粒径測定法 - コロイドおよび界面化学部会

粒子測定の計量標準と標準化
桜井 博
[email protected]
(国研) 産業技術総合研究所 計量標準総合センター
物質計測標準研究部門 粒子計測研究グループ
2015年10月27日 日本化学会コロイド実用技術講座
標準(standard)とは
① 標準化、規格化
自由に放置すれば、多様化、複雑化、無秩序化してしまう「もの」や「事柄」を少
数化、単純化、秩序化すること。
(日本工業標準調査会(JISC) http://www.jisc.go.jp/std/index.html)
与えられた状況において最適な程度の秩序を達成することを目的に、諸活動又
はその結果に関する規則、指針又は特性を、共通的に、かつ、繰り返し使用す
るために定める文書であって、合意によって確立され、かつ、公認機関によって
承認されたもの。(ISO/IEC Guide 2の定義)
(日本工業標準調査会(JISC)「JISC関係用語と略語集」 http://www.jisc.go.jp/dictionary/index.html#50K04 )
② 計量標準、校正用標準、測定標準
ある単位又はある量の一つ又は複数の値を参照として供給するために、定義し
、実現し、保存し、再現することを意図した実量器、計器、標準物質又は測定シ
ステム。(例と注は省略)
(International vocabulary of basic and general terms in metrology (VIM) (1993) 国際計量基本用語集・日本
語版)
2
概要
• 産業技術総合研究所が開発し供給を行ってい
る粒子標準物質や校正サービスの紹介
• 粒子計測に関するISOやJISの規格の紹介
• 気相技術を活用した液中分散粒子の粒径分布
測定についての解説
3
4
5
産業技術総合研究所
物質計測標準研究部門
粒子計測研究グループ
 粒子・高分子計測に関する標準の開発と供給
 粒径・粒径分布
 粒子数濃度(液中・気中)
 比表面積
 高分子分子量
 計測器や標準物質に対する校正サービス
 NMIJ CRMの頒布
 新たな粒子計測技術の開発
 気中粒子計測技術:電気移動度分級、質量分級、荷電...
 液中粒子計測技術:流動場分画、光散乱、...
 標準化活動(ISOやJISなどの規格)
6
粒子測定の計量標準
粒子計測のための計量標準の整備
法規制や産業ニーズに対応
• 電子デバイス等の生産現場での清浄度管理
– クリーンルームの清浄度
– 洗浄液の清浄度
• 医療・診断
• 空気環境保全
– 自動車の排出するナノ粒子に対する規制
– レーザプリンタやコピー機の排出するナノ粒子に対する規制
• ナノ材料の安全管理に関する規制への対応
8
経済産業省 計量標準整備計画
第1期(2001~2010)
• 産総研など国家計量標準機関が、物理標準303、化学標準313を整備。
– 粒子標準は、物理 4 (粒径100 nm以上、粒径100 nm以下、液中粒子
数濃度、気中粒子数濃度)と化学 1 (ナノ粒子)を整備。
第2期(2013~2022)
• 整備計画策定にあたり、2013年2~3月にユーザーニーズ調査を実施。
• 変化する計測ニーズへの対応と、計量標準の質と利便性向上などのた
め、新たな整備計画を策定。物理標準 106、化学標準 261。
– 粒子標準は、物理 4 と化学 10。
• 整備計画は定期的に見直し、ユーザーニーズ・重要性の高まり、NMIJ
における関連技術の確立等によって、整備・供給すべきと評価される
ものは追加するなど、修正を行っていく。
9
粒子標準の整備計画
第1期
粒径・粒径分布
第2期
2000~10
2013~14
粒径(30~1000 nm)、
粒径・粒径分布(120
粒径分布幅、
粒径・粒径分布(150
nm)
nm, 200 nm)
粒径(1~30 nm)、
粒径分布測定器、
金粒子、シリカ粒子
粒径下限を
600 nmへ拡張
粒径下限を
50 nmへ拡張
粒径10~20 μm
粒子数濃度・液中
(濃度103~106 個
/cm3)
粒子数濃度・気中
濃度103~104 個/cm3
(粒径10~200 nm)
比表面積、
ガス吸着量
2015~17
濃度1~105 個/cm3
市販標準発生器
(粒径30~60 nm)、
発生器型
酸化チタン
カーボンブラック
ゼータ電位
高分子分子量
2018~22
ゼータ電位
ポリスチレン、
ポリエチレングリコー
ル等9種
均一分子量、
有機溶媒系高分子
水系高分子
青字:物理標準(依頼試験による標準供給)、緑字:化学標準(標準物質頒布による標準供給)
10
粒径標準
粒子標準物質製造事業者に対し、粒径校正サービスを実施
校正範囲
