原子力発電停止の影響

原子力発電停止の影響
中京大学経済学部増田ゼミD班
目次

各発電方法の概要

各電力会社の発電方法の比率

燃料費の増加について

発電方法と発電費用の関係

回帰分析

まとめ

引用元
火力発電

燃料を燃やして、タービンを回転させ電力を発生させる

燃料として石油、石炭、天然ガスなどが使われる

日本では燃料は輸出に頼っている

二酸化炭素や硫黄酸化物や窒素酸化物を排出する

硫黄酸化物、窒素酸化物、ばいじんなどの排出量の低減を図っている
水力発電

水の位置エネルギーを利用して水車を回し、水車と直結した発電機で電気を
起こす

発電時に温室効果ガスや大気汚染の原因となる酸化物を排出しない

多くの場合、ダムを造る必要があり、周辺地域の自然環境を破壊

ダムに土砂が堆積し、いずれ使えなくなってしまう恐れがある

現在、日本国内で新たな大型ダムを造るのは困難
新エネルギー

風力、太陽光、地熱(バイナリー発電に限る)、中水力、バイオマスな
ど自然環境から得られ、再生可能なエネルギーのうち、その普及のため
に支援を必要とするもの

二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない

エネルギー自給率の向上と地球温暖化問題への対応に優れている

投資額が高い

風力、太陽光などは自然条件に左右され出力が不安定である

設置できる地点が限られている
原子力発電

ウランを核分裂させて熱を得て、蒸気の力でタービンを回転させて発
電する

発電時温室効果ガスや大気汚染の原因となる酸化物を排出しない

使い終わった燃料を再処理することにより再利用できる

少量の燃料で大きなエネルギーが取り出せるため、燃料の運搬、貯蔵
の面でも優れている

発電量当たりの単価が安いので、経済性が高い
原子力発電

放射線の厳しい管理が必要

毒性のある放射性廃棄物が発生する

発電停止から廃炉解体が完了するまでに時間がかかる

事故が起きて周辺地域に多大な被害を与える恐れがある

事故が起きて放射線が外部に流出すると、人間が発電所に近づくのが
難しくなるため、故障箇所の修復が困難となってしまう
目次

各発電方法の概要

各電力会社の発電方法の比率

燃料費の増加について

発電方法と発電費用の関係

回帰分析

まとめ

引用元
北海道電力
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
水力
2010年度
火力
原子力
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
東北電力
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
水力
2010年度
火力
原子力
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
東京電力
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
水力
2010年度
火力
原子力
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
中部電力
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
水力
2010年度
火力
原子力
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
北陸電力
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
水力
2010年度
火力
原子力
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
関西電力
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
水力
2010年度
火力
原子力
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
中国電力
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
水力
2010年度
火力
原子力
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
四国電力
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
水力
2010年度
火力
原子力
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
九州電力
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
2005年度
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
水力
2010年度
火力
原子力
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
電力会社総合
100%
20000000
90%
18000000
80%
16000000
70%
14000000
60%
12000000
50%
10000000
40%
8000000
30%
6000000
20%
4000000
10%
2000000
0%
0
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
電力会社総合
900000
20000000
800000
18000000
16000000
700000
14000000
600000
12000000
500000
10000000
400000
8000000
300000
6000000
200000
4000000
100000
2000000
0
0
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
目次

各発電方法の概要

各電力会社の発電方法の比率

燃料費の増加について

発電方法と発電費用の関係

回帰分析

まとめ

引用元
原発停止に伴う燃料費増加
出典【平成25年度エネルギー白書】
目次

各発電方法の概要

各電力会社の発電方法の比率

燃料費の増加について

発電方法と発電費用の関係

回帰分析

まとめ

引用元
火力発電比と発電費用の関係
平成21年度火力発電
1.2
1
0.8
0.6
0.4
0.2
0
0
5
10
15
20
25
30
火力発電比と発電費用の関係
平成25年度火力発電
1.2
1
0.8
0.6
0.4
0.2
0
0
5
10
15
20
25
30
水力発電比と発電費用の関係
平成21年度水力発電
0.25
0.2
0.15
0.1
0.05
0
0
5
10
15
20
25
30
水力発電比と発電費用の関係
平成25年度水力発電
0.25
0.2
0.15
0.1
0.05
0
0
5
10
15
20
25
30
原子力発電比と発電費用の関係
平成21年度原子力発電比
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0
10
12
14
16
18
20
22
目次

各発電方法の概要

各電力会社の発電方法の比率

燃料費の増加について

発電方法と発電費用の関係

回帰分析

まとめ

引用元
回帰分析

2つのデータ群を「原因系」と「結果系」の関係でとらえ、それらの関
係を「回帰直線」で表す

得られた回帰直線から「回帰式:y=a1x1+a2x2+b」を求める

y=1kwあたりの発電費用

X1=火力発電の割合
X2=水力発電の割合
回帰分析
回帰統計
重相関 R
0.573267718
重決定 R2
0.328635877
補正 R2
0.313202219
標準誤差
3.254386689
観測数
90
分散分析表
自由度
変動
分散
回帰
2
451.0393229
225.5196615
残差
87
921.4198467
10.59103272
合計
89
1372.45917
係数
標準誤差
t
観測された分散比
21.29345338
有意 F
2.96947E-08
P-値
下限 95%
上限 95%
下限 95.0%
上限 95.0%
切片
11.47904107
1.654097221
6.939762014
6.66417E-10
8.191343729
14.7667384
8.191343729
14.7667384
X値1
10.66451969
1.864360958
5.720201146
1.47635E-07
6.958900409
14.37013897
6.958900409
14.37013897
X値2
-5.088676414
6.743162997
-0.754642356
0.452501528
-18.49144303
8.314090203
-18.49144303
8.314090203
火力発電観測値グラフ
30
25
発電費用
20
Y
15
予測値: Y
Linear (Y)
10
5
0
0
0.2
0.4
0.6
火力発電割合
0.8
1
1.2
水力発電観測値グラフ
30
25
発電費用
20
Y
15
予測値: Y
Linear (Y)
10
5
0
0
0.05
0.1
0.15
0.2
水力発電
0.25
0.3
0.35
まとめ

原子力発電の割合が減ると残りの主要な発電方法である火力発電、
水力発電の割合が大きくなる。

火力発電の割合が1%増加すると
発電費用は1kwあたり約0.1円増加

水力発電の割合が1%増加すると
発電費用は1kwあたり約0.05円減少
まとめ

原子力発電は日本の電気の約30%を担っている。

足りない部分をすべて火力発電にすると1kwあたり約3円増加
水力発電にすると1kwあたり約1.5円減少
新しく大規模な水力発電施設を作ることはできない
火力発電の割合のほうが増える
原子力発電の割合が減ると、発電費用は増加する
引用元

北海道電力HP

東北電力HP

東京電力HP

中部電力HP

北陸電力HP

関西電力HP

中国電力HP

四国電力HP

九州電力HP

沖縄電力HP

電気事業連合会

株主プロ