケーター
18. リセットボタン
*仕様により異なります。
メーターパネル
6
●メーターパネル:マニュアルトランスミッション車
1.
シートベルト警告灯
9.
2.
助手席エアバッグ解除警告灯*
10. 自動診断警告灯
20. 冷却水温度計
3.
エアバッグ警告灯
11. ハイビームインジケーター
21. タコメーター
4.
フロントフォグランプインジケーター*
12. ブレーキ警告灯
22. メータパネル照明コントローラー
5.
ABS 警告灯
13. ロービームインジケーター
23. 燃料計
6.
リアフォグランプインジケーター
14. バッテリー警告灯
24. 燃料残量警告灯
7.
左方向指示器インジケーター
15. エンジン油圧警告灯
25. ESP/ASR 警告灯*
8.
オド/トリップメーター,
サービスインジケーター,
油量インジケーター
右方向指示器インジケーター
19. スピードメーター
16. エンジン油温計
17. リセットボタン
18. STOP 警告灯
*仕様により異なります。
警告灯類
警告
どの警告灯が点灯した場合も,そのまま走行を
続けると車の装置を損傷したり,重大事故を招
くおそれがあります。
すぐ,最寄りのプジョーディーラーで点検を受
けてください。
STOP 警告灯
油圧警告灯や冷却水量/水温警告灯,EBD
7
バッテリー警告灯
自動診断警告灯
イグニッションキーがアクセサリーの位置
イグニッション ON で点灯し,エンジンが
にあるときのほか,以下の状態により充電
始動すると消灯します。
が行われないときに点灯します。
この警告灯が点滅したり点灯した場合は,
・オルタネーターベルトが切れているか緩
点火系統または燃料噴射系統の故障です。
んでいる
そのまま走行を続けると触媒装置がダメー
・バッテリのターミナルが緩んでいる
ジを受ける場合があります。
・オルタネーターの故障
プジョーディーラーで点検を受けてください。
プジョーディーラーで点検,修理を受けて
ください。
(電子ブレーキ制御)システム警告灯と連
動しています。
この警告灯が点灯したときは,マルチファ
ンクションディスプレイにその旨が表示さ
れます。
すみやかに車を停止させてプジョーディー
ラーに連絡してください。
エンジン油圧警告灯
この警告灯が点灯すると,STOP 警告灯も
同時に点灯します。
以下の状態にあるときに点灯します。
プジョーディーラーに連絡してください。
冷却水量/水温警告灯*
この警告灯が点灯すると,STOP 警告灯も
同時に点灯します。
冷却水量が不足しているときや,水温が高
すぎるときに点灯します。
・エンジンオイルの圧力が低下している
直ちに車を安全な場所に止めて,エンジン
・オイル量が不足している
が冷えるのを待ってから水量を点検し,必
・油温が高すぎる
警告音とともにマルチファンクション
ディスプレイにその旨が表示されます。
油温が下がるまで速度を落としてください。
要なら冷却水を補充してください。
*仕様により異なります。
警告灯類
シートベルト警告灯
エンジン回転中に運転者がシートベルトを
着用していないと点灯し,時速 20Km 以
上では段階的に変化する警告音とともに約
2 分間点滅します。
ブレーキ警告灯
8
ESP/ASR 警告灯*
システム作動時に点滅します。またシステ
ムを解除しているときに点灯します。
イグニッションを ON にしたとき数秒間点
灯し,その後消灯します。ESP/ASR 解除ス
イッチのインジケーターが点滅してこの警
告灯が消灯しないか,走行中に点灯したと
きは,プジョーディーラーで点検を受けて
ください。
パーキングブレーキがかかっているときあ
また,ABS 警告灯とともに点灯したときは
燃料残量警告灯
EBD(ブレーキ分配)システムに異常があ
この警告灯が点灯した場合の,走行可能距
ります。ただちに停車して,プジョーディ
離はあと約 50Km です。
ーラーにご連絡ください。
早めに給油してください。
燃料タンクの容量は約 47 リットルです。
ABS(アンチロックブレ
ーキ)警告灯
イグニッションを ON にしたとき2〜3秒
間点灯し,その後消灯します。消灯しない
か,走行中に点灯したときは,アンチロッ
クブレーキ機能は作動しませんが,本来の
ブレーキ性能には影響ありません。
イグニッションを ON にしたときに 2-3
秒間点灯し,その後消灯します。
この警告灯が点灯したときは,マルチファ
ンクションディスプレイにその旨が表示さ
れます。
走行中に点灯,点滅した場合は,エアバッ
グシステムに異常があります。
お早めにプジョーディーラーで点検を受け
てください。
るいはブレーキ液が不足している場合に点
灯します。
エアバッグ警告灯
警告
高速道路など自動車専用道路での燃料切れは
道路交通法違反になります。走行前に燃料が
十分あることを確認してください。
助手席エアバッグ解除
警告灯*
警告音と共に点灯し,マルチファンクショ
ンディスプレイに「Passenger air bag
disarmed(助手席エアバッグ作動解除)」
のメッセージが表示されているときは助手
席エアバッグは作動しません。
この警告灯が点滅した場合は,プジョーデ
ィーラーで点検を受けてください。
*仕様により異なります。
サービスインジケーター
サービスインジケーターは,お客様に
●点検まで 1000 キロ以内の場合
9
●ゼロリセット
次回のメーカー推奨点検時期がいつ頃
例:次回の点検までおよそ 400 キロであ
リセットはプジョーディーラーが点検終了
かをお知らせするものです。
ることを示しています。この表示は 5 秒間
後に行いますが,もし,お客様がプジョー
現れます。
ディーラーでのサービスインジケーターの
●作動
リセットをご希望されない場合は,お車を
イグニッションをオンにした後 5 秒間,ス
預ける際に,その旨を担当者にお伝えくだ
パナのマークが現れます。
さい。
表示された数字は,次回の点検までのおよ
その残りキロ数を表します。
例:次回の点検までおよそ 4800 キロであ
ることを示しています。この表示は 5 秒間
●点検時期を経過した場合
例:点検時期を経過してからおよそ 300
キロ走行したことを示しています。この表
示は 5 秒間現れます。
また,お客様がご自分で点検をされてリセ
ットする際には以下の方法で行います。
・イグニッションをオフにします。
・メーターパネルのリセットボタン 1 を
押し続けます。
・イグニッションをオンにします。
現れます。
・次回の点検までのキロ数が点滅します。
・そのままメーターパネルのリセットボ
いずれの場合も,5 秒経過すると本来の機
能に戻り,積算走行距離(オドメーターま
5 秒経過すると本来の機能に戻り,積算走
行距離(オドメーターまたはトリップメー
ター)を表示します。
たはトリップメーター)を表示しますが,
スパナのマークはそのまま残って点検が必
要なことを知らせます。
タンを 10 秒間押し続けます。
・表示が 0 に戻り,スパナのマークが消
えます。
油量インジケーター,温度計
10
●エンジン油量インジケーター
イグニッションを ON にすると,サービス
インジケーターの表示に続いておよそ 10
秒間,油量を表示します。
この指示は,車体が水平な場所にあってエ
ンジン停止後 10 分以上経過しているとき
に正確に表示されます。
●冷却水温度計
油量は最大です。セグメントが点滅しエン
ジンルームのゲージでオイルが多い場合は,
プジョーディーラーにご連絡ください。
●エンジン油温計*
針が A のゾーンにあるときには,水温は適
エンジン回転中にエンジンオイルの温度を
正です。
表示します。
針が B のゾーンにあるときには,オーバー
ヒートの状態です。「STOP」警告灯が点灯
針が C のゾーンにあるときには,油温は適
します。直ちに車を安全な場所に止めて,
正です。
ボンネットを開けてください。
セグメントが点滅し min が点灯していると
きはオイル不足です。レベルゲージで確認
して必要ならばオイルを補充してください。
セグメントが点滅しているときはシステム
の故障です。ゲージで確認してください。
そのまましばらく冷却水温度計の針が下が
針が D のゾーンにあるときには,油温が高
るのを待ってください。
すぎます。
温度が下がるまで速度を落として走行して
ください。
*仕様により異なります。
空調装置
吹き出し口
11
空調装置
12
吹き出し口
1.
フロントウィンドウ吹き出し口
2.
サイドウィンドウ吹き出し口
3.
ダッシュボード左右吹き出し口
4.
ダッシュボード中央吹き出し口
5.
ダッシュボード足下前方吹き出し口
6.
