あてはまるもの1つに

0
1
2
3
0
1
2
3
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1
2
3
16.何もやる気が出ない。 A motivation is over nothing 0
1
2
3
17.疲れやすい。 It is easy to be tired
0
1
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3
18.何もかも嫌だ。 All are unpleasant
0
1
2
3
19.何となく心配である。I am somehow anxious
0
1
2
3
0
1
2
3
13.気持ちが悪い。 I feel sick
14.誰かに怒りをぶつけたい。 I want to vent anger
on somebody
15.気持ちが沈んでいる。 A feeling is sunk
20.体から力が湧いてこない。Power does not
spring out from a body
=
=
=
=
身体A body
怒りAnger
不安Uneasiness
不集中Non-concentration
身体、怒り、不安、不集中、いずれも、10点以上が高ストレス状態です。A body, anger, uneasiness,
non-concentration, more than ten points are high stress states both.
ストレス反応得点30点以上:高ストレス状態です。ストレスを和らげる対処をしましょう。More
than 30 points of stress reaction scores: It is a high stress state. Let's do measures to soften stress.
16~29点:やや高ストレス状態です。 16-29 points: It is a high stress state slightly
5~15点:軽度なストレス状態です。 5-15 points: It is a slight stress state
0~4点:もう少しストレスがあってもいいでしょう。軽度なストレスはエネルギー
になります。 0-4 points: There may be stress a little more. The slight stress becomes the energy ストレス反応得点
出典:嶋田洋徳・戸ヶ崎泰子・坂野雄二(1994) 健康心理学研究7(2)46-58
ご本人の性別と年齢を教えて下さい。
[性別]
1 男性
インタビューの項目
2 女性
[年齢]
1 20代
2 30代
3 40代
4 50代
健康状態を教えて下さい。あてはまるもの1つに○をつけてください。
1 健康
2 持病があるが、おおむね健康
3 病気がち
介護(仕事)しでいる頻度は、一週間のうちにどのくらいですか。あてはまるもの1つに○をつけ
てください。
1 毎日
2 週に5~6日
3 週に3~4日
4 週に1~2日
5 週に1日未満(月に2~3回)
主に介護(仕事)している時間は、1日のうちどのくらいですか。あてはまるもの1つに○をつけ
てください。
1 必要な時に手を貸す程度
2 2~3時間程度
3 半日程度
4 ほとんど終日
5 その他(
)
どんな資格を(看護師、介護士)を持って来日しましたか。あてはまるもの1つに○をつけてくだ
さい。
1 看護師
2 介護士
•
•
外国人看護師・介護士、受け入れ低調
日本とフィリピンとの経済連携協定(EPA)に基づき、フィリピン人の看護師と介護福祉士の候補者が10日、来日する。昨年のインドネシアに次いで2カ国目となる
が、日本の資格取得へのハードルの高さや足元の雇用環境の悪化が響き、受け入れ人数は計画を大幅に下回る。(
NIKKEI NET(日経ネット):外国人看護師・介護士、受け入れ低調
日本とフィリピンとの経済連携協定(EPA)に基づき、フィリピン人の看護師と介護福祉士の候補者が10日、来日する。
昨年のインドネシアに次いで2カ国目となるが、日本の資格取得へのハードルの高さや足元の雇用環境の悪化が響き、受け入れ人数は計画を大幅に下回る。
▽News Source NIKKEI NET 2009年05月10日07時00分
フィリピーナはいらん
この不況でも今はまだ求人がある介護分野まで外国人で埋めるのか? もう不安だらけ 看護師の仕事が多過ぎなんだよ 下の世話とか別にしたらいいのに
本当にそう思う やれ体を拭くだオムツを変えるだお風呂だ、看護師がやるべき仕事じゃない ヘルパーにさせろとそれも看護師にとって立派な仕事だよ 看護師の仕
