SC16出展ブースの設計・設営及び装飾業務仕様書 一般財団法人高度情報科学技術研究機構 1. 目的 一般財団法人高度情報科学技術研究機構神戸センター(以下「当財団」という。)は、平成28 年11月14日~17日の4日間、米国ユタ州ソルトレイクシティーにて開催されるSupercomputing Conference 2016(以下「SC16」という。)へ出展し、当財団によるスーパーコンピュータ「京」 に係る登録施設利用促進機関業務(共用促進業務、利用支援業務)及び科学技術試験研究委託事 業「HPCIの運営」業務(課題選定及び共通窓口運用、産業利用促進)に関する取り組みを紹介 するとともに、「京」及びHPCIシステムの計算資源を利用した研究成果の国際発信を行い、認 知度の向上と利用者の拡大を目指す。 本仕様書は、SC16において出展するブースの設計、装飾デザイン、設営及び撤去等(以下「展 示ブースに係る業務」という。」を受注者に請負わせるための仕様について定めたものである。 2. SC16実施場所情報及び展示会スケジュール (1) 実施場所情報 米国 ユタ州 ソルトレイクシティー ソルトパレース・コンベンションセンター(Salt Palace Convention Center) 住所:100 S W Temple, Salt Lake City, Utah 84101, USA 会場ホームページ:http://www.visitsaltlake.com/salt-palace-convention-center/ ブース番号:737 ブースサイズ:20 ft. × 20 ft.(約 6 m × 6 m) ブースの種類:Research Exhibitor ※ただしブースは4辺全てが通路に接するアイランド型である。 (2) 展示会スケジュール 11月10日~14日 搬入及び設営 11月14日~17日 展示会 11月17日~18日 撤去及び搬出 時間などのスケジュールの詳細については、公式ホームページを参照すること。 公式ホームページ:http://sc16.supercomputing.org/ 3. 実施期間 契約締結日から平成28年11月30日まで 1 4. 業務内容等 (1) 展示ブースの設計 設計については、「5. 展示ブースの設計に係る要求要件」を満たすこと。また、設計の完 成については当財団の承認を得ること。 (2) 展示ブースの装飾デザイン (1) の設計に基づき、当財団担当者と打合せの上、展示ブース装飾細部デザインを確定する こと。 (3) 展示ブースの設営 (2) の装飾デザインに基づき、展示ブースの設営を行うこと。設営には、ブース内電気配線 工事も含む。 (4) 展示ブースの清掃 展示ブース内を清潔に保つために、展示中は1日1回公開時間前に床の清掃及びゴミの除去 を行うこと。 (5) 展示ブースの撤去 (3) で設営した展示ブースを撤去及び回収し、原状回復すること。また、当財団担当者の指 示に従い、備品等の搬出又は処分を行うこと。 (6) その他 ① 展示ブースの出展料については、当財団の負担とする。 ② 展示ブース設営に必要な各種物品を必要に応じて輸送すること。 ③ 展示ブースにおいて配布する資料を必要に応じて印刷すること。 ④ 展示ブースの設営、撤去及び運搬に関わる全般についてSC16運営事務局等、ブース設 営に係る関係機関(者)(以下「SC16運営事務局」という。)と連絡を取り調整する こと。 ⑤ 当財団からの要望に迅速・柔軟に対応すること。特に、出展期間中は設備のトラブル等に 即時に対応できるよう現地に日本語で対応可能な連絡窓口を設置すること。 5. 展示ブースの設計に係る要求要件 (1) 展示ブースの構成は、「6. 要求要件の詳細」を満たしていること。 (2) ブースの位置・寸法を活かし、来場者の導線を意識した、空間効率が良く視認性に優れたブ ースレイアウトであること。 (3) 来場者に好印象を与える美しさと独創性を兼ね備えたブースデザインであること。 (4) 閉塞感のないオープンなブースデザインであること。 (5) 展示ブース内の各種ケーブル類は、来場者の通行を妨げず、機能的かつデザイン的に優れた 配線がなされていること。 2 (6) 展示ブース全体で当財団であることが分かるようなデザインを施すこと。 6. 要求要件の詳細 (1) 展示ブースの構成 ① 当財団の展示ブースは、以下の構成から成り立つ。 