WeeklyReport 第141回

Weekly Report
第 141 回例会 2016 年 6 月 22 日(水)
名古屋アイリスロータリークラブ
RID2760 THE ROTARY CLUB OB NAGOYA IRIS
~ 世界へのプレゼントになろう Be a gift to the world ~
2015-16 年度国際ロータリー会長 K.R.“ラビ”ラビンドラン
例会日:毎週水曜日 13:00~14:00
例会場:ANA クラウンプラザ グランコートホテル名古屋
創 立:2013 年 6 月 5 日
会 長:安井 忠
「楽しく・深く理解するアイリス」
■ 斉唱
手に手つないで
か?と考えています。
■ 司会
須賀 祐介 会員
社内結婚有り、2回目あり、子連れありと色々です
■ 出席者報告 出席者数 30 名 / 会員数 37 名
出席率
がせめて気持ちだけは盛大にお祝いしたいと思って
81.08%
います。
前々回(第 139 回)修正出席率は 89.18%(33/37)
■会長挨拶
■ビジター・ゲスト
皆さんこんにちは。
ゲスト
今日はローターアクトの卒業生坂上卓史君をお迎え
地区 RA 直前会長 坂上卓史 様
しての第141回例会であります。
名古屋港 RC 西名古屋分区幹事 岩佐 信機 様
本日は私の会社の三大お客様の内日立製作所のお話
■ ニコボックス報告
しを致します。
名古屋港 RC 西名古屋分区幹事 岩佐 信機 様
困難な課題に挑戦するとき他力を頼るか自力を貫く
安井会長1年間お疲れ様でした。
かは経営者にとって命懸けの決断である。
安井
1874年栃木県に生まれた小平浪平は早くに父親
忠 会長
ローターアクト直前地区代表坂上卓史 様に卓話を
を亡くし一時は学業の放棄を望んだが母や兄の尽力
頂戴します。そして港ロータリークラブより岩佐様
もあって東京帝国大学工科大学電気工学科を卒業東
をビジターとして、そして櫻井エレクトに家内がお
京電燈など経て1906年久原鉱業所日立鉱山に工
世話になります。また、家内が本日誕生日です。
作課長として入社している。
櫻井
鉱山で使用する電力を確保するための水力発電所建
孝充 会長エレクト
坂上卓史 様、本日は宜しくお願い申し上げます。感
設の専門家だったが当時水車や発電機といった設備
謝。
のほとんどはアメリカ製でありました。
荒山 久美 直前会長
小平さんはアメリカ製の機械器具を据え付けるだけ
先週3周年記念例会にもわらず、ギリギリに着いた
の仕事に飽きたらず「やせても枯れても自分で作っ
のでニコボックスにお祝い金を入れられませんでし
てみたい」という思いを強く抱いておりました。
た。ごめんなさい。
やがて少しずつ製品の自製を始めた小平さんは「日
深見
立が自分で鋳物工場を持って本式にやれば水車は自
和久 会員
5、6、7月に社員が5名も結婚します。去年も一
製できる」という自信を持つようになり1910年
昨年も1人も結婚話がなかったのに何のきざしなの
に久原鉱業所からの出資を得て日立製作所を創業し
1
ました。
かくゆう私も会社は小さいですが一応53年間
「日本で使う機械は我々の手で作らねばならない」
仕事をやらせて頂き家族社員に守られて自分が作っ
という思いからの決断だがすぐれた製品作りは簡単
た会社は社会のどこかで何かを貢献していると思っ
では無かったと云う事です。
ています。
あげく久原鉱業所からは「機械製作をやめろ」とい
これが職業奉仕だとロータリーは言っております。
う非難の声が上がり小平さん自身相次ぐ失敗に大き
な美濃紙に「進退伺小平浪平」と書いたものを用意
するほどだった。
原因ははっきりしていました。当時日本にはいくつ
かの製作所があったがほとんどがアメリカのGEな
ど欧米の一流企業と提携技術や人の支援を受けてい
たのに対し日立だけは独立独歩自力で開発を進めて
いたからです。
欧米企業との提携いわく「スケッチ流」は失敗も無
ければ損もしない。
■卓話
対する独立独歩には手痛い失敗がつきものでありま
ローターアクト直前地区代表
す。
坂上卓史様
しかし人に教わらずに自ら苦しんだ経験はやがて
・自己紹介
「日本では不可能」と言われた1万馬力水車や大型
・アクト歴
電気機関車の製作を成功させ日立は「無名末輩の駆
・青少年奉仕について
け出し」から「日本の日立」へと飛躍することにな
・アクトの特徴
ったのです。
・私とアクト
日立の成功それは「繁盛と相加えたらゼロになる」
・ロータアクトの意義
というほどの失敗の累積によってもたらされたもの
について卓話していただきました。
でありました。
後年創業者・小平さんの業績を記念する何かを作り
たいと言われた小平さんは「日立製作所が俺の論文
であり記念である。ほかに何もいらぬ」と言ってし
りぞけられました。日立は自力を貫いた小平さんの
生涯を賭けた最高傑作でありました。
私達も大きい小さいは関係なく一応会社経営をして
います。
はたして私達の周りで自分の会社が俺の論文であり
記念であるほかに何もいらんと言い切る人はいるで
しょうか?と言って私達は人に迷惑を掛ける事無く
以上
持ちつ持たれつで世の中を生きて
自分の事業に自信を持った人の集まりで有ると思っ
ております。
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