事の定義って一概には決められないぞ看護師がしてる無駄な仕事一覧 モーニングケア、清拭、入浴介助、食事介助、口腔清拭、オムツ交換 1日のうちこれらに費
やされる時間と労働力がどれだけのものか、看護師の時間給に換算して考えてみろ
無駄だとは思わないけどねぇ 人の体調をみるのにやっぱ接するのが一番 他人の報告だけだとやっぱわからないよ 1日1回は接して話聞いてみたい 根本的な問題
は人が少なすぎるんだと思う まさに「介護福祉士」がくるんじゃん。彼らも足りていない。でも、コミュニケーション力がすごーく大事。介護は文化背景を共有していな
いと無理だと思うよ。不法入国者の方が専門職入国より簡単で温情豊かってのはどうなってるんだ、この國は。。。
前にもニュースで見たが、国家資格試験で日本語が読み書き出来ない時点で駄目だろ。予定人数を捌くために出題は日本人より簡単にしてくれ、漢が読めないから
英文もしくは、ひらがなオンリーを認めろ等。
いくらなんでもこれじゃ下駄履かせて合格させても、現場で医療事故が頻発するだろ。 こういった仕事は報告書類をたくさん書くので、日本語の読み書きができない
とダメだろ。 こんなの帰れって言っても帰ってくれないよ。 家族作って居座るのが目に見えてる・・・ ボイラー技士とかマンション管理士も入れてあげたらいいのに
あまりの激務と待遇の悪さにより、国内の看護士・介護士が非常に不足しているため、業界と国が結託してフィリピンやインドネシア等から人材を補充しようとしたの
がこの制度。受け入れ条件は大卒、日本語検定、看護士・介護士だかの国家資格取得・・・とハードルは高い。しかし、看護師・介護士は日本以外の国でも需要があ
り、英語圏の方が彼らにとっては敷居が低い。国によっては永住権をくれる所もある。(カナダとか)そういう条件のよい国に流れたために日本がスルーされたのが今
回のニュースの背景。ま、根本の問題は、金がない割に高品質のサービスを要求する日本の体質だと思います・・・。
そもそも待遇が悪くて人手が足りないのに改善を図らず、人手が足りないからと外国から人を入れようとする安易な考え。
そうなんですよね・・・ かといって待遇を上げ、人を増やすとなると、その分の財源を税金だか保険料だかのアップでまかなう必要があり、でも、所得減少やら高齢化
やらもろもろで安易に値上げできるような情勢でもな・・・
・・・いろいろ難しいですな。。。雇用環境の悪化は関係ない 良い口実が出来てよかったねw
外国人看護士がくるとその面倒まで日本人看護士がするようになる仕事は増えるばかりでしょう インドネシア人の第一陣で、合格者が一人も出なかった件はどう解
決するんだよ? 解決方針もなく同じ行為を繰り返したって、日本語能力の問題で不合格者を量産するだけだろうが。
ビジネスレベルの日本語能力を持つ奴を連れてこないと意味ないだろう。年俸1000万位積まないと、そういう奴は来てくれないだろうけどな。
労働移民受け入れは一年二年の短期政策じゃなくて、20年30年かけた長期政策じゃないと機能しないとなぜわからないんだ?
無能な行政官は左遷される制度を作ってくれよ。そして採用試験の年齢制限撤廃して、一般企業でもまれた30代40代の人間が中間管理職として採用されるようにし
てくれれば、それだけですべての問題が解決するのに・・・。
机上の空論で外国人看護師受け入れなんてまったくもう。日本人でも看護学校入るのも、国家試験も苦労してるっていうのに、無理なのは目に見えてたよ。
医者が不足してるのに医者を輸入しない
医師の免許が相互主義で、お互い承認って事になったら日本の勤務医が逃げ出すって聞いたことはある。医師不足は日本だけじゃないらしくて、アフリカの医師をイ
ギリスが引き抜きまくって外交摩擦になってるらしい。
看護師は死体処理、汚物処理、病人相手で感染の危険などがあるから、日本人のなり手が少ないんですかね?
足りてないのは病院看護師。基本給が低く抑えられ、夜勤をしないとまともな収入にならない。夜勤をバリバリできるのは30代半ばまで。結婚したら割に合わない病
院勤務を辞めてしまうのも仕方ない。病院以外にも看護師の需要は大きいから、病院勤務にこだわる意味がない。病院の人件費は総支出の50%で、うち人件費の
半分が看護師給与。病院も全国の7割が赤字で、病院の収入の99%は医師が稼ぎ出すので医師数や給与は下げられないが、看護師の給与を上げても支出が増
えるだけで収入は増えない。実際には配置数の関係で複雑だが。
介護嫌ならやめろとか言うのやめてくれ
若い連中がすぐ他の仕事に流れて大変なんだよ
ぶっちゃけ外人でも派遣でもなんでもいいから人手がほしい
その前に、55万人いる潜在看護師を復帰できる環境を作るほうが先だろ。フィリピンとかいらないし。
看護師の仕事の一部を介護士にできるように法改正したらいいんでないか?
