2013年10月報道 - Researchmap

証券市場論
後期(13)
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1
証券会社業績急拡大(2014/03)
のあとの減益(2015/03)
社名 金額単位億
円 (非)は非上場
純利益
2014/3
前期比
純利益
2015/3
野村
2,136
99%
2,247
5%
大和
1,694
230%
1,484
-12%
三菱UFJ(非)
978
210%
510
-48%
SMBC日興(非)
646
41%
647
0%
みずほ(非)
512
79%
587
15%
岡三
172
21%
140
-19%
東海東京
232
210%
184
-21%
SBI
180
270%
457
153%
SMBCフレンド(非)
100
-4%
154
54%
マネックス
103
270%
34
-67%
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前期比
2
証券会社 収益体質は不安定
2012-2014年度は黒字基調 中小証券は経営苦しいが続いている
2007年度 108社合計で黒字 108社中 赤字49社
2008
赤字
2009
黒字
2010
赤字
2011
赤字
同80社は赤字(大半は赤字)
2012年度(2013/03) 2008年度以降で最高決算
2013年度(2014/03)
株式 投信とも伸びる
2014年度(2015/03) 黒字だが減益 株式減る 債券トレーデイング
益増える 全国証券249社で7287億の純利益は前年度比20%の減益
大手では17社中13社は減益 → 相場に左右される経営体質 ただし
投信の収益が安定作用(3-4割が投信の収入)
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3
2014年3月期決算について
(2013年度決算)
背景 株式売買代金の急増 委託売買手数料
公募投信販売額も急増 販売手数料も高水準
2014年に入り減益 売買代金 販売額とも2013年ほどの勢いなく
⇒ 顧客の預かり資産を増やして相場環境にかかわらず稼げる体制
構築が課題
ネット証券である SBI証券 マネックス証券 松井証券 カブドットコム
証券 楽天証券などネット専業証券。個人取引き主体 売買手数料の
ほか信用取引から入る金利収入 外国為替証拠金取引などが収益源
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4
200803 野村が最終赤字
201103-201203 野村減益
200803 201103-201203 みずほは最終赤字続ける
201103-201203 大和 最終赤字続ける
201103 三菱UFJ 最終赤字転落
201003 主要証券5社黒字転換
2011年 証券大手人員削減 三菱UFJ みずほ 野村 大和
東日本大震災に加え欧州を中心とする世界的株式市場動揺
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5
ネット証券株式売買高
過去最高水準を記録(13年度上期)
主要7社(SBI 楽天 松井 カブドットコム GMOクリック マネックス
岡三オンライン) 最初の5社が大手5社マネックスは落伍 松井が復
活?
2013年4~9月期 前年同期の4.6倍の181兆452億円
5月月間46兆円は月間ベースで過去最高
背景 信用取引の規制緩和 2013年1月から 証拠金を差し入れて株
式購入後 受け渡し前に信用で株式を買うには これまでは再度新た
な証拠金差し入れ必要。規制緩和で買った株を売れば、当初の証拠
金をつぎの取引に使えることに。
これまで最高の2005年度下期126兆9608億円を上回る 7年ぶりの高
水準(2006年peak200兆 2010-11年売買特に落ち込むpeakの4割)
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6
ネット証券大手7社月間売買高の推移
単位:兆円(端数四捨五入)
1
2
3
4
5
2013
6
7
8
9
10
11
12
27
30
20
22
24
25
27
26
2014
27
22
19
17
17
23
23
22
22
23
24
2015
20
22
27
25
27
27
28
28
21
21
20
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7
自動売買注文の受付
カブコムの例
売買注文の時間指定可能
指定時間内で注文成立しない場合の取り消し可能
Uターン注文:1000円で買って1200円になったら売る
リレー注文:A株が売れたらB株を買う
SBI証券の例
SORの個人向け導入(2011年6月):既存の取引所とPTSを比較し
て投資家に最も有利な条件を提示した市場に発注する仕組み
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8
株式売買の注文とは
成行注文market order 売買を優先させるもの
指値注文limit order 値段を優先させるもの
ある値段より下がったら速やかに売るもの stop loss order
ある値段まで下がったらその値段よりよい(高い)値段で売るもの
stop limit order
ある値段まで上がったらその値段よりよい(安い)値段で買うもの
stop limit order to buy