1) グラフィックウォール 2) 荷物室 3) 看板等の表示物 4) データベースデモコーナー 5) 機械式計算機展示コーナー 6) 受付用カウンター 7) 談話用スペース 8) その他 ② ①に示した構成物は、展示ブースのデザイン性や機能に影響がない場合に限り、他の構 成物と空間等を共有しても構わない。 ③ 設計については、展示者が遵守すべき出展に関する規程に従うこと。 (2) グラフィックウォール ① 縦 250cm、横 99cm程度のパネル11枚分相当で構成されるグラフィックウォールを配置 すること。ただし、グラフィックウォールは以下のパートからなるものとし、各パート は一つのまとまったパネルに見えるようにする(各パートの構成要素は必ずしも1つの平 面内に収まる必要はない)。また、A.のメインウォールを最も目立つ位置に配置するも のとする。 A. メインウォール(パネル3枚分相当、継ぎ目なし) B. ウォール1(パネル3枚分相当、内2枚分相当継ぎ目なし) C. ウォール2(パネル2枚分相当、継ぎ目なし) D. データベースデモ紹介ウォール(パネル1枚分相当) E. 機械式計算機展示紹介ウォール(パネル1枚分相当) F. 当財団紹介ウォール(パネル1枚分相当) ② 当財団が提供する各ウォールの大きさに対応した画像データを各ウォールにプリント すること。画像はAdobe PDF形式、Adobe Illustrator形式またはMicrosoft PowerPoint形 式のいずれかで提供する。ただし、データの提供時期については契約後に協議の上決定す るものとする。 ③ グラフィックウォールの視認性を高めるため、照明を用いて十分な明るさを確保するこ と。 3 (3) 荷物室 各種配布物のストック、当財団関係者の荷物等を収容するため、鍵付のドアのある1.5平方メー トル以上の広さの部屋を用意すること。部屋内には、荷物用の棚を用意するとともに、各種機 器が接続可能な4口以上の合計400W以上の電源コンセントを用意すること。 (4) 看板等の表示物 以下に示す表示物を用意すること。 ① 当財団のロゴと当財団の指定するメッセージの表示。 ② 京コンピューターとHPCIのロゴの表示。(HPCIにはロゴが存在しないため、「HPCI」 と大きく書いた右か下に「High Performance Computing Infrastructure」の文字を入 れる。HPCIのWebページ[http://www.hpci-office.jp/?lang=jp]の左上にある当該文字列 を参考にすること。) ただし、①は様々な角度から視認できるよう、高さ4m程度の位置に複数方向に向けて表示 すること。②はブース内の効果的な位置に表示すること。表示場所としてパネルを追加した り、別途タワーなどの構築物を建ててもよい。また、データの提供時期については契約後に 協議の上決定するものとする。 (5) データベースデモコーナー ① カウンターを1台用意し、「6. 要求要件の詳細 (2) グラフィックウォール」に記述さ れるデータベースデモ紹介ウォールの前に設置すること。 ② 40インチ程度の液晶ディスプレイによる映像表示装置を用意し、「6. 要求要件の詳細 (2) グラフィックウォール」に記述されるデータベースデモ紹介ウォールに壁掛けする こと。また、これが充分に動作可能な容量を有する電源コンセントとケーブルを用意す ること。映像表示装置は①のカウンターに置いたノートパソコンとHDMI接続が可能な こと。 (6) 機械式計算機展示コーナー ① 奥行 45cm以上、幅 99cm程度以上のテーブルを用意すること。ただし、幅は機械式計 算機展示ウォールの幅と同程度であること。 ② ①は機械式計算機展示ウォールの前に設置すること。 ③ ①の上に機械式計算機を配置した際、設置するテーブルが、ブースに隣接した通路から 目立つ位置にあること。 ④ 機械式計算機は当財団が2台準備する。機械式計算機の設置時のサイズは2台とも幅 45cm、奥行40cm、高さ30cm程度である。機械式計算機2台がまとめて入ったプラスチ ックケース(幅45cm、奥行40cm、高さ15cm程度、重さは10kg弱)1つを「9.提出場 所の住所」から現地へ輸送し、展示終了後には現地から「9.提出場所の住所」へ輸送す ること。ただし、機械式計算機の往路の輸送は平成28年11月7日以降に「9.提出場所の 4 住所」から発送するものとする。また、こわれものとして注意して輸送すること。 (7) 受付用カウンター 展示ブースの訪問者に対応するために、奥行 45cm、幅 70cm以上のスペースを有する受付 用カウンタテーブルを用意すること。