センターコンソール足下吹き出し口
注意
●熱線反射ガラス*
フロントウィンドウは,空調効果を高
めるために紫外線や赤外線を大幅にカ
ットする構造になっています。
赤外線リモコンや赤外線センサーなど
をフロントウィンドウの内側に設置す
るときは,あらかじめプジョーディー
ラーにご相談ください。
送風の調整
●熱線反射膜除去ゾーン*
ダッシュボードの中央と両側の吹出し口にはルーバーやシャッターが付いており,独自に風向や
ミラーの基台の周囲には 2 ヶ所,赤外
風量を調節することができます。
線や電波式のリモコンの信号を通過さ
風向,風量の細かい調節をしたいとき,風を止めたいとき,他の吹き出し口により多くの風を送
せるために,フロントウィンドウの熱
りたいときは,各吹出し口のルーバーやシャッターを使用してください。
線反射膜が無い部分が設けてあります。
*仕様により異なります。
注意
ルーフを格納しているときには,当初の空調効果は得られません。
空調装置
13
オートエアコン
5
6
●オートモード
1 温度設定ボタン
7
3
2
1
8
9
4
2 オートプログラム
ボタンの上下を押して希望の数値
このボタンを押すと,セットされた温度に合わせてシステムが自動的に最適な吹き出し
をディスプレイに表示させます。
口や風量の選択,エアコンのオンオフ,内外気切り替えなどをコントロールします。
この数値は快適さのレベルを表し
ており,21 前後にしておくと快
プログラムの選択は,イグニッションをオンにした時点の室温や外気温度によって自動
適な室温が得られますが,お好みにより
的に行われます。設定温度と実際の室温が大きく異なるときは,自動的にオートモード
18 から 24 の間で調整してください。
でスタートします。
空調装置
3 視界確保モード
14
5 室内送風切換えボタン
8 システム停止ボタン
天候や乗車状況によってはオートプ
ボタンを押すたびに,吹き出し口が
このボタンを押すとすべての機能が
ログラムを選択していても,ウィン
切り替わります。
オフになります。温度の調整は行わ
ドウガラスが曇ってしまうことがあ
れず,最低限の送風が行われます。
ります。このようなときにこのボタンを押
完全に送風を止めたいときは,内外気切り
すと,システムは自動的に曇りを取り除く
ようにコントロールします。
●手動設定
・フロントウィンドウ
・フロントウィンドウと足元
・ダッシュボード中央と左右および足元
・ダッシュボード中央と左右の吹出し口
換えボタンで外気導入を止めてください。
再度同じボタンを押すか,「AUTO」あるい
は視界確保モードボタンを押すと温度調整
が可能になります。
希望によってオートプログラムの項目を好
みの設定に変更することができます。
以下で変更した以外の機能はそのまま自動
6 風量調節ボタン
でコントロールされます。
変更を解除したいときには,「AUTO」ボタ
風量を調節します。+ を押
このスイッチをオンにすると,リア
すと風量が増えます。
ウィンドウや電動ドアミラー*の氷
や曇りを取り除きます。
ンを押すとあらかじめ決められたオートプ
外気温に応じて自動的にオフになりますが,
ログラムの設定に戻ります。
4 エアコン ON/OFF スイッチ
このスイッチを押すと,「ECO」マ
ークが点灯し,エアコン(冷房)
はカットされます。
もう一度ボタンを押すと「A/C」マークが点
灯してエアコン(冷房)が入ります。
9 リアウィンドウ熱線スイッチ
7 内/外気切換えボタン
途中で解除したいときはもう一度スイッチ
を押してください。
ボタンを押すと,外気が車内に入ら
なくなります。
ルーフを格納しているときには,この機能
いやな臭いが車内に入るのを防ぐと
は働きません。
きや,急速に冷暖房したいときに使用しま
す。一時的な使用にとどめてください。
外気導入に戻すには,もう一度ボタンを押
します。
*仕様により異なります。
マルチファンクションディスプレイ
15
●パラメーター設定
ボタン 1 を 2 秒間押すとパラメーター設
定モードになります。さらにボタン 1 を押
して個々のパラメーターを呼び出し,2 の
ボタンで希望する単位や数字を設定します。
・表示言語(日本語はありません)
・距離表示(Km/マイル)
●マルチファンクションディスプ
レイ
以下の情報を表示します。
・時間
・日付
・温度表示(摂氏/華氏)
・ 12 時間/24 時間表示切り替え
トリップコンピューターは,ワイパーレバ
・時
ー先端のスイッチを押すことにより以下の
・分
情報を順次きりかえて表示します。
・年
・カレンダー
・月
・走行可能距離
・日
ボタンを押し続けると早送りされ,10 秒
・外気温度
・ドアの開放状況(図示)
・警告メッセージ
(「燃料が少ない」,
「充電不足」な
どを一時的に表示します。ボタン 1
か 2 を押すと,メッセージが消え
ます。)
・トリップコンピューター
・カーステレオ*
●トリップコンピューター
間ボタン操作がないと自動的に通常表示に
戻ります。
・走行距離
・平均燃料消費量
・瞬間燃料消費量
・平均速度
●外気温度計
コンピューターをリセットする場合は,ワ
ドアミラーに取り付けられたセンサーで外
イパーレバー先端のスイッチを 2 秒以上押
気の温度を表示します。
し続けます。リセット後しばらくはデータ
不足のために正確な値が表示されないこと
表示が点滅したときは,路面氷結の危険が
があります。
あることを示しています。
数字の代わりに水平なセグメントだけが表
示されるときは,プジョーディーラーにご
*仕様により異なります。
連絡ください。
マルチファンクションディスプレイ
●走行可能距離
タンク内に残っている燃料であとどのくら
い走行できるかを表示します。
現在と同じ割合で燃料が消費されるものと
想定して表示しますので,運転状況や路面
が変わると数字も変化します。
●平均燃料消費量
16
●走行距離
コンピューターをリセットしてから現在ま
コンピューターをリセットしてから現在ま
での平均燃料消費量を表示します。
での累積走行距離を表示します。
表示は 100km を走行するために消費する
燃料をリッターで表示します。
燃料が約 3 リッター以下になると,3 つの
セグメントだけが点灯して燃料切れが近い
ことを警告します。
●瞬間燃料消費量
過去 2 秒間の燃料消費量を表示します。
表示は 100km を走行するために消費する
燃料をリッターで表示します。
ただし,車の速度が 2-30km/h 以上の時
に表示します。
●平均速度
コンピューターをリセットしてから現在ま
での平均速度を表示します。
ただし,イグニッションスイッチを ON に
している状態の時間をもとに計算します。
*この表示は説明のための例であり,実際の表示とは異
なることがあります。
パワーウィンドウ,灰皿
17
●パワーウィンドウ
・運転席側ワンタッチウィンドウ
開閉スイッチ 1 を強く操作してください。
2
スイッチから手を離しても自動的に完全に
開閉しますが,「開」はイグニッションキ
ーがアクセサリーかオンの位置の時に,
「閉」はエンジンがかかっているときにの
み可能です。
1
開閉スイッチを一段だけ引くか押すと,操
作している間だけウィンドウが上昇または
下降します。
フロントウィンドウが開いた後,さらにス
イッチを押し続けるとリアウィンドウが開
きます。
3 秒間押し続けると,はじめにフロントウ
ィンドウが下がり,続いてリアウィンドウ
が下がります。
・助手席側パワーウィンドウ
開閉スイッチ 2 で操作します。
ウィンドウを開くときのみワンタッチ操作
が可能ですが,それ以外は操作している間
だけウィンドウが上昇または下降します。
フロントウィンドウが開いた後,さらにス
イッチを押し続けるとリアウィンドウが開
きます。
注意
パワーウィンドウによる事故を防ぐために,
お子さまが乗車している間は,たとえ短時間
でも車を離れるときにはイグニッションキー
を抜いてください。
ルーフ開閉中は,パワーウィンドウは作動し
ません。
●灰皿
取り外すときはふたを閉め,後部を引いて
持ち上げます。
●シガーライター
押し込んでしばらくすると自動的に持ち上
がります。
ミラー
18
A
1
●室内バックミラー
●ダブルカーブドアミラー
●電動ドアミラースイッチ
ミラーは,下部のつまみを前後に動かすこ
運転席側のドアミラーは,斜め後方の視界
調節したいミラーが左側であればロッカー
とによって上下に角度が変えられます。
を広げるために 2 種類の曲率を持っていま
スイッチ 1 のツマミを左側に,右側であ
夜間に後続車のヘッドライトがまぶしいと
す。
ればツマミを右側に回します。
きは調節してください。
ミラーは上下・左右に角度が変えられます
ので,動かしたい側にツマミを倒してくだ
さい。
注意
ミラーの曲率が変化しているために,場所によ
ってミラーで見た距離感覚と実際の車両との距
離が異なることがあります。
車両との間隔を判断する際には,この点に十分
ご注意ください。
調節が終わったら,ロッカースイッチのツ
マミを中立位置に戻してください。
●電動格納ドアミラー
イグニッションがアクセサリーかオンの時
に,ロッカースイッチのツマミを A の位
置に回すとミラーが格納されます。
フロントシート
●フロントシートの調整
19
フロントシート
1
20
シートの前後調節:
レバーを引き上げるとシートが自由に動きます。
最適な位置にしてから,レバーから手を離すと位置が固定されます。
2
ヘッドレストの調節:
ヘッドレストを高くするときはそのまま上に移動させて調節します。
下げるときや取り外すときは,基部のノブを押しながらヘッドレストを動かしてください。
3
ウォークインスライド:
どちらかのシート横のレバーを前方に引くと,シートバックが倒れてシート全体が前にスラ
イドします。
シートバックを引き起こすと,元の位置に戻ります。
4
ドライバー用シートの高さ調節*:
調節レバーを引き上げ,体重を利用してシートの高さを調節してください。
5
背もたれの角度調節:
どちらかのシート横のレバーを後方に押して調節してください。
●チャイルドシート用キャッチ*
「ISOFIX」規格のプジョー車専用チャイルド
シートをワンタッチで固定するためのキャ
ッチです。
取り付け方法については,チャイルドシー
トの説明書に従ってください。
注意
ウォークインスライド時に,途中で遮るものがあったりしてシートが完全に元の位置に戻らないと,シー
トはロックされません。
ヘッドレストを外したまま走行しないでください。
*仕様により異なります。
グローブボックス,ポケット
6
21
1
2
5
3
4
●グローブボックス
●ドアポケット
●後席ドリンクホルダー
ハンドルを持ち上げるとグローブボックス
ポケットの一部はドリンクホルダーをかね
後席の中央に備え付けられています。
が開きます。
ています。
カバーの上を手前に引いて開きます。
1
取扱説明書セット入れ
2
カップホルダー
3
ペンホルダー
4
眼鏡ホルダー
5
カードホルダー
6
コインホルダー
トランク,ルームランプ,サンバイザー
22
1
●固定リング
●ルームランプスイッチ
●サンバイザー
市販のベルトやネットなどを利用して手荷
スイッチ 1 は次の3段階の位置に切り換え
サンバイザーの裏側にはミラー*が備え付
物を固定するためにお使いください。
できます。
けられています。
●サイドストラップ
ジャッキやパンク修理剤の入った箱などを
固定するために使用します。
ライトは点灯しません。
ドアが開くと点灯します。
走行中にドアが完全に閉まっていな
いとランプが点滅します。*
ドアの開閉に関係なく,イグニッシ
ョンキーがアクセサリーまたはオン
のときに点灯します。
