安全衛生管理機構図

千葉工場
安全衛生活動のご紹介
住友化学(株)千葉工場
安全衛生課長 八木昭夫
〈安全衛生〉
住友化学の基本理念
 安全をすべてに優先させる
– 安全衛生はライン管理が基本である
– 安全衛生は一人ひとりに遂行責任がある
– 安全衛生は協力会社と一体である
 目標
– 無事故・無災害 の
達成
– 健康の確保と快適
職場の形成
基本理念実行の5原則(主語は「私」)
★あらゆる業務において安全衛生の確保を最優先します
★安全衛生上の問題を現地で摘出し改善します
★ルールおよび指示を遵守します
★勤務時間の内外を問わず24時間安全人としての行動に徹します
★協力会社を含むすべての関係者と協力して安全衛生を確保します
ハインリッヒの法則を進化させて
設備に強くなる
危険に対する感
受性向上諸対策
災害
1:29
リスクの想定、抽出
顕在
ヒヤリ
300
潜在
不安全行動
不安全状態
(3000?)
改善対策
水平展開
危険
不安全
危険
危険
不安全
危険
事故率
安全文化の発展段階
(デュポン)
反応型
Reactive
・事故が起きないと何
もやらない
・本能による対応
依存型
Dependent
・監督者/安全担当
者による管理
・言われたことはやる
・ルールの強制
独立型
相互啓発型
Independent Interdependent
・個人レベルの実行
・言われなくても自分
から進んでできる
・個人的な価値基準
・自分だけへの配慮
・自己満足
・仲間に対する働きかけ
・仲間との相互注意
・仲間への思いやり
・積極的な情報共有化
・他人に対するケア
・組織に対する誇り
ゼロ
OSHMS
主な安全衛生活動
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
1989 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 2000 01 02 03 04 05 06 07 08
O S H M S 構築 運用開始 認定取得
認定更新
●(職場監査実施等)
●
●
リス クマ ネ ジメントの推進
安全活動の推移
安全A B C 活動
ヒュー マ ンファクター に起因するトラブル 防止対策推進
安全に強い人の育成
指差し喚呼の完全定着
作業前に危ないと感じる安全人作り
感受性、先見性の向上
挟まれ巻き込まれ安全対策
階段昇降時は手摺を持つ
気がかり作業対策(挟まれ、熱傷、薬傷)
気がかり作業ハ ゚ー ト2(ル ー ル の再徹底)
ハ ゚ー ト3(危ないと感じながら普通に作業等)
KY活動
ヒヤリハット活動
ワースト作業改善
パトロール
安全ルール遵守
相互注意
指差し喚呼
災害事例学習
安全人宣言
安全教育
5S運動
その他
一人KY、作業指示KY) フラッシュKY
問いかけ
問いかけ
安全ル ー ル ・マ ニ ュア ル 整備、教育、遵守
キャンペーン
キャンペーン
作業前のひと呼吸、夏場ゼロ災
ス キ ル ア ップ、フォロー ア ップ、層別教育
挨拶運動
全課安全大会実施
作業前に危ないと感じる
安全人作り
作業指示KYと現地一
人KY、HH掘り起こし活
用、安全ル ー ル の整備、課
長から主管者へ安全活
動報告会、災害・ヒヤ リカレ
ンダー 、安全行動宣言、管
理監督者より一日一回
安全の話し掛け、職場訪
問指差し喚呼、復唱復命
等
リスクマネジメントの推進
潜在・顕在するリスクを特定し低減する取組み、
リスク評価の実施:ヒヤ リハ ット、職場RD、ワー ス ト作
業、気がかり作業、各種ハ ゚トロー ル 、過去災害類似