20 nm ~ 1 μm
粒径測定法
• 計数ミリカン法(絶対測定法)
•
100 nm~1 μm
電気移動度法(相対測定法)
20 nm~300 nm
粒径分布幅も校正可能
(粒径20 nm~300 nmにて、2015年~)
http://www.jsrlifesciences.com
11
計数ミリカン法による粒子質量の高精度測定
The
Millikan cell of the EAB apparatus
12
計数ミリカン法の原理
• 重力と静電気力のバランスによって決まる粒子の重力沈降を利用
• 粒径に換算して、おおよそ100 nm ~ 1 μmにおいて利用可能
• 産総研にて開発
time 0
time th
Millikan cell
fe > fg
fe : electrostatic
V
fe = fg
charged monodisperse
particles
fg : gravitational
fe < fg
Survival rate (arb. unit)
Holding time:14 h
NIST SRM 1963
(0.1 m nominal)
Calculated
(Dc=100.8 nm)
Calculated
(Dc=95 nm)
0
0.2
0.4
0.6
0.8
1
13
粒子密度の測定
Judgment based on motion of particles (stable suspension,
floatation, or sedimentation) in salt solution of known
concentration (and density)
Density of salt solutions ρ(g/cm3)
1.063
1.064
Mass(EAB method)
Density
1.065
1.066
1.067
Particle size
14
100 nmでの粒径測定の不確かさ
Source of uncertainty
Particle mass
Voltage
Electrode spacing
Gravitational
acceleration
Particle survival rate
Particle density
Density of reference
solution
Temp. correction to
p
Judgment of
sink-or-float in the
immersion method
Symbol
mp
Standard uncertainty
u ( m p )  0.0055 fg
u (V )  3.6  10  4 V
V
H
u ( H )  2 .1  m
Contribution to
uc(dp)/dp
0.0032
(mp = 0.5714 fg)
-
g
u ( g )  6.1  10  5 m/s 2
-
ri
u ( ri )  3.9  10  4
-
p
u (  p )  7.1  10
4
g/cm
3
2.4  10  4
(p = 1.065 g/cm3)
NaCl
u (  NaCl)  4.1  10  4 g/cm 3
-
-
u TD (  p )  6.5  10  5 g/cm 3
-
-
u JD (  p )  5.8  10  4 g/cm 3
-
Relative combined standard uncertainty,
uc(dp)/dp
0.0032
(dp = 100.8 nm)
15
粒径・粒子質量標準
微分型電気移動度分析器(DMA)
ミリカン型セル
16
NMIJ CRM 5701-a, 5702-a, 5703-a
Polystyrene latex nanoparticle, 120 nm, 150 nm, 200 nm
NMIJ CRM 5701-a
値
1)
拡張不確かさ
118.5 nm
1.8 nm
114.4 nm
11.9 nm
13.2 nm
6.5 nm
2.4 nm
1.2 nm
1. 動的光散乱法による平均粒径値の評価
角度依存性・濃度依存性を考慮した動的光散乱法評価によ
り、光強度平均粒径を値付けした。
128
0.018 mg/mL
0.027 mg/mL
124
0.035 mg/mL
122
0.044 mg/mL
120
118
116
true diameter
114
112
2. 流動場分離法を使用した世界初の液中粒径分布
情報の提供
0
50
100 150 200 250 300 350 400 450 500 550
5 2
10 q (nm
-2
3
)+10 c(g/ml)
average
diameter
standard
deviation
Int.