*仕様により異なります。
カーステレオ
23
*仕様により異なります。
● CD チェンジャーコントロール付 AM/FM CD ステレオ*
*ステレオ本体の仕様により一部のボタン配置が異なります。
A
電源スイッチ
B
ボリウムダウン
C
ボリウムアップ
D/E RDS/TA ボタン*:使用しません
H
サウンド調整ボタン(+)
I
サウンド調整ボタン(-)
J
● JBL 仕様車*
サウンド調整呼び出し
(バス,トレブル,ラウドネス,バランス,フェード)
L
マニュアルサーチ及びシークアップ(上の周波数へサーチ)
/次のトラックへ移動
M
マニュアル周波数選択
N
マニュアルサーチ及びシークダウン(下の周波数へサーチ)
/前のトラックへ移動
1
240W パワーアンプ
P
ラジオ選択ボタン(2 秒以上押して放送局の自動メモリー)
2
フロントツィーター
Q
CD 選択ボタン(2 秒以上押してシャッフル)
3
フロントウーファー
R
CD チェンジャー選択ボタン(2 秒以上押してシャッフル)
4
リアツィーター
S
CD イジェクトボタン*
5
リアウーファー
6
サブウーファー
1-6 放送局のメモリー呼び出し(2 秒以上押して局のメモリー)
/ディスクの呼び出し
カーステレオ
24
●電源スイッチ及びボリウム
ボタンを押すと電源が入り,再度押すと切れます。
ボタン B を押すとボリウムが下がり,C を押すと上がります。
注意
エンジンがかかっていない時には,約 30 分たつと自動的に電源がカットされます。
盗難防止機構により,このラジオは当該車でのみ作動し他の車両に接続しても作動しません。
●ステアリングリモコン
1
ボリウムアップ
●サウンド調整
ボタン J を押すと,「Bass(低音)」,「Treb(高音)」,「LOUDNESS(高低音
強調)」,「Fad(前後の音量)」,「Bal(左右の音量)」,「AUTO. VOLUME *
(自動音量調整)」が順次呼び出されます。
2
ボリウムダウン
3
シークアップ/トラックアップ
4
シークダウン/トラックダウン
5
ソース(ラジオ/CD/CD チェンジャー)
6
メモリーした局の上方移動/
次のディスク呼び出し
「Bass」や「Treb」では H を押すと増強され,I を押すと弱くなります。
メモリーした局の下方移動/
前のディスク呼び出し
「Bal」では H を押すと右の音が,I を押すと左の音が大きくなります。
7
操作をやめると数秒後に元に戻ります。
「Bass」と「Treb」はラジオ,CD,CD チェンジャーのソース毎に個別にセ
ットすることができます。
希望する項目を呼び出したら,H と I のボタンを押して調整します。
「Fad」では H を押すと前の音が,I を押すと後の音が大きくなります。
「LOUDNESS」と「AUTO. VOLUME」では H か I を押すたびにオンになった
りオフになったりします。
*仕様により異なります。
カーステレオ
25
●ラジオを聴くときは
ボタン P を押してラジオを選択します。
さらにボタンを押して FM1,FM2,FMAST,AM を順次切り替え,希望するバンドを選びます。
このボタンを 2 秒以上押すと,FM の信号が強い放送局を 6 局自動的に選択して,FMAST チャンネルにメモリーします。
(オートストア機能)
ボタン L か N を押すと,今受信している放送局より下か上の局をサーチします。
サーチは,はじめに電波の強い放送局を探し(LO モード)次に電波の弱い放送局を(DX モード)探します。
はじめから DX モードでサーチしたいときは,L か N のボタンを二度押してください。
予め周波数がわかっている放送局を受信するときは,
「MAN」ボタンを押してから L か N のボタンで希望する周波数に合わせます。
(マニュアルサーチ)再度「MAN」ボタンを押すと自動サーチに戻ります。
自動サーチやマニュアルサーチで受信した放送局をメモリーに入れるときは,受信中に 1 から 6 の希望するボタンを 2 秒以上押してください。
メモリーされた放送局を呼び出すときは,直接その番号のボタンを押します。
● CD を聴くときは
ボタン Q を押して CD を選択します。
このボタンを 2 秒以上押すと,シャッフル再生をオンにしたりオフにすることができます。
ボタン L を押すと,次の曲にスキップします。
ボタン N を押すと今聴いている曲の最初に戻るか,前の曲にスキップします。
L か N のボタンを強く押し続けるとそれぞれ早送りや早戻し再生をします。
ボタンを S を押すとディスクが排出されます。
*ステレオの仕様によりボタンの位置が異なることがあります。
カーステレオ
プジョー 206CC には仕様によって 5
26
●ディスクのセット
枚掛けの CD チェンジャーが用意され
CD チェンジャーはグローブボックスに備
ています。
え付けられています。
チェンジャー内のマガジンには 5 枚のディ
● CD チェンジャーを聴くときは
ボタン R を押して CD チェ
ンジャーを選択します。
このボタンを 2 秒以上押す
と,シャッフル再生をオンにしたりオフに
することができます。
スクを収容することができます。
ディスクをセットするときは:
1. グローブボックスを開きます。
2. CD のレーベル面(印刷されている面)
を上にしてスロットに差し込みます。
3. グローブボックスを閉じます。
ボタン L を押すと,次の曲にスキップしま
ディスクを取り出すときは:
1-5 のボタンを押し続けます。
す。
ボタン N を押すと今聴いている曲の最初
に戻るか,前の曲にスキップします。
L か N のボタンを強く押し続けると,それ
ぞれ早送りや早戻し再生をします。
再生するディスクを変更するときは:
1 から 5 の番号のボタンを押すと,その
ディスクを直接再生します。
注意
CD-ROM などにコピーしたディスクを使用すると,正しく再生されなかったりメカニズムに不具合を生
じることがあります。
規格に合った音楽 CD をご使用ください。
第5章
運転装置
イモビライザー ..............................................................1
コンフィデンシャルカード ..............................................2
エンジン始動..................................................................3
ブレーキ ........................................................................4
ESP/ASR(エレクトロニックスタビリティプログラム)....5
シフトレバー(オートマチック)..................................6-8
シフトレバー(マニュアル)............................................9
イモビライザー
1
●イグニッションキー
●キー抜き忘れ防止ブザー
車両とともにお渡しするイグニッションキ
キーをイグニッションに差し込んだまま運
ーの内部(プラスチック部分)には,車両
転席のドアを開けると,ブザーが鳴りま
を識別する電子装置が内蔵されています。
す。
それぞれのキーには,お車の納車時には個
別のコードが登録されています。
イグニッションスイッチをオンにすると,
車両のイモビライザーシステムがこのコー
ドを読みとってエンジンの始動を可能にし
ます。
もしコードが設定されていなかったり異な
プジョー 206CC には,エンジンイモ
ビライザー(盗難防止装置)が装着さ
れています。
るコードであった場合は,エンジンを始動
することはできません。
イグニッションがオフになると,システム
は直ちにエンジンの制御システムを封鎖し
ます。
●スペアキー
車両とともにお渡しするキーを含めてシス
テムには 5 本までのキーを登録することが
できます。
もし予備のキーが必要なとき,あるいはキ
ーを取り替えるときにはすべてのキーを登
録し直す必要があります。コンフィデンシ
ャルカードと,お手持ちのすべてのキーを
プジョーディーラーにご持参の上,登録作
業をお申し付けください。
これは,イグニッションキーの内部に
車両を識別する装置が内蔵されており,
車両側とのコードが合致しない場合に
エンジンの始動ができないようにする
ものです。
システムに異常が発生すると,警告音とと
もにマルチファンクションディスプレイに
その旨が表示*されます。
このときはイモビライザーは機能していま
せん。プジョーディーラーで点検を受けて
ください。
*仕様により異なります。
コンフィデンシャルカード
2
重要
●ブランクキーを合い鍵屋で複製しても,イ
モビライザーシステムにコードを登録しない
かぎり,そのキーでエンジンを始動すること
はできません。
●万一,イグニッションキーを紛失したり盗
難にあった場合は,安全のため,ほかのキー
を登録し直して失ったキーを無効にする(エ
ンジンをかけられなくする)ことをお勧めし
ます。お近くのプジョーディーラーにご相談
ください。
●コンフィデンシャルカード
お車には,コンフィデンシャルカードが入っています。このカードには,ディーラーでエンジン
イモビライザーに関わる作業をするときに必要な暗証番号が記載されています。
キーを紛失して作り直したり,スペアキーを作る場合に必ず必要となりますので,シールをはが
さずに,車両とは別の場所に大切に保管してください。
●中古車としてお求めになった場合は,必ず
コンフィデンシャルカードが備わっているこ
とをご確認ください。また,お手持ちの全て
のキーを登録し直して,他のキーではエンジ
ンをかけられなくすることをお勧めします。
エンジン始動
●イグニッションキーの位置
ストップ位置:
イグニッションはオフとなります。
1 ノッチめ:アクセサリー位置
バッテリー警告灯が点灯します。
イグニッションはオフですが,ラジオ*や,
パワーウィンドウ等のアクセサリー装備が
3
●ステアリングロック
イグニッションキーを抜くと盗難防止のた
めに,ステアリングがロックされて操作が
できなくなります。
ロックを解除するときは,ステアリングを
わずかに回しながらイグニッションキーを
回します。
約 30 分間使用できます。30 分を経過する
とバッテリー上がり防止のため,エコノミ
ーモードとなって自動的に電源が切れます。
2 ノッチめ:イグニッションオン位置
イグニッションはオンとなり,警告灯類が点灯します。
エンジン始動位置:
アクセルペダルを踏み込まずにキーを回します。エンジンが始動したらすぐにイグニッショ
ンキーから手を離してください。エンジンが始動するとエコノミーモードは解除されます。
●エンジンの始動
1
シフトレバーがP(AT 車)またはニュートラルの位置にあることを確認します。
2
パーキングブレーキがかかっていることを確認します。
3
ブレーキペダルを踏んだ状態で,イグニッションキーをイグニッションスイッチに差し込み,
4
スターターが回り,エンジンが始動します。
5
エンジンが始動したら,イグニッションキーから手を放します。
6
イグニッションキーが 2 ノッチめの位置に戻ります。
エンジン始動の位置まで回します。
警告
●エンジンが停止すると,ブレーキの倍力装
置が作動せず,事故を起こすおそれがありま
す。走行中はイグニッションをオフにしない
でください。
●走行中はキーを抜かないでさい。
ステアリングがロックされ,操縦ができなく
なって事故を起こすおそれがあります。
