Document

目的
磁気治療機器が、線維筋痛症患者の痛みを抑制
できるかどうかを検討する。
同時に機器の安全性を検討する。
線維筋痛症とは・・・
全身に激しい痛みが生じる病気。
原因は不明で、血液検査やCTスキャン、MRIを検査し
ても異常が発見できない。
この病気が診断できる特別な検査は今の所なく、治療
法も確立されていない。
対象と方法
(対象)対象のFM患者は以下の条件を満たすものである。
① ACR1990の基準を満たすFM患者
② 痛みが3ヶ月以上持続している
③ NRSスコア(痛みの尺度)が10分の5以上である
④ これまで3剤以上の治療薬を使用して、疼痛の抑制効果が十分でなかった
難治性例
(方法)
◆機器は非盲検で使用した。
◆外来で機器を10分間1回使用して、疼痛抑制効果があるか否かを判断した。
◆今回の被験者の10人は全員効果がありで、研究に参加した。
◆機器を厳重な管理のもと、1回4箇所、1日2回までを最大として被験者の
自宅で使用した。
◆被験者は、「痛みの日誌」として、NRSスコアを記載した。
◆研究開始後、4週、8週で来院し、8週間使用した後のNRSスコアまたは痛み
度が低下するか否かを検討した。
◆併用する薬剤は8週までは固定し、その後、症状によって減量可能とした。
NRS: 9〜10 日常生
活が困難
エンジェルタッチ(AT-02)長期の結果(72W)
NRS:4~5: 日常
生活ができる
AT-02 NRS変化
8
7
NRS:1~2 就
6.7
労可能
6
5
4.3
4
4.1
4.6
3.7
3
2
1
0
0w
12w
24w
ΔNRS= 3.0
48w
72w
(4
(4
(3
(3
(2
(2
(2
(1
(1
4W
0W
6W
2W
8W
4W
3W
9W
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
5W
W
(4
W
(2
(2
W
)
(4
W
)
(8
W
(1 )
6W
(2 )
0W
(2 )
4W
(2 )
8W
(3 )
2W
(3 )
6W
(4 )
0W
(4 )
4W
(5 )
6W
(6 )
0W
(6 )
4W
(6 )
9W
(7 )
2W
(7 )
6W
(7 )
8W
)
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
朝
夕
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
エンジェルタッチ「(AT-02)の長期:72Wの結果(まとめ)
AT-02機
使用中止
10人に使用
1人
効果の判定
有効(NRS ≧ 2)
9人
7人
痛みが無くなった
2人
2例は
薬の使用を
中止できた