流動場分離におけるフラクトグラムの広幅化効果を考慮し
たことによる、粒径分布の精確な値付けを実施した。
0.009 mg/mL
126
dl( , c )(nm)
特性
認証値:
光強度平均粒径 d l
参考値:
重量平均粒径 d w
光強度基準粒径分布の標準偏差 σl
重量基準粒径分布の標準偏差 σw
動的光散乱測定などの粒径計測における計測の精度管理及び計測法の
妥当性確認、 FFF液中サイズ分離分級技術の妥当性検証などに利用可。50
100
150
diamter /nm
200
17
液中粒子数濃度標準
粒子標準物質製造事業者に対し、粒子数濃度校正サービスを実施
– 注射剤の汚染状態管理
– 医用診断における血球計数
– 電子デバイス製造工程などで用いられる超純水・洗浄液の清浄度管理
http://www.jsrlifesciences.com
18
液中粒子数濃度標準
t-FCM
SEM
一次標準
(走査型電子顕微鏡)
試料管中の全粒子数を
光散乱法により計数
校正対象懸濁液
(  103 particles/g)
Incident
light
( 約 106
particles/g)
(  1 mg, 106 particles/g)
Light
detector
Deposit on
Si wafer
Sample
suspension
校正結果
Sheath
water
比較による
妥当性確認
液中粒子数濃度標準
独立した2つの計測法を組み合わせ、高精度な値付けを実現
• 全数計数型フローサイトメータ(T-FCM)を用いた光散乱式粒子計数法
• 電子顕微鏡を用いた計数による検証
2007年に標準供給を開始
 個数濃度:5 x 102 個/g ~ 2 x 106 個/g
 拡張不確かさ(k = 2):
4.4 % (106 個/g, 10 μmの場合)
 粒径:10 µm ~ 20 µm
⇒ 薬局方による注射剤管理に利用可
2014年に 2 µmまで拡張
⇒ 血球計数の計量トレーサビリティ確立に
利用可
T-FCM法とSEM法の比較
2022年度までに50 nmまで拡張予定
⇒ 半導体業界からの要請(SEMI)
→実現方法を検討中
20
ナノ物質のテストマテリアル規格と
酸化チタンナノ標準物質の開発
● テストマテリアル規格
ISO/TC 229/JWG 2にて日本(産総研)が主導し作成
ISO/TS 16195:2013
Nanotechnologies — Guidance for developing representative test
materials consisting of nano-objects in dry powder form
(ナノ物質粉末からなるテストマテリアル開発のためのガイダンス)
● 実証的なテストマテリアルの製作
酸化チタンナノ粒子標準物質
2013年度完成
(NMIJ RM 5711, 5712, 5713)
●特性値
比表面積(BET多点法、77 Kにおける窒素吸着測定にもとづく)
●主な用途
比表面積測定の精度管理
NMIJ RM
比表面積
(m2/g)
拡張不確かさ
(k = 2)
(m2/g)
メーカー
公称直径
(nm)
表面修飾
用途
5711
10.5
0.7
250
無処理
顔料
5712
56.6
1.4
15
脂肪酸
化粧品
5713
75.8
2.3
15
イソブチル基
トナー
21
ポリエチレングリコール単一重合体標準物質の開発
産総研の高分子分子量標準物質
(供給開始年度)
5001-a
ポリスチレン 2400
2003年度
5002-a
ポリスチレン 500
2003年度
5004-a
ポリスチレン 1000
2004年度
5005-a
ポリエチレングリコール 400
2005年度
5006-a
ポリエチレングリコール 1000
2005年度
5007-a
ポリエチレングリコール 1500
2005年度
5008-a
ポリスチレン(多分散)
2006年度
5010-a
ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル
2009年度
RM 5009-a
ポリスチレン 8500
2010年度
5011-a
ポリエチレングリコール(23量体)
2013年度
RM 5012-a
静的光散乱用高分子(有機溶媒系)
2014年度
予定
静的光散乱用高分子(水系)
22
ポリエチレングリコール単一重合体標準物質の開発
 これまでのNMIJ CRM
全重合度成分度組成の認証
 今回のNMIJ CRM
超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)を使って、
単一重合度成分のみを分離
分離後成分のSFCスペクトル
Fractionation of
uniform oligomers
瓶 No. 1
250000
Intensity / V
200000
150000
100000
50000
0
0
10
20
30
40
50
Elution time / min
60
70
80
23
ポリエチレングリコール単一重合体標準物質の開発
NMIJ CRM 5011-a
ポリエチレングリコール(23量体)
認証値
分子量の拡張不確かさ
(k = 2)
U(M)
0.2
分子量
M
1031.2
参考値:30 ℃重水中での拡散粒子径
拡散係数
D0 / m2 s-1
拡散粒子径
d(M) / nm
3.18×10-10
1.4
2013年度完成
Takahashi et al. (2015) Metrologia 52, 8-16.