●エンジンを始動するときは,オートマチッ
クトランスミッション車ではシフトレバーが
P の位置に,マニュアルトランスミッション
車ではニュートラルの位置にあって,パーキ
ングブレーキが引いてあることを確認してく
ださい。急発進して人や物を傷つけるおそれ
があります。
ブレーキ
4
●アンチロック・ブレーキシステ
ム(ABS)
ABS システムは,ブレーキをかけ
た時に車輪がロックしそうになると
自動的にその車輪だけのブレーキの効きを
弱め,車の操縦性を確保する装置です。こ
の装置により,急ブレーキをかけながらで
も安定したハンドル操作ができます。
レバーを引き上げるとパーキングブレーキ
がかかり,同時にブレーキ警告灯が点灯し
ます。
パーキングブレーキを解除するときは,ボ
ボタンが奥まで押されたらレバーを完全に
下ろします。
ブレーキ警告灯が消灯することを確認して
ください。
● ABS 警告灯がイグニッションスイッチを
ON にしたのち数秒経過しても消灯しない,
あるいは,走行中に点灯したときは,ABS シ
ステムの機能に異常がある場合がありますが,
本来のブレーキ性能に影響はありません。プ
ジョーディーラーで点検を受けてください。
●ブレーキを踏み,ABS システムが作動した
場合に,ブレーキペダルが振動することがあ
ります。これは ABS システムの正常な作動
であって故障ではありません。そのままブレ
ーキペダルを強く踏み続けてください。
●パーキングブレーキ
タンを押しながらレバーを少し引き上げ,
注意
警告
ABS はどのような状況下でも制動距離を短く
する装置ではありません。路面の摩擦によっ
ては制動距離が伸びますので,滑りやすい路
面では慎重に運転してください。
この装置は,正しい仕様のタイヤを適正な状
態で使用したときに効果を発揮します。
●イグニッションスイッチをONにした状態
で,ホイールやタイヤを交換するなどの作業
を行ったときに,シャフトを回転させると,
メモリーに故障の情報が入力され,ABS 警告
灯が点灯する場合があります。その際は,プ
ジョーディーラーにご相談ください。
ESP/ASR
5
● ESP(スタビリティコントロー
ルシステム)*
● ESP システムの異常
警告音と共にこの警告灯が点灯し
てスイッチのインジケーターが点
ESP システムは,ABS システムと連携して
滅し,マルチファンクションディ
ブレーキやエンジンを制御し,車両の動き
と運転者の意図するコースとに著しい差が
発生したときに自動的に作動して,車の安
定性をある程度確保する装置です。
また,急加速時のホイールスピンを防止し
て車両の方向安定性を向上させる機能も備
えています。
ただし,ESP 作動時の操縦安定性の確保に
は限界があり,思わぬ事故につながるおそ
れがありますのでこのシステムを過信しな
いでください。
スプレイに「ESP system failure(ESP シ
● ESP システムの解除
雪道や泥道で動けなくなったときなど,あ
る程度ホイールスピンをさせてタイヤの接
地力を回復する必要がある場合が発生しま
れたスイッチを押してください。
● ESP システムの復帰
スイッチを使用して解除したシステムは,
以下の状態で自動的に復帰します。
・イグニッションをオフにしたとき
・もう一度スイッチを押したとき
*仕様により異なります。
けて下さい。
警告
センターコンソールの「ESP OFF」と書か
● ESP 警告灯*
者に注意を促します。
プジョーディーラーでシステムの点検を受
テムを解除することができます。
警告音が鳴って,警告灯とスイッチ
は,この警告灯が点滅して,運転
きは,システムの機能に異常があります。
す。このようなときには,手動で ESP シス
のインジケーターが点灯します。
ESP システムが作動しているとき
ステム故障)」のメッセージが表示されたと
ESP システムは通常の運転状況下において安
全性を向上させるものであり,オーバースピ
ードや危険な運転を補正する装置ではありま
せん。
急カーブや滑りやすい路面では従来同様,慎
重に運転してください。
この装置は,タイヤやホイール,ブレーキ部
品,電子部品などの仕様が正しく,かつプジ
ョーディーラーで適正な整備や修理を受けた
状態で使用したときに効果を発揮します。
事故の後や大きな衝撃を受けた際には,プジ
ョーディーラーでシステムの点検を受けて下
さい。
シフトレバー(オートマチック)
6
ティプトロニックオートマチックトランスミッション
●始動時
シフトレバーを P または N の位置にして,ブレーキを踏み
ながらイグニッションキーを回してください。
●シフトロック
急発進防止のため,ブレーキペダルを踏んでいないと P の
位置からほかにレバーを動かすことはできません。
バッテリー上がりなどでシフトロックが解除されないとき
は,以下の方法で強制的に解除することができます。
・灰皿のふたを閉め,後部を手前に引き上げて外します。
・四角い穴に手を入れて,レバーの根元のスライドピン
を引き出しながら,同時にシフトレバーを動かします。
●停車時
車両を離れるときは,シフトレバーを P の位置にしてくだ
さい。P の位置以外で運転席のドアを開けると,警告のブザ
ーが鳴ります。*
警告
●車から離れるときはシフトレバーをPの位
置に入れ,ハンドブレーキを引いてください。
クリープ現象で車がひとりでに動いて,人や
物に衝突するおそれがあります。
●エンジンがかかっているときは,お子さま
を車内に残して車を離れないでください。急
発進して人や物を傷つけるおそれがあります。
●エンジンを始動するときは,シフトレバー
をPの位置に入れ,ハンドブレーキが引いて
あることを確認してください。急発進して人
や物を傷つけるおそれがあります。
●シフトレバーをNからDまたはRに入れる
ときは,ブレーキペダルをしっかりと踏みな
がらエンジン回転がアイドルに下がっている
ことを確認してから行ってください。急発進
して人や物を傷つけるおそれがあります。
●シフトインジケーター
メーターパネルにはシフト位置を表示するインジケーター
があります。
*仕様により異なります。
シフトレバー(オートマチック)
7
●モードセレクター
206CC のティプトロニックタイプオートマチックトランスミッションでは,ノーマル,スポーツ,スノーの三つの
モードの選択が可能です。センターコンソールのスイッチを押してください。選択されたモードは,メーターパネル
に表示されます。選択したモードを解除するには,もう一度同じスイッチを押してください。
スポーツモード:エンジンのパフォーマンスを最大限に発揮する変速パターンになります。
スノーモード:滑りやすい雪道に合わせた穏やかな変速パターンが選択されます。
●シフトポジション
各ポジションの機能は以下の通りです。
パーキング:エンジンを始動できます。駐車する場合に使用し
ます。パーキングブレーキを併用してください。
リバース:後退するときこの位置にします。エンジンがアイド
ル状態で,車両が停止している時にシフトしてください。
ニュートラル:エンジンを始動できます。
ドライブ:1速からオーバードライブまで,走行パターンに応
じて自動的にギアが切り換わります。
●マニュアルシフトポジション
シフトレバーを「M」にして + 方向に動かすとシフトアップし,-方
向に動かすとシフトダウンします。
強い駆動力を必要とするときに使います。50km/h 以下の速度
で使用してください。
2速に固定されます。山道等で使用します。
3 速に固定されます。平坦路等で使用します。
4 速に固定されます。高速道路等で使用します。
シフトレバー(オートマチック)
●ノーマルモード
●エンジンブレーキ
シフトレバーが「D」の位置では,運転状
長い下り坂などブレーキを踏み続ける状態
況,道路状況,車両の積載状況に応じてあ
では,「D」レンジでもより効果的にエン
らかじめ設定されたパターンの中から,現
ジンブレーキを効かせるため自動的に低い
在の走行状態にあったギアチェンジが自動
ギアに切り替わりますが,状況に応じて随
的に選択されます。
時,シフトレバーを「M」レンジにして低
いギアを選択することができます。(たと
●クリープ現象
停車中にシフトレバーを「D」,「R」また
は「M」位置へ操作すると,アクセルペダ
ルを踏まなくても車がゆっくりと動き出し
ます。特にエンジン始動直後やエアコン作
動時などエンジン回転が高いときには車が
えばD→3,3→2)ただし「2」から「1」
への切り換えは急激な減速を伴いますの
で,滑りやすい道路条件(雪道や凍った道
●キックダウン
追い越し時等,急加速したいときはシフト
したがって,お子様が乗車しているときに
レバーには手を触れずアクセルペダルをい
は,エンジンをかけたままお子様だけを残
っぱいに踏みこんでください。シフトダウ
して車を離れないようにしてください。
ンがおこり,エンジン回転が最高に達する
点検のためエンジンをかけたまま車外にで
までそのギアを維持し,より短い時間で加
るときは,ハンドブレーキをかけてシフト
速することができます。ある一定の速度に
レバーを「P」に入れてください。
達すると,自動的にシフトアップします。
ブレーキを踏むと,エンジンブレーキを効
レバー位置は「D」のままブレーキを踏ん
でいてください。
警告
●走行中はシフトレバーを「N」位置に入れない
でください。エンジンブレーキが効かなくなり,
ブレーキのフェード現象が起きやすくなって事
故を起こすおそれがあります。
●車両が完全に停止する前にシフトレバーを
「P」や「R」にいれないでください。トランスミッ
ションを破損するするおそれがあります
路)では十分にご注意ください。
動こうとする力が強くなります。
●信号待ちでの停車
8
かせるためにシフトダウンします。また,
安全のため,急にアクセルペダルを離して
もシフトアップはしません。
注意
マニュアルモードで操作しているときは,スポ
ーツやスノーモードの選択はできません。
マニュアルモードのシフト操作はエンジン回転
の許容範囲内でのみ行うことができます。その
範囲を超えるときは一時的にオートマチックモ
ードになります。
「N」から「R」や「D」にシフトするときは,
エンジン回転がアイドルに下がっていることを
確認してください。
シフトレバー(マニュアル)
●ギアシフトレバー
ギアの位置は,シフトレバーのノブに表示
されています。
ギアをリバース(後退)位置に入れるとき
は,車が静止した状態で行ってください。
9
第6章
メンテナンス
エンジンルーム内の点検..............................................1-4
ホイールの交換 ...........................................................5-6
灯火器の電球の交換 ..................................................7-10
ヒューズの交換 ......................................................11-15
バッテリー...................................................................16
油脂類,推奨交換時期 ..................................................17
けん引 .........................................................................18
エンジンルーム内の点検
1
1.6 リッターエンジン
1.
