第12章 ケース紹介 チーム学習 ―「意見交換」と「ディスカッション」の見直し チャオズ 本日のタイムライン 1. 要約 2. ケース紹介 3. まとめ 01 要約 自己 マスタ リー チーム システム メンタル 学習 思考 の克服 共有 ビジョン ・モデル 01 要約 自己 マスタ リー チーム システム メンタル 学習 思考 の克服 共有 ビジョン ・モデル 要約 01 組織:チーム学習 チーム:共有ビジョン 個人:自己マスタリー 01 要約 チーム学習のディシプリン 意見交換 ディスカッション 実践 要約 2つの対話の区別 意見交換 ディスカッション 01 要約 01 2つの対話の区別 意見交換 →個人の理解を深めるため ディスカッション →チームを一つの結論に導くため に意見を交わす 要約 01 チーム学習のディシプリン 意見交換 ディスカッション ⇒区別してバランスをとることが大切 要約 01 チーム学習のディシプリン 意見交換 ディスカッション ⇒区別してバランスをとることが大切 要約 意見交換の基本条件 1. 自分の意見を「呈示する」 自分たちの様々な意見を聴き、話し合う 01 要約 01 意見交換の基本条件 1. 自分の意見を「呈示する」 自分たちの様々な意見を聴き、話し合う 2. お互いを仲間とみなす メンバーが自発性をもつことが大切 留意点:権力の違いは排除し、公正に話し合う 要約 01 意見交換の基本条件 1. 自分の意見を「呈示する」 自分たちの様々な意見を聴き、話し合う 2. お互いを仲間とみなす メンバーが自発性をもつことが大切 留意点:権力の違いは排除し、公正に話し合う 3. 状況を把握している「進行役」が必要 意見交換の流れに影響を与える人 要約 01 防御慣例 自分を守るために考えを隠すこと →チーム学習の機会損失 要約 01 防御慣例 自分を守るために考えを隠すこと →チーム学習の機会損失 優れたチームは、衝突に直面しても 学習に変え対処する 要約 01 システム原型=言葉を与える 根本的な基準を言葉での説明が可能 ⇒言語をうまく使うことで、 有効にチームが学習できる 01 要約 システム原型=言葉を与える 根本的な基準を言葉での説明が可能 ⇒言語をうまく使うことで、 有効にチームが学習できる ○○ これは の ケースだ クイズ • あなたはある高校のサッカー部に所属し、高校 生以下の世界大会の日本代表に選ばれている • サッカー部では毎日放課後練習を行い、 週に一度、外部から有名な指導者を招いている • しかし、チームはなぜか勝つことが出来ない Q.さて、あなたならどうしますか? 勝てない理由を考え、 解決策を考えてください。 グループワーク 制限時間3分 解答例 • 個人・チームの技術力は足りている • 練習量も十分である ⇒グランドで行うことはもうやりきった 解答例 • 個人・チームの技術力は足りている • 練習量も十分である ⇒グランドで行うことはもうやりきった ⇒練習後のミーティングで 改善点があるべき!! 解答例 • 問題点: チームワークの欠如 (本音を言い合えない→プレーにも影響) • 改善点: ミーティングで意見交換を導入する 01 要約 今回の目的 チーム単位での真の学習を イメージできること チーム学習のディシプリン 意見交換 ディスカッション 01 要約 今回の目的 チーム単位での真の学習を イメージできること チーム学習のディシプリン 意見交換 ⇒今回の焦点はこっち ケース紹介 02 フェリカネットワークス株式会社 フェリカネットワークス株式会社http://www.felicanetworks.co.jp/ ケース紹介 02 フェリカネットワークス株式会社 フェリカネットワークス株式会社http://www.felicanetworks.co.jp/ ケース紹介 02 フェリカネットワークス株式会社 フェリカネットワークス株式会社http://www.felicanetworks.co.jp/ ケース紹介 02 フェリカネットワークス株式会社 • 設立2004年1月7日 • 代表取締役社長 眞鍋マリオ • 親会社:ソニー、NTTドコモなど • デバイス・OSの開発 →モバイルFeliCa ICチップ搭載 「おサイフケータイ® 」 (2004年7月リリース) ケース紹介 02 「対話のない現場で、良いソフト が出来上がるはずがない」 メンバー同士が対話しやすい 雰囲気を作るのはとても重要 開発2部2課長 栗田氏 日経コンピュータ,2009/04/13 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20090409/328065/?ST= management&P=2 ケース紹介 02 チームビルディング チームのコミュニケーション力の改善 一体感や仲間意識の醸成 仕事の意味や意義を再確認できる仕組み フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf 02 ケース紹介 チームビルディング チームのコミュニケーション力の改善 一体感や仲間意識の醸成 仕事の意味や意義を再確認できる仕組み 人 + 技術 品質 フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 02 チームビルディング合宿研修 • 参加メンバ 約50~60人 平均年齢30歳前後 所属や立場は関係なし • 研修日数 一泊二日 • コミュニケーション力を強化するため の講義や演習 日経コンピュータ 2009年1月15日号pp.86-91 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090525/330593/ 02 ケース紹介 フェリカのチームビルディング ①チームの ②チーム ③チーム 立ち上げ期 学習の発展期 文化の定着期 フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf 02 ケース紹介 フェリカのチームビルディング ①チームの ②チーム ③チーム 