隕石探索隊の活動とは?

ご自由にお取り下さい
隕石探索隊の活動とは?
情報収集をして隕石落下地点を予測し探しに行く。その方法とは、まずは火球
(かきゅう)の情報を集める。火球(かきゅう、fireball)とは、一般にマイナス3~マ
イナス4等級よりも明るい流星の事で、火玉(ひだま)とも言われる。大気中で蒸発
したものも、隕石となって地表に落下したものも、一定以上の明るさで光れば、
どちらも火球と呼ばれる。分かり易く言うと、金星より明るい流れ星を見つける
という事です。隕石探索に時間を使える幸せな人はほとんどいないので、ここは
火球掲示板を参照する。火球掲示板とは日本火球ネットワークが作っている、火
球の目撃情報や写真、動画を投稿し、火球の情報を共有しているものです。ここ
を見てある程度の落下地点の予測をする。「2014年12月13日18時36分47秒、
静岡県上空の火球で山梨県南部町~静岡県富士宮市に小さな隕石が落下したと見
られる。」情報にはこのようなものもある。
この情報をもとに、数日中に、そのあたりを歩きま
わって探す。その後も、そのあたりを探しづづける。
砂漠でコインを探すようなものだが、それでも闇雲に
探すよりはまし。そんな感じで月日は過ぎて、現在に
至る。いまだかつて収穫はゼロ。私設隕石探索隊の活
動は続く。
(参照:ウィキペディア)
7月24日(日)
午後1時~午後3時
「天体望遠鏡操作講習会」
8月21日(日)
午後2時~午後3時30分
「ペットボトルロケットを作ろう」
9月18日(日)
午後2時~午後3時30分
「世界の宇宙開発の裏話」
上尾天文台のご案内
催し案内は表紙にもあります
天文台の主な設備
カセグレン式 40cm 反射望遠鏡
クーデ式 15cm 屈折望遠鏡
(車椅子対応)
12.8cm フローライト屈折望遠鏡
Hαフィルター付 屈折太陽望遠鏡
貸し出し用望遠鏡
上尾市・丸山公園の自然学習館にある市立天文台です。クーデ式15cm屈折望遠鏡は、車椅子に座ったまま天体
を観測できます。天文台には車いす対応のトイレも完備されています。
上尾駅西口より市内循環バス「ぐるっとくん」平方循環(平方丸山公園線)で自然学習館下車(本数が少なく最
終が早いので注意してください)。駐車場あり(午後9時閉鎖)。
1基
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3基
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6基
上尾市自然学習館
上尾天文台
2016年7月1日発行
No.62
催し案内
電話:048-780-1030 FAX: 048-726-7901
上尾市大字畔吉178
夜間天体観望会 毎週 土曜日 夜
太陽の観察・天文相談 毎週土・日曜日
19:30 ~ 21:30 (9~5月は19:00~21:00)
(雨曇天時は中止、当日17時の天候にて判定)
13:00 ~ 16:45
(太陽観測は日没で終了)
火星とアンタレスの話
今年の「中接近した火星」の赤い色を見れば血を連想し、ギリシャ人の戦を司
るオリンポス十二神の一柱アレースと名付けたことが納得できる。アレースは戦
闘時の狂乱を神格化したもので、恩恵をもたらす神というより荒ぶる神として畏
怖され、その性格も粗野で残忍であった。ローマ人も引き続き火星に軍神マール
スの名前を与えた。ローマでの軍神マールスは、勇敢に戦い領地を増やしたロー
ムルス王と重なり、勇敢な戦士、美しい青年のイメージとなり、火星の印象も良
くなった。
アンタレスは火星と大きく接近して見える場合があり、共に明るく赤い星であ
ることから、ギリシャ語で「火星(アレース)に対抗(アンチ)するもの」を意
味する名が付けられたものである。
火星は、地球との距離の変化でマイナス3等星になったり2等星になったり明るさ
が大きく変わる。アンタレスも変光範囲は小さいが変光星であり、0.9等から1.2
等と明るさが変化する。今年のように火星とアンタレスが接近するとき比較する
と、お互いの星が明るさと赤さを競い合っているように見え神秘的現象と思えて
も不思議ではない。ところが宇宙の中のアンタレスと火星は全く比較にならない
星である。
アンタレスは超巨大な星(赤色巨星)で半径が太陽
の約600倍あり、太陽から火星までの距離よりも大
きい、3500度で輝く恒星である。一方の火星は地
