福島:除染と農畜産物の放射能汚染

福島
除染と農畜産物の放射能汚染
0926578c 谷野 舞子
除染
除染事業
区域
警戒区域
範囲
主体
目標
国が直接除染
年間20mSv以下
自治体が除染をおこな
い、国が費用を負担
年間1mSv以下
福島第1原発から
半径20km圏内
計画的避難区域
年間20mSv以上
それ以外で年間
1mSv以上の地域
年間1mSv以上
ロードマップ
12年度中 中間貯蔵施設の選定
14年度内 建設工事の着工
H15年1月〜 施設を県内で稼働
30年以内 県外で最終処分
除染事業への批判①予算
除染費用の試算
数十兆円〜百兆円
あまり現実的ではない額...
土地の一部を国有化するべきという提言も
除染事業への批判②民間業者
素人業者
2日間の「除染業務講習会」を受け、受講修了証を手に入れれば、除染事業を行
うことができるため、放射能や原発に関する知識のない素人の業者でも、除染事
業を行うことができる。
ぼったくり業者
除染後に放射線量が十分に下がったかどうかをチェックするという手続きが幻覚
かされていないため、いい加減な除染で法外な費用を請求する業者の増加が懸
念される。
農畜産物の放射能汚染
出荷制限
福島
原乳、野菜類(13種)、水産物(4種)、
肉類(2種)の計20種
茨城、栃木、千葉、神奈川、群馬、宮城、岩手
シイタケ、茶、肉など各1〜3種
暫定基準値
核種
種類
飲料水
放射性ヨウ素
牛乳・乳製品
野菜類(根菜・芋類を除く)
飲料水
牛乳・乳製品
放射性セシウム
指標値(ベクレル/kg)
300
2000
200
野菜類
穀類
500
肉・卵・魚・その他
※100ベクレル/kgを超えるものは、乳児用調整粉乳、および直接飲用に供す
る乳に使用しないよう指導すること
問題点①検査基準
• 検査漏れ
– 検査のサンプルが少ない
– いい加減な検査方法
ex. 福島県産米から放射性セシウムの検出(11月16日)
• 基準値が高い
– 放射性セシウムの暫定基準値比較(単位Bq/kg)
種類
ウクライナ(97年)
日本(震災後)
日本(震災前)
飲料水
2
200
10
野菜
60
500
370
肉類
200
500
370
問題点②産地偽装
生産者
• 産地偽装
卸売業者
• 産地偽装
小売店
• 他県産と混ぜて販売
• チェック漏れで摂取制限中の農産物を販売
汚染した農産物が流通している可能性
論点
• 除染は誰が行うべきか?
• 汚染した土砂・瓦礫の処分場はどこが適当
か?または、どうやって決めるべきか?
• 生産者や消費者、国、東電などはそれぞれど
う対応すべきか