無期限のもの open order, good till canceled (GTC) order
1日限りのもの day order
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9
ネット証券各社システム増強
個人売買野増加市場の2割(2012)から3割(2013)へ その7割程度が
ネット証券へ
処理能力の増強 サーバーの台数増やす サーバーメモリー増設 高
機能機種に変更(2013年5月~7月 各社で進む)
処理能力の増強は安定稼働に不可欠
→ 楽天 システム障害多発 2006-2008
とくに朝に注文が集中(そこに合わせることはムダな投資ともいえるが
顧客のログインできないという不満に対応急ぐ)
人的ミスの回避も課題 教育
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10
店舗網もあるネット証券
例 SBI証券 全国に支店網整備 対面型OK
コールセンター要員増加へ(2013年6月段階)
例 松井証券サッポロコールセンター 130人体制
2013年夏 150人体制に増員
例 楽天証券 同 120人体制
150人体制に増員を予定
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11
ネット証券
1998 証券業が免許制から登録制に ネット証券が登場(98年松井がネッ
ト証券業務開始)
1999 株式売買委託売買手数料の完全自由化
2006 ネット証券売買高peak(小泉政権下)
2010 peakの4割にまで売買減少 2007-2011 5年にわたる市場縮小
2011 野村(最大顧客数保持) 対面サービス(97万人)とネットサービス(3
6万人)を統合(野村ネットアンドコール) 対面サービス利用者のネットで
の手数料ヲネット証券なみに引き下げ
2012/07 ネット各社 信用金利引き下げ競争へ
2012/11 ネット各社 手数料引き下げ競争へ
2013/01 証券取引所 信用取引の規制緩和
2013 過去最高の売買を実現
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12
手数料 信用金利の引き下げで
競争
→顧客獲得競争だが収益悪化要因
手数料 引下げで競争(2012年12月)
小口で最安値は 岡三オンライン 約定10万で99円
最大手SBIは145円
100万ではGMOクリックが470円(0.0470%)
SBIは511円(0.0511% 手数料自由化前は約1%だった)
信用金利でも競争
最安値は岡三オンライン 2.05%
他社はたとえばマネックスは 2.80%
最大手SBIは
2.28%
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13
ネット証券はFX取引でも競っ
ている
FX取引の世界は専業とネット証券が競っている 背景2010-11株式取
引きの低迷 FXを新たな収益源として重視 顧客利便性
ドル円のスプレッド(手数料)2013年末現在(括弧内は2011/09)
SBIFXトレード0.1銭(2012年5月末設立 1万ドルまで)
GMOクリック証券 0.3銭
カブコム 0.8銭(1~2銭)
SBI証券 0.8銭(1銭)
野村証券 0.8銭
楽天 0.9銭(1.9銭)
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14
ネット証券大手5社
市場シェア 単位 兆円 %
2013.11
2014.11
2015.11
SBI
9.2049
40.9%
9.9980
41.1%
8.4343
41.9%
楽天
3.9684
17.6
4.1997
17.3
3.2937
16.4
松井
2.6607
11.8
3.2817
13.5
2.8316
14.1
カブコム
1.9935
8.8
2.4967
10.3
2.0588
10.2
CMOク
リック
1.6922
7.5
2.2727
9.3
1.9594
9.7
7社計
22.5291
100.0
24.3299
100.0
20.1103
100.0
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15
2011年のネット証券
SBIが圧倒的首位のSBI
楽天、マネックスが追う展開
売買代金シェア 純利益
SBI
46.9%
56
楽天
21.1%
26
マネックス
11.0%
14
松井
10.8%
42
カブコム
10.2%
15
2011売買代金 83兆2735億円 5年連続減少
2012年3月期決算 単位億円
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16
大手証券
ネット証券の攻勢を受けて 対個人業務は資産管理業務にシフト 投
資信託重視(販売手数料+信託報酬)へ
デイトレーダーの形成(全国で4~5万 複数口座を保有 個人取引き
の7割)→ ネット証券へ
インベストバンキング業務(M&Aの助言 ほか公募増資 社債発行業
務を指す) 助言手数料+引受手数料
プリンシパルインベスト業務(自己資金の投資業務)
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17
プライムブローカレッジ
ヘッジファンドへの融資・貸株・カストデイ(売買決裁保管監理売買報
告書作成代行 取引リスク管理システム提供まで)
ロング ショート(空売り・・・貸し株による調達不可欠)
米ヘッジファンド向けはゴールドマンサックスとモルガンスタンレーの2