パワーステアリングフルードタンク
4.
ブレーキフルードタンク
7.
エンジンオイルレベルゲージ
2.
ウィンドウウォッシャー液タンク
5.
バッテリー
8.
エンジンオイル注入口
3.
クーラント(冷却水)タンク
6.
エアフィルター
エンジンルーム内の点検
2
2.0 リッターエンジン
3
4
5
2
1
8
6
7
1.
パワーステアリングフルードタンク
4.
ブレーキフルードタンク
7.
エンジンオイルレベルゲージ
2.
ウィンドウウォッシャー液タンク
5.
バッテリー
8.
エンジンオイル注入口
3.
クーラント(冷却水)タンク
6.
エアフィルター
エンジンルーム内の点検
●エンジンオイルの点検
●オイル交換
3
●冷却水の点検と補給
エンジンが停止しており車が水平な状態で
容量:第 8 章をご覧ください。
点検は冷却水が冷えているときに行ってく
オイルレベルゲージを抜き取り,布でオイ
交換頻度:この章の 17 ページをご覧くだ
ださい。冷却系統は加圧されていますので,
ルを拭き取ります。
さい。市街地や山岳地などの走行が多い場
エンジンが暖まっているとキャップを外し
元の穴にいっぱいに差し込み,再び静かに
合には,オイル交換を早めに行ってくださ
たときに高温の冷却水が噴き出す恐れがあ
抜いてゲージに付いたオイルで油量を調べ
い。使用済みのオイルが,長時間皮膚に触
ります。
ます。A と B の間にあれば適切です。
れないようにしてください。
レベルゲージに付着したオイルの汚れ具合
オイル粘度:この章の 17 ページをご覧く
冷却水が 2/3 以上ないときはキャップを
も点検します。
ださい。
外して冷却水を補給します。(2/3 以上補
給しないでください)
平均的なオイル消費量は,ならし運転後で
1,000km あたり最大で約 0.5 リットルで
す。オイルの消費量が急に増えたり,汚れ
がひどくなった場合は,プジョーディーラ
ーで点検を受けてください。
●オイルフィルター
オイル交換時にオイルフィルターも交換し
てください。
交換にはプジョー純正オイルフィルターを
ご使用ください。
冷却水の減りが著しいときは,水漏れが考
えられます。
お買いあげのプジョーディーラーで点検を
受けてください。
冷却水にはプジョー純正クーラントを必要
に応じて稀釈して使用してください。
●パワーステアリングフルードの量
パワーステアリングフルードタンクのキャ
ップがレベルゲージになっています。エン
A
ジンが暖まっているときには H 付近,冷え
ているときには C 付近にあれば正常です。
ADO に近いときはプジョーディーラーで
B
点検と補給を受けてください。
希釈割合は車両使用地の最低気温により異
なります。通常では 30%(凍結温度およ
そ-15 度),寒冷地では 50%(凍結温度お
よそ-35 度)でのご使用をお勧めします。
エンジンルーム内の点検
●ブレーキフルードの量
●エアフィルター
ブレーキフルードタンク内の液面
交換頻度:この章の 17 ページをご覧くだ
が DANGER より上にあるか点検します。
さい。
市街地走行が多い場合は汚れ方が早いので
こまめに点検し,早めに交換してください。
●ブレーキフルードの交換
ブレーキフルードは時間がたつと吸湿して
劣化します。定期的に交換してください。
交換頻度:この章の 17 ページをご覧くだ
さい。
交換してください。
交換はお近くのプジョーディーラーにご依
頼ください。
●ウォッシャー液
容量: 2.8 リッターです。
●バッテリー
バッテリー液のレベルが少ない場合には補
充をする必要があります。お近くのプジョ
ーディーラーにご依頼ください。
冬期は,周囲温度の低下によってバッテリ
ーの能力が低下しがちです。シーズン前に
あらかじめバッテリーの状態を点検してお
くことをお勧めします。
注意
●エンジンを正常な作動状態に保つため,エ
ンジンオイルに添加剤を入れることは避けて
ください。
花粉フィルター*はおよそ 6 ヶ月をめどに
仕様: DOT4 タイプのブレーキフルードを
使用してください。
4
●使用済みのオイルやフルード,冷却水を下
水や地面に投棄しないでください。
●オイル,フルード類の交換の際は,騒音や
排気ガス規制を順守するためにも,プジョー
純正部品のご使用をお勧めします。
警告
●エンジンルーム内のキャップを外す前に,
エンジンが冷えていることを確かめてくださ
い。エンジンが熱いときはイグニッションが
OFF になっていてもファンが回りだして思わ
ぬけがをすることがあります。
●冷却水の温度が高いときにキャップを外す
と,蒸気や熱湯がふき出してやけどをする危
険があります。
●バッテリーの液量が少ないまま走行を続け
るとバッテリーが爆発することがあります。
ホイールの交換
5
●ホイールの取り外し
1
硬く平坦な路面上の安全な場所に車を停めます。
2
パーキングブレーキを引き,イグニッションを OFF にします。
*仕様により異なります
シフトレバーを,オートマチック車では P に,マニュアルトランスミッション車では 1 速
に入れます。
3
取り外すタイヤと対角位置のタイヤに,輪止めを当てます。(右図参照)
4
ボルトキャップ装着車*では,レンチに付属する専用ピンセット 1 を差し込んで外します。
盗難防止ボルト装着車*では,キャップ 2 を外し付属する専用アダプターをボルトにかぶせ
ます。ホイールレンチを使用して,ホイールボルトをわずかに緩めます。
●パンク修理剤
206CC には,スペアタイヤは搭載されて
5
ッキアップポイントがかみ合うまでハンドルを右(時計方向)に回します。
いません。そのためパンク修理剤がトラン
クルームの容器に納められています。
付属の取扱説明書をよく読んでからご使用
ください。
修理の効果は,パンクの状態によって異な
ります。修理後は走行速度を 80Km/h 以
下に抑え,最寄りのプジョーディーラーか
取り外すタイヤに近いジャッキアップポイント A の下にジャッキ 3 を置き,ジャッキとジャ
6
タイヤが軽く浮くまでハンドルを右(時計方向)に回します。
●ホイールの取り付け
1
ホイールボルトを外して,タイヤを取り外します。
2
交換するタイヤをあてがい,ホイールボルトを均等に仮止めします。
3
ジャッキのハンドルを左(反時計方向)に回し下に下ろします。
4
ホイールボルトをレンチでしっかり締めてください。この際,スチール製スペアホイールで
タイヤ専門店で点検と本修理についてのア
ドバイスをお受けください。
ご使用になった後や使用期限が切れたとき
には,必ず新品を補充しておいてください。
は平ワッシャーがリムに接せず遊んでいても問題ありません。
2〜3 km 走行したら,ホイールボルトが緩んでいないかを確認してください。
ホイールの交換
6
警告
●付属のジャッキを使用するときは車の下に入
らないでください。バランスが崩れた場合に車
両がジャッキから外れ,体の上に落ちてくるお
それがあります。
●ホイールボルトとハブのネジ部には注油しな
いでください。走行中にネジが緩んでタイヤが
外れ,事故を起こすおそれがあります。
●ジャッキアップする反対の車輪に輪止めを使
用してください。車両が傾いてジャッキから落
ち,負傷するおそれがあります。
注意
●タイヤを交換するときは,必ず指定サイズお
よび同一種類のタイヤを使用してください。そ
の他のタイヤを使用すると,車の安全走行に悪
影響をおよぼします。
●盗難防止ボルトの専用アダプターを使用する
ときは丁寧に扱ってください。急激な力を加え
たり乱暴にレンチを回すと,ピンを破損するこ
とがあります。
電球の交換
●ヘッドランプ用電球
7
4 灯式ヘッドランプ(H7 12V55W)
1
タブ A を上に引いてカバーを外します。
2
コネクターを外します。
3
固定スプリングのフックを指で押して外し,電球を外します。
4
ノッチを合わせて電球を差し込み,スプリングで固定します。
5
コネクターとカバーを取り付けます。
A
右側のヘッドランプの電球を交換するときには,ウィンドウウォッシャータンクの注入口を外し
てください。
●ポジションランプ用電球(12V 5W)
1
ソケットのコネクター B を 1/4 回転させて,取り外します。
2
電球を交換します。
注意
●ヘッドランプの電球は,かならずプジョー純正品か下記の製造メーカーの物を使用してください。
(紫外
線によるレンズの変色防止コーティングがされています。)
─ TONGSRAM
─ OSRAM
B
─ PHILIPS
●ヘッドランプの透明レンズはプラスチック製です。溶剤を使用したり,荒い布などで強くこすらないで
ください。
電球の交換
8
C
●フロントフォグランプ*
1
フラップを押し込んで開きます。
●方向指示器用電球(12V 21W)
1
仕様によってフラップが無い場合はタ
ソケットのコネクタ C を 1/4 回転させ
●方向指示器用電球(12V 5W)*
1
ランプ全体を前後に動かしながら押し
2
ソケットを保持して透明カバーを 1/4
電球を交換します。
て,取り外します。
イヤハウスカバーを外してください。
2
出して外します。
電球を交換します。
回転して外します。
2
カバーを回して取り外します。
3
3
電球の接続を外します。
*:一体型のランプはアッセンブリーで交
4
固定クリップを取り外して電球(H1
換してください。
12V 55W)を交換します。
注意
●アンバー(橙)色の電球は,かならず同じ規格の同じ色の物を使用してください。
*仕様により異なります
電球の交換
●テールランプ
1
方向指示器ランプ(12V 21W)
2
リバースランプ(12V 21W)
3
ストップランプ/ポジションランプ
(12V 21/5W)
9
1
ラゲッジルーム内のトリムの上部を開
きます。
2
●ハイマウントストップランプ
1
トランクリッド裏のトリムを外します。
2
10mm のスパナを使用して 2 個のナッ
ラゲッジルーム内のスクリューを取り
