篠岡小・中学校間の 連携について 篠岡小学校・篠岡中学校 平成19年度より 「きめ細やかな学習指導や教育の情報 化の 支援等のため事務部門の強化対応 を行う学校への加配」を受ける ※いわゆる「情報化加配」 加配についての経緯 ~全国や愛知県内の動向~ 平成10年度 中央教育審議会(中教審) 答申 「今後の地方教育行政の在り方につい て」 (平成10年9月) 学校の規模や実態に応じて、学校事務を効率 的に執行する観点から、特定の学校に複数の 事務職員を集中的に配置して複数校を兼務さ せることや学校の事務を共同実施するセ ンター的組織を設置すること等により、学校 事務・業務の共同実施を推進するための方策 を検討すること。 平成13~17年度 第7次公立義務教育諸学校教職員定数改善計画 学校運営の円滑化 事務職員定数 きめ細やかな学習指導や教育の情報化の支援等 のため事務部門の強化対応を行う学校への加配 全国的に共同実施の取り組みが始まる 共同実施とは… 個々の学校の事務を 複数の学校で担当するシステム ~事務職員は原則1校1人配置~ 学校の裁量権拡大等による事務量の増大 チェック機能が働きにくい 研修体制の不備 これらの問題を解決 共同実施の形態 グループ方式 中学校区単位等でグループを作り、グループ 内の事務職員が共同で事務処理を行う センター方式 市内全校の事務を統括する「事務支援室」等 をつくり、複数の事務職員を配置する 愛知県内では… 加配後も共同実施の研究は進まず 実は… 共同実施研究の先進地区は 事務職員の全校配置がされていな い 事務の効率化+加配 でかなりおいしい 愛知県は事務職員の全校配置が完全実施 うまみが少ない 愛日管内の取り組み (H.14 ~) 長久手町… 事務部門の強化、ホームページ更新(学 予算執行状況の明示、職場内研修 校) 尾張旭市… 事務部門の強化・効率化・集中化 (教科書事務・補助金事務・物品の一括購 入) 文書管理のシステム化、財務システムの整 備 情報の提供、文書の集中管理 メールを活用した職場内研修の充実 備品購入の一括処理、財務資料の作成 地域イントラの利用 ホームページ利用(学校) 瀬戸市… 春日井市… ホームページ利用(学校・事務職員会) メールの活用、備品管理システム 教員の事務負担軽減(児童名簿・学籍) 文書管理のシステム化 共 同 情実 報施 化よ がり メも イ ン その後… 中教審 平成16年度 「学校の組織運営の在り方について (作業部会のまとめ)」 平成17年度 「新しい時代の義務教育を創造する(答申)」 平成18年度 「今後の教員給与の在り方について(答申)」 共同実施の検討について提言 愛知県も平成20年度から… 「事務の共同実施の体制整備促 進に伴う加配」開始 ※いわゆる「情報化加配」は新規募集な し 名古屋市 平成20年度 学校間連携開始 (1中学校区のブロック×1 0) 平成21年度 学校間連携を拡大 (2中学校区のブロック×2 4) 平成22年度からは市内全校へ 篠岡小・中での実践 篠岡小学校・篠岡中学校の連携 目指すイメージ 「小さな共同実施」 ・1小1中 ・小規模校 研究指定 ・隣同士 ・小中連携教育の → 学校連携の研究に取り掛かりやすい環境 利点 ・小回りが利 く ・合意形成が容易 具体的な計画 学校集金の一括処理 備品の集中管理 小牧市事務職員会サイトの管理 Sナビ(学校案内)の発行 初任者研修 ← 追加 学校集金の一括処理 ・小学校入学時に登録したデータを 中学校卒業時まで利用し集金事務を行う → 事務の効率化 ・小学校と中学校の回数・集金日を統一す る (4月~1月までの10回 原則26 → 保護者への配慮 日) 執行計画を立てやすい ・例月の集金事務は中学校が一括して行う →事務の効率化・強化 年間に必要な 金額を10回 に分けて納入 小学校では外国人の対応や、 施設関係の仕事に携わる 集金の一括処理による副次的効果 集金事務を統一すること で 兄弟関係の把握が容易に ・未納者の対応や就学援助事務 (援助費の充当や申請) 能に での連携も可 備品の集中管理 ・現在、特に取り組みを進めてはいな い (備品システムを利 用) → 備品の貸し借りは盛 ん 事務職員会サイトの更新 ・主に予定表等をこまめに更新 → ほぼ自分の備忘録 ※長久手町・尾張旭市の事務職員もよく利用している ・学校事務ガイドも変更点があればその都度更新 Sナビ(学校案内)の発行 ・20年度 原稿を作成 ・21年度 原稿に加除訂正を加え 発行 研修を兼ねて 初任者に やってもらいました 在校生に配布 入学説明会の資料として活用 現在、篠岡中のサイトで公開 中 初任者研修 ・20年度から 2年続けて初任者が配属 →1年では学校事務の大半について触れる程度 ・県の手引では3カ月で110時間の職場内研修を実 施→研修が体系化されていない現状ではムリ 連携を活用し、初任者にとっ て よりよい研修を 共同実施・学校間連携について ・篠岡小・中の加配も最大あと2年で終了 →そろそろ全市的な連携・共同実 施について考えるべきでは? ※篠岡小・中の特殊 性 →連携するまでの手間が少ない点 やっていることは他の学校でもできることばか り 定数削減? 共同実施=定数削減の方便 しか し 根強い 考え方 定数削減は行革推進の一環 一切の聖域を設けずアウトソーシン グ等で公務員を純減 研究の有無・内容には関係な し 職の確立 学校事務 定型事務だけなら外部への委託も可 これらは共同実施・学校間連携に よって真っ先に効率化される仕事 効率化で生まれた時間で 学校経営に深くかかわる 職の確立に つながる これから これまでの共同実 →アナログ 施一ヶ所に集まることが前提 →効率化できるのでは? 小牧市の特徴(充実したICT環境 等)を生かした新しい形の共同 実施・学校間連携を !
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