災害防止、周辺隙間等
ヒュマ ンファクター に起因するトラブル 防止
個人レヘ ゙ル の感受性・先見性向上、安全基本ル ー
ル の遵守、作業間KY、交通事故防止、7S活動、
交通事故防止、コミュニ ケ ー ション充実、相互注意、指
差し喚呼、復唱復命等
7S運動、さわやか挨拶運動
RD活動
安全専任者
●
職場RD活動
安全体感教育
交通事故防止
交通KY
交通ヒヤリ・マップ
特定任意講習
交通事故撲滅運動
交通安全人宣言、シー ト
ヘ ゙ル ト着用チ ェック、交通安
撲滅運動
全特別講習、決起大
会、立哨、運転適正診
断、標語、シー トヘ ゙ル ト衝撃
体験等
交通事故撲滅運動
(加害年5件以内)
優良職場表彰、加害事故速
報、ゴー ル ド免許保有率調
査、シー トヘ ゙ル ト着用チ ェック、交
通安全体感教育、「贖いの
日々」定期発行、加害事故
職場名公表等
火災爆発
安全衛生管理機構図
安全衛生課構成
課長1、安全1、衛生1
、安全専任者1、協力
会事務局1、事務1
工 場 長
副工場長
法
総括安全衛生管理者
法
同
代
理
自
主
部
課
長
長
副 課 長
毎
月
1
回
開
催
任
担
任
工
場
安
全
衛
生
会
議
専任安全管理者
法
職
長
課
安
全
衛
生
会
議
一 般Responsible
従 業 員
自
法
安全衛生管理者
58名
法 安 全 管 理 者
自
10名
安全衛生
技術指導員
自
主
毎
月
1
回
開
催
者
10名
自
主
主
法 定
自 主
ライン系統
スタッフ系統
会 議
協力会社系統
年
4
回
会
議
58名
自 衛 生 管 理 者
法
産 業 医
法
専任衛生管理者
法
工学衛生管理者
法
選任安全管理者
毎
月
1
回
開
催
事
業
場
安
全
衛
生
委
員
会
自
安
全
衛
生
技
術
指
導
員
会
議
Care Office
58名
安全衛生推進員
法
隔
月
開
催
安
全
衛
生
推
進
員
会
議
作 業 主 任 者
法
作 業 指 揮 者
法
監
視
人
等
衛
生
管
理
者
会
議
年
4
回
開
催
毎
月
定
例
会
住
友
化
学
千
葉
安
全
連
絡
協
議
会
定
例
会
年
4
回
・
部
会
毎
月
千住
友
葉化
学
工物
流
パ
場ー
ト
物ナ
ー
流シ
ッ
プ
部協
議
会会
千葉工場の安全衛生活動の特色
◆OSHMSにもとづく安全衛生活動のPDCA確立
・目標管理:現状を把握し、あるべき姿を目指す
・システム監査(評価)による活動のスパイラルアップ
・責任と役割の明確化 ・属人的要素の減少
◆安全衛生管理計画は工場と職場の二本立て
・全社計画:本社1名+各事業所1名で審議・決定
・工場:全体活動の方向付け
・職場:製造(ポリマー・モノマー)、研究、間接部門が
それぞれ職場実態に合わせた特色ある活動を展開
OSHMS
千葉工場導入の経緯
平成11年11月
平成12年 4月
平成12年 7月
平成13年 3月
以降毎年6月
2月
3月
平成15年 5月
平成18年5月
平成21年5月
平成24年5月
中災防のモデル事業場として
OSHMS構築を決定
工場全体のOSHMS構築完了
工場内(各課長・推進員)教育の実施
全職場のOSHMS構築が完了
職場安全衛生管理計画の確認
職場のシステム監査
RC委員会へ監査結果報告
JISHA方式適格OSHMS認定
(千葉県での第1号、化学工業での全
国第1号)
1回目の認定更新
2回目の認定更新
3回目の認定更新
OSHMSのPDCAサイクル
点検及び是正措置
日常的な点検、改善
システム監査
記録及び保存
実施及び運用