外します。堅いときはホイールレンチ
ト E を取り外します。
を使用して緩めます。
3
タブ A を押しながらコネクターを外し
ます。
4
テールランプ全体を車体から取り外し
3
ランプ全体を車体から取り外します。
4
ロックタブ F を押しながら,ホルダー
ます。
5
タブ B を横にずらせてバルブホルダー
を外します。
6
電球を取り外して交換します。
を外します。
5
電球(12V 5W)を取り外して交換し
ます。
電球の交換
●リアフォグランプ
1
2
●番号灯(12V 5W)
左右に動かしながらランプ全体を車体
透明なプラスチックカバーを外して電球を
から取り外します。
交換します。
ソケットのコネクタを 1/4 回転させ
て,取り外します。
3
10
電球を交換します。
ヒューズの交換
11
ヒューズボックスは,ダッシュボード下部とエンジンルームの 2 ヶ所にあります。
●ヒューズの交換
ボックスに備えてある専用ピンセット(オレンジ色)を使用して予備のヒューズと交換してくだ
さい。ヒューズは容量によって色分けされています。必ず同じ容量のヒューズと差し替えてくだ
さい。
正
常
不
良
室内側のヒューズボックスは,ダッシ
ュボードの右下にあります。ネジをコ
インなどで 1/4 回転回すとカバーを外
すことができます。
ヒューズボックス
*モデル及び仕様により異なります。
ヒューズの交換
12
●室内側ヒューズ
位置
容量
1
15A
シートヒーター,アラーム
4
20A
マルチディスプレイ,ラゲッジルームランプ,カーステレオ,ルーフコントロールユニット
5
15A
オートマチックトランスミッション,診断装置
6
10A
冷却水レベル,カーステレオ,オートマチックトランスミッション
7
15A
アラーム,雨滴センサー
9
30A
電動ポンプ
10
40A
デフォッガー
11
15A
ウィンドウワイパー
12
30A
フロントパワーウィンドウ
14
10A
エンジンヒューズ,エアバッグ,ステアリングホイールコントロール
15
15A
メーターパネル,マルチディスプレイ,エアコン,カーステレオ
16
30A
ドアロック
20
10A
右ブレーキランプ
21
15A
左ブレーキランプ,ハイマウントストップランプ
22
30A
フロントカーテシランプ,マップランプ,グローブボックスランプ,シガーライター
S1
機
シャント
*モデル及び仕様により装備が異なるため,ここでは全車に適合する表記をしています。
能*
ヒューズの交換
警告
お車の電気回路は出荷時に装着されている装
備に合わせて設計,製作されています。
13
●エンジンルーム側ヒューズ
バッテリーの横に取り付けられています。
ヒューズを点検,交換するときはカバーを外してください。
作業後は,カバーがきちんと掛かっていることを確認してください。
アクセサリーその他の電気製品の取り付けは,
プジョーディーラーにご依頼ください。
アクセサリーの取り付け,不適切な取り付け
方法,ワイヤーハーネスの加工などは,他の
電装品の正常な作動を妨げたり火災の原因と
なることがあります。
当社は,当社から供給や推奨されていない,
10 ミリアンペア以上の電流を消費するアクセ
サリーの取り付けや,あるいは当社の指示に
従わない装着方法によって発生した車両及び
機器の不具合の修理については,その費用を
負担いたしません。
エンジンルームの 30A 以上の大容量ヒュー
ズは,車両の電装システムを 2 重に保護して
います。これに関わる作業はプジョーディー
ラーにお任せください。
*モデル及び仕様により,いずれかのタイプのヒューズボックスが搭載されています。
ヒューズの交換
●サブヒューズ(ヒューズボックス表側)
14
*モデル及び仕様により装備が異なるため,ここでは全車に適合する表記をしています。
位置
容量
機
能*
1
10A
リバースランプスイッチ,車速センサー
2
15A
キャニスターソレノイドバルブ,燃料ポンプ
3
10A
ABS/ESP コントロールユニット
4
10A
燃料噴射コントロールユニット,オートマチックトランスミッションコントロールユニット
15A
フロントフォグランプ
8
20A
ファンリレーコントロール,燃料噴射装置
9
15A
左ロービームヘッドランプ
10
15A
右ロービームヘッドランプ
11
10A
左ハイービームヘッドランプ
12
10A
右ハイービームヘッドランプ
13
15A
ホーン
14
10A
ウィンドウウォッシャーポンプ
15
30A
酸素センサー,スロットルハウジングヒーター,イグニッションコイル,インジェクター電源
16
30A
エアポンプリレー
17
30A
フロントワイパー
18
40A
エアコンブロア
5
6
7
*モデル及び仕様により装備が異なるため,ここでは全車に適合する表記をしています。
ヒューズの交換
15
●メインヒューズ(ヒューズボックス裏側)
位置
容量
機
能*
1
20A
クーリングファン
2
60A
ABS/ESP
3
30A
ABS/ESP
4
70A
システムインターフェース電源
5
70A
システムインターフェース電源
30A
イグニッションスイッチ電源
6
7
8
メインヒューズ
*モデル及び仕様により装備が異なるため,ここでは全車に適合する表記をしています。
バッテリー
16
●エコノミーモード
万一バッテリーが上がってしまった場
合には,同じ電圧(12V)のバッテリ
エンジン停止後は,アクセサリーポジショ
ーを使って始動することができます。
ンでワイパーやパワーウィンドウ,ルーム
この接続には市販のブースターケーブ
ランプ,ラジオ*等の電装品を約 30 分間
使用することができます。
ルをご使用ください。車の充電系統に
30 分を経過すると,バッテリー上がりを
損傷を与えないように,ケーブルは正
防止するため自動的に「エコノミーモード」
しく接続してください。
となって電装品への電源供給がカットされ
ます。
接続は次の順序で行います。
エコノミーモードになったときは,マルチ
1
赤色のケーブルを両方のバッテリーの
端子に接続します。
2
黒色のケーブルの一端を電流を供給する側のバッテリーの
3
黒色のケーブルのもう一端は充電される側のバッテリーからなるべく離れた箇所の車体に接
ファンクションディスプレイに「Economy
ターミナルに接続します。
続します。エンジンを始動し,通常のアイドリング状態に回復してからケーブルを外します。
警告
mode active」(エコノミーモード実行中)
が表示されます。
引き続いて電装品を使用するときは,一度
エンジンを始動してください。
エンジンを始動するとただちにエコノミー
モードが解除されます。
●ブースタケーブルを接続するときは, と を絶対に接触させないでください。
●エンジン回転中にバッテリー端子を外さないでください。
●バッテリー端子を接続したまま充電しないでください。
●バッテリーは可燃性のガスを発生しますので,バッテリーの近くでは火気を避けてください。
●バッテリー液は腐食性の強い希硫酸です。万一皮膚にバッテリー液がかかった場合は,大量の水で洗
い流してください。
●バッテリーの接続を外した後は,エンジンをかける前にイグニッションをオンにして 1 分間ほど待ち,
電装品の初期化を完了させてください。
*仕様により異なります
油脂類,推奨交換時期
●推奨油脂類
エンジンオイル:
PEUGEOT GENUINE MOTOR OIL
(10W-40)
ブレーキフルード:
TOTAL HBF4 (DOT 4)
●推奨交換時期
車の使用頻度が高い場合や市街地での走行が多い場合は,メンテナンス期間を早めるようにして
ください。
エンジンオイル
1 年または 20,000km ごと
オイルフィルター
1 年または 20,000km ごと
フュエルフィルター*
ブレーキ液
冷却水
クーラント:
エアフィルターエレメント
PEUGEOT GENUINE COOLANT
スパークプラグ
PROCOR TM108
タイミングベルト
GLYSANTIN G33
REVKOGEL 2000
17
40,000km ごと
2年または 60,000km ごと
5 年または 120,000km ごと
2 年又は 40,000km ごと
2 年又は 40,000km ごと
プジョーディーラーにご相談ください。
注)上記は良好な条件下に於ける耐用期間の目安です。お車の使用条件は個々に異なりますので,交換にあたっては
いつもメンテナンスをおこなっているプジョーディーラーのアドバイスを受けてください。
パワーステアリングフルード:
TOTAL FLUID AT42
ESSO ATF-D
*仕様により異なります。
●使用オイルについて
上記の交換時期は,化学合成ベースのオイルを使用した場合です。それ以外のオイルでは API
SH/SJ(ACEA A3-96)以上を使用し,その際は交換頻度も上げてください。
●使用燃料について
ガソリンは,オクタン価が 95 オクタン(リサーチ法)以上の無鉛ガソリンを使用してください。
日本国内で販売されているガソリンとしては,無鉛プレミアム(ハイオク)ガソリンの使用をお
すすめします。粗悪ガソリンや有鉛ガソリン,アルコール含有燃料などを使用しますと,エンジ
ンや触媒装置などに悪影響を与えますので,絶対に使用しないでください。
けん引
18
注意
●けん引リング以外の場所(ラジエータークロ
スメンバーなど)にけん引フックをかけないで
ください。
オートマチックトランスミッション車をけん引
するときは,以下の点にご注意ください
●けん引について
けん引時はシフトレバーをニュートラルに,イグニッションキーをアクセサリー位置にしてくだ
さい。
前からのけん引:
けん引フックをフロントバンパー下のけん引リングにかけてください。
後ろからのけん引:
けん引フックをリアバンパー右側のけん引リングにかけてください。
●吊り上げてのけん引(2 輪だけ接地)
タイヤを使用して吊り上げることをお勧めします。
