データベースを体験しよう データベース • データをまとめて管理する仕組み – データを整理整頓して管理すると、 いろいろな目的で活用できる • データベースの例 – 料理データベース – 座席予約 – 図書館の貸出 データベース 献立管理 システム 在庫管理 システム D B M S データベース 管理システム 名簿データ 料理データ 食材データ データベース管理システム • データベースの運用管理を目的とした 機能を提供するシステム • 現在は関係データベースが主流 データベース 献立管理 システム 在庫管理 システム D B M S 名簿データ 料理データ 食材データ データベース管理システム 関係データベース • 表形式でデータを扱う • 表はテーブルと呼ぶ • 1件ずつのデータはレコード、データの項目は フィールドと呼ぶ テーブル レコード フィールド 関係データベース • 複数の表を組み合わせてデータを管理する 例:コンビニのデータベース 売上データ 商品コード 売上日 曜日 時間帯 性別 年齢層 G6148 4/1 日 朝 男 若者 J0940 4/1 日 朝 女 若者 商品データ 商品コード 商品名 内容量 メーカー 価格 C4009 チキンヌードル<カレー味> 22g みずうみ製麺 150 C6390 担々ヌードル 25g みずうみ製麺 150 C7320 トマトヌードル 23g みずうみ製麺 150 関係データベースの演算 • 表から目的のデータを取り出す • 基本的な演算 – 射影:指定したフィールドを取り出す – 選択:指定したレコードを取り出す – 結合:2つ以上の表を結びつける サクセス(sAccess)の利用 • データベースの基本演算を体験します • サクセス http://saccess.eplang.jp/ データベースの選択 1. プリセットDB選択で 「コンビニ」を選ぶ 2. [プリセットDB選択] ボタンをクリックする 表(テーブル)について • プリセットのデータベースは、 複数のテーブルになっています • 「コンビニ」データは次の2つ – 売上データ:コンビニの売上げデータ – 商品データ:商品の内容について 売上データ • コンビニの売上データ 商品データ • 商品に関するデータ 表(テーブル)を確認しよう • 起動時は売上テーブルの みが表示されています • テーブル表示のコマンド 「表示 売上データ」が、 命令ブロックにあります 開始画面 操作部分 • 命令を入れる部分 • 入力されたコマンドは、 コマンドブロックとして 追加されます • ブロックのコマンドを 編集することもできます 他のデーブルの確認 (命令の修正) • 文字部分をクリックす ると、コマンドを編集 することができます • 『売上データ』を『商 品データ』に変更し、 変更ボタンをクリック しましょう テーブルの表示以外の命令 の修正もこの方法で行うこ とができます。 変更後の画面 • 画面の右側に、修正または入力された命 令を実行した演算の結果が表示されます 演算結果 データを検索してみましょう • 商品データを元に、 いろいろな条件で商品を探してみよう! 命令を入力してみましょう 1. コマンド入力部分に 「選択」と入力して みましょう 2. 入力をしたあと、 「追加」ボタンを クリックします 3. 命令を入力すると、 操作ブロックが、 追加されます 「選択」と入力し 「追加」ボタンを クリック データ処理画面 • 命令を入力すると、画面の右側に、命令 を実行した演算の結果が表示されます • 今回の「選択」という命令は、間違っている ので、エラーが表示されてます 命令の訂正 1. 命令を訂正するときは、 操作ブロックの文字の 部分をクリックします 2. 色が変化します 1. 操作ブロックの内容を 「選択 価格 150」 に書き換えます 2. 「変更」ボタンを クリック 「選択 価格 150」 と入力し「変更」ボタン をクリック 命令の訂正 • 正しい命令になると、 データ処理の結果も変化します 注意!! • ブラウザの「戻る」ボタンを 押してはいけません • コマンドの入力を間違えたときは、 先ほどの要領で、訂正をしましょう コマンドの削除 • 演算を学ぶ前に、 コマンドを削除して おきましょう • コマンドの削除は チェックを入れて、 「削除」ボタンを クリックします データ処理を体験しよう • まず最初に 「選択」と「射影」の演算について 学んでいきましょう 例題1 選択をしましょう • 「やまと製茶園」 の商品を選ぶ方法 • 図の黄色くなって いる商品を演算に より選びます 選択の命令 • 選択の命令:「選択 フィールド名 • 内容量(フィールド)の 中の特定のキーワードを 指定するときは、空白を あけます キーワード」 入力する命令 (1) 1. 