24
粒子標準の供給形態
産総研からの供給形態は、標準によって異なる。
粒径、粒径分布
校正*、標準物質
粒子数濃度・液中
校正*
粒子数濃度・気中
校正
比表面積
標準物質
高分子分子量
標準物質
NMIJ CRM
カタログに記載
されているもの
*印は、粒子標準物質製造事業者を対象とした校正であり、
製造事業者からエンドユーザーへは標準物質が供給されるもの。
25
粒子測定の標準化
主な粒子径測定法(1)
(粉体工学会誌第52巻(2015)88頁から抜粋)
原理
画像
方法
画像解析法
Image analysis method
レーザ回折・散乱法
Laser diffraction/scattering method
光散乱法(単一粒子)
Light scattering method
電磁波や
音波との
相互作用
を利用し
た方法
遮光法(単一粒子)
Light extinction method
小角X線散乱法
Small angle x-ray scattering (SAXS)
method
X線回折法
X-ray diffraction (XRD) method
音響法
Acoustic method
粒子径
規格
分布重み
相
代表径
固
幾何学径
個数
ISO
JIS
液
光散乱径
体積
ISO
JIS
液・気 光散乱径
個数
ISO
JIS
液
幾何学径
個数
ISO
JIS
液
X線散乱径
X線散乱強
度
ISO
固
シェラー径
(分布情報
なし)
液
超音波
散乱径
超音波散乱
ISO
強度
27
主な粒子径測定法(2)
(粉体工学会誌第52巻(2015)88頁から抜粋)
原理
方法
動的光散乱法
Dynamic light scattering (DLS) method
誘導回折格子法
Iduced grating (IG) method
粒子追跡法
ブラウン
Particle tracking analysis (PTA) method
運動を
利用した
パルス磁場勾配核スピン共鳴法
方法
Pulsed field gradient nuclear magnetic
代表径
液
ブラウン
拡散径
光散乱強
度
液
ブラウン
拡散径
体積
液
ブラウン
拡散径
個数
液
ブラウン
拡散径
個数
気
ブラウン
拡散径
個数
resonance (PFG-NMR) method
拡散バッテリー法
Diffusion battery method
流動場分画法
Field flow fractionation (FFF) method
粒子径
規格
分布重み
相
液
組合せる
組合せる
検出法に
外力による
よる
ISO
JIS
ISO
策定中
28
主な粒子径測定法(3)
(粉体工学会誌第52巻(2015)88頁から抜粋)
原理
方法
重力沈降法
Gravimetric sedimentation method
遠心沈降法
Centrifugal sedimentation method
流体中で
電気移動度法
の外力に Electrical mobility classification method
よる運動
を利用し
慣性衝突法
Inertial impaction method
た方法
遠心分離法
Centrifugal classification method
飛行時間法
Time-of-flight method
相
代表径
粒子径
規格
分布重み
液
質量、
ストークス
光(X線)
径
減衰率
ISO
JIS
液
ストークス 光(X線)
径
減衰率
ISO
JIS
気
電気移動度
径
個数
ISO
気
空気力学径
質量、
個数
気
空気力学径
質量
気
空気力学径
個数
29
主な粒子径測定法(4)
(粉体工学会誌第52巻(2015)88頁から抜粋)
原理
方法
ふるい法
Sieving method
他の原理
電気的検知帯法
Electrical sensing zone method
BETガス吸着法
BET gas adsorption method
粒子径
規格
分布重み
相
代表径
固
ふるい径
質量
ISO
JIS
液
体積径
個数
ISO
JIS
固
比表面積径
分布情報
なし
30
粒子径測定法に関する規格の策定
ISO/TC 24(粒子特性評価およびふるい分け)
TC 24 Particle characterization including sieving
SC 4 Particle characterization
WG
WG
WG
WG
WG
WG
WG
WG
WG
WG
WG
WG
WG
WG
WG
1
2
3
5
6
7
8
9
10
11
12
14
15
16
17
Representation of analysis data
Sedimentation, classification
Pore size distribution, porosity
国内審議団体
Electrical sensing methods
(一社)日本粉体工業技術協会
Laser diffraction methods
(APPIE)
Dynamic light scattering
Image analysis methods
Single particle light interaction methods
Small angle X-ray scattering method
Sample preparation and reference materials
Electrical mobility and number concentration analysis for aerosol particles
Acoustic methods
Particle characterization by focused beam techniques
Characterisation of particle dispersion in liquids
Methods for zeta potential determination
SC 8 Test sieves, sieving and industrial screens
31
粒子径測定法に関するISO規格とJIS規格(1)
(粉体工学会誌第52巻(2015)89頁から抜粋・更新)
方法名
画像解析法
ISO
番号
発行年
名称