別に専門性が問われない仕事だってあるだろ。もしくは介護士から簡単なテストで取れる資格を作るとか。
移民絶対反対!!!!!!!!ピーナは日本から出て行け。
モラル最悪に低いし、実はものすごい反日だったりする。
10、研究方法②
• 対象者は外国介護従事者の職種は①看護師、②ディサービス介護従事
者、③ホームヘルパーの介護従事者に分けでその尺度を抽出し職場で
のストレッサ―尺度、ストレス反応尺度、コーピング尺度における平均値
(SD)中央値、範囲(環境的ストレス要因、教育的ストレス要因、経済的ス
トレス要因、社会的ストレス要因、心理的ストレス要因による集計検証)
人数と割合。
• ケアワーカー介護のストレス(移動、食事、排泄、入浴、着かえ、整容、意
思疎通)これらを非常に大変である、大変である、あまり大変ではないに
分けストレス反応と関連性を検証する。
• これを大変群とあまり大変ではない郡に分けストレッサ―の身体的な痛
みからは、過度の圧迫感、役割の不明瞭性、能力欠如性、過度の負担
感の検証、
• ストレス反応は怒り、循環器系の不調、対人場面での緊張感、疲労、過
敏、抑うつの検証、
• コーピング反応は積極的な問題解決、逃避、他者からの援助を求める、
締め、行動感情の抑制の検証下位尺度ルールに従い調査検証する。
用いた尺度:・ ストレス反応尺度;ストレス反応の多次元評価スケールである日本語版精神健康調査票(一般的疾患傾向、身体症状、睡眠障害、社会的活動障害、不安と気分変調、希死念
慮とうつ傾向につき各5 項目、計30 項目 以下GHQ30)4)、について4 段階評定を求めた。
・ 「ストレッサー」尺度;日常苛立ち事尺度5)を用い、過去数週間における体験の有無を尋ね、さらに体験した出来事についての負担度と4 段階評定を求めた。この合計を個人が認識した
ストレッサーの総量とした。
・ 「社会的支援」の評価;情緒的サポートについて6 項目と物質的サポートについて4 項目を作成し、それらを与えてくれる他者の存在の有無を尋ね、有である項目数を個人が有する社会
的支援の量とした。
・ 「コーピング」尺度;最近最も多く強くストレスを感じていることを想起させ、それに対する問題志向型対処行動4 項目、逃避型対処行動5項目、再思考型行動6 項目の選択についての
評定(0:用いない、1:用いる)を求め、合計をストレス状況に対し用いうる対処行動の量とした。各項目は、尾関らのコーピング尺度6)を修正したものを用いた。(尾関ら6).1994年を改
訂)
・ 「健康的生活習慣」の評価7);ブレスローの提唱する健康的生活習慣を参考に、喫煙、飲酒、食事、睡眠、趣味の習慣についての評価を求め、一般に健康的とされる生活習慣ほど高得
点になるよう算定した。
・ 「内的統制感」;鎌原ら8)の作成した内的統制感(Locus of Control 以下LOC)尺度18 項目について4 項目評定を定め、内的統制感の得点を正、外的統制感の得点を負に換算し、その合
計をLOC 得点とした。得点が高いほど内的統制感が強いことを示している。統計解析:まず各項目間の直接相関の有無を確認した。次に有意な相関を認めたものについて重回帰分
析を行い、ストレス構造を検討した。統計解析はStatView4.5J を用い、5%危険率をもって有意差ありとした。倫理的配慮:被験者に対しては、研究の主旨及び方法(鎌原ら8),1982)
・匿名性の保持・秘密厳守・データ管理の保証・非協力による不利益が生じないことについて文書および口頭で説明し、自由意思による同意が得られた者を対象とした。
GHQ
(1)使用目的と特徴
精神健康調査票(The General Health Questionnaire―GHQと省略)は,英国のMaudsley精神医学研究所のGoldberg,D.P.博士によって開発された質問紙法による検査法である。使用目
的は,健常という範囲から変化した症状の発見に主眼点をおいたものである。健常な精神的機能が持続できているかどうか,あるいは,被検者を苦悩させるような新しい事実が出現
しているかどうかの質問項目より成っている。検査に要する時間は概ね10分~15分,短縮版で5~7分程度である。
日本版GHQ精神健康調査票は,「GHQ60」,あるいはその短縮版である「GHQ30」「GHQ28」が,日本文化科学社より発行されている。(原著者 Goldberg,D.P.日本版著者 中川泰
彬 大坊郁夫)
未来の介護『大丈夫?』 ハンガリー人東大生が見た日本の現場
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調査は福祉・介護分野での人材確保に役立てるため昨年9~10月に実施。介護
福祉士の有資格者約64万人のうち、同意した約25万人に調査票を送付、15万