●セレクターレバーは N に入れて車体前部をつ
り上げてください。
●それができないときは,50km 以内でしたら,
低速(50km/h 以下)でセレクターレバーを N に
入れてけん引してください。
この際,オートマチックトランスミッションに
は ATF を追加しないでください。
第7章
お知らせ
触媒コンバーター,保安炎筒...........................................1
タイヤ ...........................................................................2
燃費の改善について........................................................3
冬季の使用について........................................................4
内外装のお手入れ ...........................................................5
リサイクルと環境 ...........................................................6
触媒コンバーター,保安炎筒
●触媒コンバーター
1
●保安炎筒
日本仕様の 206CC には,日本の排気ガス基準に適合させるため,車
ドアポケットに備えつけてあります。
体中央部下に触媒コンバーターが装着されています。
踏み切りや高速道路などの危険な場所で故障
●触媒コンバーター装着車についてのご注意
・
燃料は必ず無鉛ガソリンを使用してください。有鉛ガソリンは触
媒をいためます。
・
燃料は早めに補給してください。
・
ミスファイヤ等のエンジン不調のときは運転を避け,故障箇所を
直ちに修理してください。
・
エンジン回転中は,点火プラグコードを抜かないでください。
・
押しがけはしないでください。
・
したときに使用します。
使用方法は保安炎筒に記載してあります。あ
らかじめよく読んでおいてください。
発炎時間は約5分間です。
保安炎筒に表示してある有効期間が切れる前
に,新品をお求めになってください。
イグニッションの故障を点検するときは,インジェクターのコネ
クターを外してください。
警告
●乾燥した草や紙などの可燃物の上には駐停車しないでください。
コンバーターは走行中高温になりますのでその熱により発火,火災にいた
ることがあります。
●長時間のエンジンのからぶかしはしないでください。コンバーターが過
熱して発火,火災に至ることがあります。
警告
●非常用信号としてのみご使用ください。
●お子さまにさわらせないでください。
●ガソリンなどの可燃物の近くでの使用は危険です。また,炎を顔や体に
向けるとやけどの危険があります。
●トンネル内で使用すると,煙により視界が悪くなり危険です。トンネル
内ではハザードランプを使用してください。
タイヤ
●タイヤ空気圧
2
●タイヤの点検
タイヤの空気圧は常時点検して,常に適正
空気圧の点検と同時に,タイヤの接地面や
な値を保つようにしてください。
両サイドに著しい損傷や亀裂などがない
適正値は運転席側ドアの端部に表示されて
か,釘や針金などの異物が刺さっていない
います。
か点検してください,
表示されている適正値は,タイヤの温度が
また,タイヤの接地面に部分的な異常摩耗
低いときの値です。空気圧は走行してタイ
がないかも点検してください。
ヤの温度が上昇すると増加しますので,暖
まっている状態で空気圧が高いからといっ
て空気を抜かないでください。
点検は通常でも毎月一回ないしは長距離を
走行する前に,スペアタイヤ(搭載してい
る場合)も含めて行ってください。
●スリップサイン
タイヤの接地面には,摩耗の限度を示すス
リップサインがもうけられています。
定期的に点検してタイヤの表面がスリップ
サインと同じ高さになったら,タイヤを新
品と交換してください。
燃費の改善について
お車の燃費は,車両の設計だけではな
●運転方法
3
●積載物
く車両の状態や運転方法によって大き
エンジン始動時に長時間暖機運転をする必
車両重量の増加は,そのまま燃費の悪化に
く影響を受けます。お車を最高の状態
要はありません。
つながります。
に保ち省燃費を実現するためにも定期
トランクルームに不用な積載物が積みっぱ
的に点検整備を行ってください。
ゆっくり発進し,急加速や空ぶかしを避け
●エンジンコンディション
走行中はなるべく高いギアを選択し,一定
風の抵抗を受けて燃費を悪化させます。
のスピードを保つようにしましょう。
必要がなくなったら速やかに取り外しまし
走行速度が上がると燃費も悪化します。法
ょう。
なしになっていませんか?
ましょう。
ラゲッジキャリアなどのアクセサリーは,
主要部品について,少なくとも年に 1 回は
点検を受けてください。
●エアフィルター
定速度を遵守してスムーズな運転を心がけ
てください。
フィルターがつまるとエンジンの効率が悪
エンジン始動後の数分間は,適正温度の状
化します。ほこりの多い環境や市街地での
態と比較して 2 倍以上燃費が悪化します。
走行が多い場合にはこまめに点検し,早め
あらかじめ走行経路を考慮して,無駄な走
に交換してください。
行をなくしましょう。
●タイヤ
メーカーが推奨するタイヤをご使用くださ
い。
冬季の使用について
●冬季用タイヤ
●スノーチェーン
4
●その他
積雪や凍結した道路を走行する場合は,安
前輪に装着してください。
全のため冬季用タイヤを装着することをお
またタイヤのサイズに合った物を使用して
・
冬季には,バッテリーに高い負荷がか
すすめします。冬季用タイヤに交換すると
ください。
きは,かならず納車時に装着されていたタ
プジョーディーラーではそれぞれのタイヤ
イヤと同じサイズのものをご使用くださ
に合わせた専用チェーンを用意しておりま
ーキングブレーキが凍結することがあ
い。
す。
ります。温度が非常に低い日には,パ
かります。バッテリーは常にフル充電
されているようにしてください。
・
プジョーディーラーではお車に適した性能
非常に冷え込んだ天候のときには,パ
ーキングブレーキの使用を避け,輪止
の冬季用スタッドレスタイヤを用意してお
チェーンの取り付けには安全な場所を選
めを使うかギアを1速または R の位置
りますので,お求めください。
び,チェーンの取扱説明書に従って確実に
(オートマチック車では P の位置)に
行ってください。チェーン装着後 100m
スタッドレスタイヤは車のバランスを保つ
程度走行したら,再度緩みがないか,車体
ため4輪全部に装着してください。
に当たっていないか確認してください。
入れてください。
・
ライト類や方向指示器などは,冬季に
は非常に汚れやすくなります。定期的
に清掃するように心がけてください。
雪道や凍結した道路ではスタッドレスタイ
・
ヤでも万全ではありませんので,運転には
キーシリンダーには,潤滑剤を使用し
て注油しておいてください。
十分ご注意ください。
・
ドアのゴム製シールには,シリコン潤
滑油を塗付します。
注意
一般に市販されているタイヤチェーンの中に
は,装着できないものもあります。
スタッドレスタイヤか指定されているスノー
チェーンをプジョーディーラーでお求めくだ
さい。
・
空気取り入れ口は,いつもきれいに保
つようにしてください。
・
雪隔け時には特に車が汚れます。こま
めに車全体を洗浄し,車体の下やホイ
ールアーチ部をよく洗ってください。
内外装のお手入れ
自動車の使用される環境はさまざまで
●内装のお手入れ
あり,工場地帯の酸を含んだ空気,鉄
1.レザーシート
道沿線の鉄粉,沿岸部の塩分を含んだ
レザーは汚したままにしておくと磨耗
風,積雪地帯の融雪剤などは車体に対
してもろくなります。
して腐食,錆といった悪影響を与えま
す。
長期間にわたってプジョー 206CC を
定期的にお手入れすることをおすすめ
5
4.ウィンドウガラス,ミラー
市販のガラス専用クリーナーで洗浄し
てください。
5.フロアマット,カーペット
取り外して車外で十分にほこり,砂を
します。
落とし,内装用洗剤で洗ってください。
レザーは水につけてかたくしぼった布
で表面を拭きそうじします。
美しく安全に使用していただくために,
そのあとでやわらかい清潔な布で空ぶ
こまめなお手入れをおすすめします。
きしてください。
お車を長期間使用しない場合は,保管
汚れがひどい場合は市販の皮革用洗剤
中の故障を防ぐため以下の保守を行う
で清掃してください。
ようにしてください。
●外装のお手入れ
1.洗車機による洗浄
2.ビニール(メーターパネル,ドアトリ
通常のお手入れは洗車機による洗浄で
ムパッド,ヘッドライニング)
十分です。ただし,ボンネットの合わ
温かい石けん液またはメチルアルコー
せ目,ドアの下などは汚れが残ること
ルを含ませ,よくしぼったやわらかい
が多いので,手洗いをおすすめします。
布で拭きそうじをします。
3.シートベルト
こりを落としてください。
石けん水をつけて固くしぼった布でベ
次にスポンジと適当に薄めたカーシャ
ルト部分だけを拭きそうじします。
ンプーで車体の上から下へと洗いま
金属部分に水が付かないようにしてく
す。最後に車体の下側をホースで水を
ださい。
かけてきれいにします。
・
タイヤのフラットスポット(変形)を
防ぐために,タイヤ空気圧を規準より
30 〜 50 %ぐらい上げてください。
・
・
2.手洗い
まずホースでたくさん水をかけて,ほ
●保管前に行うこと
バッテリーの端子を外してください。
必要に応じて,ボディーカバーをかけ
てください。
●保管中に行うこと
1ヵ月に1回程度バッテリーの端子を接続
し,エンジンを数分〜数十分かけてバッテ
リーを充電してください。
リサイクルと環境
●リサイクルへの取り組み
6
●環境への配慮
プジョー 206CC では,容易にリサイクル