C
A
安全衛生管理計画の実施、運用
体制の整備
労働者の意見の反映
明文化(文書)
緊急事態への対応
D
OSHMSの見直し
P
計 画
方 針
安全衛生管理方針
危険有害性の調査、実施事項の決定等
(リスクアセスメント)
安全衛生管理目標
安全衛生管理計画
職場監査の方法
1.監査員:安全衛生スタッフと安全衛生技術指導員。
被監査側は安全管理者と安全衛生推進員
2.内容
(1)6月:前回監査時の改善事項の実施状況、年度計画の確認
(2)2月:工場、職場安全衛生管理マニュアルの要求事項にあっ
ているか、当該職場が自己評価を行った「OSHMS水準評価
表」等に基づき改善すべき点、称賛すべき点(職場の、工夫・知
恵)を中心に確認していく。
3.留意点
①PDCAが廻っているか
②監査結果については、安衛推進員会議等を通じて水平展開
③監査側、被監査側ともに監査を行って良かったと感じる監査
にする。(職場の良い点を必ず1点は引き出す。改善指摘事項は
3点以内とし、十分に職場と擦り合わせる。高圧的な態度で監査
をしない、問題点を一緒に考える、情報提供をする等)
OSHMS職場水準評価表
設問数=約230
3:取組みがされている(80%以上)、2:不十分な点がある(50%以上)、1:一部実施(50%未満)、0:取組みされていない
中項目
小項目
1 . 安全衛生管理方針 ( 1) 安全衛生管理方針の
表明
設
② 新入社員( 派遣社員含む) や他事業所から の転入者に対し 、 「 千葉工場・ 研究所安全衛生管理方針」 は速やかに周知さ れている か
副課長
3
主任
3
担任
3
主任
3
3
3
2
2
3
100. 0
100. 0
83. 3
83. 3
100. 0
3
3
3
3
3
3
3
3
3
特定及び実施事項の
② 小規模の4 M変更( 原材料、 設備、 人、 管理) の都度、 「 4 M変更管理要領」 に従っ て危険又は有害要因の特定、 実施事項の特定がさ れている か
特定
③ 職場で定めた「 パト ロ ール運営要領」 ( 8 -③) に添っ てパ トロールを 行い、 危険又は有害要因の特定、 実施事項の特定がさ れている か
④ 職場で定めた「 ヒ ヤリ ハッ ト 活動実施要領」 ( 8 -④) に添っ て運用し 、 危険又は有害要因の特定、 実施事項の特定がさ れている か
3
3
3
3
3
⑤ 職場で定めた「 災害事例検討実施要領」 ( 8 -⑤) に添っ て運用し 、 危険又は有害要因の特定、 実施事項の特定がさ れている か
3
3
3
3
3
⑥ 職場で定めた「 気がかり 作業活動実施要領」 ( 8 -⑥) に添っ て運用し 、 危険又は有害要因の特定、 実施事項の特定がさ れている か
3
3
3
3
3
3
3
3
3
① 起業等に際し 、 「 開発・ 起業審議規程」 に従っ て危険又は有害要因の特定、 実施事項の特定がさ れている か
⑦
上記⑦~⑩以外で職場独自の危険又は有害要因の特定方法があ る 場合、 定めた要領( 8 -⑦) に沿っ て危険又は有害要因の特定、 実施事項の特定
がさ れている か
100. 0
100. 0
100. 0
100. 0
100. 0
① 職場で定めた作成方法に添っ て「 安全衛生管理目標」 が設定さ れている か
3
3
3
3
3
② 前年度における 災害やヒ ヤリ ハッ ト の発生状況が考慮さ れている か
3
3
3
3
3
③ 健康診断結果、 疾病状況、 交通事故発生状況等が考慮さ れている か
3
2
2
3
3