2564人(約24%)から有効回答を得た。
内訳は、福祉・介護分野に就労約79%▽他分野に就労約6%▽非就労約1
5%。潜在有資格者は約21%(3万2497人)を占めた。
他分野に就労する人のうち、福祉・介護分野の就労経験者(7220人)に、離職
理由(複数回答)を聞くと「給与等の労働条件が悪い」が最も多く約32%。「仕事
の内容がきつい」約25%、「体調を崩した」約20%と続き、「やりがいがない」は
約4%にとどまった。福祉・介護分野の仕事に「ぜひ戻りたい」が約7%、「条件が
あえば」は約44%で、半数以上が復帰したい意向で、「戻りたくない」は約19%
だった。
淑徳大の結城康博准教授(社会保障論)は「潜在介護福祉士の多くが、賃金が
上がれば介護職場に戻るだろうということが調査で分かる。国や自治体は介護未
経験の非正規労働者らを介護職場へ向けようとするが、それより潜在介護福祉
士を呼び戻す方が先だ」と話した。【出典:毎日新聞】2009年3月8日
本当に低賃金だけが理由なのだろうか。もっと、他に理由があるように思う
未来の介護『大丈夫?』 ハンガリー人東大生が見た日本の現場
2 月 08 2008
7、理論的背景①
•
国化政策の信頼度と外国介護従事者たち
の異文化的な理論を現在高齢社会に日本
の重要変異と異文化適応の設定に対する
定義はこれから研究の問題とする。
研究目的に対する課題③
• 外国介護従事者の介護保険制度に関する国家政策的課題と供
給計画及び需要予測の課題。
• 「厚生労働省によると、平成22年看護職員の需要見通しが
140万6400人であるのに対し、供給見通しは139万50
0人で1万人以上足りない」と述べた。
• 「自民党のプロジェクトチームは2008年6月、1000人の
移民受け入りを目指す政策提言」をまとめた。
• 「日本経団連も2008年10月、一定の技能を持つ外国人
労働者の定住を認めるよう政府に求める提言」を発表した。
• (介護保険制度により政策問題)
研究目的に対する課題②
異文化ストレスの自己健康管理スキルを評価
するための尺度検証「自己管理スキル尺度」
岡らによる[当てはまらない」「あまり当て
はまらない」「やや当てはまらない」「あて
はまる」の4段階で評定し、検証する。
• 異文化ストレッサ―コーピング反応は積極的な問題
解決、逃避、他者からの援助を求める、締め、行動
感情の抑制「自己管理スキル尺度」により
検証
研究目的に対する課題①
異文化ストレスにおける心理的、身体的自己
健康管理スキル評価課題
序論
研究の必要性及び目的
1) 外国介護従事者により介護の仕事場離れとなった日本の従
事者のリータン気かけで円滑な介護参与及び介護サービス
増加。
2) 日本の介護資格者たちを呼び寄せることが可能。
3)日本の介護資格者介護意欲の向上。
4)日本の介護手助けるための不信感解消、専門介護従事者と教
育内質化の必要性。
5) 介護従事者低下により高齢社会化に向けて確実に介護従事
者の安全な介護職場での外国から従事者現状のストレス解
消の目的である。
1,異文化ストレッサ―の身体的な痛みからは、過度の
圧迫感、役割の不明瞭性、能力欠如性、過度の負
担感の検証、
概要
• 本研究は『異文化ストレスと心身医療』(牧野ら)新興出
版社と『異文化ストレスの遭遇』(現代のエスプリ412)参
考にした
• 介護従事者における精神的、身体的にストレス指標に基
づいた介護の大変さの程度検証、
異文化適用の定義
なお,本研究で使用する重要な用語である適応につ
いては,次のような操作的な定義をした.適応とは,異
なる文化環境の下で心身とも概ね健康で,極度のストレ
スを感じずに,任務を含めた日常生活を送ることができ,
自他共にその行動に大幅な逸脱が見られないと知覚す
る状態を指す.つまり,これは大きな病気にかかること
なく,本国の文化に対して比較的良い感情を持ち,仕事
の上でも生活面でもまずまずの良い対人関係を保ち,
極端なフラストレーションやストレスのない状態を意味す
る.ただし,本研究におけるこの適応概念は,ファーン
ハム エンド ボチャ(Furnham and Bochner, 1986)が
研究方法と分析
従来の研究に対して指摘するような,全てを日本の異
文化に同化させようとする「自民族中心主義」や,不適
応が精神医学的に治療されるべきという否定的な含意
はない『カルチャーショック:なじみの薄い環境に対する
精神的な反応、ロンドン:メシュエン』。
むしろ本研究では,彼らの主張する異文化移行期は
「文化学習の過程」であると理解し,看護師、介護士の
職場での経験を否定面,肯定面を合わせて調査するこ
とである。
地の環境における問題の有無,およびその該当時期の設問.