2014 Particle size analysis ― Image analysis methods ―
13322-1
(Ed. 2) Part 1: Static image analysis methods
13322-2 2006
レーザ回折・
13320
散乱法
2009
21501-2 2007
光散乱
21501-1 2009
(単一粒子)
21501-4 2007
遮光法
21501-3 2007
(単一粒子)
小角X線
散乱法
JIS
17867
2015
20998-1 2006
音響法
20998-2 2013
Particle size analysis ― Image analysis methods ―
Part 2: Dynamic image analysis methods
Particle size analysis ― Laser diffraction methods
Determination of particle size distribution ― Single
particle light interaction methods ― Part 2: Light
scattering liquid-borne particle counter
Determination of particle size distribution ― Single
particle light interaction methods ― Part 1: Light
scattering aerosol spectrometer
Determination of particle size distribution ― Single
particle light interaction methods ― Part 4: Light
scattering airborne particle counter for clean spaces
Determination of particle size distribution ― Single
particle light interaction methods ― Part 3: Light
extinction liquid-borne particle counter
番号
発行年
名称
粒子径解析 ―
Z 8827-1 2008 画像解析法 ―
第1部:静的画像解析法
粒子径解析 ―
Z 8827-2 2010 画像解析法 ―
第2部:動的画像処理法
Z 8825
2014
粒子径解析 ―
レーザ回折・散乱法
B 9925
2010
光散乱式液中粒子計数器
― 校正方法及び検証方法
B 9921
2010
光散乱式気中粒子計数器
― 校正方法及び検証方法
B 9916
光遮へい式液中粒子計数
2010 器 ― 校正方法及び検証
方法
Particle size analysis ― Small-angle X-ray scattering
Measurement and characterization of particles by
acoustic methods — Part 1: Concepts and
procedures in ultrasonic attenuation spectroscopy
Measurement and characterization of particles by
acoustic methods — Part 2: Guidelines for linear
theory
32
粒子径測定法に関するISO規格とJIS規格(2)
(粉体工学会誌第52巻(2015)89頁から抜粋・更新)
方法名
動的
光散乱法
重力沈降法
ISO
番号
発行年
13321
1996
Particle size analysis ― Photon correlation
spectroscopy
22412
2008
Particle size analysis ― Dynamic light scattering
(DLS)
名称
13317-1 2001
Determination of particle size distribution by
gravitational liquid sedimentation methods ―
Part 1: General principles and guidelines
13317-2 2001
Determination of particle size distribution by
gravitational liquid sedimentation methods ―
Part 2: Fixed pipette method
13317-3 2001
13317-4 2014
13318-1 2001
遠心沈降法
JIS
13318-2
Determination of particle size distribution by
gravitational liquid sedimentation methods ―
Part 3: X-ray gravitational technique
Determination of particle size distribution by
gravitational liquid sedimentation methods ―
Part 4: Balance method
Determination of particle size distribution by
centrifugal liquid sedimentation methods ―
Part 1: General principles and guidelines
Determination of particle size distribution by
2007
centrifugal liquid sedimentation methods ―
(Ed. 2) Part 2: Photocentrifuge method
13318-3 2004
Determination of particle size distribution by
centrifugal liquid sedimentation methods ―
Part 3: Centrifugal X-ray method
番号
発行年
名称
粒子径解析 ―