立ち上げ期 学習の発展期 文化の定着期 人と人としての 技術者としての コミュニケーション コミュニケーション 「コミュニケーション を大切にする」 という共通認識 メンバが自主的 に考え議論し、 業務をすすめる フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf 02 ケース紹介 フェリカのチームビルディング ①チームの ②チーム ③チーム 立ち上げ期 学習の発展期 文化の定着期 フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 02 ②期 チーム学習の発展期のテーマ 技術者としての コミュニケーション(TC) 人と人としての コミュニケーション(HC) フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 02 ②期 チーム学習の発展期のテーマ 実践的な信頼 技術者としての コミュニケーション(TC) 人と人としての コミュニケーション(HC) フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 02 ②期 チーム学習の発展期のテーマ 実践的な信頼 技術者としての コミュニケーション(TC) 人と人としての コミュニケーション(HC) フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 02 ②期 合宿研修での講義・演習テーマ 人と人としての 技術者としての コミュニケーション コミュニケーション フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 人と人としての コミュニケーション (HC) 伝言ゲーム、ものづくり体験 技術者としての コミュニケーション (TC) システムテスト、技術文書 日経コンピュータ 2009年1月15日号pp.86-91 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090525/330593/ 02 ケース紹介 02 プロジェクトにおける 様々なことを オープンに話せる機会 が欲しい!! フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 02 プロジェクトにおける 様々なことを オープンに話せる機会 が欲しい!! →新たに意見交換会が誕生 フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 02 「意見交換会」で提案された内容 フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 02 「意見交換会」で提案された内容 フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 02 (例)仕様書の読み取り方、書き方 問題点 • 仕様書は、すべての工程で何度も参照 するにも関わらず、曖昧な表現が多い 改善点 • 「形式仕様記述手法」を採用 • システム仕様を厳密に記述する 結果 • 業務効率アップ!! 日経コンピュータ 2009年1月15日号pp.86-91 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090525/330593/ ケース紹介 02 【まとめ】フェリカネットワークスの 意見交換 コミュニケーション研修 「意見交換会」 →メンバ同士が「実践的な信頼」を得ること で、意見交換の場が自然とできる 本音を言い合える信頼があるため、 防御慣例 も無い!! 日経コンピュータ 2009年1月15日号pp.86-91 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090525/330593/ ケース紹介 02 フェリカネットワークス株式会社の現状 モバイルFelicaのリリースから10年… ケース紹介 02 フェリカネットワークス株式会社の現状 モバイルFelicaのリリースから10年… 大きな トラブル報告 ゼロ。 フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 02 フェリカネットワークス株式会社の現状 モバイルFelicaのリリースから10年… 大きな トラブル報告 ゼロ。 ⇒チームビルディングの取り組みは ソフト品質の維持にもつながっている フェリカネットワークス株式会社「チームビルディングから組織文化へ」 http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf ケース紹介 • フェリカ 意見交換 ディスカッション 02 まとめ 03 「意見交換」と「ディスカッション」の見直し ⇒真のチーム学習 ラーニング・ オーガニゼーション =学習する組織 【参考文献】 • フェリカネットワークス株式会社 開発2部2課 増田礼子氏 2014 年8月22日作成 「チームビルディングから組織文化へ」SPCシンポジウム(研究論文・経験論 文・事例発表) http://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/ronbun_B1-4.pdf • 日経コンピュータ 2009年1月15日号pp.86-91 『感動するチーム(前編)=「絆」が呼び覚ますやる気』 (特集:高橋義弘) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090525/330593/ • 日経コンピュータ 2009年04月13日号 記者の眼『「癒し」が作る強い現場』(特集:高橋義弘) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20090409/328065/?ST=mana gement&P=2
© Copyright 2024 ExpyDoc