者寡占市場 日本でも6-7割ノシェア(2006)
UBS シティ証券
野村も乗り出している
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18
プリンシパルファイナンス
自己資金による投資業務 M&A MBOなど
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19
ラップ口座
個人が証券会社などに資産運用を一任するもの
もともとは数千万以上の富裕層狙い
オーダーメイド型のSMA 野村で5000万 大和で1億 以上
他方で投資信託にしぼった ファンドラップ
手数料 2%程度(助言+管理) SMA は2~4%
2014年3月末で残高1兆3760億円 15年4月末に4兆円越え
ファンドラップでは受け入れ最低額引き下げの動き
2004解禁 1000万ほどからstart
野村証券と三井住友信託銀行で500万円から
大和証券では300万円から 野村 大和 三井住友信託銀が先行
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20
海外株
日本株が低迷していたとき海外株取引きが注目されたこともある
外国証券取引口座を開設し米ドルなど外貨を入金して始める
ネットでできるのは米国、中国などに限られる
為替手数料+現地の手数料+現地に頼むための手数料
手数料は割高
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21
外国証券
海外からアルゴリズム取引きを大量発注 東証売買の3~4割
2008年 リーマンショックでダウン 2009-2010と縮小
2010後半持ち直すも 2011・3 東日本大震災で再び
2011-2012 民主党政権による国内経済の混乱
主要外資 法人機関投資家向け強い M&A
ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー、JPモルガン
クレディスイス、バークレイズ、BNPパリバ、UBS、ドイツ
M&Aでは海外企業絡みでも強み
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外資系証券(2014年3月
期)
純利益 億円
対前期比
モルガンスタンレー
305
-8
ドイツ
303
470%
JPモルガン
135
280%
クレデイスイス
100
黒字転換
ゴールドマンサックス
98
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230%
23
2013年春の株式市場の活況
2013年4月から5月 1日あたり4兆超を超す日が目立つ活況
2013年5月22日日経平均1万5627円の高値
5月23日急落1143円安
2013年9月8日 東京五輪決定
2013年10月1日 消費税率引き上げ決定
2013年11月15日 米イエレン次期FRB議長が長期緩和を示唆→日中
1万5000円台回復(午後1時1万5155円)
2013年11月22日 東証1部 1日で2兆9000億円 4ケ月ぶりの高水
準
2013年11月28日 一時1万5660円まで上昇 終値1万5727円今年の高値
を更新 先進国相場を日本がけん引。
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24
2013夏 新興国投資の退潮
高成長の終えん ブラジル ロシア インド 中国 Brics
中国の成長鈍化 農村から都市への人口移動が一巡成長率は屈折
点迎えた
資源国通貨の下げ(2013年5月から8月) 南アフリカランド オースト
ラリアドル ブラジルレアル → 米量的緩和の縮小でドルへ資金移動
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25
Great Rotation
リスクオフからリスクオンへ
2013年10月~11月下旬
金融緩和の長期化
2013年11月7日 欧州中央銀行が利下げ決定 過去最低0.25%に
2014年2月にFRB議長の就任するイエレン議長が景気回復を優先
する姿勢示し買いに安心感
債券相場の落ち着き 9月上旬の3%前後から2.5%台に低下
株式(2003年以来の上昇年初から23% 11月末)
投資マネー 債券から株式へ(債券相場↓ 国際商品↓ 株式相場↑)
11月21日ダウ1万6000ドル台(10月初旬の1万5000ドル割れから
回復 1月初には1万3500㌦未満)。
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26
2014-2015
欧州の不安定続く
ギリシャ問題くすぶる
ウクライナ問題
親ロシア政権の崩壊 2014.2
ロシアによるクリミア併合 2014.4
シリア難民問題深刻化
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27
2014-2015
商品相場の変調
原油価格の下落
シェールガス・オイルの生産の加速
対イラン制裁 対ロシア牽制
シェールガスの減産入りが遅れる
サウジは減産に入らない
→ 産油国の財政悪化へ
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28
2014-2015
中国の変調
経済成長の減速(国内過剰投資 労賃コストの上昇)
輸入・輸出の減少 取引価格の下落
世界的なデフレの拡大が懸念される
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29