入力欄に「選択 メーカー やまと製 茶園」を入力してみ ましょう 2. 「追加」ボタンを クリックします 「選択 メーカー やまと製茶園」 と入力し「追加」ボタンをクリック 命令入力後の画面 操作ブロックが追 加されます 左側に、データ処理後の状態が表示されます。 確認しましょう • フィールドの数は ( ) • レコード数は ( ) • メーカーの表示に注目してみましょう レコード数が表示されている 確認しましょう • フィールドの数は ( 5 ) • レコード数は ( 6 ) • メーカーの表示に注目してみましょう メーカーは「やまと製茶園」になってい ます。 レコード数が表示されている 確認しましょう • フィールドの数は ( 6 ) • レコード数は ( 30 ) • 曜日の表示に注目してみましょう – 曜日は全部「日」になっています レコード数が表示されている 例題2 射影をしましょう • 続いて、 「商品コード」「時間帯」「年齢層」の フィールドだけを表示しましょう 射影の命令 • 射影の命令:「射影 フィールド名」 • フィールド名を 複数並べるときは、 「、」で区切ります 入力する命令 2 • 入力する命令 「射影 商品コード、 商品名」 • 入力したら、 「追加」ボタンを クリックします 「射影 商品コード、商品名」 と入力し「追加」ボタンをクリック 確認してみましょう • 表示されているフィールド名を確認しましょう – 命令に入っているフィールドが取り出されています データ処理画面の確認 • 右から左に画面を見ていくことで、 データ処理の変化を確認することができます 射影のデータ 処理結果 演算前の最初の テーブルの状態 命令が表示されている 射影 選択 選択のデータ 処理結果 入力した命令の確認 • 今回、入力した命令 – ステップ1 やまと製茶園の商品を 取り出す – ステップ2 商品コードと商品名の フィールドを表示する データ処理の結果 • 最後に表示されているデータはどんな データでしょうか? やまと製茶園の 商品について、 商品コードと商品名 が表示されている 練習問題をしてみましょう • 「選択」と「射影」について、 練習問題をしてみましょう 練習問題の前に • 今用意されている 命令を消しましょう 1. 入力した命令すべて にチェックをいれる 2. 「削除」ボタンを クリックする 練習問題の答え方 • 問 題 の 指 示 に し た が っ て 、 目的のデータを表示するコマンドを考えて 入力していきましょう • 解答欄に問題の答えを記入しましょう • 何 の 命 令 を 入 力 し プリントに書いておきましょう た か –命 令 は 1 つ だ け の と き も あ れ ば 、 いくつかの命令を組み合わせるときもあります Q.1 • メーカーが「ユウヒ飲料」の商品を 表示させましょう • レコード数を記入しましょう A.1 • 入力するコマンド 表示 商品データ 選択 メーカー ユウヒ飲料 • レコード数:2件 • メーカーのフィールドには 「銀河製菓」「ユウヒ飲料」「みずうみ製麺」 などがあります • この中から「ユウヒ飲料」だけを選ぶので、 レコードの数が減ります • このような操作をおこなうときは 「選択」のコマンドを使います Q.2 • 商品名と価格のフィールドだけ 表示しましょう 解答の前に、不要 な命令を削除して おきましょう A.2 • 入力するコマンド 表示 商品データ 射影 商品名、価格 • 最初のフィールドは 「商品コード」「商品名」「内容量」「メー カー」「価格」です • この中から、「商品名」と「価格」を選ぶと、 表示されているフィールドが減ります • このような操作をおこなうときは、 「射影」のコマンドを使います Q.3 • メーカーがやまと製茶園で、 150円の商品を表示しましょう 150円は 何のフィールドですか? キーワードは どうなりますか? A.3 • 入力するコマンド 表示 商品データ 選択 メーカー やまと製茶園 選択 価格 150 • 選択を2回行います • 問題には「150円」としか書いてありませんが、 「選択 150円」ではどこのフィールドか不明です • また、キーワードはデータにあわせて 「150」にしておく必要があります Q.4 • 価格が150円のデータを選び、 商品名、内容量、メーカーだけを 表示しましょう 商品名、内容量、メーカーは フィールド名です。 