PowerPoint - Ja Sakai コミュニティ

Ja Sakai
Unconference 2012
翻訳に使う
用語集の現状と課題
2012年 8月 1日
情報メディア教育研究センター
常盤 祐司
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目次
標準化におけるVocabularyの位置づけ
翻訳関連データの標準化
公開されている用語集
課題
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e-Learning標準化
出典:仲林清,“教育技術標準化の国際動向と SC36の 活動”,
http://www.itscj.ipsj.or.jp/session/zentai63/sc36/nakabayashi01.pdf
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JTC1/SC36 Subcommittees/Working Groups
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JTC 1/SC 36/AG 1
Business planning and communications
JTC 1/SC 36/WG 1
Vocabulary
JTC 1/SC 36/WG 2
Collaborative technology
JTC 1/SC 36/WG 3
Learner information
JTC 1/SC 36/WG 4
Management and delivery of learning,
education and training
JTC 1/SC 36/WG 5
Quality assurance and descriptive
frameworks
JTC 1/SC 36/WG 6
Supportive technology and specification
integration
JTC 1/SC 36/WG 7
ITLET - Culture, language and individual
needs
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翻訳関連データの標準化
• Translation Memory eXchange(TMX):翻訳メモリ
• Segmentation Rules eXchange(SRX):セグメン
テーション規則
• Term-Base eXchange(TBX):用語データ
• XML Text Memory(xml:tm)
• Global Information Management Metrics eXchangeVolume(GMX-V)
• Term-Link
参照
グローバルな情報展開と翻訳関連データの標準化,日本ユニテック(オンライン),
入手先 <http://www.utj.co.jp/x-plus/xml-case%5C31-tokushu-2.html>(参照 2012-7-30)
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辞書およびVocabulary ~ IT全般
• マイクロソフト用語辞典(1)
• 情報処理学会(2)
• IBM 情報処理用語英和対訳集 (2008年12月26日 終了)
1.
2.
5
Microsoftランゲージポータル,Microsoft (オンライン),
入手先 < http://www.microsoft.com/Language/ja-jp/Terminology.aspx>(参照 2012-7-30)
ISデジタル辞典 – 重要用語の基礎知識,情報処理学会 (オンライン),
入手先 < http://ipsj-is.jp/isdic /item-index/ >(参照 2012-7-30)
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辞書およびVocabulary
~ 教育および大学ドメイン
• ISO2382-36(1)
• 大学用語集(2)
1.
2.
6
ISO/IEC 2382-36, Webstore (オンライン),
<http://webstore.iec.ch/preview/info_isoiec2382-36%7Bed1.0%7Db.pdf>(参照 2012-7-30)
大学行政管理学会 学事研究会 編,-職員による職員のための- 大学用語集,学校経理研究会,2010,東京
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事例
 科目
科目:特殊講義
授業:特殊講義(実務刑事法)・○○先生担当・水曜日1時限・○○教室
授業形態:講義
科目:英語A
授業:英語A・○○先生担当・水曜日1時限・○○教室
授業形態:クラス授業
 学生の所属
所属:第一部
学部:法学
学科:法律学科
コース:SSIコース
学年:1年
クラス:A組
学生証番号:10A9999
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課題 ~ 科目,講義,授業,学期,コマ
 科目
文部科学省に届け出ている大学で設置している講義・演習等の総称.具体的には学則別表に学部ごとに掲載されているもの.
1つの科目で複数の授業開講がある場合あり(複数の教員が複数のクラスを行う,「特殊講義(○○)」「特殊講義
(△△)」のように名称に副称をつけて複数授業を行うなど).
 講義
科目を構成する形態の1つ.演習,実験実習,実技以外の,主に講演形式で授業が行われる形態もの.あくまでも授業の形
態を表現する時に使うので,実際に開講されているコマをさす際には「講義」は使わず「授業」を使っている.
 コース
法政大学の教務システムでは,学部,学科の下にある所属分類.法学部法律学科SSIコースなど.
 授業
科目を実際に実施する際の呼称.実際の開講コマをさすときは「授業」を使う.
 クラス
法政大学の教務システムでは,学部,学科,コースの下にある所属分類.組と同意語.ただし,語学・体育など少人数で行
われる授業の形態をさしたり,実際のコマをさす際にも使われ.慣例的に教室を指すことなどもある.
 学期
学期に関しては,学則上は前期・後期で授業を実施するとなっているが,実際には,前期,後期のほかに,通年,集中,前
期前半・前期後半・後期前半・後期後半などの期間で授業が行われている.
 コマ
コマは1週間あたりの授業回数を念頭に置いた呼び方.1週間の時間割の中での1時限分を1コマと表現している.
実際の授業回数を言うときは○○回を使う.
「半期授業は15コマ,通年授業は30コマとなる」と言い方は間違いではなく意味も伝わるが,半期授業は1コマ15回,通
年授業は1コマ30回という方が正しい.
「コマ」は元々,給与計算の際に1週間で何時限分授業を担当しているかを見る際に使われている.
私見だが,1週間の時間割表のマス目を漫画や映画の1コマに見立てて使っているものと思われる.
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まとめ
 複数の大学で共同作業を実施するには用語の統一が
必要となる.
 大学用語および教育用途OSSの翻訳に特化した英和
辞書はないと思われる.
 教育用途OSSの翻訳に利用する用語データおよび翻
訳メモリの開発および公開が必要である.
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