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子どもNPOは、いま
1986卒小木ゼミOB&中部学院大学人間福祉学部
宮嶋 淳(みやじま じゅん)
小木先生が編集委員長の
『子どもNPO白書2015』が問いかけるもの
超豪華な執筆陣
喜多 明人 (子どもの権利条約ネットワーク/早稲田大学)
浅井 春夫 (立教大学)
奥地 圭子 (フリースクール全国ネットワーク/東京シューレ)
木全 和巳 (日本福祉大学)
田中 尚輝 (市民福祉団体全国協議会)
立柳 聡
(日本子どもNPOセンター)
吉野 裕之 (シャローム災害支援センター)
各地で活躍する子どもNPOの代表者の皆さん
子どもNPO白書がめざしたところ
• わが国の「子どもNPO」活動の全体像が鳥瞰できること
• 全国に点在する「子どもNPO」の振興と実践に役立つヒントの提示
• 「子どもNPO」実践者とそれに関心を寄せる方々に、読みやすく理解し
やすい内容と表現
• 「子どもNPO」の可能性に確信をもち、モチベーションを高められる
小木先生の「刊行によせて」より
忘れてはならぬ初心
子どもは、だんだん人間になるのではなく、すでに人間なのだ
子どもの権利条約の精神的な父:ヤヌシュ・コルチャックの言葉
日本の現状を変化させる視点
子どもの権利の実現こそ、平和的な生存への礎になる
子どもと向き合うおとな側の姿勢:指導・保護・管理関係の見直し
喜多明人「子どもの権利条約批准20周年と子どもNPO」より
子どもの貧困対策の4つの矢
①
②
③
④
食の保障
学習権・進学権の保障
経済的保障
労働生活への連結
浅井春夫「深刻化する子どもの貧困に抗して、何をなすべきか」より
学ぶ権利の保障と教育の多様化
フリースクール
(仮称)オルタナティブ教育法
子どもの権利が十全に満たされる仕組みを
つながりながら 作っていきたい
奥地圭子「子どもの学ぶ権利の保障と教育の多様化をめぐって」より
生きづらさと障害への共感的理解とNPO
① 親の会
② 当事者達の集いの場、居場所作り
③ 学習塾やソーシャルスキルトレーニング
④ 不登校や引きこもりなどの若者支援
⑤ 当事者の会と当事者研究
「ぶれない」支援
個別の傷つきへの回復支援、
居場所づくり、仲間づくり、学び合い、就労支援
木全和巳「発達障害の子ども・青年に必要な社会生活支援の課題」より
NPOの課題
① NPOに夢と覇気が欠けている
② 大胆な社会改革の構想を
③ 「協同の輪」を拡げよう
④ マーケットを形成し、支配しよう
⑤ 真のNPO中間支援をつくりあげよう
⑥ 資金確保
智慧と資金があれば、人材の結集は可能。
田中尚輝「NPOのあゆみと子どもNPOの位相」
本領発揮!のために
1、義務感ではなく、使命感で仕事をしよう!
1、職員の福利厚生・労働条件ではなく、お客様=子ども本位・住民本位に考えます!
1、自分の能力・都合でできることではなく、子どもや住民のニーズに適うことを!
1、施設の存在意義と世間からの評価を念頭に、常にサービスの質の向上を図ります!
1、世の中の変化に民間であるため、活発な情報収集をすすめます!
1、新たな仕事を開拓するため、旺盛な学びと創意工夫に励みます!
1、伝統や前例にとらわれず、進取の気象で行動します!
1、子どもの育ちに関わるあらゆる人たちと協力し、子どもたちに最善の貢献を!
立柳
聡「子ども・若者NPOが直面する矛盾と本領」より
防災世界会議で共有されたこと
① 住民が自ら情報を把握し、共有し、発信することの大切さ
情報の独立性の確保
② 日々の実践で得られた経験の整理
現場で得られた経験の教訓化
吉野裕之「福島の子どもたちは今どうなっているのか~東日本大震災から4年を経て~」より