今回のテーマは、「カフェイン」です。 お答えします 作成:コーヒーオリゴ糖情報センター コーヒーに含まれる成分として代表的なカフェインは、覚醒作用と抗炎症作用があり、頭痛薬や風邪薬などの医薬品、栄養ドリンク などに含まれることもあります。摂り過ぎることによるデメリットが話題になりがちですが、量を適切に守って摂取すれば、からだに 良いことも多くあります。正しい摂取量を守り、健康的にカフェインを取り入れましょう。 食品に含まれるカフェイン量の目安 Q:どれくらい含まれているの? A:カフェインはコーヒーだけでなく、様々な食品に含まれています。 コーヒーに最も多く含まれていると思われがちですが、同量で 比較すると、玉露茶のほうがより多く含まれています。 コーヒーの木の種類によって含まれるカフェイン量は異なります。 現在世界で生産されてるコーヒーの多くはアラビカ種ですが、 ロブスタ種のほうがアラビカ種の約2倍のカフェインを 含んでいる(※)とされます。 ※全日本コーヒー協会発行 コーヒーとからだのおいしい話3 より Q:どんな効果があるのですか? レギュラーコーヒー 60mg/100ml インスタントコーヒー 57mg/100ml 玉露 160mg/100ml 煎茶 20mg/100ml 紅茶 30mg/100ml ウーロン茶 20mg/100ml ココア 8~10mg/100g チョコレート 0~180mg/100g エナジードリンク 14~180mg/本 参考:内閣府食品安全委員会 ファクトシート、平成26年度収集情報 東京都福祉保健局ホームページ 東京都食品安全FAQ 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」 A:眠気覚ましなどの作用が広く知られていますが、その他にも、集中力アップや運動能力向上や 疲労回復、糖尿病や肥満症予防、脂肪燃焼アップ、がん予防などさまざまな効果が 期待できるという研究結果が出ています。 すっきりと目覚めたいとき、集中して物事に取り組みたいとき、ダイエットをしたいときなど… カフェインを上手に利用することは、生活を豊かにすることにつながるのかもしれません。 Q:気をつけることはありますか? A:現在、食品中のカフェインについては一日摂取許容量(ADI)のような健康への悪影響がないと 推定される摂取量は設定されていません。 食品のリスク評価を行なっている内閣府食品安全委員会がまとめた海外のリスク管理機関などの 状況によると、健康な成人において悪影響のないカフェイン最大摂取量は400㎎/日で、 コーヒー(カップ1杯:150ml)に換算すると約4.4杯となります。妊婦では200~300mg/としています。 他の食品から摂取することも考えて、量には気をつけたいですね。 やってみます! 元々は薬として用いられたとされるコーヒー。おいしいカフェタイムが 健康づくりにも役立てられるとしたら嬉しいですね。 管理栄養士 マメ子の豆辞典
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