④ 「 安全衛生管理目標」 は、 数値で設定さ れる 等、 その達成の度合いが客観的に評価でき る よ う になっ ている か
3
3
2
3
2
100. 0
91. 7
83. 3
100. 0
91. 7
① 職場で定めた方法に添っ て「 安全衛生管理計画」 が作成さ れている か
3
3
3
3
3
② 「 安全衛生管理計画」 に工場の重点実施項目が盛込ま れている か
3
3
3
3
3
③ 「 安全衛生管理計画」 に、 前年度の評価結果を 踏ま え た課題が今年度の計画に盛込ま れている か
3
3
3
3
3
① 職場で定めた方法に添っ て「 安全衛生諸活動計画」 は作成さ れている か
3
3
3
3
3
② 「 安全衛生諸活動計画」 の各実施項目について、 担当者、 対象者、 あ る べき 姿・ 目標、 年間ス ケ ジュ ールが盛り 込ま れている か
3
3
3
3
3
③ 「 安全衛生諸活動計画」 の各実施項目について、 達成度合いが評価でき る よ う な目標になっ ている か
3
3
3
3
3
④ 「 安全衛生諸活動計画」 の各実施項目について、 計画と 実績が一目でわかる よ う になっ ている か
3
3
3
3
3
( 3) 安全衛生諸行事年間
① 職場で定めた方法に添っ て「 安全衛生諸行事年間計画」 は作成さ れている か
3
3
3
3
3
計画の作成
② 「 安全衛生諸行事年間計画」 は、 工場の諸行事、 自職場の行事、 パト ロ ール、 会議、 教育計画等が一覧で見れる よ う になっ ている か
3
3
3
3
3
③ 「 安全衛生諸行事年間計画」 は、 計画と 実績が一目でわかる よ う になっ ている か
3
2
3
3
3
100. 0
96. 7
100. 0
100. 0
100. 0
3
3
3
3
2
3
100. 0
3
3
3
3
3
100. 0
3
100. 0
3
3
3
2
3
93. 3
3
100. 0
3
3
3
3
3
100. 0
3
100. 0
3
3
3
3
3
100. 0
3
83. 3
3
3
3
2
3
93. 3
3 . 安全衛生管理目標 ( 1) 安全衛生管理目標
の設定
4 . 安全衛生管理計画 ( 1) 安全衛生管理計画の
作成
( 2) 安全衛生諸活動計画
の作成
( 1) 意見の反映
6 . 安全衛生管理計画 ( 1) パト ロ ール
の実施及び運用等
課長
3
3
3
3
2 . 危険又は有害要因 ( 1) 危険又は有害要因の
5 . 労働者の意見の
反映
問
① 「 千葉工場・ 研究所安全衛生管理方針」 は、 職場の会議室や計器室等に破損・ 劣化のない最新版が掲示さ れている か
「 安全衛生管理目標」 の設定、 「 安全衛生管理計画」 、 「 安全衛生諸活動計画」 、 「 安全衛生諸行事年間計画」 の作成に当たり 、 職場で定めた手
順で職場員の意見が聞かれ、 反映さ れている か
② 安全衛生管理計画の実施及び運用について、 職場安全衛生会議・ 班内ミーティング など において安全衛生員、 監督者、 職場員の意見が聞かれている か
①
① パト ロ ールは、 あ ら かじ め着眼点を 設定する など 、 工夫し て実施さ れている か
② パト ロ ールは年間計画通り に実施さ れている か
③ パト ロ ール結果は全員に知ら さ れている か
④ パト ロ ールで特定し た危険又は有害要因を 除去又は低減する ための対策は、 確実に実施さ れている か
⑤ 管理職およ びス タ ッ フ の全員が、 最低1 回/年以上、 パト ロ ールに参加し ている か
平均
93. 3
100. 0
93. 3