光子相関法
粒子径解析 ―
Z 8828 2014
動的光散乱法
液相重力沈降法による粒子
径分布測定方法 ―
Z 8820-1 2002
第1部:測定の一般原理
及び指針
液相重力沈降法による粒子
Z 8820-2 2004 径分布測定方法 ―
第2部:ピペット法
Z 8826
2005
Z 8822
2001
沈降質量法による粉体の粒
子径分布測定方法
液相遠心沈降法による粒子
径分布の測定方法 ―
Z 8823-1 2001
第1部:測定原理及び指
針
液相遠心沈降法による粒子
径分布の測定方法 ―
Z 8823-2 2004
第2部:光透過式遠心沈
降法
33
粒子径測定法に関するISO規格とJIS規格(3)
(粉体工学会誌第52巻(2015)89頁から抜粋・更新)
方法名
ISO
番号
電気移動度
15900
法
565
2591-1
ふるい法
2009
名称
番号
発行年
名称
Determination of particle size distribution ―
Differential electrical mobility analysis for aerosol
particles
Test sieves ― Metal wire cloth, perforated metal
1990
plate and electroformed sheet ―
(Ed. 3) Nominal sizes of openings
1988
Test sieving ―
Part 1: Methods using test sieves of woven wire
cloth and perforated metal plate
Z 8815
1994 ふるい分け試験方法通則
2000
試験用ふるい ―
(Ed. 4) Test sieves ― Technical requirements and testing ―
3310-1
Z 8801-1 2006
Part 1: Test sieves of metal wire cloth
第1部:金属製網ふるい
Cor
1:2014
3310-2
3310-3
電気的
検知帯法
発行年
JIS
13319
試験用ふるい ―
2013 Test sieves ― Technical requirements and testing ―
Z 8801-2 2000
第2部:金属製板ふるい
(Ed. 5) Part 2: Test sives of perforated metal plate
1990
試験用ふるい ―
Test sieves ― Technical requirements and testing ―
Z 8801-3 2000
Part 3: Test sieves of electroformed sheets
第3部:電成ふるい
2007 Determination of particle size distributions ―
(Ed. 2) Electrical sensing zone method
Z 8832
2010
粒子径測定方法 ―
電気的検知帯法
34
ISO/TC 24/SC 4の策定したISO規格
~ 上記以外 (1)~
ISO
番号
発行年
JIS
名称
番号
発行年
名称
粒子特性評
価に関する 26824
用語
2013
Particle characterization of particulate systems -Vocabulary
9276-1
1998
Representation of results of particle size analysis -Part 1: Graphical representation (Cor. 1: 2004)
Z 8819-1 1999
9276-2
2014
Representation of results of particle size analysis -Part 2: Calculation of average particle
sizes/diameters and moments from particle size
distributions
粒子径測定結果の表現 −
第2部:粒子径分布からの
Z 8802-2 2001
平均粒子径又は平均粒子
直径及びモーメントの計算
9276-3
2008
Representation of results of particle size analysis -Part 3: Adjustment of an experimental curve to a
reference model
9276-4
2001
Representation of results of particle size analysis -Part 4: Characterization of a classification process
9276-5
2005
Representation of results of particle size analysis -Part 5: Methods of calculation relating to particle
size analyses using logarithmic normal probability
distribution
9276-6
2008
14488
2007
14887
2000
粒子径測定
結果の表現
試料調製
Representation of results of particle size analysis -Part 6: Descriptive and quantitative representation
of particle shape and morphology
Particulate materials -- Sampling and sample
splitting for the determination of particulate
properties
Sample preparation -- Dispersing procedures for
powders in liquids
粒子径測定結果の表現 −
第1部:図示方法
Z 8833
2011
粒子特性を評価するための
粉体材料の縮分
Z 8824
2004
粒子径測定のための試料調
製 − 粉体の液中分散方法