球の約半分の大きさで、太陽の光を受けて反射してい
るだけの宇宙の中では塵のような存在である。
「地球から星を見る」ことから、「宇宙の中の星を
見る」というように視点を変えると全く違う光景にな
る。宇宙の広大さ、起こっていることの巨大さに、人
間の争い、個人の悩みなど吹っ飛んでしまわないだろ
うか。今年の夏は星空を眺め、赤い火星とアンタレス
に思いを馳せてみよう。
(参照:ウィキペディア)
7月の前半は梅雨時期のため、星を
見るチャンスはあまりありませんが、
梅雨が明けると、
水星
水星は、地球から見ると太陽を中心として右(西)に行ったり左
(東)に行ったりします。右にいちばん離れた時を西方最大離角、
左にいちばん離れた時を東方最大離角と言います。
晴天が続き、星空を見るのには
絶好の季節となります。
まだ水星を見たことのない人はこの時季に見つけてみましょう。
夏の夜空でもっともわ
かりやすいのは、東の空
高く浮かぶ、3つの一等
星で形成される「夏の大
三角」でしょう。一番高
いところに輝くのが、こ
と座のα星ベガ。七夕の
「織姫星」として知られ
ています。
三角形の底辺部分にあるの
が、「彦星」の名で知られる
わし座のアルタイル。
もう一つがはくちょう座のデネブ。
3つとも一等星ですが、最も明るいのは
ベガで、0.0等級です
「夏の大三角」の中を流れる天の川も夏の夜
空の風物詩で、銀河系の星々が作り出す雲状の
帯ですが、残念ながら夜空の明るい上尾では見
ることができません。山岳地や夜空が暗い場所
で、地平線から煙のように立ち昇るのを観察し
てください。南の空に明るい真っ赤な星が見つ
かります、さそり座の一等星のアンタレスでサ
ソリの心臓と言われています。さそり座は、ア
ンタレスを含む大きなS字のカーブになってい
ます。さそり座の東に、天の川の中にある六つ
の星の並びがあります。北斗七星に似たひしゃ
く形で、いて座の「南斗六星」と呼ばれていま
す。いて座は銀河系の中心方向にあり、星雲や
星団が多くありますが、上尾天文台では観測条
件があまり良くありません。さそり座のまわり
にも、たくさんの星団が見つかります。アンタ
レスのすぐ横にある球状星団M4や、M6とM7
が並んでいるところなどは、条件が良ければ双
眼鏡でも観察できます。
8/17東方最大離角 9/29西方最大離角
金星
6/7に外合だった金星は、だんだん太陽から離れて宵の明星とし
て夕方の西の空に見えてきますが、まだ高度が低いです。
火星
5/31の最接近が過ぎてからはグングン離れて光度も暗くなって
いく火星ですが、8/25にはさそり座のアンタレスに最も近づき
その赤さを競い合います。
木星 9/26合
・M4
南斗6星
・M6
・M7
全天でいちばん明るく輝いていた木星も西に傾き、観望シーズン
も終わります。ぜひ7月中の観望会にお越しください。
土星
惑星は日没直後の南、西の空で火星、
土星、木星が同じ時間に観察することが
できます。火星は今年、中接近中で、5
月31日が、2年2か月ぶりの最接近とな
り、約7,500万kmまで近づきました。
今年の夏は、土星観測の絶好のシーズ
ンです。土星の環は、15年毎に一直線に
なって見えなくなったり、大きく開く姿
を繰り返しますが、今年、来年は環が最
も大きく開く年になります。木星はだい
ぶ西に傾きますが最大の惑星ですので縞
模様を楽しんでください。
夏休み中の宵の南の空で目を引くのは、
さそり座のアンタレスと火星、それに環
を開いた土星の3つの天体です。アンタ
レスと火星が、赤い色を競い合っている
様は、興味深い眺めです。8月の下旬、夕
方の西の空では、宵の明星の金星が、木
星と大接近する様が見られます。
惑星の中で一番人気のある土星も、そろそろ観望シーズン終了で
す。今年の土星は大きく傾き環が広く見えます。
ペルセウス座流星群
8/12
月は夜半に沈むので、夜半から夜明けまで観望の条件は良いです。
その他・暦など
7/7 小暑・七夕
8/7 立秋
9/7 白露
7/18 海の日
8/9 伝統的七夕
9/15 中秋の名月
7/22 大暑
8/11 山の日
9/22 秋分(秋分の日)
8/23処暑
お月見会のご案内
今年も十五夜のお月見会を行います。秋の夜長をお楽しみください。
日時: 9月15日(木)
場所: 自然学習館、上尾天文台
催し: 18:30~19:30 お月見コンサート
19:30~20:30 お月見会(天文台)