99. 3
96. 7
97. 3
職場水準評価結果レーダーチャート
12
安全衛生マネジメントシステム評価
1.安全衛生方針の表明
100.0
強み
安全管理者
衛生管理者
安衛推進員
旧専門職 平均
平均
一般職
職場平均
2.労働者の意見の反映
14.労働安全衛生マネジメントシステムの見直し
98.0
96.0
13.システム監査
3.体制の整備
94.0
92.0
4.明文化
12.労働災害発生原因の調査等
90.0
88.0
5.記録
11.日常的な点検、改善等
弱み
6.危険性は有害性等の調査及び実施事項の決定等
10.緊急事態への対応
7.安全衛生目標の設定
9.安全衛生計画の実施等
8.安全衛生計画の作成
重点的取組項目
決定した調査事項について、対策後のリスク評価は迅速に行なう。
期限
来期の目標に入れる。
対
策
問題箇所のハード対策が終了した時、速やかにリスク評価を行ない十分にリスクが低減した事を確認する。
*自由記載欄
SUMITOMO CHEMICAL
職場水準評価結果レーダーチャート
安全衛生諸活動評価
12.明るい職場作り
11.交通安全
10.事例検討
1.パトロール
100.0
90.0
80.0
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
2.職場安全衛生会議
3.安全ミーティング
5.7Sの取組み
6.KY
8.指差し喚呼
7.復唱復命
管理・監督者の指差し喚呼実施率向上を推進する。
安全管理者
衛生管理者
安衛推進員
旧専門職 平均
平均
一般職
職場平均
4.気がかり作業
9.ヒヤリハットの掘起こし
重点的取組項目
13
来期に活動を展開
期限
来期の目標に入れる。
対
策
安全日誌・安全週誌の項目を改訂し、実施率向上を目指す。
*自由記載欄
SUMITOMO CHEMICAL
2013安全衛生管理計画
基本施策
重点実施項目
(1)相互啓発型安全文化構築
(安全文化の深化)
①指差し喚呼の推進
②安全文化レベルの評価結果に基づく課題設定と対策の推進
③「全社安全の日」の積極的運用(主管者安全メッセージ、RCパト、
事業場安全衛生委員会の開催、職場安全の日ミーティングの開催)
(2)OSHMSの実務的運用と
リスクマネジメントの推進
①OSHMSの実務的運用
②潜在、顕在するリスクを特定し低減する取組み
(職場相互パトロールの実施、なぜなぜ分析の活用)
③職場水準評価結果から洗い出された課題への対応
(3)ヒューマンファクターに
起因するトラブブル防止対策
の推進
①個人レベルの感受性・先見性の向上
②安全基本ルールの遵守
③交通事故の防止(動画による交通KYTの本格実施)
(4)化学物質曝露等防止対策
の推進(ナノマテリアルを含む)
①GHS事業場内表示への対応
(5)協力会社・構内グループ会
社の安全衛生管理・活動への
積極的な指導・支援
①構内委託業務のリスク低減
(6)心と身体の健康と明るく快 ①メンタルヘルスへの取組み
②生活習慣病減少への取組み
適な職場作りの推進
SUMITOMO CHEMICAL
1.リスクアセスメントの取組み
危険・有害要因の調査
各種安全衛生パトロール
個人
職場
工場
○
○
○
HAZOP(Hazard and operability Studies)
○
4M変更時の管理(人、設備、原材料、方法)
PKY(プロセスKY)
○
○
○
災害事例検討
○
○
○
○
ヒヤリハット活動(体験、想定、目撃)
○
ワースト10活動(3K作業の低減)
気がかり作業の洗い出し
○
○
RD(Risk Decrease:危険低減)作業観察