先物主導の相場
日経平均先物の売買が高水準(裁定取引とは現物株と先物の価格差
を利用した取引 裁定取引により値がさ株が値を上げる株高局面では
すでに上がった先物を売ってまだ安い現物株を買う その後先物が下
がるとつまり先物売りの局面で現物に利益確定の売り あるいは裁定
取引の持ち高解消売りとも表現される)
現物株売買は盛り上がっていない
現物株に対する先物の売買代金の比率は4割切れから8割超えあた
りまで変動している。先物の比率が増えると現物の値動きが荒くなると
される。
米量的緩和縮小 投資マネーが新興国から流出
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30
予想変動率(VIX)
ベータ値
VIX指数の動き このような先物主導の相場で市場の値動きがあらく
なるとされるなかで 注目されているものにVIX指数とベータ値がある。
VIX指数には 米国株のものと日本株についてのもののほか各地の
株価指数について計算されている。株式市場の不安定性がふえてい
るか。注目はその数値が上昇しているか下降しているか。日経VIXに
ついては30が目安。米国のVIXはその半分位が目安だろうか。それぞ
れの投資家の不安心理を映している。
相場が不安定なときは、ベータ値が低い銘柄に注目することが推奨さ
れている。ベータ値は株価指数との連動性に注目した数値。完全に一
致するものが1。1を基準に数値は大小に分かれる。
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31
TwitterのNYSE上場
2006年サービ
ス開始 利用者世界で2.3億人上場で20億ドル規模
入手
2013年11月7日 初値45.1$が公開価格26$を70%上回る これはIT
バブルの1999年なみの上昇率
しかし2013年のIPO146社の平均上昇率は21%(11月24日まで)
99年のIPO企業の平均経過年数は4年 13年は11年
ハイテク企業の比率 99年は77% 13年は22%
99年のIPO企業のうち年間5000万ドル以上の売上28%
13年は64%
フロリダ大学のジェイリッター教授の調査
日経2013年11月28日による
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32
本格化するPTS(私設システ
ム)取引
株式市場について
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33
PTS TOB rule撤廃で注文増
へ
2012年9月 SBIジャパンネクスト証券の売買システムが売買システ
ム増強(投資額1億弱)。取引速度を0.1ミリ秒前後(取引所の10倍)
に引き上げた。再び優位性確保。→LSE2011/02応答速度0.125ミリ秒
シンガポール取引所2011/08は0.074ミリ秒とされる 12年11月売買
代金1兆円超え達成 前月比16%増の1兆119億円
これまで個別株で5%以上を保有する投資家がPTSで売買する際、T
OBを義務付けるルールがあった。これを金融庁が2012年10月から
撤廃(取引数量・価格の公表 不公正取引監視体制条件。競争を促す
趣旨)。大量の株を保有する機関投資家はPTSを本格的に利用し始
めた。規制緩和には、2013年1月の東証大証合併を控え、競争保つ狙
いも。
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34
日本のPTS
顧客注文対当方式
取引所のオークション方式と違うが需給により相場は動いてゆく。
違う点 指値注文だけ成り行き受け付けない。
信用取引できない など。
ジャパンネクスト、チャイエックスとも現在の考え方は同じ。
存在理由 機関投資家の時間外取引ニーズ システム面で優位性
大口取引のクロスを実行しやすい などが考えられる
⇒ チャイエックスマッチ市場はVWAP(売買高加重平均価格)による
クロス取引市場とのこと(2014年9月スタート)
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35
PTS目に見える存在に進化
2013年1~3月 2社で金額7兆円を超え 東証1部売買高との対比で
6%に匹敵するまで拡大した。
2010年後半では金額で1兆円に届かず 2%以下だった。
株価売買の刻みが10銭刻みであること(取引所は1円単位) 取引時
間帯が取引所より長いこと(ジャパンネクストは8-16時と19-23:59 チャ
イエックスは8-16時 対象銘柄数は前者が3553 後者が1884
2013/03/29現在) などが背景
日本取引所では2014年から刻みを10銭刻みに変更を検討。また夜
間取引所開設も検討している。→夜間取引きが実施されればネット証
券対応可能しかし対面各社は競争で劣後確定へ。
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36
すでにデリバでは夜間取引
きが常識
大証 日経平均先物(ミニもあり)
16:30~03:00
(2011/07に終了を23:30から03:00に変更)
東証 TOPIX先物(ミニもあり)
16:30~07:00
(2011/11に終了を23:30から07:00に変更)
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37
機関投資家のニーズ
市場インパクトを与えず売買する クロッシングcrossing(取引所の外で
直接価格交渉 実際には市場でついている値段を利用している)
