荒中だより - 伊丹市立荒牧中学校

校訓
真善美
教育目標
自主、自立、感謝の精神を抱き、
未来を拓く生徒の育成
-豊かな心、確かな学力、健やかな体を育てる-
平成 28 年度学校だより
発行日 平成28 年7 月5 日
「荒中だより」
伊丹市立荒牧中学校
発行者
校長 難波 重之
第14号
修学旅行を成功させよう
熊本を中心とする地震の影響で、5月20日から予定されて
いた修学旅行は延期になっていました。6月28日(火)に、
3年生保護者の皆様を対象に修学旅行説明会を行い、以下の
日程をお伝えしました。
月 日
8月31日(水)
行 程
学校 → 新神戸駅
博多駅 → 太宰府 → 松浦海のふるさと館(入村式)
→ 各民家へ
9月 1日(木)
体験活動(各民家) → 各民泊地区(離村式) → 長崎平和祈念公園
(セレモニー、原爆資料館、原爆落下中心地) → ホテル長崎
9月 2日(金)
ホテル長崎 →長崎市内班別自主研修 → 福岡空港
伊丹空港(解散式)
長崎はおよそ200年続いた鎖国時代に、日本で唯一海外に港が開かれていたこ
とから、様々な文化が行き交った町として知られています。日本、中国、オランダ
わ
か
らん
の文化が混ざり合い、
『和・華・蘭文化』とも、
『ちゃんぽん文化』とも呼ばれてい
ただよ
ます。異国情緒 漂 う坂の多い美しい町並みであると同時に、第二次世界大戦時に広
島とならんで原子爆弾が投下され、大部分が破壊された町でもあります。その原子
とうと
爆弾によって7万人以上の方々の 尊 い命が奪われました。私達は、修学旅行を通し
て、被爆の悲惨さや核の恐ろしさとしっかりと向き合い、平和について深く考える
必要があります。
げんかいなだ
また、民泊先は当初予定していた南島原から長崎県北部玄界灘に面した松浦に変
更しました。松浦は、鎌倉時代の1274年、数万の元(当時の中国)の軍勢が数
だざいふ
百隻の軍船で攻め寄せた所として有名です(文永の役)
。一日目に訪れる『太宰府
てんまんぐう
みちざね
まつ
天満宮』は、全国の天満宮の総本宮と言われています。
「学問の神様」藤原道真が祀
られており、受験シーズンには合格祈願のために多くの人々が訪れることでも有名
です。名物「梅ヶ枝餅」もたいへん人気があります。
修学旅行の学年目標、
『翔』 ~これまでの歩みをこれからの飛躍に~ を実現させ
るために、文化や歴史を学ぶ「長崎学習」
、原爆や戦争について学ぶ「平和学習」
、
そして被爆者や報道記者の方々の話も聴く等、多くの事前学習を2年生から続けて
きました。3月に行った班対抗事前学習プレゼン大会では、工夫を凝らした発表を
することができました。3年生では、校外学習よりレベルアップした内容の「班別
活動」の計画を立てました。行きたいところ、食べたいものがたくさんあり頭を悩
ませながらもスムーズに計画を完成させました。平和宣言文では、3年生の思いを
しっかり表現することができました。事前学習のまとめとして実施した『修学旅行
検定』は、平均 76.8 点と素晴らしい結果でした。
修学旅行が延期になったことで、準備の時間が多く取れました。春より一回り成
長した姿を長崎で見せてくれるはずです。3年生の皆さん、修学旅行を成功させる
ため、平和セレモニーで歌う「あの子」を心込めて作り上げ、
委員会や係の仕事に責任を持ち、旅行までの時間を有意義に
過ごしてください。
教育実習を終えて(全校朝礼あいさつより)
みなさん、おはようございます。私たち教育実習生は3週間ぶりにステージに立ち、皆さんと顔をあ
わせています。3週間という時間があっという間に過ぎてしまい、正直かなり驚いています。この期間、
皆さんと一緒に勉強したり、部活に参加したり、話したり、とても楽しく過ごすことができました。
しかし、そんな実習も今日で終わってしまいます。明日からはこうして毎日会うことはないと考える
とすごく不思議な感じがします。そこで、荒中を離れる前に、私たち実習生から皆さんへ知っておいて
欲しいことが一つあります。それは、私たちは皆さんのおかげで今日まで頑張れた、ということです。
毎日、生徒の皆さんと笑って過ごせて楽しかったです。でも、実はその一方で、不安や心配なことも
たくさんありました。特に、
「授業がうまくできるだろうか?」とは、よく悩みました。そんなとき、私
たちを支えてくれたのは荒中の皆さんでした。
「おはようございます」の元気なあいさつ、話している時
の楽しそうな笑顔、しんどいことがあっても前に進もうとする姿勢。そして、
「先生」と名前を呼んでく
れた瞬間。学校で皆さんと会うたびに、私たちは「また頑張ろう!」という気持ちになれました。
皆さんのその姿が、きっと誰かの力になっています。少なくとも、先に実習を終えた1人、そしてこ
こにいる6人は、皆さんから何度も勇気をもらいました。ここでの思い出が私たちにとっての支えです。
この3週間も、この先も。だからどうか、これからもどこにも負けないくらい元気あふれる荒中生で
いてください。皆さんのことを思い出しながら、私たちも立派な教師になれるよう頑張っていきます。
3週間、本当にありがとうございました。ですが、まだ今日が残っています。最後の今日を皆さんと
笑顔で過ごしたいと思っています。それでは、ラスト一日、よろしくお願いします。
本村 梓
自信と誇りを持てる学校を創ろう!!