○
7S活動(5S+整備、習慣)
○
安全衛生監査(工場、職場)
○
全社
○
○
○
各種パトロール、監査等
リスクの低減
RC(レスポシブル・ケア)内部監査
全社監査チーム [1~2回/年]
職場監査、職場訪問
RCパトロール
副工場長・組合他[1回/月]
工場監査チーム[2月、6月]
工場長職場訪問
(随時)
職場安全パトロール
産業医パトロール
[毎月]
(2012~相互乗り入れパトロール)
安全・衛生管理者、推進員等[毎日]
パトロール結果 → 報告、フォロー、水平展開
リスクの低減
ヒヤリハット
活動
課長・TL
チェック、承認
改善案作成
監督者、スタッフ等の
チェック、アドバイス
・
・
ハード (予算化)
ソフト (手順書改善、表示設置等)
工場で月あたり
600件程度
改善実行
「ヒヤッとした」
体験だけで 「ハッとした」「危ないなあ」
なく、想定や
目撃も提出
ヒヤリ・ハットメモ
SUMITOMO CHEMICAL
リスクの低減
ワースト作業の撲滅
3K作業を運
転員のアンケートで洗い出し、そのワースト順位
から対策を行う
下記のような作業の中から作業件名を抽出する
①日々の作業で設備改善して欲しい作業
②手作業等多く、危険が伴う作業
③重量物取り扱い作業
④作業頻度の多い作業で改善可能性がある作業
⑤安全面で気がかりな作業
リスクの低減
職場RD活動
同じ作業をする者同士が作業を
観察しあう中で、些細なリスクも含めた危険要因を見
つけ出す。管理監督者が観察するケースもある
①自分と何が違うか:普段自分が行なっている作業
と比較して違いを記入。
②良かったこと:自分より良い方法で行なっている
ことを記入
③危険と思われたこと:作業を見て危険と感じたこと
を具体的に記入(自分と同じ作業方法でも)
④ ①~③を「RDチェックリスト」に記入
⑤その作業のマニュアル、ルールの有無を確認する。
⑥「RDまとめ」で認識統一、マニュアル改訂を行う。
リスクの低減
協力会社への安全指導、支援
・安全衛生協力会への支援、工場幹部とのコミュニケーションアップ
・環境・安全部と安全衛生協力会とのRC連絡会(年2回)
・入構者安全衛生教育(毎週1時間、全員対象)
危険体感研修設備も設置
・SDM推進室:安全ビラ、広報、各種パト
・重大ルール違反をしないとの誓約書を提出させる。
(構内入構作業者全員対象)
・重大ルール違反(安全帯不使用等)時のペナルティー
(回数は元請ごと。期間は6ヶ月ごと)
指摘1回目:口頭厳重注意
指摘2回目:安全教育を含む再発防止対策実施と報告
指摘3回目:不安全行動審議委員会でペナルティー検討
(入構禁止もありうる)
2.危険に対する感受性向上の取組み
個人
職場
安全ルールの見える化
○
○
相互注意運動、復唱復命運動、指差し喚呼
○
○
「階段昇降時は手摺を持つ」キャンペーン
○
○
災害・トラブルカレンダー
○
○
ヒヤリハット活動(体験、想定、目撃)
フラッシュKY(危険予知)
安全人宣言(個人安全行動目標)
○
○
○
○
○
危険に対する感受性向上策
危険の擬似体感教育
工場
全社
○
各種訓練(緊急処置、防災、通報)
無災害表彰
○
○
○
○
安全標識の整備
○
安全専任者の配置
○
○
朝礼、安全ニュースの発行、安全標語唱和
○
○
○
感受性向上
「階段昇降時は手摺を持つ」
キャンペーン 手摺を持つことで安全意識
を高めるとともに相互注意を行うことで相互啓発型
の安全文化構築につなげる
★06.11.12 社員の不休業災害(現場階段を降りる
途中で足を捻って足首を骨折)を教訓として実施
★手摺未設置個所を撲滅