スナイパーsniper (自分の注文をさらさず有利な売り注文を待ち伏せ
て買いをぶつける)
アルゴリズム( computer programingが株価や売買動向を見ながら自
動で注文を繰り返す 細かい注文を繰り返し わずかな価格差を利用
する)
DMA (direct market access:直接取引所に発注する)
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SOR: smart order routing
複数のPTS 取引所を比較して もっとも有利な場所で 執行するもの
執行方法そのものの選択もあり
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39
債券取引につい
て
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40
債券 もともと店頭中心 PT
S
株式取引・・・・取引所中心
債券取引・・・・店頭取引(証券会社と顧客)中心 取引所では株式絡み
の転換社債などが中心 売買が活発な国債以外では市場の透明性や
流動性に課題
店頭の実態としては日本相互証券を通す取引が多い。
これはbroker’s brokerといわれる存在で引き合い情報の提供
をしていた。2001年にPTSを名乗るように
2002年 エンサイドットコム証券(大手3社が連携) Jボンド証券(ク
イックがバック)などが機関投資家向けのPTSで参入
2010年 エンサイドットコム証券に一本化
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41
アルゴリズム取引き
一因としてマーケットインパクトコストmarket impact costの回避
結果として注文の小口化 大量化 高速化
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42
拡大するDark Pool
公開された市場ではないという点で、取引所あるいはPTSと異なる。市
場外取引きの一つである。
顧客の注文を独自に付け合わせる市場。
ここで取引者は匿名性を確保されたうえで、直接価格交渉できる
ダークプールを利用して、価格を表示せず注文を出せる。
どのような取引があったかは事後的に分かる(時間単位で集計された
数値の場合は実態はわからなくなる)
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43
PTS利用は2010年以降拡大
2010年後半までシェア1%程度
PTSについては日本証券クリアリング機構(東証子会社)が2010年7
月からPTS取引を清算の対象と認めるようになった。
これはチャイエックスジャパンの参入(2010年10月)をにらんだもの
であったが、ジャパンネクストもこの変化にのり、クリアリング機構での
清算を開始(2010年7月)。
チャイエックス参入時売買処理速度は2010年1月稼働仕立ての東証
アローヘッド(自称は世界最高速度)の4倍。
機関投資家からみて取引所との差異が一段低下し、PTS利用の拡大
につながった。2011年売買高は前年比4倍の13兆円。
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44
PTSのメリットと
拡大の限界
1円単位の取引所と比較して、執行スピードのほか売買価格は10銭単
位。きめ細かく売買可能(売買成立しにくくなるという批判もある)。→逆
に高速取引に対応できない個人は離れる結果になる。
他面で、現在の免許は証券会社としてのもの。市場シェアが10%以
上になると、取引所免許取得を義務付ける規制がある。取引所になる
と、売買銘柄について上場審査など必要。自主規制部門を置くなど、コ
ストも上昇する(現状は、売買監視の人員 システムが不足している)。
PTS規制の在り方に検討課題残る。
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45
株式 PTS
1998年 取引所集中義務の廃止
現在は、システム整備を終わった投資家からPTS利用が順次拡大が
始まっており、PTS利用は一段と拡大する可能性。市場を比較して自
動的に有利な市場で売買執行するシステム広がる。
今回(2012年10月以降)はシステムを増強したPTSジャパンネクスト
で売買急増。チャイエックス・ジャパンでも売買が増加している(両者合
わせて2012年10月のシェアは5.3%だが今後拡大見込まれる
2013年1月6.3%)。
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46
ネット系PTSは不採算で撤
退へ
松井のサービス終了 2011年9月
カブコムの終了 2011年10月末
マネックスの終了 2011年12月上旬
PTSでは信用取引が禁止されている(取引所並みの自主規制機能が
むつかしいことが背景)ことも個人取引が伸びない背景。システム投資、
手数料競争。
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米国 PTSのBATSとダイレクト
エッジが合併 ナスダックを抜い
て2位に
2013年8月26日発表 当局の承認を経て合併完了は2014年前半
両者のシェアはともに10%強 合併で20%強の市場 ナスダック(1
8%)を抜く見通し ナスダックは米3位の市場に転落
BATSは2005年創業。米国株のほかオプション、欧州株も扱う。
ダイレクトエッジは1998年設立。高速取引システムを開発。