A.4 • 入力するコマンド 表示 商品データ 選択 価格 150 射影 商品名、内容量、メーカー • 選択と射影を行います • 「商品名」、「内容量」、「メーカー」は、 フィールド名ですから、射影を使います 例題3 結合をしましょう • 結合の使い方を学びましょう • 結合の命令を入力する前に、 商品コードと商品名を表示しておきましょう 結合をしてみましょう • 売上日のデータを表示してみましょう • 「選択」と「射影」は、最初に表示され ている 商品テーブルに対して、データ処理を行 なっています • 商品テーブルには、売上日のフィールド はありません • 売上日のフィールドは、売上データテー ブルにあります 売上データテーブルの確認 「商品データ」は、 商品テーブルにも あります 「売上日」は、 商品データテーブルに しかありません 結合の命令 • 結合の命令:「結合 テーブル名」 • 結合の相手先の テーブルの名前を 入力します 入力する命令 3 • 結合の命令 「結合 テーブル名」 • 他のテーブルにあるデー タと結合するときは、相 手のテーブル名を入力し ます • 両方のテーブルにある、 フィールドでデータが つながります 「結合 売上データ」と入力し 「追加」ボタンをクリック 確認してみましょう • フィールドの数 ( • レコード数 ( ) • 表示されているフィールドを 確認してみましょう ) 確認してみましょう • フィールドの数 ( 7 ) • レコード数 ( 163 ) • 表示されているフィールドの名前を 確認してみましょう – 売上データにあった、フィールドがふえています – レコードの数は売上テーブルの件数になっています 入力した命令の確認 • 今回、入力した命令 – ステップ1 商品コードと商品名を 表示 – ステップ2 売上データと結合する データ処理の結果 • 最後に表示されているデータは どんなデータでしょうか? データ処理の結果 • 売上データの内容に、 商品名が一緒に表示されている 練習問題 • 結合を使う、練習問題をしましょう 練習問題の前に • 今用意されている 命令を消しましょう 1. 命令すべてに チェックをいれる 2. 「削除」ボタンを クリックする Q.5 • 銀河製菓の商品について、 売上の状況をみてみましょう • レコード数を書きましょう 商品名のあるテーブルはどれでしょうか? A.5 • 入力するコマンド 表示 商品データ 選択 メーカー 銀河製菓 結合 売上データ • レコード数:50件 • 売上の状況は、 売上データを結合することでわかります Q.6 • 日曜日に売れている商品について、 表示しましょう A.6 • 入力するコマンド 表示 商品データ 結合 売上データ 選択 曜日 日 • 最初の段階で結合を行っておかないと、 曜日での選択ができません Q.7 • 売 上 デ ー タ か ら 、 商 品 名 と メ ー カ ー と 時 間 帯 を 表示しましょう A.7 • 入力するコマンド 表示 売上データ 結合 商品データ 選択 商品名、メーカー、時間帯 • 「時間帯」のフィールドは、 商品テーブルにはありません • 最初の段階で結合を行っておかないと、 時間帯を選ぶことができません Q.8 • 深夜に売れている商品について、 商 品 名 と メ ー カ ー と 年 齢 層 を 射影しましょう A.8 • 入力するコマンド 表示 売上データ 選択 時間帯 深夜 結合 商品データ 選択 商品名、メーカー、時間帯 • 「時間帯」のフィールドは、 商品テーブルにはありません • 結合を行うことで、時間帯で絞り込んだ 商品の情報を表示できます
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