4)介護従事者が経験する傾向のある問題に関する自由記
本調査では質問紙技法を用いた.質問紙を選んだ最大の 述式設問.
理由は,距離の制約があったためである.異文化への適応 本稿では,特に第3部で尋ねた看護師、介護士の異文化
とは,異文化に移行し,その土地の生活に慣れていく過程で 適応に関する回答部分を中心に報告する.
あるため,十分な調査をする前から滞在期間中にかけて現
地での面接行われるべきである。
したがって,一回限りの質問紙調査だけで個人の適応・不適
応の度合いを断定できない.しかし本研究では質問紙に滞
在期間の経過による適応上の課題の変化を反映できるよう
質問項目を設定して行なう予定である。
使用した質問紙は,次のような4部から構成されていた.
1)回答者の属性等に関する設問.
2)日本の環境についての設問.
3)介護の経験する身体面,心理面,対人関係,仕事面,現
フィリピン、インドネシアから来日した彼らの異文化への適応につい
て調査を行った。看護師、介護士たちを全体的には肯定的に評
価しながらも,適応に到る個人差が大きいことを観察した。 特に,
早く適応したように見える場合でも,異文化を恣意的に理解して
いたり,逆に時間を要していても,深い日本の理解をしている場
合があることを分析している。また仕事への意欲が高いにも関わ
らず,教育を終えで用意されているはずの仕事が何もないという
状態に,やりきれなく辛い気持ちになる看護師、介護士がいる(3
分の2)ことも記述している。高齢者のために役立ちたいという高
い動機を持って仕事をしに来た看護師、介護士が,何もしないで
いる状態に罪悪感を持つ心理を分析している。しかし,彼はそう
いった罪悪感を持ったり,辛い気持ちになる看護師、介護士の思
考の根底にある事と,日本人の上下関係の感覚や思い上がりが
存在する場合があることも言及している。また,彼は一般に看護
師、介護士の中には,貧しく遅れている国からと思いがあると意
識が存在することや,外国で仕事をすることが初めての場合は容
易ではないことに気付いていない者がいると指摘している。
看護師、介護士は日本での通念に縛られた生活をしているため,
日本人介護従事者に共通の問題が存在すると分析し,阻害要因
をまとめた.まず語学の問題として看護師、介護士施設活動が開
始されるまでに行われる語学研修(6カ月間)は初級レベルで,実
際に仕事を現場でこなすには,不十分であることを指摘する.次
に,組織の仕事に対する効率性の問題である.効率を下げる大
きな要因の一つに,職場の人間関係を挙げ,施設現場での同僚
とのコミュニケーションや他の人々との軋轢などが,初期看護師
活動の阻害なっていることが報告されている.そして看護師、介
護士が医療施設のやり方に不慣れなために感じる異文化的な職
場の無計画さも阻害要因の一つだと指摘する.また医療施設に
関係なく看護師、介護士に共通する問題として,本国と異なる
様々な物事のやり方が間違っているという考える傾向があるとい
う点も挙げている.異文化コミュニケーションの多くが言葉で苦労
しており,仕事上での必要な詳細な表現方法には非常に時間を
要していると報告されている.看護師、介護士が非効率的である
異文化は,無意識のうちに彼らが本国と比較している結果である
と分析する,ブランド志向の強い社会であるため,人は偏見を持
ちやすく,彼らの自民族中心主義の傾向はあるが,看護師、介護
士はそれを克服する可能性のある経験をしていると述べている.