2012年末発表のICEによるNYSE買収発表(2013年秋手続き完了
予定)とともに新興取引所の躍進を示す事件。
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2013年1月
日本証券取引所
発足へ
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日本証券取引所
2013年1月発足 東証Gと大証 合併 日本証券取引所Gをそれぞ
れに上場。
2013年7月中旬 現物株を東証に統合(システムは東証のアロー
ヘッド 手数料などの違いは東証に数年かけて合わせる 新興株は当
分の間 ジャスダックとマザーズを併存)
見かけで世界3位。しかし中国の3市場を合わせれば中国市場より劣
位は変わらない。すでに敗退していることに自覚を。
2014年1月 デリバテイブシステムを大証のJ-GATEに統合(決済
は日本証券クリアリング機構に集約 投資家は保証金削減効果を期
待できる)。
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売買の中心は外国人投資家。新システムの稼働で外人売買は一段と
増加。
個人のデイトレでも追この高速売買にはいつけない。とされている。
しかし個人の一部は効率のよいデリバ(個別銘柄は銘柄選択や情報
入手に時間とコスト必要)に移動。
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大証へのTOB実施
2012年7月~8月
大証 株主は6割が外人。金融機関1割、その他法人 個人が5%ず
つ。外国からのTOBの危機に実はあったという見方あり。
2012年7月東証が大証に対してTOBを実施。1株48万円 7月9日の
終値より4%高。10日発表。11日から8月22日までの30営業日。買い
付け上限議決権の66.67%に対して応募は79.6%。TOB成立。買い付
け上限額863億円。
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日本証券取引所
日本証券取引所G(傘下に東証自主規制法人 日本証券クリアリング
機構 東証 大証の4社) 2013年1月発足
統合のメリット 重複上場企業の上場維持費用削減 証券会社はシス
テム投資負担の削減 投資家はデリバで必要な証拠金の削減+資
金効率の向上
課題 高速取引への一層の対応 売買代金の回復(2007pの半分)
新規上場数の回復(pの4分の1 2011に36)
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高速度取引HFT
東証の場合で2010年1月に10%程度(11.7%)。2011年4月で34%超え
(34.1%)。注文件数増加(09→10 23%増)は取引所の収益を押し上げ
効果。日本や欧州で株式売買の3割程度。米国では半分以上がこの
取引とされる。
コロケーションサービス(東証内に自動売買用サーバー置けるというも
の)
プロップファーム(高速取引専門業者)
副作用 システム障害の要因 個人や中小証券トレーダーは駆逐され
る
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総合取引所構想
2012年9月 改正金融商品取引法で一元的総合取引所 可能になっ
た。
背景には商品取引の減少。2004年以降8年で世界では4倍増。国内
は4分の1に減少。
取引口座の一元化。投資家の利便性高まる。
規制・監督の一元化。
商習慣や文化の違いにとまどいも。
韓国やシンガポール 総合化の先例
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米ICEがNYSE買収
2012年12月 商品取引のほか金融商品取引き(CDS清算業務に参
入)をひろくあつかっているICE(インターコンチネンタル取引所 2000
年設立)がNYSEを買収することになった。2012年12月20日発表。
手続き完了は2013年後半とされた
NYSEは2011年にドイツ取引所への身売りを決断するものの2012
年2月欧州委員会が欧州の上場デリバの9割超となるため合併案を
否決。両者は合併を断念している。
2012年6月 香港取引所がロンドン金属取引所LMEの買収を発表
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取引所の信頼性とシステム障害
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システム障害を繰り返した
東証と富士通
なぜ全力を傾注せず、ミスを繰り返すかは不思議。
2005年11月 プログラムミスで全上場銘柄の取引停止
2005年12月 誤発注した注文を取り消せない問題を発生(その後 み
ずほ証券との訴訟に発展)
2006年1月 売買処理能力上限接近で全上場銘柄の売買を一時停止
2:40(ライブドア事件が背景)
2008年7月 全デリバ取引一時停止
2010年1月 国債先物オプション午前売買一時停止
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繰り返されるシステム障害
(批判された東証と富士通)
2012年2月2日 システム障害で株式 上場投資信託など計241
銘柄の取引を午前中停止 → 立ち上がった予備機が機動していな
かった(手動切り替えすべきだった) (10年)1月稼働アローヘッド初め
ての重大事故 日本株市場を混乱させる重大事態
