1.流通マーケティング関連分野 におけるトレンド 消費の個性化・多様化 ・大量生産大量販売 → 多品種少量販売 ・競争の激化 → 付加価値・特徴化 ・リードタイムの圧縮 → SPA(製造小売業 )方式等 ・ICT化の進展 → マーケティング手法の拡 大 2 2.本分野を理解するために必要な教育カテゴリー ・モノの流れ(生産者→問屋・商社→小売業) ・モノ(物)の移動や蓄積の方法 ・豊かな時代の消費者心理 ・ブランドの時代 ・売れる仕組み(マーケティング)と媒体 等を理解する。 BM学群流通マーケティングプログラムのカリキュムはこ れに対応しています(詳細は後日プログラム説明にて) 3 3.カリキュラムの特徴 (詳細は後日のプログラム 説明にて) 流通ビジネス → 流通入門、物流入門 国際ロジスッティクス等 マーケティングビジネス → マーケティ ング論Ⅰ・Ⅱ、ブランド論入門等 関連ビジネス → ファッションビジネス 商品と企画、顧客心理等 現実のビジネスに沿った科目 4 流通マーケティングプロ グラムが提供する専門科 目の中では、企業を分析、 比較検討する上で重要な 視点があります ・・・いくつか紹介 5 2.流通入門 生産者 卸売業者 1次卸 2次卸 小売業者 消費者 3次卸 流通段階 6 ブランド論入門 ブランドの発生 所有者の明示 NB(ナショナルブランド) → 大量生産大量販 売 PB(プライベートブランド) → 独自色、利益率 の向上 ラグジュアリーブランド → 王侯貴族のミ セビラカシ 7 の大衆 マーケティング論Ⅰ・Ⅱ ・市場調査 ・販売促進 ・広告 ・パブリシティ 2・8の原理 売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よっ て売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービ スを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービス を行う方が効率的である。 8 ファッションビジネス マッキントッ シュ ザラ ユニクロ マーチャンダイジングと小売の収支 9 顧客心理 「特定・不特定」「多数・少数」によって顧客の 心理は変化する。 10 流通・マーケティングの知識 ・技術はビジネスのコンパス 11 Q: 身近な「家電量販店」業界にお ける企業の将来性について 考えてみよう! どんな企業を知っていますか? 売上高トップ3*に入る企業は? *『会社四季報 業界地図2016年版』より引用 12 第3位 株式会社エディオン 中国・四国のデオデオ、東海地 盤のエイデンが02年統合。「 100満ボルト」以外は店舗ブラ ンドをエディオンに 13 第2位 株式会社ビックカメラ 池袋、有楽町、新宿など都市型 駅前店に強み。コジマを傘下に 収め、郊外にも勢力拡大 14 第1位 株式会社ヤマダ電機 家電量販業界のガリバー。郊外 型の「テックランド」に加え、 都市型駅前多層階の「LABI」も 展開。 15 3社の売上高の比較 18000 1兆6643億円 16000 14000 12000 10000 8298億円 8000 6912億円 6000 4000 2000 0 株式会社ヤマダ電機 株式会社ビックカメラ 『株式会社ヤマダ電機第38期有価証券報告書』『株式会社ビックカメラ第34期有 価証券報告書』『株式会社エディオン第14期有価証券報告書』のデータより作成 株式会社エディオン 16 3社の経常利益の比較 400 355億円 350 300 240億円 250 200 150 111億円 100 50 0 株式会社ヤマダ電機 株式会社ビックカメラ 『株式会社ヤマダ電機第38期有価証券報告書』『株式会社ビックカメラ第34期有 価証券報告書』『株式会社エディオン第14期有価証券報告書』のデータより作成 株式会社エディオン 17 安全性は? 3社の自己資本比率の比較 50.0% 45.0% 43.2% 39.5% 40.0% 35.0% 30.0% 25.7% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 株式会社ヤマダ電機 株式会社ビックカメラ 『株式会社ヤマダ電機第38期有価証券報告書』『株式会社ビックカメラ第34期有 価証券報告書』『株式会社エディオン第14期有価証券報告書』のデータより作成 株式会社エディオン 18 収益性は? 3社の売上高経常利益率の比較 3.0% 2.8% 2.5% 2.1% 2.0% 1.6% 1.5% 1.0% 0.5% 0.0% 株式会社ヤマダ電機 株式会社ビックカメラ 『株式会社ヤマダ電機第38期有価証券報告書』『株式会社ビックカメラ第34期有 価証券報告書』『株式会社エディオン第14期有価証券報告書』のデータより作成 株式会社エディオン 19 収益性は? 3社の自己資本利益率(ROE)の 比較 10.0% 9.1% 9.0% 8.0% 7.0% 6.0% 全業界の目安 優:15%以上、良:10%以上、 可:5% 小売業ROE平均 3.95% EDIVNET ROE:業界平均ランキング より引用 5.0% 4.0% 3.3% 3.0% 2.0% 1.8% 1.0% 0.0% 株式会社ヤマダ電機 株式会社ビックカメラ 『株式会社ヤマダ電機第38期有価証券報告書』『株式会社ビックカメラ第34期有 価証券報告書』『株式会社エディオン第14期有価証券報告書』のデータより作成 株式会社エディオン 20 ヤマダ電機の自己資本利益率(ROE)の 推移 16.0% 15% 全業界の目安 優:15%以上、良:10%以上、可:5% 小売業ROE平均:3.95% 14.0% 12.0% 11% 10.0% EDIVNET ROE:業界平均ランキングより 引用 8.0% 6.0% 3.9% 4.0% 3.3% 1.8% 2.0% 0.0% 2010年度 2011年度 2012年度 『株式会社ヤマダ電機第38期有価証券報告書』のデータより作成 2013年度 2014年度 21 <なぜこうなった?> 家電エコポイントのあった2010年度をピークに 各 社 の 売 上 高 は 停 滞 。 2014年4月の消費増税で家電量販店は減収 。 中長期的には人口減少・市場は先細り。 アマゾンはじめ、ネット通販勢が市場を侵食。 『株式会社ヤマダ電機第38期有価証券報告書』、『会社四季報 業界地図2016年版』、日経 流通新聞2015年5月29日の記事を参考に作成 22 <今後どうしたらよいか?> ヤマダ電機:住宅メーカー「エス・バイ・エル」を買収し て 住 宅 事 業 に 参 入 ビックカメラ:訪日観光客の取込み強化 エディオン:住宅設備最大手「LIXIL」とリフォーム分野 で 提 携 各社とも≪第2の収益柱の育成など≫にも着手! ヤマダ電機の有価証券報告書には・・・ 家電量販業界のリーディングカンパニーとして、「量か ら質への転換」を掲げ、6つの構造改革を推進する。 これらをもとに、ヤマダ電機の将来性をどう読むか? 『株式会社ヤマダ電機第38期有価証券報告書』、『会社四季報 業界地図2016年版』、日経 流通新聞2015年5月29日の記事を参考に作成 23
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