★工場外でも実行(24時間安全人)
★完全遵守者が100%になるまで
愚直に徹底して行う
●手摺を持つキャンペーン自己評価結果
感受性向上
年月
遵守率
07.8
08.2
08.8
09.2
09.8
10.2
10.8
単位:%
11.2 11.8 12.2
88.1
89.6
96.3
98.2
98.9
98.9
98.7
95.0
96.3
98.2
99.0
99.1
相互注意率( 課内)
53.8
34.3
51.1
48.8
41.2
68.8
67.9
32.1
57.1
38.1
72.2
70.8
相互注意率( 課外)
24.0
20.5
37.5
44.4
68.8
61.6
35.9
18.1
27.3
26.7
26.6
54.5
9 8 .2
9 8 .9
9 8 .9
9 8 .2 9 9 .0
9 8 .7
99.1
100
98
80
9 6 .3
96
9 6 .3
9 5 .0
94
%
%
92
60
40
90
88
13.2
遵守率、相互注意率
100%遵守率
100
12.8
8 9 .6
8 8 .1
86
07.8
08.2
08.8
遵守率
相互注意率(課内)
0
相互注意率(課外)
07.8 08.2 08.8 09.2 09.8 10.2 10.8 11.2 11.8 12.2 12.8 13.2
20
09.2
09.8
10.2
10.8
11.2
11.8
12.2
12.8
13.2
SUMITOMO CHEMICAL
復唱復命運動
感受性向上
作業前にページングを
活用して復唱復命を実施し、計器室
で安全の一言を付け加える
①班内引継ぎ時等 (例:○○お願いします→○○了解しました)
②計器室 ⇔ 現場 (ページング連絡時、作業時)
(例:○○します→○○了解しました
○○実施時に××に注意してください.
○○の注意ポイントは何ですか。
③離席時及び、パトロール時等
(例:○○へ行ってきます→了解しました)
④自己採点(例)
*よくできた ◎ [70%以上]
*できた 〇 [30%~69%]
*できない × [29%以下]
(第三者評価をする場合もある)
感受性向上
トラブルカレンダー
過去の災害・ヒヤリ、
異常運転等をカレンダー化して
日々のミーティングに活用(伝承と風化防止)
安全作業KYサイクル
終業時ミーティング
一日の振り返り
通勤交通KY
一人KYの実践
作業中の
指揮監督
作業指示KY
感受性向上
引 前 安全朝礼 健康KY
継直
適切作業指示
と
ぎ
の
作業開始前
ミーティング
毎日の
打ち合わせ
サイクル KYミーティングの実施
決めたこと実践
作業前点検、作業前kY
作業現場巡視 危険への対策
問いかけKY
指差し喚呼等
感受性向上
フラッシュKY
自分の危険に対する弱点を
つかみ、安全を自己管理に結びつける
感受性の向上を目的とする
ド
ラ
ム
缶
配
替
作
業
①各人に「フラッシュ・KY」記録用紙
②全員が作業内容のイラスト(写真)を1分間見る
③そのイラストを隠す
④見たイラストの中で、潜んでいる危険の箇所や
作業方法を各人で用紙に記入する。 (3分間)
記入方法の基準 : 〇〇が〇〇して〇〇なる
⑤正解項目と正解必須項目の両面から採点する
⑥点数が低い者はフォローアップ
感受性向上
安全人宣言
自己診断シートによる
弱点把握とそれに基づ
<安全人宣言>
①自己診断は、絶対値を
重視せず、診断点の高い/
低い項目を重視して自分の
特徴を把握して、レベルアッ
プを図る。
②最低3年間は同じチェッ
ク項目で診断し、自己のスパ
イラルアップを確認する.