これに基つき来日した看護師・介護士と仕事現場での看護師・介
護士の合計64人に対し面接調査を行った。
その結果,看護師・介護士の多くが言葉で苦労しており,仕事上
で詳細な表現が必要な場合には非常に時間を要していると報告
している.
彼は,看護師・介護士が非効率的である,約束を守らないなどと現
場の人々に対し持つ印象は,無意識のうちに彼らが日本人と比
較している結果であると分析する.日本は世界の中でも異人種・
異民族の統合が進んでおらず,ブランド志向の強い社会であるた
め,人は偏見を持ちやすく,自民族中心主義の傾向があるが,看
護師・介護士はそれを克服する可能性のある経験をしてもいると
記述している。
ることが現地での仕事を順調にすることになるという指摘もあった。
こうした,看護師・介護士に関する研究では,現地において滞在
の経過とともに看護師・介護士個人に変化が生じたり,直面する
困難の解決を図るようになるといった記述がある.また看護師・
介護士の中にも,本国の基準を現場の仕事に当てはめて判断す
るような自民族中心主義的な傾向があり,それを認識して克服す
しかしながら,これらの研究は,看護師・介護士の滞在する異文化
ストレス毎に調査されず,看護師・介護士が経験する困難もそれ
らが時間の経過にともなって変化があるのかどうかについて研究
されてない.本調査は看護師・介護士の異文化適応研究につい
てのこうした点を克服すべく試みられた。
経済連携協定(EPA)課題
し、これらの適応に関する研究はまだほとんどない.異
文化における看護師、介護士に共通の課題があるから
であるが,地域的,文化的に異なる問題もあるかもしれ
来日している看護師、介護士は,実際に仕事の現場で
ない.看護師、介護士に一般的な課題と特定地域に滞
仕事や人間関係において問題に直面したり,身体的に
在する者特有の困難を体系的に調査することは,看護
も心理的にも課題を抱える場合が少なくない.彼らは,
師、介護士への組織的,個人的な支援を一層有効なも
言葉の問題や日本の人々との間の相互の高い期待,
のにしていくために必要であろう.そこで本研究では,
食事や他の生活上の本国との相違,必要な情報の不
フィリピン、インドネシアという2つの異なる国の看護師、
足,相手とのやりとりにおける困難等々により,ストレス
介護士を対象に,彼らの異文化適応について研究して
や苛立ちを感じることが多い.異文化適応に関して,こ
行くつもりである.具体的に,以下の2つの設問を研究
れまで日本では「帰国子女」,日本企業で働く在日本人
課題として調査を行うことである。
とその家族などを対象とした一般的な異文化適応に関
する研究は多い(星野,1980;稲村,1980a;小林,
1)インドーネシア及びフィリピンの看護師、介護士が日本で
1980;近藤,1981他).異文化を持つ看護師、介護士そ
の日本語教育施設,あるいは生活上での問題があるか
どうか.また,あるとすればそれは何か.
