非軸対称揺らぎを入れた 星間分子雲の成長過程 町田正博(北大/天文台)、富阪幸治(天文台)、松本倫明(法政大) 研究目的 ・星間分子雲から連星形成に至るまでの過程の解明 ・初期の磁場、回転の強さ、揺らぎの大きさによる非軸対称性の成長 ・分裂が起こり、連星が形成される条件 (断熱コアの形状、磁場による角運動量輸送 等) ・分裂片または、軸、リング状になった断熱コアからのアウトフローの形状 初期条件 ・円柱状に平衡状態にある星間分子雲(回転、磁場) ・回転と磁気圧によってほぼ釣り合いを保っている ・磁場の強さ(α)、回転の強さ(ω)、m=2の揺らぎの大きさ(Am2)をパラメータ 計算手法 ・3次元 Nested Gird MHD シミュレーション まとめ ★分裂がおこるのは ①②③の条件が満たされたとき ①初期に回転が強い場合 → 磁場による角運動量輸送により弱い角運動量では中心に小さなコアを形成 ②初期の磁場が磁気圧の1/100~1/10 → 弱い場合は、角運動量が効率的に輸送されず平衡状態に → 強い場合は、角運動量が減少しすぎて、中心に小さく重いコアに ③微小なm=2の揺らぎ(等温段階での成長が少ない) →初期のm=2揺らぎが大きい場合(密度の20%)バーを形成し、分裂し合体 ★分裂のパターン ①ring 分裂 ②disk 分裂 ③bar 分裂 ω=0.1 case → bar→ ←disk~bar ★アウトフローの形状 ポスターで! ring~disk → ring →
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