受付カウンターには、「(4) 看板等の表示物」とは別 に当財団のロゴを表示すること。受付カウンターは施錠可能な棚を有すること。また、受付 用カウンターの仕様に適した椅子を1脚用意すること。 (8) 談話用スペース 談話用に椅子6~9脚とテーブル2~3個を用意すること。 (9) その他 ① 配布用のクイズ問題冊子を150部印刷し、用意すること。原稿のデータは当財団が提供 する。 ② 配布用のクイズ解答解説冊子を150部印刷し、用意すること。原稿のデータは当財団が 提供する。 ③ 1辺がA4サイズの短辺程度の正方形の用紙に、当財団が提供するグラフィックデータを 余白なく両面印刷したものを300部用意すること。 ④ 当財団が用意した配布用のパンフレット200部程度を「9.提出場所の住所」から現地へ輸 送すること。 ⑤ 配布用のパンフレット等最低5種類が縦置き可能なカタログラックを用意し、適当な場所 に配置すること。 ⑥ ①のクイズ問題冊子が数10部縦置き可能な小型カタログラックを用意し、ウォール1のそ ばに配置すること。 ⑦ 日本らしいデザインの扇子5つ、液晶ディスプレイの周辺の壁などのブース構築物に取り 付け、ブースデザインの一部とすること。ただし、扇子はブース構築物からの取り外し が容易であること。 ⑧ ゴミ箱を用意すること。 ⑨ クイズの解答用に消しゴム付の鉛筆を20本用意すること。 7. 貸与品 (1) ブース設営に関する貸与品は、以下のとおりとする。 ① 原稿データ 1式 ② 配布物 1式 ③ 機械式計算機 2台 (2) 貸与品は、受注者の責任で当財団と会場間を輸送すること。輸送スケジュールについては、 契約後に協議の上決定することとする。 5 (3) 受注者の故意もしくは重大な過失により、貸与品に損害を与えた場合には、受注者にその損 害を請求することができるものとする。 8. 提出物 以下の内容を含む書類を指定の期日までに提出すること。提出方法は原則PDF形式による電子 ファイルとする。 (1) 作業実施計画書(契約後1週間以内) (2) 打合せ議事録(打合せ後1週間以内) (3) 展示ブース構成要素(家具や機材を含む)の仕様書(平成28年9月15日まで) (4) 展示ブースの各種寸法の入った平面図及び立面図(平成28年9月15日まで) (5) グラフィックウォール画像を含まないブースの3Dイメージ図(平成28年9月15日まで) (6) グラフィックウォール画像を含んだブースの3Dイメージ図(平成28年10月15日まで) (7) 展示ブース構築経過の写真(JPEG形式、契約期間終了前) (8) 展示ブース完成時の全方向からの全体写真(JPEG形式、契約期間終了前) 9. 提出場所 一般財団法人高度情報科学技術研究機構 神戸センター 〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町 1-5-2 神戸キメックセンタービル 6階 10. 検収条件 展示ブースに係る業務が本仕様書に定めるところに従って実施され、期日通りに提出物が提出さ れたと当財団が認めたときをもって、検収合格とする。 11. 担当者 当財団神戸センター 共用促進部、利用支援部 12. 特記事項 (1) 本作業の実施によって取得した各データ、技術情報、成果その他の全ての資料及び情報に 関する一切の権利は当財団に属するものとし、受注者は当財団の施設外に持ち出して発表も しくは公開し、または特定の第三者に対価を受け、もしくは無償で提供しないこと。 (2) 本作業によって知り得た情報を外部に漏洩しないこと。 (3) 本仕様書に記載されている事項及び本仕様書に記載のない事項について疑義が生じた場合 は、当財団と協議の上、その決定に従うこと。 6 (4) 本業務において作成したデータや撮影した写真の所有権及び全て著作権(著作権法第27条及 び第28条の権利を含む)は検収をもって、受注者より当財団に譲渡するものとする。 13. グリーン購入法の推進 (1) 本契約において、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)に 適用する環境物品(事務用品、OA機器等)が発生する場合は、これを採用するものとする。 (2) 本仕様に定める提出書類(納入印刷物)については、グリーン購入法の基本方針に定める「紙 類」の基準を満たしたものであること。 7
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