2012年8月7日 システム障害で株式先物 日本国債先物など全デ
リバ取引停止 9:22-10:55 → 全デリバ取引停止の重大事故 (09年
10月稼働Tdex初めての重大事故)
背景:バックアップ機能せず HFT取引による負荷
金融庁が報告命令8/7 その後 業務改善命令(行政処分)発出8/24
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システム障害は海外でも起
きている
2013年8月22日 米ナスダック市場で取引きが3時間余り停止する
システム障害が発生した。全上場銘柄と株式オプション取引きが停止
した。
2013年8月20日にはゴールドマンサックスが株式ノオプション取引き
で誤発注を出した。自動取引きが誤作動したと報道。
ナスダックでは2012年5月のフェイスブック上場のときにも大規模ナ
システム障害。買い注文が成立したかどうかの通知が遅れ、金融機関
に損失が発生した。
超高速取引きの導入普及で、売買システムが複雑化。ソフトウエアが
追い付けず、不具合をおこしやすくなっているとのこと。
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Flash Crash 2010/05/06
ギリシャ不安をきっかけに大量の売り注文
背景に売買シェアの6割を占める高速電子取引
全米に40ある取引市場 細分化された注文 さまざまな市場 全容把
握は困難。
NYSEが一部の銘柄で電子取引きを一時中断。売り注文がナスダック
など注文を制限していない市場に流れたが、これらの市場で流動性が
不足、株安が波及した。
超高速取引き 個別株の値動きを荒くしている。取引所を通さない取
引き。反面 株価指数はあまり動かないとされる。
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地方取引所
地方取引所 札幌 名古屋 福岡 → 企業による重複上場廃止の動
きの加速で存続はますます厳しい。
地域経済の象徴の側面はあるが。
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日本株の比重低
下
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国内投資家
海外株との比較。海外株にも積極的に投資。
新興国ファンドなど。
海外投資家
日本株を特殊視せず アジア株の一つとして扱うように。1990年ころ
アジア株のなかで時価総額シェア8割。2010年ころには2割近くに落
ちている。
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安倍政権までの
東証株式売買代金の減少
ピークは2008年3月期
傾向的に下がっている 1日あたり1兆円を切る(2012年7月上旬)・・・
2003年以来の低水準。ピーク時は2~3兆円
証券会社がらみの不祥事(増資インサイダー事件など)も影響
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売買代金減少しかし注文件数は
急増
売買代金は2012後半より回復へ
2005年前半 1日300万程度
2006年
1日500万程度
2007年
1日650万程度
2008年
1日700万程度
2009年
1日669万
2010年
1日823万
売買代金 ピークは2008年3月期 その後下がる 1日あたり1兆円を
切る(2012年7月上旬)・・・2003年以来の低水準。ピーク時は2~3兆円
証券会社がらみの不祥事(増資インサイダー事件表面化など)も影響
2012年後半から回復へ
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証券会社 営業収益 最終損益
2012年4-9月期 億円 前年同期比
営業収益
野村
7,709
大和
1,753
三菱UFJ
1,291
SMBC日興
1,085
みずほ
1,067
最終損益
47
100
66
▲38
83
▲18
東海東京
253
17
みずほインベ
237
黒字転換▲287
10
288
241
黒字転換▲283
180
岡三
SMBCフレンド
前年同期比
黒字転換
赤字幅拡大
4.8倍
30
7
37
黒字転換
債券部門の収益が業績回復を支えた。
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野村証券
2008年4月 渡部社長(CEO)―柴田副社長(COO)
2008年9月 リーマン買収は戦略ミスか英断か(海外業務の比率が一気に
ほぼ半分に上昇)投資銀行での地位上昇狙うが
買収後 高額報酬の海外スタッフ維持で業績は圧迫され経営の重荷に
なる→2009年2回の公募増資7000億円の資本増強でしのぐも社内外で批
判続く
経営上の無策続く 欧州債務危機後もリストラで出遅れ
2011年新日鉄住金の合併で野村のみ助言業務からとれず
2012年増資インサーダー事件で摘発受ける
2012年7月経営陣刷新(永井CEOー吉川COO体制へ) 経営陣若返り 欧州
事業縮小 国内ーアジアに回帰を決断
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大和証券
2009 三井住友ファイナンシャルとの提携解消
1999旧住友銀行と法人証券分野で業務提携
2009三井住友と合弁解消(大和証券SMBC正式解消)
独立系総合証券を指向
大和ネクスト銀行 2011年5月設立
2012年4月 大和証券と大和キャピタルマーケッツ合併