感受性向上
安全専任者制度
1.経緯
①職場で安全について「うるさい人」がいなくなった。
②一人作業が多い中で自分の作業を見られる機会が減った。
2.目的
①現場に張り付いて毎日パトロールすることにより、作業者の
行動面を中心に問題点を洗出し、指摘・報告する。
3.効果
① 「外部の目」による新鮮な指摘とその場で注意される即効性。
② 行動を常に見られているという良い意味での緊張感。
③ 安全作業を誉められることによる励み。
安全専任者の役割
感受性向上
1.三現主義による評価・検証
・安全はライン管理が基本(縦串)、安全専任者はライン管理
の実施状況を検証・評価(外部の目をもった横串)
・三現主義で現場の実態を見る
・問題があれば作業者への指摘はもちろん、必要に応じて
ラインへも物申す
2.災害の芽(不安全行動、不安全状態)をつぶす
・安全基本行動の徹底(挨拶、服装をはじめとして)
・職場に適度な緊張感を与える(その場で注意、指摘、誉める)
3.各課間での情報の共有化、水平展開への支援
3.安全衛生教育
個人
教 育 項 目
新入社員入社時研修(1次研修)
入社時
安全衛生教育(2~5次研修、専門課程)
適時
新任職長教育
マネジメント基礎研修(法的責任等)
1/Y
1/Y
安全管理者選任時研修
職場
工場
○
○
全社
○
○
○
○
選任時
○
安全体感研修(火災爆発、挟まれ・高所等)
1/Y
○
KYリフレッシュ研修
3/Y
○
なぜなぜ分析演習
安全講演会、メンタルヘルス研修会
2/Y
2/Y
○
○
救急法講習会
5/Y
○
各種訓練(緊急処置、防災、通報)
1/M
動画による交通KYT研修
1/Y
MSDS教育等安全衛生教育
1/M
○
○
○
○
教育
安全体感教育 危険の疑似体験を行うこ
とで、一人ひとりの感受性を向上させる
①高所危険体感:安全帯ぶら下がり等
②回転体危険:回転体巻き込まれ等
③火災爆発体感
・火炎伝播
・静電気着火
・粉塵爆発
協力会社入構時体感教育
教育
管理監督者教育(法的責任)
≪安全措置義務≫
安衛法上の義務主体
事業者
代表者
(法 人)
33
≪安全配慮義務≫
安全管理面で
安 衛 法
民法上の義務主体
雇用主
代表者
(法 人)
刑事責任
権限委譲
権限委譲
可能な災害防止
民事責任
工場長、研究所長
部長、GM、課長、TL
監督者、作業指示者
現実の実行行為
労 働 者
安全遵守義務
上記に該当しない例
・労働者の故意・重大過失
・不可抗力 等
工場長、研究所長
部長、GM、課長、TL
監督者、作業指示者
現実の履行行為
労 働 者
SUMITOMO CHEMICAL
4.交通事故防止の取組(24時間安全人)
交通安全活動項目
個人
職場
工場
交通事故報告書、事故要因事故診断
○
○
交通安全行動宣言
○
○
入場車両のシートベルト着用立哨指導
○
交通安全職場表彰
○
交通ヒヤリハット活動
交通KYマップ
○
○
○
○
交通KY活動
○
○
ゴールド免許保有率調査
○
動画による交通KYT
交通安全講話(警察署交通課長)
○
交通安全誓約書
○
○
セーフティードライバーズちば
○
○
「贖いの日々」読み合わせ
○
○
○
○
○
○
交通安全
入場車両シートベルト着用立哨指導
交通安全講話
(2013.5.9 小川交通課長より)
贖いの日々(交通事犯受刑者
の手記)の読み合わせ
SUMITOMO CHEMICAL
動画による交通KYT(ホンダ)
危険感受性向上プログラム
交通安全
動画KYT講習
実施要件・・・動画KYT用パソコン+コントローラー+ボタンユニット
プロジェクター
参加人数・・・20名/1回
全員で動画を見ながら、
危険を感じたポイントでボタ
ンを押してもらい、
そのポイントを全員でディス
カッションし、人との違いを
認知するとともに
参加者全員の
危険感受性向上を図る。
動画KYT実施風景
SUMITOMO CHEMICAL
交通KYマップ
交通安全
安全ニュース
ご清聴ありがとうございました。 SUMITOMO
ご安全に CHEMICAL
!!