プジョーディーラーでの定期点検整備をき
可能な素材を車体の多くの部分や部品に採
ちんと行うことは,環境保護と公害発散の
用しています。
防止につながります。
従って,車両の総重量のうち再利用できな
い部分は,わずかに 10%(約 150Kg)に
プジョーディーラーでは,交換済みのオイ
すぎず,残りの 90%はリサイクルが可能
ルや油脂類,損耗部品などを正しく処理す
です。
ることによって環境保護のために貢献して
また,アスベストやカドミウムといった有
います。
害物質は,設計の段階から使用を除外して
います。
とくにエアコンに使用されている冷媒ガス
(フロン: HFC134a)は,地球温暖化につ
ながるため大気に放出してはなりません。
全てのプラスチック部品には,素材を表す
回収や破壊などの適正な処置をとるために
記号がつけられており,簡単に取り外しや
も,お車を廃車にするときはプジョーディ
分解ができるよう考慮されています。
ーラーにご相談ください。
そのほとんどは,熱可塑型ですから熔解し
たり粉砕して別の自動車部品として蘇らせ
たとえキーレスエントリーのリモコンの電
ることができます。
池 1 個であっても,お客様のご協力によっ
てささやかな環境保護を実践することでき
金属部品も同様,100%回収,再利用が可
能です。この中にはアルミニウムを始め,
プラチナやロジウムといった貴重な金属も
含まれます。
るのです。
第8章
仕様
識別表示 ........................................................................1
外形寸法 ........................................................................2
テクニカルデータ........................................................3-4
マルチファンクションディスプレイメッセージ一覧 ......5-6
識別表示
1
●車体の識別表示
A
B 車台番号
A 認証プレート
トランクルーム後部*にメーカーの認証プレートが取り付けられて
います。
1 : EU 認証番号
4 :最大総負荷重量(GTW)
2 :車台番号(VIN)
5 :最大前輪車軸負荷
3 :最大総車両重量(GVW)
6 :最大後輪車軸負荷
車体に車の製造番号が打刻・表示されています。
C 車台番号(ダッシュボード*)
D タイヤ仕様及び塗色コードラベル
(運転席側ドア開口部*)
*モデルにより取り付け位置が異なることがあります。
外形寸法
2
1,380 mm
●車体の外形寸法
1,430 mm
1,425 mm
1,675 mm
780 mm
2,440 mm
3,810 mm
590 mm
テクニカルデータ
モデル
3
プジョー 206 クーペ・カブリオレ
ハンドル位置
トランスミッション
同 S16
右
4 速 AT
5 速 MT
GH-A206CC
GH-M206CC
NFU
RFN
78.5 × 82.0
85.0 × 88.0
1,587
1,997
11.0
10.8
電子制御燃料噴射式
電子制御燃料噴射式
80/5,800
100/6,000
最大トルク(Nm/rpm)
147/4,000
194/4,100
アイドル回転数(rpm)
750 ± 100
700 ± 100
弁すき間(冷間時/mm)
自動調整式
自動調整式
3.2
4.25
10.2
7.8
型式
エンジン型式
内径×ストローク(mm)
総排気量(cc)
圧縮比
燃料供給装置
最高出力(kw/rpm)
オイル(リットル)
冷却水容量(リットル)
ハンドルの遊び
直進状態にてホイール外周で 0 〜 10mm
クラッチペダルの遊び
10 〜 20mm
クラッチペダルの床とのすき間
燃料タンク容量(リットル)
燃料オクタン価
25mm 以上
50
95 オクタン(リサーチ法)以上
注)仕様あるいは諸元値については,メーカー発表値であり,予告なく変更される場合もありますのでご了承ください。
テクニカルデータ
モデル
トランスミッション
主ブレーキ型式
4
プジョー 206 クーペ・カブリオレ
同 S16
4 速 AT
5 速 MT
(前)ベンチレーテッドディスク・(後)ディスク
ブレーキペダルの遊び
5 〜 20mm
ブレーキペダルの床との隙間
ブレーキの効き具合
左右差
ブレーキの効き具合
総和
駐車ブレーキレバーの引きしろ
駐車ブレーキレバーのストローク
踏力 40kg で踏み込み時床板とのすき間 50mm 以上
検査時前軸重の 8%以下
検査時車両重量の 50%以上
操作力 20kg のとき引きしろ 3 〜 6 ノッチ
10 ノッチ
駐車ブレーキの制動力
検査時車両重量の 20%以上
駐車ブレーキの操作力
50kg 以下
リザーバタンクの液量
液面レベル:刻線の指示範囲内
ライニング及びパッドの標準厚さ
前: 11mm
ライニング及びパッドの使用限度
前: 2mm
後: 6mm
後: 1mm
ディスクの標準厚さ
前: 20.4mm
後: 8mm
ディスクの使用限度
前: 18.4mm
後: 6mm
タイヤサイズ・空気圧
タイヤ溝の深さ
ホイールボルトの締め付けトルク
車体のタイヤ識別ラベルを参照
残溝 1.6mm まで
8.5 kg-m
注)仕様あるいは諸元値については,メーカー発表値であり,予告なく変更される場合もありますのでご了承ください。
マルチファンクションディスプレイの主なメッセージ一覧
表
示
意
味
対
応
Air bag(s) faulty
エアバッグ故障
フロントエアバッグシステムに異常があります。
ABS system faulty(または problem)
ABS システム故障
プジョーディーラーで点検を受けてください。
Anti-theft device faulty
イモビライザー故障
プジョーディーラーで点検を受けてください。
Automatic gearbox faulty
AT 故障
プジョーディーラーで点検を受けてください。
Automatic lighting active
オートライト作動中
Automatic lighting faulty
オートライト故障
Automatic windscreen wiping active
オートワイパー作動中
Automatic windscreen wiping faulty
オートワイパー故障
間欠作動に切り替わります。
プジョーディーラーで点検を受けてください。
Brake system faulty または
Braking fault
ブレーキシステム故障
システムの機能に異常があります。ただちに停車
してプジョーディーラーに連絡してください。
Coolant level low または
Top up coolant
水量不足
直ちに車を安全な場所に止めて,エンジンが冷える
のを待ってから,冷却水を補充してください。
Door open
ドアオープン
ドアが完全に閉まっていません。
Engine emission control system problem
排ガス制御システム異常
システムに異常があります。
Catalytic converter faulty
または
Engine emission control system not functioning
排ガス制御システム故障
点火系統または燃料噴射系統の故障です。
走行を続けると触媒装置が損傷する場合があります。
プジョーディーラーで点検を受けてください。
システムの照度センサーに異常があります。
プジョーディーラーで点検を受けてください。
マルチファンクションディスプレイの主なメッセージ一覧
Engine oil level low
または
Top up engine oil
油量不足
直ちにエンジンを止め,オイル量を点検し,必要な
ら補給してください。
プジョーディーラーで点検を受けてください。
Faulty brake system
または
Brake system problem
ブレーキシステム故障
ブレーキシステムに不具合が発生しています。ただ
ちに停車して,プジョーディーラーで点検を受けて
ください。
Fuel Level low
残燃料少ない
ガソリンを補給してください。
handbrake on
ハンドブレーキ使用中
ブレーキがかかったままか,完全に解除されていま
せん。
Low battery charge
充電不足
以下の不具合が発生しています。
・オルタネーターベルトが切れているか緩んでいる
・バッテリのターミナルが緩んでいる
・オルタネーターや充電系統の故障
プジョーディーラーで点検を受けてください。
Low brake fluid level
ブレーキ液量不足
ブレーキ液が不足しています。
Oil pressure low
油圧が低い
エンジンオイルが不足しています。
Passenger air bag disarmed
助手席エアバッグ作動解除
助手席エアバッグは作動しません。
Remote control battery low
リモコン電池消耗
電池を交換してください。
Side airbag faulty
サイドエアバッグ故障
サイドまたはカーテンエアバッグの故障です。
プジョーディーラーで点検を受けてください。
この取扱説明書は,車両の新所有者が最良の状態で車両を使用し,
かつ維持できるように作成されています。
装備の解説は,このモデルの最上級仕様に基づいてなされています。
個々の車両においては,販売する国毎の仕様や要求によって,
掲載された装備のいくつかが備えられていないことがあります。
技術的データ,仕様,アクセサリーについては
後日,変更されることがあります。
オートモビル・プジョー社の文書による許可を受けていない,この取扱説明書の
一部または全部の複製や翻訳は,これを禁止します。
編集発行
2005/09
プジョー・ジャポン株式会社
PMOM-206CC05J