35
ISO/TC 24/SC 4の策定したISO規格
~ 上記以外 (2)~
ISO
番号
発行年
9277
2010
12154
2014
15901-1 2005
比表面積・
細孔分布・
気孔率 15901-2 2006
15901-3 2007
分散安定性
TR
13097
評価
2013
13099-1 2012
ゼータ電位 13099-2 2012
13099-3 2014
エアロゾル
27891
粒子数濃度
2015
JIS
名称
Determination of the specific surface area of solids
by gas adsorption -- BET method
番号
発行年
名称
Z 8830
2013
ガス吸着による粉体(固
体)の比表面積測定方法
Determination of density by volumetric displacement
-- Skeleton density by gas pycnometry
Pore size distribution and porosity of solid materials
by mercury porosimetry and gas adsorption -- Part
1: Mercury porosimetry (Cor. 1: 2007)
Pore size distribution and porosity of solid materials
by mercury porosimetry and gas adsorption -- Part
2: Analysis of mesopores and macropores by gas
adsorption (Cor. 1: 2007)
粉体(固体)の細孔径分
布及び細孔特性 − 第2
Z 8831-2 2010
部:ガス吸着によるメソ細孔
及びマクロ細孔の測定方法
Pore size distribution and porosity of solid materials
by mercury porosimetry and gas adsorption -- Part
3: Analysis of micropores by gas adsorption
粉体(固体)の細孔径分
布及び細孔特性 − 第 3
Z 8831-3 2010
部:ガス吸着によるミクロ細
孔の測定方法
Guidelines for the characterization of dispersion
stability
Colloidal systems -- Methods for zeta-potential
determination -- Part 1: Electroacoustic and
electrokinetic phenomena
Colloidal systems -- Methods for zeta-potential
determination -- Part 2: Optical methods
Colloidal systems -- Methods for zeta potential
determination -- Part 3: Acoustic methods
Aerosol particle number concentration -- Calibration
of condensation particle counters
36
気相技術を活用した
液中分散粒子の粒径分布測定
気相技術を活用した液中分散粒子の粒径分布測定
電気移動度式粒径分布測定
は、高い粒径精度と粒径分
解能が特徴。
液中分散粒子を気相に噴霧
することで、電気移動度法
の特徴を活かした粒径分布
測定が可能。
液中での粒径分布をいかに
変えずに気相に噴霧するか
がカギ。
エレクトロスプレー
粒子発生器
電気移動度式
粒径分布測定装置
www.tsi.com
エレクトロスプレー
粒子発生器の原理
www.tsi.com
38
液中分散粒子のエアロゾル化
Particle number
• 噴霧液滴の大きさ(噴霧方法)
• 粒子濃度
Particle size
電気移動度式粒径分布測定装置
試料
エアロゾル
荷電装置
電気移動度式
分級装置
検出装置
データ解析
DMA
未知の帯電分布を平衡状態にする
CPC
異なる電圧を設定して、粒径ごとに特定の
電気移動度を持つ粒子を選択する
分級された粒子数を測定
SMPS (TSI社)
帯電粒子の分布を帯電率で割り戻し、試料
エアロゾルの粒径分布を得る
粒径分布
40
微分型電気移動度分析器
Differential mobility analyzer (DMA)
静電気力
r
空気抵抗
qE
z
3d r CC
清浄空気の流れにより
下向きに押される
µ
CC
「エアロゾル用語集」(日本エアロゾル学会編、2004年)
p.80より転載
粘度
すべり補正係数
(粒径dの関数)
41
凝縮粒子計数器(CPC)
Condensation Particle Counter
(CPC)
www.tsi.com
 過飽和蒸気中で粒子を核として凝縮成長させた液滴
を、1つずつ光学的に検出(計数)
 粒径を区別することはできない
 対象粒径範囲: およそ 3 nm - 3 μm
42
荷電装置
Punched
Plates
多孔板
帯電状態が不明な
エアロゾル粒子
“電荷中和された”
エアロゾル粒子
241Am
平衡帯電分布の粒径依存性
流入してきた粒子の未知の帯電状
態を“リセット”して、平衡帯電分布
に従わせる荷電装置。
1.0E+00
n=0
正負ほぼ同濃度のイオンが漂う空
間を粒子が通過する。
帯電数の平均はゼロになる(これが
“中和”と呼ばれる所以)。
荷電効率
Probability
Charging
1.0E-01
n=-1
n=+1
n=-2
n=+2
1.0E-02
n=-3
n=+3
1.0E-03
n=-4
帯電率の正確さが特に重要な場合
に有用な荷電方法。
n=+4
1.0E-04
1
10
100
1000
Dp (nm) [nm]
Particle粒径
Diameter
43
SMPSによる粒径分布測定の例
ポリスチレン粒子6種
エレクトロスプレー粒子発生器と
電気移動度式粒径分布測定装置を組み合わせることによって、
幅や偏りも含め、粒径分布を正確に測定できる。
44