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三菱UFJモルガンスタンレー証
券
発足直後につまづく
2008 三菱UFJは米モルガンに90億ドル出資。三菱UFI証券とモルガ
ンスタンレー証券合併で2009年3月に合意(出資比率60-40)
2010/05 三菱UFJモルガンスタンレー証券(三菱UFJ証券とモルガン
日本法人のM&A助言などインベストバンク業務を統合)とモルガンス
ンタレーMUFJ証券(49-59)の発足
2011/03 2010/02以降スワプション取引き拡大想定元本130兆円 モ
ルガンスタンレー引き取りで合意だが損失約800億円 300億円の三菱
UFJHDに割当増資 三菱UFJHDは資産売却するも500億円の赤字
2011/02希望退職の実施 2011不採算店舗の廃止 など
2014/01 米モルガンと国内富裕層向けビジネスを開始へ 三菱UFJモ
ルガンスタンレーPB証券設立(2013年10月報道)
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SMBC日興証券
2009.4 三井住友FG貸倒引当金計上で2009.3期3千億円規模の赤字計上へ 三
井住友FG 最大8000億円の増資方針
2009.5 日興コーデなどの買収決定
2009.6 増資総額8629億円 追加含め最大9200億円 資本組み入れ予定8850億
円
2009
大和SMBCとの統合で大和証券G本社との交渉決裂
2009.10 日興コーデ 三井住友FG子会社として営業開始
2010.1 再度8000億円規模の大型増資
2010/01 三井住友が 日興コーデの法人向け代理店
2011.4 商号変更 SMBC日興証券
2011春 住友信託銀行と中央三井トラストHDの経営統合
2013/04 三井住友B SMBC日興証券と個人業務で一体営業へ
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みずほ 反社会的勢力に間
接融資
2010年9月 みずほFG オリコをグループ会社化(出資比率5%→27% 伊藤忠に
代わり筆頭株主に)
2010年12月 問題融資228件2億円を把握
2011年3月 大規模システム障害 障害対策で問題が放置 オリコに買戻し請求
せず放置
2011年6月 西堀頭取引責辞任 後任の塚本頭取に引き継がれず
2013年3月 金融庁検査で問題が発覚 13年4月以降 みずほは代位弁済をオ
リコに求めた 147件1.6億円
2013年7月 みずほ銀とみずほコーポ銀が合併
2013年9月 金融庁が業務改善命令
みずほ オリコを介して反社会的勢力に融資 8000億円のうち2億円 個人との
接点がない銀行が安定した利ザヤをかせげるため拡大 3年前(2010年12月)に
把握しながら放置(11年から12年にかけての取締役会資料にも断片的記述)。2
013年10月28日社内処分発表。
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みずほ
2000.9 みずほHD発足 興銀 第一勧銀 富士
2002.4 みずほ銀とみずほコーポ銀に再編統合 大規模システム障害
2003.1 みずほFG発足
2003
増資
2006.7 3兆円の公的資金返済 2006.11米国に上場 米国で証券化に業務に参入
グループの損失は1兆円を超える 2008年の4000億円超の赤字につながる
2011.3.14 懲りずに2回目の大規模システム障害 1口座への義捐金の大量振込原因
(処理量の限界超える 直ちに口座の処理容量増やさず) 116万件滞りATMが全面停
止19-21 みずほ銀行とコーポレート銀行の合併を決断2011.5 発表2011/09
2012春 国内最大級2500億円規模のシステム投資(15年度末にシステム1本化 み
ずほ みずほコーポ みずほ信託)
2013.1 みずほ証券とみずほインベスターズ証券とが合併
2013.7 みずほ銀行とコーポレート銀行を合併
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新「みずほ証券」
旧みずほ証券
2011年希望退職 募集300人程度 応募500人 2011年末ま
でに退職
2012年4~6月 首都圏や中部地方で10店舗閉鎖86店体制に
2013年1月4日営業開始
従業員9500人弱
預かり資産27兆円(2012年9月末)
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対面営業の今後
売買の主体の外人は高速売買が主流。
個人はネット取引に移行。
対面営業は困難に。
対面営業では稼げない。
高齢化でどうなるか。
高速取引全盛でトレーデイング依存の中小証券は立場を失う。
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廃業が続く中小証券
十字屋証券の廃業 2012年3月末
赤木屋証券の廃業
中小証券は駆逐される
各証券ではコスト削減のため人員削減を進めていた。証券会社役職
員数 ピークは1991年6月末17万76人。2011年末で9万679人(前年比
4%減)。
2012年後半からの証券市場の活況で業界人口は再び増加が見込ま
れる。
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証券業協会 ファクトブック
トムソンロイターズ プレスルーム リーグテーブル
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