れに対し,毎年1,000人以上の外国人看護師、介護士に
ついての異文化適応を扱った体系的な研究はまだ少な 2)さらに,問題があるとすれば,それは滞在期間に従って異
い.またその数少ない看護師、介護士の異文化適応研
文化適応性の変化があるかどうかを検証することであ
究も看護師、介護士の一般的な問題について論じてお
る。
り,日本の地域における適応性も考慮して,日本語教育
施設6ヵ月間に滞在する看護師、介護士を直接に調査
異文化適応の個人的としての問題
経済連携協定(EPA)とは、工業製品や農産物といった
物のほかに、労働力の受け入れも含めた経済関連を強
化していこうという二国間の取り決めで、もともとは外務
省が目指すアジア共同体構想の一環として位置付けら
れ、交渉の窓口は経済産業省だった。ところが、この交
渉でフィリピン側は、農産物のほかに看護師・介護士の
「労働力」の受け入れを求めての、看護師・介護士の経
済連携協定(EPA)である。
自分の持つ介護、医療や経験を日本医療に貢献するた
めに生かしたいと考える若者を,それらの介護医療を求
めて日本へ仕事を求めて来る経済連携協定(EPA)がそ
の事業として構成するのがフィリピン、インドネシアの医
療従事者である.看護師、介護士となる者は,2回にわ
たる選考を通過し,原則として6カ間日本語研修を行い
各医療施設への派遣される。
その間、看護師、介護士たちはさらに日本の国家試験
に合格しなければ帰国出続きに入る。その間は実習生
及び研修生として医療施設に受け入れ、看護師、介護
士の業務内容を覚えさせる.そして国家資格取得まで
進路に関する数日の研修も行っている.しかし,こうした
看護師、介護士の医療施設活動に対する組織的な支
援にもかかわらず,看護師、介護士が遭遇する困難が
現在も報告されている
1)異文化へンティを持つ看護師、介護士たちの受け皿に
対する問題。
2)滞在期間内に国家試験に合格することで日本での継
続的な生活保障がみとめなれる
が、そう
じゃないと本国に帰国しなければいけないことの国家政
策の問題。
3)看護師、介護士たちの遭遇対策の問題
• 経済連携協定(EPA)課題
看護師、介護士に一般的な課題と特定地域
に滞在する者特有の困難を体系的に調査す
来日している看護師、介護士は,実際に仕
ることは,看護師、介護士への組織的,個人
事の現場で仕事や人間関係において問題に
的な支援を一層有効なものにしていくために
直面したり,身体的にも心理的にも課題を抱
必要であろう.そこで本研究では,フィリピン、
える場合が少なくない.彼らは,言葉の問題
インドネシアという2つの異なる国の看護師、
や日本の人々との間の相互の高い期待,食
介護士を対象に,彼らの異文化適応について
事や他の生活上の本国との相違,必要な情
研究して行くつもりである.具体的に,以下の
報の不足,相手とのやりとりにおける困難
2つの設問を研究課題として調査を行うことで
等々により,ストレスや苛立ちを感じることが
ある。
多い.異文化適応に関して,これまで日本で
は「帰国子女」,日本企業で働く在日本人とそ 1)インドーネシア及びフィリピンの看護師、介護
の家族などを対象とした一般的な異文化適応
士が日本での日本語教育施設,あるいは生
に関する研究は多い(星野,1980;稲村,
活上での問題があるかどうか.また,あるとす
1980a;小林,1980;近藤,1981他).異文化を
ればそれは何か.
持つ看護師、介護士それに対し,毎年1,000 2)さらに,問題があるとすれば,それは滞在期間
人以上の外国人看護師、介護士についての
に従って異文化適応性の変化があるかどうか
異文化適応を扱った体系的な研究はまだ少
を検証することである。
ない.またその数少ない看護師、介護士の異
文化適応研究も看護師、介護士の一般的な
問題について論じており,日本の地域におけ
る適応性も考慮して,日本語教育施設6ヵ月
間に滞在する看護師、介護士を直接に調査し、
これらの適応に関する研究はまだほとんどな
い.異文化における看護師、介護士に共通の
課題があるからであるが,地域的,文化的に
異なる問題もあるかもしれない.
フィリピン、インドネシアから来日した彼らの異文化へ
の適応について調査を行うことである。 特に,異文化
適応を恣意的に理解していたり,逆に時間を要してい
ても,深い日本の理解をしている場合があることを分
析している。また仕事への意欲が高いにも関わらず,
日本語教育を終えで用意されているはずの仕事が何
もないという状態に,やりきれなく辛い気持ちになる看
護師、介護士がいる。また高齢者のために役立ちたい
という高い動機を持って仕事をしに来た看護師、介護
士が,何もしないでいる状態に罪悪感を持つ心理を分
析している。しかし,彼はそういった罪悪感を持ったり,
辛い気持ちになる看護師、介護士の思考の根底にあ
る事と,日本人の上下関係の感覚や思い上がりが存
在する場合があることも言及している。また,彼は一般
に看護師、介護士の中には,貧しく遅れている国から
と思いがあると意識が存在することや,外国で仕事を
することが初めての場合は容易ではないことに気付い
ていない者がいると指摘している。
1) 重要変異の設定及び定義
国化政策の信頼度と外国介護従事者たち
の異文化生活適応の理論を現在高齢社会に
日本の重要変異と異文化適応の設定に対す
る定義はこれから研究の課題とする。
4) 資料収集及び分析方法
(1) 分析方法はコンピューター統計ソフトの
spss14.oj使用する。
以下の通りである。